試験を超えた力を『キムタツ式 灘校生が実践しているTOEICテスト900点を当たり前のように取るためのパワフルメソッド』

キムタツ式パワフルメソッド

 

 

タイトルが長いいいいい一冊。
最近、指導する機会が増えてきたからこそ、他の先生方の学習法を研究しています。

そんな中で手にとった一冊をご紹介。
TOEIC学習者やブロガーの間で話題になった記憶がないのですが…。

 

 

 

 

 

■キムタツ式 灘校生が実践しているTOEICテスト900点を当たり前のように取るためのパワフルメソッド

(木村達哉著/角川書店)

 

 

ぼくが大学受験のときに「ユメタン」シリーズ(アルク)ですでに有名だった、
キムタツこと木村達哉先生が灘校生に指導している方法を紹介しています。

目次は以下の通りです。

 

  • 第一章 英単語の学習法
  • 第二章 英文法の学習法
  • 第三章 リスニングのトレーニング法
  • 第四章 スピーキングのトレーニング法
  • 第五章 リーディングのトレーニング法

 

目次だけ見るといたって普通なのですが、サブタイトルにもあるとおり、
「使える英語」を身につけるという視点で学習法がまとめられています。
TOEICの学習法だと思って読むと、がっかりする可能性がありますね。
正直、TOEICの試験に関する情報はほとんどありませんから。

 

ただ、TOEIC対策をしていないにもかかわらず、
900点台をたたき出す灘校生がいるわけですから、参考にしない手はありません。

TOEICに限った話でないならば参考にならないと言って読まなくてもよいかもしれませんが、
ぼくはあえてオススメしたいですね。今後の英語学習全体に活きる内容となるはずです。
それぞれの分野に対して、事細かにやり方が書かれていますから、
別の試験や異なる方向での学習を始める際の指針となることでしょう。

TOEICのLRで大切となるリスニングとリーディングだけではなく、
スピーキング(アウトプット)の話までしてくれるのはありがたいです。

 

突飛なことは書かれていません。
もし英語を使えるようになりたいという気持ちがあるならば、読んで損はありません。
学問に王道なし、と改めて伝えてくれた一冊です。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

Leave a Reply

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください