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第237回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト結果分析

 

今回は2019年5月の第230回 TOEIC L&R 公開テストの結果分析となります。
参考にさせていただくのは、毎度のごとく、TEX加藤先生の換算表です。

TOEICオタクのブログ(TOEIC正解数換算表)

 

ぼくは加藤先生が分類される<フォーム3>を受験したようです。
では、内訳を細かく見てまいりましょう。

 

===========================

【スコア】
L:495
R:485
T:980

【LAM】
93
100
100
98
93

【RAM】
96
100
93
100
100

===

【Listeningスコア変移】
2006.09…345
2007.12…410
2008.06…410
2009.01…415
2009.07…420
2009.10…485
2010.01…455
2010.03…435
2010.07…495
2011.06…480
2012.01…490
2012.03…455
2012.07…495
2012.09…490
2012.10…490
2012.11…470
2012.12…495
2013.01…495
2013.07…495
2013.09…495
2014.04…490
2014.05…495
2014.06…495
2014.07…495
2014.09…495
2014.10…495
2014.12…495
2015.01…495
2015.04…490
2015.05…495
2015.06…495
2015.07…485
2015.09…490
2015.10…495
2016.01…495
2016.03…495
2016.04…495
2016.05…495
2016.06…490
2016.07…475
2016.09…495
2016.10…495
2016.11…490
2016.12…495
2017.01…485
2017.03…495
2017.07…495
2018.01…495
2018.05…475
2019.01…495

 

 

<直前の学習>

リスニングに対してはアプローチを一貫させています。
「TOEIC の素材は使わない」ということです。

 

安定的に495点を取得できるようになってからは BEYOND を意識した学習にシフトしています。
例えば、、、

 

・NHK講座「実践ビジネス英語」のテキストありシャドーイング→暗唱
・TOEFL リスニング素材のテキストありシャドーイング→シャドーイング

 

は毎日欠かさずやっています。

 

 

あとは Podcast を移動時間で聞く程度でしょうか。

 

2018年の5月に大コケしていますが、これはトレーニング内容のせいではないと判断しています。
(周りの環境に惑わされてしまうメンタルの弱さが原因です……)
そのため、TOEIC の素材を改めて使うようなことはしていません。

 

 

<感想>

今回は全体を通して集中できたため、相応の結果だと分析しています。
リスニングへの集中度や聞こえ具合も高いものでした。

 

アビメを見ると、
1つめの項目で1ミス。
4つめの項目で1ミス。
5つめの項目で1ミス。

 

うまくいっても100%を取得できていないあたりは、リスニング力が低い証拠でしょう。
特に、5つめの項目は毎回苦戦しているので、もっと余裕を持って聞こえるレベルを目指したいものです。

 

 

<次の試験へ向けて>

TOEIC を BEYOND した素材で、全問正解を目指します。

 

ここからは同じような境遇にいる方へのメッセージなのですが、
数回495点を取得できているのであれば、TOEIC の素材にこだわる必要はないと考えています。
もちろん、TOEIC 関係の仕事に携わりたいとか問題演習が好きだとかであれば別です。
いろんなバリエーションの英語を聞いて、新ナレーターに惑わされない実力をつけたいものです。

 

===

【Readingスコア変移】
2006.09…390
2007.12…440
2008.06…425
2009.01…465
2009.07…450
2009.10…450
2010.01…465
2010.03…455
2010.07…470
2011.06…465
2012.01…470
2012.03…490
2012.07…475
2012.09…490
2012.10…490
2012.11…485
2012.12…495
2013.01…480
2013.07…490
2013.09…495
2014.04…495
2014.05…485
2014.06…465
2014.07…480
2014.09…495
2014.10…490
2014.12…495
2015.01…490
2015.04…465
2015.05…480
2015.06…490
2015.07…495
2015.09…495
2015.10…480
2016.01…495
2016.03…480
2016.04…495
2016.05…495
2016.06…490
2016.07…485
2016.09…475
2016.10…490
2016.11…480
2016.12…490
2017.01…495
2017.03…470
2017.07…475
2018.01…480
2018.05…490
2019.01…485

 

 

<直前の学習>

リーディングで普段やっている学習は以下の通りです。

 

・洋書 or 雑誌(30分)

 

10日前からは韓国の『HACKERS 2』の Part 7 の本文のみを読み漁りました。
1セット分で、回によって多少前後したものの、1日30分程度でしたね。

 

 

また、直前に最新の『千本ノック!』に取り組んでいます。一周のみ。

 

 

 

<感想>

最近のリーディングセクションは採点が厳しいです。
以前は2ミスまで満点が出たものの、最近は1ミスに抑えないと厳しそうです。

 

1つめの項目で1ミス。
3つめの項目で2ミス。

 

ダブルカウントされている可能性もありますが、これだけミスをしていたらアウトです。
肝となる時間配分は(7分/10分/43分)くらいでクリアできていたので、そこは問題ありません。
スピードを多少落としてでも、正解率を上げることを意識する必要がありそうです。

 

自分のミスのしどころは Part 6 の文挿入問題です。
結局、この種類の問題も全体がクリアに読めていれば解けるはずなので、
文どうしのつながりを意識しながら読むことを癖にしていきたいです。

 

 

<次の試験へ向けて>

普段から英語を読むことは意識していますので、スピードはついているようです。

 

あとは、正確さをどんどん上げていくこと。
迷った部分は「なぜ」なのかを分析し、完璧な理解になるまで突き詰めること。

 

素材は迷っているのですが、「TOEFL リーディング」に加えて、
難易度を落とした教材を取り入れたいと考えているところです。
手持ちにたくさんの TOEIC の模試があるため、Part 7 だけやるのも手かもしれません。

 

 

以上、私なりの分析でございました。
何か気になることがあれば、ご質問はお気軽にどうぞ!

