ハートで感じる英語塾!最終回

 こんばんは。もう今年も終わりですねー。
新しい年になる前にやっておきたいことってありませんか?

この書庫をしっかり書き終えることもそのうちの一つ。笑

『ハートで感じる英語塾』も27日が最終回でした。タイトルは…

ことばは体感がすべて

というもの。

でも、テーマは「過去形」の距離感がかもし出す様々な表現を取り上げています。
その「過去形」は

遠く離れた

を表す形。

この体感は丁寧表現・控えめ表現・仮定法と様々なところで出てきます。
ここで全てを取り上げることはしません(ご要望があればしますが…)。

今回は高校で出てくる英文法の中で厄介と言われる仮定法を取り上げます。
2つの例を見ながら見ていきましょう。

 If you married me, I would be happy.

仮定法は「ありえない、実現可能性が低い」ことを話すときに使うと言われています。
ここで出てくるのが「過去形」ですが、なぜ現れるのでしょうか。

やはり「過去形」に伴う体感が関わってきているのです。

遠く離れた→現実離れ

を表しているわけですね。

 If you marry me, I will be happy.

この現在を表す形と比べてみると差は歴然です。
現在形を使って述べれば、たちまち「可能性はある」ように感じられます。

でも、仮定法を使えばほとんど「可能性は感じられない、現実ではありえない」感じが漂うんですね。

これで、現在の仮定を表現しているのに「過去形」が使われるのは当然のように感じられませんか?
現実離れのキモチを乗せるために「過去形」が使われているのです。
そうそう、この3ヶ月の放送のテキストをまとめたムック本が2月くらいに発売されるようですよ。
また、1月からは以前放送された『ハートで感じる英文法』が再放送されるみたいですねー。
これまた楽しみです。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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