先日、「基礎の建設工事中」という記事を書きました。
- 英語力を伸ばすにあたり「基礎」が大切
- 楽ではない
- 入念にやる
- 時間がかかる
- あとで「基礎」を作ろうとすると、なお時間がかかる
のようなことを書いています。
そこで、基礎を作る方法はさまざまあると思うのですが、
TOEICを素材に行う場合を考えてみました。
使う素材(Part)としては、
- Part 1
- Part 5
でしょう。
Part 1 は英文が単純ですし、語彙も難しいものはさほどありません。
(まれに見慣れない単語が出てきますが、それは除きます。)
ですから、「音の聞き取り」のベースを作るにはうってつけのPartと感じています。
単語間の音のつながり(リエゾン)やイントネーション、リズムなど
何度も聞き込み、場合によっては音真似を行うことによって、
「音の聞き取り」のベースが強化されていくと思います。
1つの問題に対して4つの選択肢がありますから、
1問をじっくりやっても、かなりの分量になりますよ。
そして、リーディングセクションのほうは Part 5。
問題を解くことによって、文法や語彙の知識を確認することができますが、
そこで終わらせずに、一文を素材として学びの対象にしましょう。
文法のルール通りに読むことができているかどうか。
語彙(意味・使い方)は知っているかどうか。
語彙と語彙の組み合わせは知っているかどうか。
学びのポイントは作ろうと思えば、自分で作ることができます。
さまざまな角度から、一つの英文を眺めてみてください。
どちらの Part も一文としては短いため、短い空き時間でも取り組みやすいでしょう。
「なんか今日はやる気が…」という日は、ぜひこれらの Part から初めてみてくださいね。