第237回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト結果(速報)

2019年1月の TOEIC L&R 公開テストの結果がインターネットで発表されました。
受験された皆様、いかがでしたでしょうか?
悲喜こもごもだと思います。

 

ぼく自身、このような記事を書くのは久しぶりなのですが、
今回の公開テストはちょっとした実験的な要素があったため、
しっかりと記録として残しておきたいと思います。

 

早く結果を知らせろ!

こんな声が聞こえてきそうなので、さっさと結果を出します。

準備はいいですか?

はい、どうぞ!

 

チーン。

 

悪い意味で「何も言えねえ」結果となりました。
どこで間違えたのかが自覚がないという最悪の手応えです。
アビメが届き次第、詳細な分析をしたいと考えています。

 

リスニングは何もしていない。
リーディングは少しした。

これも詳細な分析記事を書く際にお伝えしますが、リスニングに関して特別な対策はしていません
いつもならば『公式問題集』で耳を慣らすのですが、今回はそれすらも行いませんでした。
一定のレベルまで到達したら、TOEIC の素材からは卒業しても良さそうです。

 

一方、リーディングは少し行いました。

  • 最新の『千本ノック』(1周)
  • (本番10日前から)韓国の「HACKERS 2」本文読み


 

これは今までも行ったことのある TOEIC 前の対策の一環です。
正直、このスコアを見て「これも意味がない」と判断しています。
この方法は、900〜950点を取得したい人向けのような印象です。

確かに本番ではリーディングは10分ほど余ったのですが、
普段から「読む」ことを習慣化できていれば、
TOEIC の素材でなくてはいけないことはなさそうです。

 

950以上の人が何をすれば、990点満点にたどり着けるのかはもう少し検証が必要です。
(多分、970あたりを安定的に取れたら、TOEIC 素材はいらない気がします)

 

TOEIC は必ず努力をスコアとして返してくれるテストだと思っています。
今回のカバー写真である『GRIT やり抜く力』から抜粋します。

 

どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには断固たる強い決意があり、それがふたつの形となって表れていた。第一に、このような模範となる人たちは、並外れて粘り強く、努力家だった。第二に、自分がなにを求めているのかをよく理解していた。決意だけでなく、方向性も定まっていたということだ。

ということで、皆さんもブログや Twitter などで決意や方向性を固めておきましょう
感情が新鮮なうちがポイントです!

TOEIC 990点満点取得者が2019年度センター試験を解いてみた

2019年1月12日(土)から2019年度のセンター試験が実施されました。
前日にカフェでセンター試験の勉強をしている人を見て、
「自分も頑張らねば」と奮い立たせられたのは良い思い出です。

さて、そんなセンター試験(英語・筆記)を解いてみました
2011年からこれで7回目でございます。

 

(過去記事)
2011年:TOEIC 965点ホルダーが2011年度センター試験を解く…185点(47分)

2012年:TOEIC 965点ホルダーが2012年センター試験を解く…190点(42分)

2013年:TOEIC 990取得者が2013年度センター試験を解いてみた…194点(57分)

2014年:TOEIC 990取得者が2014年度センター試験を解いてみた…194点(48分)

2015年:TOEIC 990取得者が2015年度センター試験を解いてみた…194点(50分)

2017年:TOEIC 990取得者が2017年度センター試験を解いてみた…180点(47分)

毎年、センター試験で満点が取れなくて悔しい限りです。
どんどんと点数が下がっているので、どうしたものかと頭を悩ませています(切実)。
2019年度分ははたして何点だったのでしょうか?

 

(条件)
・両面印刷
・シャーペンで直接マークする
・細切れではなく一気に解く
・見直しなしで特急で解く
・荷物の集荷の時間帯を気にしながら解く

 

なにやら言い訳がましいことがいろいろと書かれていますが……。

 

 

結果です。

 

183点(43分)

 

でした。

 

ある意味、期待を裏切らない結果かもしれません。
「こいつ、英語ができねー」と笑いの種になる……。
正直、点数の公開をためらったのですが、これもコンテンツかと思いまして。

 

もちろん、満点を取るために間違えないように気をつけたのですが、
長文問題に入って集中力がプツンと切れてしまいました
雑念が湧いたのもこれくらいの時間帯だったと記憶しています。
(集中力というか、途中で面倒になりました。ごめんなさい。)

 

さて、言い訳はこれくらいにしておいて、試験自体の難易度についても見てみます。
昨年度分は見ていないので、なんとも言えませんが、例年並みという感じでしょうか。

実際、大手予備校のサイトを見てみると、難易度は「昨年並み」です。
問題数は変わらず、全体の語数もほぼ同じ。

 

ただ、これだけの英語の量を処理するには、毎日同程度の英語に触れていないとキツイです。
よどみなく読めるだけの単語力と文法の知識。
理解できる文章をたくさん読むこと。
タフな試験ですが、攻略法は TOEIC と同じだと思います。
(満点を取れていないので説得力が弱いですが……)

 

さて、ここからは TOEIC を主戦場としている人間として気になる問題を見てみます。
普段、指導で TOEIC の問題を見ることが多いため、
「これは TOEIC で出るな」と気になるものがちらほら。
解いていない方はネタバレになりますのでご注意ください。

 

*****
■第2問 A(Part 5 形式の空欄補充問題)
〈問1〉
behind schedule(予定から遅れて)は頻出ですね。
反意語としては ahead of schedule もセットで覚えておきましょう。

〈問4〉
run out of 〜(〜がない)はそこそこ見かける気がします。
関連した表現で run short of 〜(〜が足りない)もセットで。

〈問5〉
TOEIC で頻出の meet one’s demands です。
動詞は satisfy や accommodate あたりを言い換えとしておさえておきたいですね。

