TOEIC の対策のために勉強し、スコアアップを狙うには、時間をかけたくありません。
スコアアップに効果的な方法を模索し続ける必要があると思います。
今回は、とある本から TOEIC のスコアアップのヒントになる一節をご紹介しましょう。
書棚の整理をしていたときに、この本が見つかり、しばらく読みふけっていました。
ビジネスマンに有名なドラッカー著の一冊です。
ぼくが初めて読んだドラッカーの本だと記憶しています。
付箋の付いているところを中心に読んでいたのですが、
次の一節が TOEIC のスコアアップのヒントになると思いました。
知識労働の生産性の向上を図る場合にまず問うべきは、「何が目的か。何を実現しようとしているか。なぜそれを行うか」である。手っ取り早く、しかも、おそらく最も効果的に知識労働の生産性を向上させる方法は、仕事を定義し直すことである。特に、行う必要のない仕事をやめることである。
(『プロフェッショナルの条件』P・F・ドラッカー著/上田惇生編訳 P.55)
皆さんはこの一節から何を受け取ったでしょうか。
字面通りに受け取ると、仕事の仕方についての話なのですが、
仕事を「勉強」に置き換えて考えてみてください。
・目的を明確にする
「目的を明確にする」という言葉は耳にタコができるほど聞いたフレーズでしょう。
目的と聞くと、目標スコアを想像するかもしれません。
しかし、ぼくが思うに、それだけでは足りない。
ドラッカーの言葉をもう一度見てみてください。
「何が目的か。何を実現しようとしているか。なぜそれを行うか」
単なる目的だけではダメなのです。
もっと突っ込んで考えていく必要がある。
*目標スコア
*取得時期
*そもそも取得したい理由
ここまで目的をはっきりとさせることによって、
TOEIC との向き合い方もはっきりさせることができると考えています。
TOEIC に対する生産性が向上していくと言い換えることができるのではないでしょうか。
皆さんは上記の3点についてすらすらと答えることができるでしょうか?
もし答えられないのであれば、スクロールするのを一旦止めて、考えてみるといいと思います。
・行う必要のない勉強をやめる
ぼくが今回強調したいのはこちらの内容です。
取り上げた一節の後半部分が引っかかりました。
手っ取り早く、しかも、おそらく最も効果的に知識労働の生産性を向上させる方法は、仕事を定義し直すことである。特に、行う必要のない仕事をやめることである。
定義し直すというのは、前に行った目的を明確にすることです。
これをすることによって、自分の TOEIC の向き合い方が定義されるわけです。
さらに、そうしたことによって、自分にとって必要のない勉強が明確になります。
ぼくは日々、自分の目的を考えながら、自分の学習内容を修正しています。
TOEIC について考え直した後、効果が出ないと判断し、TOEIC の勉強を一部やめました。
やる必要のある勉強は人から強制されるのではなく、自分で見つけるものだと思います。
人からもらうのはあくまで勉強をし始めるヒントではないでしょうか。
いやはや、英語学習関連の本だけ見ていると、どうしても視野が狭くなると感じた次第です。
これからは記事の中で、ビジネス書など、他のジャンルの一節も積極的にご紹介していきますね。