「990点の壁」の正体

TOEIC の勉強法の本はあまり購入しないのですが、ぼくがお気に入りの一冊がこれです。

TOEIC_7つの壁

 

TOEIC テスト 300点から990点へ、「7つの壁」を突破するブレイクスルー英語勉強法
(清涼院流水著/講談社)

おそらくみなさんチェック済でご紹介するまでもないでしょう。

 

先日、990点という数字について記事を書きましたが、
ふとこの本の存在を思い出して、読み返していました。
すると、次のような記述があります。

 

TOEIC 満点達成に必要な最後のピースは、知識でもテクニックでもなく、そのように明確に言語化できない「自然な英語勘」という、まさにスピリチュアルな領域の感覚であることを、ぼくは今では理解しています。

 

990点取得のためには「自然な英語勘」が必要だという部分に強く共感しました。
巷の対策本では中心に扱っていないところが問われ、
それを正解するのは「自然な英語勘」が必須でしょう。

 

スピリチュアルと言われると、手に入れにくいもののように聞こえます。
しかし、(本書ではある方法が提示されていますが)
勘という名の感覚は、必ず手に入れられると思います。

 

ぼくの中で、まだこれと言った正解のようなものにはたどりついていません。
(結果がそれを物語っています……。)
しかし、おそらく流水さんと共通しているところは、
「英語の素材を丸ごと飲み込んでやろう」
という気概なのかな、と勝手に思っています。

 

Part 3, 4 のスクリプトだろうが、Part 5 の問題文だろうが、
隅から隅まで自分のものにしてやる、という気持ち。

 

そうすることで、深層心理に英語が刷り込まれていき
英語勘がいざという時に働くのではないでしょうか。

 

流水さんと「990点の壁」についてお話したことはありませんが、
もし次にお会いすることがあれば、じっくりお伺いしてみたいネタです。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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