〈問6〉
選択肢に接続副詞がずらり。

〈問7〉
品詞問題。
TOEIC で出る means(手段)が正解ですが、品詞問題としては見かけないかも。

〈問8〉
感情の動詞については TOEIC でポッと出てくるので、
-ing と -ed の使い分けは瞬時にできるようにしておきたいです。

〈問10〉
ask 人 to do という頻出表現に加え、as と as の間に入る品詞を特定させるのは TOEIC ぽい。

 

■第2問 C(会話のやり取りの一文をパズルのように作成する問題)
〈問1〉
while と during の使い分け。

〈問3〉
be in charge of(〜の担当である)は Part 1 以外で出てくる頻出表現ではないでしょうか。
そして、put off と until のコンビネーションも見逃せないですね。

 

■第3問 A(長文から1文を取り除く問題)
〈問2〉
文中の conduct a variety of tests はそのまま覚えたいフレーズですね。
conduct tests(テストを実施する)と a variety of 〜(さまざまな〜)。

〈問3〉
話題が feast(ご馳走)なのですが、TOEIC ではたまに出てきますね。

 

■第3問 B(長文にふさわしい語句を挿入する問題)
TOEIC に出そうな見逃せない語句たちをご紹介します。

it is one’s responsibility to do
→responsibility が可算名詞で、job や duty のような意味で使われます。
Did you come up with any ideas?
→そのまま TOEIC で使われそうです。
on a daily basis(毎日)
appreciation(感謝の気持ち)
appropriate(適切な)
participate in 〜(〜に参加する)
a great variety of 〜(さまざまな〜)
preference(好み)
when it comes to 〜(〜のこととなると)

 

■第4問 A(長文+表を読んで設問に答える問題)
TOEIC に出そうな見逃せない語句たちをご紹介します。

conduct a study(調査を実施する)
help do
→help の直後に動詞の原形が来ることがある
express one’s interest(興味を示す)
→express の後に感情を表す名詞が来ることがある

 

■第4問 B(案内を読んで設問に答える問題)
TOEIC Part 7 仕様の問題なので、ここだけでも挑戦してみると良いです。
情報を照合して解答するという点で Part 7 対策になると思います。

suitable(適切な)
free of charge(無料)

この辺りは TOEIC では定番の語句ですね。

 

■第5問(1つの文書を読んで設問に答える問題)
第5問はいつも物語で面白いものが多いのですが、今回は微妙な……。
ただ、素敵な話ではありました。
受験生は話の内容を楽しんでいる余裕はないでしょうけれども。

for a while(しばらくの間)

これくらいしか目ぼしい語句が見つかりませんでした。
物語は平易な語句で語られることが多いですね。

 

■第6問(1つの文書を読んで設問に答える問題…段落ごとに設問がある形)
文章の内容からして、TOEIC では article として出題されそうです。
article が苦手な方にとっては良質な学習素材になると思います。

imperative = essential(不可欠な)
enable 人 to do(人が…することができる)
prosper(繁栄する)
→TOEIC ではあまり出ないのですが、今後狙われるかも。
establish(〜を設立する)
serve as 〜(〜として役立つ)
effective(効果的な)
a (great) number of 〜(たくさんの〜)
→the number of(〜の数)との違いに注意です。
thrive(繁栄する)
→1月の公開テストで出てきましたね。
as well(も)
eventually(結局、最終的に)
specialize in 〜(〜に特化する)
obtain(〜を得る)
have access to 〜(〜にアクセスする、利用する)
take advantage of 〜(〜を利用する)
gather(〜を集める)
as long as S+V(…する限り)
play a significant role in 〜(〜において重要な役割を果たす)
→important で覚えている人が多いかもしれません。
*****

以上!

気になるところを、語句を中心にピックアップしてみました。
中には「今後出るかも」というものも含んでいます。
TOEIC も少しずつ守備範囲が広がっている印象を受けるため、
たまには多様な英語に触れてみるのもいいと思っています。

第237回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

本日、第237回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。

2019年一発目ということで、準備万端で臨めたでしょうか?
それとも、年末年始のお休みで出だしが遅れたでしょうか?

 

ぼくの感想を見る前にみなさんにお願いです。
5分くらいで終わります。

 

受験した自分の感想やできたこと、反省を書き留めてください。

 

 

試験を受けた直後だからこそ気づくことはたくさんあります。

 

「学習内容は適切だったか?」
「学習量は十分だったか?」
「なぜできたか?」
「なぜできなかったか?」

 

頭の中でモヤモヤとしていることを言語化することは大切です。
ぼくも試験直後につぶやきまくっています。笑

 

休憩する前にちょっとだけ時間を確保すると、今後の学習に好影響を及ぼすと思っています。
(ぼくは Twitter やブログが吐き出す場になっています。)

 

さて、思うところを徒然なるままに書きますね。

 

=====
●フォーム
*試験終了時刻は15:02です
*Part 1 の1枚目は……忘れた
*Part 7 の言い換え問題は acknowledge / spots です

●所感(『公式 L&R 問題集 4』TEST 1 を基準に)
1:普通/2:やや難/3:やや難/4:やや難/
5:普通/6:やや難/7:難
*Twitter と微妙に異なっています
=====

 

今回もフォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承ください。
(Part 1 の写真や Part 7 の言い換えを覚えてくるのがミソです)

 

