前の記事で「TOEICから卒業して…」という話をしました。
と言いながらも、TOEICとまったく無関係になるというわけではなく、
学習する素材がTOEIC以外のものにシフトしていくという形をイメージしています。
そんな中、今回はTOEIC以外の素材となる本をご紹介。
年末にスラスラと読んでみました。
■『スラスラ英文多読教室』(安河内哲也、ミッキー・エイコーン著/研究社)
内容は、安河内先生ご自身でご紹介されている動画を見るのが一番早いかもしれません。
YouTubeで3分程度。
「心ゆさぶる11の物語」というサブタイトルがついているように、11個の物語から構成されている一冊です。
動画でも先生がおっしゃっていますが、笑いあり、感動あり、「へー」と思うものもあり、バラエティに富んでいます。
実際に読んでみて、「こうきたか」と思うストーリーばかりで、楽しみながら読み終えることができましたね。
他にも特長はあります。「はじめに」の部分から抜粋してみます。
- 語彙レベルを徹底コントロール!
- 語句の意味を推測後に確認できる!
- 語句の意味は繰り返し掲載!
語彙が「英検準2級(センター試験基礎レベル)」におさまるように書かれているのは一番の長所でしょう。
これに加えて、少しでも難しいレベルの語句は意味が文章の下に掲載されているため、ストレスなく読むことができます。
多読をしたいと思っても、知らない語句が読解スピードを落とすことはよくありますよね。
そこの負担を取り除いてくれる工夫がなされているのは嬉しいところです。
- ページをめくる快感を体験せよ!
これは1ページあたりに含まれている行数が少ないことに起因しています。
1ページの英文量が少ないということは、次のページに写るまでのスピードが短くなりますよね。
このあたりも素晴らしい配慮だなあと驚かされました。
- イラストで英文の内容が頭に浮かぶ!
多読と言えば、ペーパーバックが思い浮かびますが、
文字ばかりで面白みがなく、読むのに苦労した方も多いでしょう。
その点、この本は各ストーリーにイラストが入っており、
視覚的に楽しむことができ、内容がすっと頭に入ってきます。
また、自分が思い描くイメージと一致しているかの確認にもなりますね。
- 朗読音声を無料ダウンロード!
- 「英文法ミニ・レッスン」で重要な文法・語法を確認!
- ミニテスト(Questions)で理解度を確認!
その他、素材を使い倒すための音声や理解度を高めるための文法講義、
理解度を確認するためのクイズもついています。
多読をしたいという方はここを使わなければいいだけの話です。
簡単な英文から多読に挑戦したい方にはオススメの一冊です!
ちなみに、以前ぼくが読んだ『ミラクルアイドルメグ』も多読にはオススメです。