ハートで感じる英語塾!第9回

 こんばんは。今日と明日しっかり更新すれば本放送に間に合いますね!

さぁ、さっそく始めていきますねー。

Lesson9は…

足りない関係詞修飾

テーマは関係詞です。

番組はこういった例文から始まっています。

 This is the girl Jim loves the girl.

この文どうでしょうか?…ちょっと変ですよね。どうやったら正しい文になるでしょうか?

そうです。後ろのthe girlをとって

 This is the girl Jim loves.

でも、ここで考えていただきたいのがどうして正しい文になるのかということ。

ここで重要な原則が働いています。

足りないをおぎなう

です。

どこに働いているかって?正しい文に直すためにとったthe girlの部分に注目してみましょう。

 This is the girl Jim loves ☆.

lovesの後ろにあるべき目的語がないですよね。情報が「足りない」わけです。
☆の部分が情報の「足りない」穴、つまり、GAPなわけです。
このGAPが出来るからこそ、修飾関係が成り立つんですねー。
で、この文に関係詞をつけてみましょう。

 This is the girl who Jim loves.

関係詞の働きを考えて見ましょう。関係詞のあるなしで何が変わってきますか?
大きく分けて二つあります。

①GAPの種類の指定

②後続文と組み合わせる名詞の予告

です。
①では、GAPにはどんな言葉が来るかを示してくれています。人なのかモノなのか…。
②では、そのGAPにthe girlが入っていくということです。

で、この二つの機能を体感するためには

グラブ&ジョイン

という動きをマスターする必要があります。

グラブは、修飾のターゲットをつかみとる動き。
ジョインは、それを後続文のGAPを組み合わせる動き。

 This is the girl who…
ここで、後続文にGAPが出来ることを確認し…そのGAPに入るthe girlをグラブしておきます。

 This is the girl who Jim loves ☆.
そのグラブしておいたthe girlをlovesの後ろにあるGAPにジョインします。

これで関係詞修飾の完成!

グラブ&ジョインを体感しておくことが英語を「左から右へ」作っていくことにつながります。
そうそう、関係詞に使われるwh語。
関連記事がありますので、そちらもどうぞ。→http://blogs.yahoo.co.jp/porpor35/article/375090362.html
porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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