先日、第190回のTOEIC公開テストだったわけですが、
記憶が定かではないのですが、知らない単語に出会った気がします。
また、知らないとまでは言わないまでも、見たことはあるけれど…あれ?というレベルも。
本番中にこういった語句に出会うと「ブログネタだ」だなんて思ってしまうのが悪い癖なのですが、
と同時に、「悔しい」という気持ちも生じます。「まだまだだなあ」という感じでしょうか。
ただ、これらとはまた別の気持ち、というか考えも浮かびました。
「本番に出てくる単語をすべて知らないと問題を解けないというわけではない」
TOEIC対策の学習をしていく上で、単語の習得は避けて通れません。
各Partに頻出の語句がありますし、Part 5の語彙問題のことを考えるとキリがありません。
そのため、語彙の習得率?はスコアが上がれば上がるほど失速していくと思います。
もちろん、TOEICという範囲内ですので、他の試験対策や素材に触れている方は別です。
そして、そこで習得した語彙が本番で出る可能性は高いとは決して言えません。
もともと何が出るかわからないところに、数打ちゃ当たる…形で取り組んでいるわけですから。
ですから、ぼく個人の意見としては、スコアが高くなればなるほど、
語彙ばかり取り組んでいても「?」というスタンスを持っています。
語彙はあるに越したことはないのは確かなのですが、それよりも大事にしていることがあります。
知ってるものを確実に
正直、中途半端に知っている語彙ほど怖いものはありません。
確信が持てない分、迷いを多く生じさせますからね。
ぼくの言う「知っている」とは、単に意味だけではありません。
例えば、ensureとassure。
ハイスコアをお持ちの方々の中でも明確に使い分けられない方がいるかもしれません。
両方とも「〜を確約する」というような意味で覚えてしまっては、
いざというときに使い分けることができません。
「どのような使われ方をするのか」まで知っておく必要がありますね。
TOEICという試験の範囲内であれば、むやみやたらに語彙を増やすよりも、
頻出の語彙について、意味も使われ方も正確に知っておく必要があると感じています。