先日の第212回の TOEIC 公開テストのときのこと。
公開テストではよくある出来事に遭遇したので、そのときのことをひとつ。
ぼくは Part 7 のとある文章で次の単語に出くわしました。
levied
周辺の単語は覚えていないのですが、目に焼きついたのがこの単語です。
なぜこの単語が印象に残っているかというと、理由は単純です。
見たことない
知らない
TOEIC の学習は早10年になりまして、知らない単語に出くわすことは少ないです。
やはり「少ない」というのが正直なところで、1〜数語は知らないものが出てくるものです。
知らない単語があることは厄介なことです。とてもストレスですよね。
そんな折、とある一文が目に留まりました。
『新TOEIC TEST 中村澄子の千本ノック! 即効レッスン-1』に次のような記述があります。
(P.159 より一部引用)
TOEIC で初めて出題されるビジネス語彙は、それ以前に発行された単語本には掲載されていないことが多いため、日ごろから仕事関連のレポートなどを読んでいる人が有利です。
特に注目したいのが「それ以前に発行された単語本には掲載されていないことが多い」です。
どれだけ優れた単語本であっても、今までの問題集やテストを参考にしているため、
テスト作成団体の ETS が「これを出してみよう」と仕掛けてきたら、
今回のぼくのような事態が起こりうるわけです。
じゃあ、この事態を回避するためにはどうすればいいのか。
単語本をいくらやってもキリがないわけです。
本番で考えられる行動は次の2つでしょう。
1.単語を文脈や語形から推測をするか。
2.無視をするか。
ぼくが今回の levy に出会ったときにした行動は「1.」です。
最後に意味は記しますが、結果的に「当たり」ました。
もし推測が難しい場合は、気にせず突き進むしかありませんよね。
いくら考えても、意味が思い出せることはないのですから。
踏ん切りをつけて、潔く目を動かしていきましょう。
単語学習というもの自体にもキリがありませんよね。
本番のときと同様、踏ん切りをつけて、
「どこまでを覚えるか」をどこかで線引きをしたいものです。
ちなみに、今回の記事で話題にした levy は次のような使い方をします。
impose に近い形で「〜を課す」という意味です。
levy a tax on tobacco「タバコに税を課す」
もしかしたら、また TOEIC で出るかもしれませんから、覚えておきましょう。