試験自体の難易度は「普通〜やや難」レベルの部類に入るフォームだったと思います。
ただ、『公式問題集』に比べると、公開テストは難しいです。
(問題を作成する ETS には「いい加減にしろ」と言いたい…)

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>

写真に対して素直な描写が多かったです。
つまり、その語句を知っていれば難なく解けるということ。

「Part 1 では難問が出る」と言われていた時期もありますが、
そのような高得点者をふるいにかけるような問題はありませんでした。

対策方法としては Part 1 の頻出語彙(名詞/動詞)をおさえることです。

 

毎度、引用させていただいているのですが、
『TOEIC L&R テスト パート1・2特急』の「はじめに」に次のようにあります。

 

英語の講師をしていると「リスニングができないんですけど、どうしたらいいですか?」とよく尋ねられます。僕はいつも「語彙力を上げてください」と答えます。非常に単純な事なのですが、どうも「知らない単語や表現は聞こえない」という事実に直面しようとしない学習者がたくさんいるようです。

 

単語を発音とともに覚えていきましょう。
Part 1 は短文ですから「名詞」と「動詞」さえ押さえればコケない

 

この『パート1・2特急』は頻出語句が「これでもか」というくらい詰め込まれているため、
リスニングの序盤をうまく切り抜けたい方には必須のアイテムだと思います。
ぼく自身もこの本のおかげで Part 1,2 の頻出語句に精通しました。

 

 

<Part 2>

『公式問題集』に比べて「やや難」ですが、今までの感じを考えると「普通」です。
「これ」と直接選びにくい選択肢は当たり前のように出てきます。
しかも、後半ではなく前半に出てくるんですよね。
だからこそ、昔の「普通」という難易度よりは格段に難しくなっているのが現状です。

対策としては場数を増やすことだと思います。
たくさんの日常会話やビジネス会話に触れることが一番の近道です。

そして、その会話をディクテーション(書き取り)するのが良さそうですね。
書いたりメモったりが面倒であれば、脳内で行うのでも良いと考えています。

まずは『公式問題集』の問題がすんなりディクテーションできることから始めましょう。

 

<Part 3, 4>

・3人の会話…1問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

 

・3人の会話
リスニングをしながら、いかに「登場人物の関係性」を把握するかが勝負です。
ただ、情報量は他のセットと変わらないため、
Part 3, 4 でどのような人物が出てくるのかをインプットしておけば大丈夫です。
(たまにびっくりする組み合わせが出てくることがありますが…)

 

・図表問題
ポイントは「どんな図表か」を先読みしておくことと、
「どんな表現で言われるか」を事前に予想しておくことです。
公開テストや『公式問題集』で問題研究をしていると、
この問題で高得点者をふるいにかけている気がしています。
なので、現在のスコアによっては「正解できなくても仕方がない」と考えるといいです。

 

・意図問題
シンプルになってきている気がします。
選択肢の先読みができると、2択くらいに絞れてだいぶ楽です。
あと、「意図問題」の英文で終わるセットがありましたね。
いつ該当の英文が出てくるのかというドキドキ感は困った…。

 

<Part 5>

文法問題も語彙問題も「普通」です。
むしろ、「やや易」と言えるかもしれません。

 

・文法問題
品詞問題や動詞の形、前置詞vs接続詞など、昔からの定番の問題だらけです。

note で厳選の5冊とその使い方をご紹介しておりますので、もしよろしければご活用ください。
『でる1000』のような分厚い本はいらないです。
TOEIC に出る文法項目を整理し、素早く使えるようにしておけばOK。

 

TOEIC の Part 5 で文法問題を間違えないための5冊とその使い方

 

・語彙問題
さほど難しいものはありませんでしたが、意外なところを突いてくるのが公開テストですね。
でも、単語帳に出てくるような単語が「しっかり理解できているか」というものばかり。

語彙問題に対しては旬を取り扱っている『千本ノック』がオススメです。
こっそりと一周取り組んでから、公開テストに臨んだのですが、
何問かは似た問題が出ていた記憶がありますので。

 

<Part 6>

難易度は「やや難」です。
『公式問題集』より文章量が多かった分、読むのが大変だった気がします。
また、語彙問題がスパッと入りにくく苦戦しました。

この辺は Part 5 の対策の延長線上で取り組んでいくのが有効です。
文法問題や語彙問題への慣れとしては Part 5 を使用し、
文挿入問題や読解スピードの向上は Part 7 を使用しましょう。

 

<Part 7>

Part 7 は「やや難」というのがデフォルトです。
『公式問題集』に比べると、文章量は多いし、答えの根拠は探しにくいし……
「難」なんだよ!

普通の受験者からすると、文章量は多いのですが、
この本に取り組んでいたおかげでそこまでキツく感じませんでした。

(こいつはエグい)

===

リーディングセクションを通して、ぼくの時間配分は以下の通りです。
10分程度余りました。

Part 5:7分
Part 6:10分
Part 7(SP):22分
Part 7(DP):8分
Part 7(TP):13分

今回、Part 7 の文章の種類として、記事(article)が7つも出ていました!
そりゃ、読むのが大変だわ……。

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

負荷をかけた模試を解きたい人へ!『新メガ模試1200問 TOEIC L&Rテスト VOL.1』

 

都内某会議室にて解いてきました!
ぼく好みのカバーデザインです。

 

 

 

結論:
本番より難しい問題で負荷をかけろ!

