『読解特急5 ダブルパッセージ編』を TOEIC 前に使用することを心がけています。
タイトルには大特訓と書きましたが、TOEIC 前は恒例行事です。
1日4セットが課題です。
といっても、問題は解きません。「文章を読む」だけです。
ただ、ここには狙いがあり、ぼくの英語力向上に役立っていると感じています。
一体、どういう観点でしょうか??
・記憶の保持
2つの文章を読み進めるにあたり、なんとなく読むだけでは意味がありません。
常に次のことを意識して読むようにしています。
「2つを読み終えるまではすべてを頭に叩き込む」
これだけ?と言われれば、それまでですが、これだけです。
HUMMERさんも『全力特急 絶対ハイスコア』の中で、
次のようにおっしゃっていました。
「このセットの問題を解き終えるまでは、内容をすべて頭の中に叩き込んでおく」
書かれていた内容を忘れてしまっていては、
Part 7 を解答するときに困ってしまいます。
文章と設問を行き来する回数が増えてしまいますからね。
英語での記憶力を高める練習になっているわけです。
・記憶の整理
これは上の「記憶の保持」にも大きく関係しています。
2つの文章を読んでいると、さまざまな情報が出てきます。
会社。
場所。
時間。
挙げていってはキリがありません。
それらの情報を的確に整理していく力が Part 7 では求められますね。
特に、ダブルパッセージのほうは、それらを紐づける力が試されます。
その点で、2つの文章を読みながら、
「関連しているところはどこだろう?」
と意識して読むことで、記憶に残りやすくなるわけです。
記憶の整理ができていれば、保持がしやすくなりますよね。
情報がどっと流れてきますから、整理するのは簡単ではありませんが、
この本でかなり鍛えられたと思っています。
・スピード感
実はこれも最初の「記憶の保持」に関係しています。
ある程度のスピードで読まなくては、読んだそばから忘れていきます。
本当かと思われるかもしれませんが、
あまりにゆっくり読むと、思うよりも「あれ?」となりますよ。
ですから、速読を意識して情報をすくっていきます。
ゆっくりしているとマズイとわかっているため、
テンポをできる限り上げて読むよう心がけています。
2つの文章を2〜3分、というところでしょうか。
毎度、TOEIC の前に欠かさない行事ですので、
本番では「量が多くて嫌」ということにはなりません。
みなさんもこの本で分量に対する抵抗感をつけてみてはいかがでしょうか??