ぼくの英語学習に大きな影響を与えた先生の一人である、代々木ゼミナールの富田一彦先生。
先生が次のようなつぶやきをされていました。
大宮だん。はじめて仕込みをしない春期講習だった。仕込みは一学期にまとめてやる。予備校の状況はともかく、英語の教育を何とかしなければという思いは日々強くなるばかりだ。世間に流布した「文法」に関する誤解を解かないと、本当に取り返しのつかないことになりかねない。衆知を集めよう。
— 富田一彦 (@TOMITA_yozemi) 2014, 3月 23
大学受験生のときも感じていましたが、相変わらず重みのある内容をおっしゃられています…。
確かに「英語教育を何とかしたい」という思いや発言はどんどんと増えてきました。
ですが、それを具体的に行動に落とし込めているかというと疑問です。
先生のお考えになる答えの一つが、
「文法に関する誤解を解く」
ということです。
その誤解とは何なのか、疑問をぶつけてみたところ、次のような答えが返ってきました。
@porpor35 そういうことではなく、人々が文法だと思っている無秩序な知識の羅列は、文法でもなんでもない、ということだよ。
— 富田一彦 (@TOMITA_yozemi) 2014, 3月 23
もし英文法に対して「無秩序」な感じを抱いているのであれば、その感覚を取り去らなくてはなりません。
この感覚を抱いてしまうのは学習者の責任ではなく、指導者側の責任だと感じています。
指導する機会が増えてきたこともあり、背筋の伸びる思いがしました。
と同時に、文法に対して嫌悪感を抱いている方に、何か手助けができないかと思っています。
昨年、英文法をイチから説明するセミナーを開催しましたが、
今年もどこかのタイミングで開催を検討しています。
細かなルールを伝えるのではなく、全体像の見える「秩序」のある英文法を伝える場を伝えたいと強く感じました。