 

昔出ていた『メガ模試』は難しいことで有名でした。
この本の出版社(スリーエーネットワーク)が出す本からは、
「難しい問題を大量に解くのじゃ〜」的なメッセージがありましたから。

 

せっかく解くならば、難しい問題のほうがやりがいがあるので、
みんなで「楽しみながら解こう」というポジティブな流れになりました!
(実は、とても珍しい流れ)

 

今回は TEST 1 です。

 

さて、まずは結果から。

 


Listening:88/100
Part 1:6/6
Part 2:25/25
Part 3:31/39
Part 4:26/30

Reading:100/100
Part 5:30/30(7分20秒)
Part 6:16/16(7分50秒)
Part 7:54/54(SP21分40秒/DP10分00秒/TP13分00秒)

 

難易度については、総合的に「やや難」でしょうか。
心地よい難しさの良問ぞろいだった印象です。
さすが韓国の TOEIC キング(キム・デギュン)が作った問題です。
裏を返せば、初中級者は迂闊に手を出してはいけない模試ですね……。

 

冒頭のつぶやきにも書いた通り、リスニングは1.1倍速で負荷をかけすぎたかな、と。
自分のペースで解くことのできないリスニングは、確実に理解していないとボロボロと間違えます。
最近、リスニングの時間が減っているという事実が結果に現れたのだと解釈しています。

 

一方、リーディングは自分のペースで読めるので、丁寧に解くことを重視しました。
普段は Part 5 の演習はしていないのですが、洋書を読むことは続けていますので、
75分100問のリーディングには耐えられる力がついてきたのかもしれません。

 

実際、TOEIC で990点を取得するにあたり、難しい問題を解いて負荷をかけることはしていました。
やっぱり「本番が楽に感じる」というメンタルの余裕ができるのはメリットです。
なので、ハイスコアを目指す方はやっておいて損がない一冊だと思いました。

 

(追記)
編集協力でぼくの名前が掲載されていますので、ぜひ探してみてください。
お仕事の際に問題に目を通しているはずなのですが、
解いたときに一切思い出せなかったのは不思議です。

やどかり模試第3弾から解くのがオススメ『TOEIC L&R TEST 標準模試2』

 

都内某会議室にて解いてきました!

 

結論:

TOEIC らしさを知りたきゃ、これをやれ!

 

「やどかり模試」と言えば、難しいことで有名で、
正直、「心が折れるのは嫌だな」と思っていたのですが、
実際に解いてみたら「こ、これは…」と驚きました!

まずは結果から。

 

 


Listening:94/100
Part 1:5/6
Part 2:24/25
Part 3:36/39
Part 4:29/30

Reading:98/100
Part 5:30/30(6分00秒)
Part 6:15/16(6分00秒)
Part 7:53/54(SP19分00秒/DP7分30秒/TP13分00秒)

 

 

最近、模試の記録を記事に上げていませんでしたが、
一番の課題は「リスニング時のメンタルの保ち方」です。
少しはミスをしてもいいのはわかっているにもかかわらず、
「わからない」となるとどうしても焦ってしまいます。

ぶっちゃけ性格も含めて実力なので、言い訳でしかないかな、とも思っています。
多分、圧倒的な英語力があれば、焦らないはずなので、日々精進ですね。

 

一方、リーディングは好調を維持しています。
精度もスピードも上がっていて、日々の英語学習のおかげだと考えています。

 

今は TOEIC の素材には触れていませんが、
模試で結果が出せているのは、この仮説の一つの裏づけかもしれません。

とにかくこの模試で、強烈に印象に残ったのは「TOEICっぽい」ということ。
どの Part でも「こういう問題、よく出るよね」と思う場面がありました。
一冊めの「模試」って迷いますが、これは結構オススメできる一冊です。

第233回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

本日、第233回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
ぼくは5月が最後の受験ですから、4か月ぶりです。

 

つ・か・れ・た!

 

受験するたびに思うことをようやく短い言葉にまとめられたような気がします。

 

 

シンプルなのに難しい。
それがこの試験のいいところであり、対策が難しいところである気がします。

 

まずは、基本情報から。

 

=====
●フォーム
*Part 1 の1枚目は「通りを歩く1人の男性」です
*Part 7 の言い換え問題は proven / offered です

●所感(『公式問題集 3』を基準に)
1:普通/2:やや難/3:やや難/4:普通/
5:普通/6:やや易/7:やや難
*Twitter と微妙に異なっています
=====

 

今回もフォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承ください。
(Part 1 の写真や Part 7 の言い換えを覚えてくるのがミソです)

 

最近は連続受験をしていないので、難易度判定はあてになりませんが、
試験自体が比較的「普通〜やや難」レベルの部類に入るフォームだったと推測しています。

 

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>

大学の授業では「Part 1 では難問が出る」と伝えているのですが、
800〜900点をふるいにかけるような問題はありませんでした。
すべて標準的な語句が使われた難易度の問題です。

 

強いて挙げるならば、4番の倉庫の写真が難しかったかもしれません。

 

対策方法としては Part 1 の頻出語彙(名詞/動詞)をおさえることです。

 

毎度、引用させてもらおうと思うのですが、
改訂前の『パート1・2特急』の「はじめに」に次のようにあります。

 

英語の講師をしていると「リスニングができないんですけど、どうしたらいいですか?」とよく尋ねられます。僕はいつも「語彙力を上げてください」と答えます。非常に単純な事なのですが、どうも「知らない単語や表現は聞こえない」という事実に直面しようとしない学習者がたくさんいるようです。

 

単語を発音とともに覚えていきましょう。
とにかく「名詞」と「動詞」!

