自宅の本棚に並んでいた『ボールのようなことば。』。
「ほぼ日手帳」で有名なほぼ日の糸井重里さんの著書です。
基本的に1ページ完結で短文が掲載されているので、
そのことばを元に考えを巡らせるのは、なかなか楽しい時間です。
せっかく本棚から手に取ったのだからとパラパラとめくっていたときのこと。
次のことばが目に飛び込んできました。
できることの少ない日は、少なくなにかをする。
このことばは何に対して書かれたものかはわかりません。
何を受け取るかは自由です。
これだけ短い文であれば、何も感じない人がいるでしょう。
自分なりの受け取り方をする人もいるでしょう。
今のぼくの目に留まったのには理由があります。
ここ最近、英語の勉強時間がめっきり減りました。
日によってはまったく英語に触れない日があります。
「忙しい」
「できない」
こんなことばが頭をよぎってしまうほど。
学習できない日が続くと、「昨日も出来なかった」という罪悪感のようなものに襲われ、
それが学習の原動力になるときもあれば、変なプレッシャーになり腰が上がらないときもあります。
だからこそのことば。
できることの少ない日は、少なくなにかをする。
もし学習する時間が取れないほど少ないときには、
何もしないのではなく「少なくなにかをする」姿勢が大切なのでしょう。
その「なにか」は必ず積み重なっていきますし、その姿勢は継続しやすいものでしょう。
学習するというと、どうしても30分とか1時間とかを最低のラインとして考えてしまいます。
この考え方は大切なものではありますが、自分にとってのハードルにもなります。
プレッシャーになってしまうんですよね。特に、自分が学習する時間が取りにくいときは。
だから、「少なくなにかをする」というハードルを下げる考え方を取り入れましょう。
そうすることによって、時間がない中でも「なにかをした」という達成感が持てますよね。
ぼくはよく「5分から学習時間としてカウントしよう」と話すことがありますが、
これから5分だけでも「少なくなにかをする」という考え方を取り入れていきます。
人に伝えることを自分が実践できていないと、説得力がありませんからね。
この方法を取り入れるに当たって、あらかじめ「なにか」を決めておくと、
使える時間を最大限に使うために、さらに無駄が省けると思います。
少ない時間の中で「何をしよう」と迷う時間はもったいないですよね。
ぼくは TOEIC の Part 3, 4 を1〜2セットを素材にしてみます。
(現在は『必勝ダブル模試』の復習に絞っているので、そちらを使います。)
皆さんは何を素材にして、「少なくなにかをする」体制を継続しますか?
量がたとえ少なくとも、その積み重ねが必ず力になると信じています。