ここに告白します。
2016年5月に TOEIC に導入された新形式が苦手です。
ぼくと同じように、やきもきされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
Part 3 の3人の会話問題。
Part 3, 4 の話者の意図を問う問題。
Part 3, 4 の図表問題。
Part 6, 7 の文挿入問題。
Part 7 のトリプルパッセージ。
模試や問題集を解くと、新形式の問題ばかり間違ってしまったり、
正解はできても、自信が持てなかったりということがしばしばあります。
「なぜできないのか?」
新形式で一度990点満点を取得してしまったがために、相当なストレスがかかります。
できない自分に出会うたびに、イライラが募ります。
でも、先日、模試を解く会で気づいたのです。
「新しいことが問われているから、そこに対応するだけの力がないんだ」
いたって単純なのです。
TOEIC 側は新しい形式を使って、新しいことを問うています。
「これに対応できる力はあるか?」と問いかける感じです。
以下は、かなり簡単にではありますが、ぼくが TOEIC 側が問うているだろうと考えていることです。
Part 3 の3人の会話問題:素早いやり取りの流れについていけますか?
Part 3, 4 の話者の意図を問う問題:話の場面や流れを正確に追えていますか?
Part 3, 4 の図表問題:聞こえた英語と図表の内容を照合できますか?
Part 6, 7 の文挿入問題:段落ごとの内容の流れを正確に追えていますか?
Part 7 のトリプルパッセージ:大量の英語を処理し、情報の整理ができますか?
どれも小手先の技術では対応することができません。
どれも英語力のベースを底上げしないと、スコアに結びつけられないと思います。
揺るぎないリスニング力とリーディング力が必要だと思いませんか?
しかし、逆に言えば、これらが出来るようになれば、英語運用力は高くなるということです。
ぼくはここに嬉しさを感じました。
「TOEIC が自分の英語力を上げる手助けをしてくれている」
目にするスコアは下がってしまうかもしれません。
実際、ぼくの場合は下がっています。
ですが、そこが伸びシロだと言うことができますよね。
もちろん、問題への慣れや多少の攻略法はありますが、
それを実行するだけの英語力を持っていなくてはなりません。
ですから、
しっかりと聞けるようになる。
しっかりと読めるようになる。
という、至極シンプルなことを追いかけながら、
トレーニングを日々行っていく必要があると感じました。
なかなか思うようなスコアが出ずに、ストレスに感じている方は、
見方を少し変えてみると、日々のトレーニングにハリが出るのではないでしょうか?
ぼくは意識を変えて、普段の学習に接していこうと思っています。