 

<Part 2>

「やや難」です。
「これ」と直接選びにくい選択肢があるため、この難易度にしてあります。

 

対策としては「一人目の発言に対する正答パターンを覚える」ことですが、
たくさんの日常会話やビジネス会話に触れることが一番の近道です。

 

対策本としては『パート1・2特急Ⅱ』の Part 2 部分を使うのが効率的かと思います。
(本は買っていませんが、音声は聞きました。)

 

<Part 3, 4>

・3人の会話…2問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

 

「3人の会話」は2セットだけありました。
Part 3 の一発目の会話が「3人の会話」だったので、びっくりしてしまいました!
まだ「3人の会話」の問題に多く触れていないので、どうしても面食らいますね……。

チケットを買った女性
それに対応する販売員
販売員の上のマネージャー(?)

という出会ったことのない組み合わせで、どうなることやらと心配でしたが、
情報量としては「2人の会話」と変わりがないので、恐れるに足らず、です。

 

「図表問題」は、図表自体はシンプルだったのですが、難しかったように感じます。
答えの根拠がシンプルなときもあれば、巧妙なときもあり、まだ分析が必要です。

 

「意図問題」はシンプルになってきている気がします。
選択肢の先読みができると、2択くらいに絞れてだいぶ楽です。

 

『公式問題集』を使用して、設問の先読みなどの自分の解き方を固定しましょう。
それができてきたら、素材を使って、音読などのトレーニングを取り入れるといいです。

 

試験のチラシが『公式問題集 4』でした!
トレーニングの新しい素材として活用しましょう。
最近、ナレーターに変更があるので、それが反映されているといいのですが……。

 

<Part 5>

文法問題も語彙問題も「普通」です。
むしろ、「やや易」と言えるかもしれません。

 

まず、文法問題について。
品詞問題や動詞の形、前置詞vs接続詞など、昔からの定番の問題だらけです。
唯一、迷ったのは distinction です。

 

 

次に、語彙問題についても、さほど難しいものはありませんでした。
単語帳に出てくるような単語が「しっかり理解できているか」というものばかり。

 

覚えているのはこの問題。
こういうのは英語への慣れが必要かもしれませんね。

 

 

<Part 6>

難易度は「やや易」です。
ほぼ記憶にないので、「易しい」方向に難易度を落としました。

文法問題も語彙問題もいたって普通でした。
文挿入問題が難しいのですが、文脈が捉えられていれば正解は選びやすいです。

「全部読む」ことを覚悟して、100語程度の文章を読むトレーニングをする必要があります。
そして、Part 6 特有の文挿入問題を何回もやっていれば、今の試験に対応できそうな気がします。

 

<Part 7>

Part 7 を「やや難」としました。
『公式問題集』に比べて、文章量が多いと感じます。

また、冒頭に書いたように、シンプルな英語で書かれているので、
一見、読みやすそうで読むのに時間がかかるように感じました。

 

本文と選択肢の言い換えをいかに素早く見抜くかがポイントです。
これは問題演習を重ねていく中で身についていくように感じます。
ぼくはこの本でゴリゴリやったのが大きかったかな……。
(今でも十分使えます。)

 

===

リーディングセクションを通して、ぼくの時間配分は以下の通りです。
10分程度余るという珍しい回でした。

 

Part 5:6分
Part 6:8分
Part 7(SP):28分
Part 7(DP):7分
Part 7(TP):15分

 

シングルパッセージが一番難しい!というか、量が多い。
その分、ETS の粋な計らいか、ダブルもトリプルも簡単でした。

———

 

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

 

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

第230回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

本日、第230回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
ぼくは1月が最後の受験ですから、4か月ぶりです。

ということで、生存報告も兼ねて、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

=====
●フォーム
*Part 1 の1枚目は「スーツケースを引く2人の女性」です
*Part 7 の言い換え問題は performing / exercise です

●所感(『公式問題集 3』を基準に)
1:普通/2:難/3:普通/4:普通/
5:やや易/6:やや易/7:難
=====

今回もフォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承ください。
(Part 1 の写真や Part 7 の言い換えを覚えてくるのがミソです)

最近は連続受験をしていないので、難易度判定はあてになりませんが、
試験自体が比較的「普通〜やや難」レベルの部類に入るフォームだったと推測しています。

次は、各Partに関する感想です。

<Part 1>
大学の授業では「Part 1 では難問が出る」と伝えているのですが、
800〜900点をふるいにかけるような問題はありませんでした。
すべて標準的な語句が使われた難易度の問題です。

対策方法としては Part 1 の頻出語彙(名詞/動詞)をおさえることです。
改訂前の『パート1・2特急』の「はじめに」に次のようにあります。

英語の講師をしていると「リスニングができないんですけど、どうしたらいいですか?」とよく尋ねられます。僕はいつも「語彙力を上げてください」と答えます。非常に単純な事なのですが、どうも「知らない単語や表現は聞こえない」という事実に直面しようとしない学習者がたくさんいるようです。

Part 1 で全問正解するだけの語彙力をつけるために、
問題演習を多めに行っておくことが大切です。

ぼくは(改訂前ですが)この2冊のおかげでだいぶ対応力がついたように実感しています。


こっちは改訂版。Ⅱもそろそろ出るとか出ないとか。

とにかく「名詞」と「動詞」!

<Part 2>
「難」です。
ここは日本人にとって最難関のパートなのではとすら思います。
というのも、Whoに対して人の名前を答えるような直接的な答えは減り、
「あれをチェックしてみて」のような間接的な答えが増えているからです。

この間接的な応答の第一対策としては、消去法で対応する術を身につけること。
もちろん、地力をつけて答えられるのが理想ですが、欲しいのはスコアです。
最近だと『でる600問』が圧倒的に素晴らしいですね。
問題量も問題の質も Part 2 業界(?)ではナンバーワンです。

<Part 3, 4>
・3人の会話…1問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

「3人の会話」は1セットだけありました。
men / women などが設問にあれば、3人の会話と予測できるのですが、
まったく予測できなかった設問だったので、with three speakers と言われて驚きました…。
設問を読んで3人の会話と予測できる力は大切ですが、
それがわからなくとも、対応することはできます。
2人の会話と情報量という観点では差はありませんから、
普段から2人の会話を処理できる力をつけていきましょう。

「図表問題」は解きやすいもので、複雑なものはありませんでした。
「商品と値段」のようなものは、選択肢の逆張りをして待ち構えていればOKです。
ぼくは Part 3, 4 のどちらかで根拠を聞き逃した図表問題がありました…。

「意図問題」は「折れない」「時間をかけない」ことが重要なポイントになりますね。
話の流れを意識しつつ、そこにピタッとハマる選択肢を選びましょう。
意図問題は選択肢の読解に時間がかかりますから、迷いは禁物です。
意図問題の発言以降を聞き逃したり、設問の先読みの時間が減る可能性が出てきますから。

『公式問題集』を使用して、設問の先読みなどの自分の解き方を固定しましょう。
それができてきたら、素材を使って、音読などのトレーニングを取り入れるといいです。
(早く新しいナレーターに対応した『公式問題集』が欲しいところですが…)

<Part 5>
全体的に難易度をならすと、「やや易」と言えると思います。

まず、文法問題について。
品詞問題や動詞の形を問うものなど、昔からの定番の問題だらけです。
他の種類の問題や Part 6, 7 に時間を回す必要があるでしょう。

次に、語彙問題についても、さほど難しいものはありませんでした。
印象に残っているのは equal (share) です。
カタカナとして一般になっている語が狙われるのはこれから増えるかもしれませんね。

今のレベルによりますが、TOEIC に慣れているのであれば、
『でる1000』で文法問題を極めて、『千本ノック』でトレンドをおさえると良さそうです。

<Part 6>
難易度は「やや易」です。
文法問題が多かった分、解きやすかったように思います。
話の流れがわかりやすいものが多く、文挿入問題も解きやすかったでしょう。

Part 6 は「全文を読む」スタイルで挑まないと、答えられない問題が数多く出てきます。
今回のように文法問題が多めの回に当たればラッキーですが、
そうでない回に当たった場合は時間が多く取られてしまいます。

上で文挿入問題は解きやすかったと書いたものの、それでも時間は取られます。
ぼくはどちらかというと苦手な問題の種類なのですが、『パート6特急』で鍛えた感はありますね。
本番よりは易しい問題が収録されているのですが、解く上での頭の動かし方を学んだ感じです。

<Part 7>
Part 7 を「難」としました。
表のような問題はなく、とにかく片っ端から読まないといけない分、
普段から英語を読んでいない方には辛い Part です。

試験直後に次のようなつぶやきをしたくらい。

拾い読みでは正解できる問題はないので、頭から全文読んでいく必要があります。
問題演習を多く行うというよりも、英語を素早く正確に読める力をつけることが大事でしょう。
ですから、日頃読む素材は「なんでもいい」という結論に至りました。
英語を読むことが普通になれば、TOEIC への慣れは後から付いてきます。
もちろん、普段触れる素材が TOEIC がベターですが、そうでなくてもいいと思います。

とにかく読む!

もし TOEIC の素材がいいということであれば、『読解特急5』がいいですね。
ダブルパッセージで嫌が応にも読まなくてはなりませんから。
(トリプルパッセージ編は出ないかな…)

リーディングセクションを通して、ぼくの時間配分は以下の通りです。

Part 5:6分
Part 6:7分
Part 7(SP):23分
Part 7(SP):11分
Part 7(TP):21分

トリプルパッセージは英文量が多くて苦戦した記憶があります…。疲れた。

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

TOEIC 990点取得者が挑む英検1級結果&対策/勉強法(2017年第3回)

以前、2018年1月に英検1級を再び受験したことをお知らせしました。

TOEIC 990点取得者が挑む英検1級一次試験受験記・速報(201801)

 

それからこのブログで音沙汰なしだったので、
「落ちたのかな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

自分の頭の整理や振り返りを兼ねて、記録を残しておこうと思います。

 

<一次試験>

まずは結果から。

 

 

そう、ご報告をしていないだけで合格してました!
リーディングとリスニングの素点からしてダメだと思っていたのですが、
ライティングで盛り返すことができました。

 

詳細は

・READING: 26/41
・LISTENING: 17/27
・WRITING: 28/32

です。

 

対策をしていないライティングの実情を話すと、とにかく「ミスを避ける」ことが大切なようです。
「減点をさせない」という考え方ですね。
ぼくが答案で使った一番難しい語彙は allow だと思います。
語彙は使い方を熟知している安全なものを選んでいく姿勢が大事なのでしょう。

 

また、論理構成には気をつけました。
「序論→本論→結論」という型や「トピック→例示」という流れです。

 

ここら辺に注意を払ってミスをしなければ、8割近くは達するようです。

 

たとえ語彙が苦手でも、合格者平均が高いライティングで稼げれば、
一次試験の突破は「夢ではない」のだと再認識しています。

 

<二次試験>
一次試験の合格が判明してから対策を始めました。
1日30分、いくつかのモデルスピーチの音読です。
2015年にギリギリ合格したときと同じ攻め方をしました。

 

日々、音読しながら、音読するだけになっていて、
論点を頭に入れるなどがうまくできなかったのは反省です。
英語を口から出すことには慣れていたのですが。

 

さて、試験当日は試験ギリギリまでモデルスピーチの音読をしていました。
こんなこともありましたなあ。

 

 

2時間待たされて、ようやく受験をしました。
ちょび髭のネイティブ男性と穏やかな日本人女性面接官です。

 

トピックに目を通したところ、どれもピンと来ず、30秒くらい悩んだでしょうか。
それから論点を洗い出したものの、一つしか思いつかない状態で話し始めました。
1つ目はさらっと話し終えて、2つ目はしどろもどろ。
でも、スピーチの中で、モデルスピーチの中に出てきた表現を入れ込めたのは成長かな。

 

面接官が質問でフォローしてくださったのですが、考えたことのない方向にそれてしまい…。

 

「日本語ならまだしも、英語で嘘をつくほど英語力がない」

 

こんな風に実感したことを強く覚えています。
あと、「間違いなく落ちたな」というほろ苦さも忘れられません。

そんなこんなで肝心の結果が発表されました。

 

 

あと10点!
潔く諦めきれないスコア!

 

詳細は

・SHORT SPEECH: 6
・INTERACTION: 6
・GRAMMAR AND VOCABULARY: 6
・PRONUNCIATION: 6

です。

 

不合格だとわかってから、数時間ヘコみました。

 

ただ、ぼくがわざわざ2回目の合格を目指しているのには理由があります。

 

圧倒的な英語力。

 

ここを目指しているのです。
2015年と同様、ギリギリで合格しても仕方がありません。
それであれば、この悔しさをバネにするしかないと割り切りました。
圧倒的を目指して、日々精進していきます。

 

英検1級は再度受験することは間違いありませんが、少し間は置きます。
一次試験で合格した手応えをいつも感じ、二次試験当日を楽しみに待てる状態に持っていきたいです。

 

これでまた2018年の目標が増えました。
やります。

第227回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト結果分析+事前の学習内容

1月に受験した TOEIC L&R の結果とアビメが送付されてきました。
そもそも、ブログに結果を書き忘れていたのですが、以下の画像の通りです。

非常に残念、、、

 

 

 

今回は2018年1月の第227回 TOEIC L&R 公開テストの結果分析となります。
参考にさせていただくのは、毎度のごとく、TEX加藤先生の換算表です。
(TEX加藤先生、いつもありがとうございます。)

 

TOEICオタクのブログ(TOEIC正解数換算表)

 

さて、1月のアビメの内訳は以下の通りです。
ぼくは加藤先生が分類される<フォーム1>を受験したようです。

 

===========================

【スコア】
L:495
R:480
T:975

【LAM】
93
100
100
94
71

【RAM】
91
91
96
92
100

 

===

 

【Listeningスコア変移】
2006.09…345
2007.12…410
2008.06…410
2009.01…415
2009.07…420
2009.10…485
2010.01…455
2010.03…435
2010.07…495
2011.06…480
2012.01…490
2012.03…455
2012.07…495
2012.09…490
2012.10…490
2012.11…470
2012.12…495
2013.01…495
2013.07…495
2013.09…495
2014.04…490
2014.05…495
2014.06…495
2014.07…495
2014.09…495
2014.10…495
2014.12…495
2015.01…495
2015.04…490
2015.05…495
2015.06…495
2015.07…485
2015.09…490
2015.10…495
2016.01…495
2016.03…495
2016.04…495
2016.05…495
2016.06…490
2016.07…475
2016.09…495
2016.10…495
2016.11…490
2016.12…495
2017.01…485
2017.03…495
2017.07…495
2018.01…495

 

<直前の学習>
普段から「実践ビジネス英語」をトレーニング素材として扱っていますが、
試験の一週間前からは Part 3, 4 を1.2倍速で毎日オーバーラッピングを行いました。
これは TOEIC 勘を取り戻すことが狙いです。

 

<感想>
久しぶりの受験ということもあり、リスニングでは495をキープしたいという緊張感がありました。
本番ではミスをした自覚はあるものの、そこまでミスはしていないかと思いきや、ひどい有様です。

アビメを見ると、
1つめの項目で1ミス。
4つめの項目で3ミス。
5つめの項目で4ミス。

なぜこの結果で満点なのでしょうか…?
正直、よくわかりません。

新形式になって「意図問題」で間違える確率が非常に高いので、
文脈を聞き取り、選択肢から素早く選ぶことができていないと言えるでしょう。

結果的に495が取れたからいいものの、トレーニングの質や量を考える余地があります。

 

<次の試験へ向けて>
学習は楽しくないと続かないので、「実践ビジネス英語」はこれからも継続していきます。
今はこれに加えて、「英検1級」の素材を使用しているので、2つを並行して行う予定です。
リスニングに関しては、今回同様、本番一週間前からで間に合うと判断しています。
あとは、TOEIC の授業や講座で扱う素材を学習する機会と捉えて、TOEIC 力を上げていきます。

 

===

 

【Readingスコア変移】
2006.09…390
2007.12…440
2008.06…425
2009.01…465
2009.07…450
2009.10…450
2010.01…465
2010.03…455
2010.07…470
2011.06…465
2012.01…470
2012.03…490
2012.07…475
2012.09…490
2012.10…490
2012.11…485
2012.12…495
2013.01…480
2013.07…490
2013.09…495
2014.04…495
2014.05…485
2014.06…465
2014.07…480
2014.09…495
2014.10…490
2014.12…495
2015.01…490
2015.04…465
2015.05…480
2015.06…490
2015.07…495
2015.09…495
2015.10…480
2016.01…495
2016.03…480
2016.04…495
2016.05…495
2016.06…490
2016.07…485
2016.09…475
2016.10…490
2016.11…480
2016.12…490
2017.01…495
2017.03…470
2017.07…475
2018.01…480

 

<直前の学習>
普段から「読む」行為は行っていません。というか、手が回っていません…。
本番一週間前から『公式問題集』の Part 7 の文章だけを読むようには心がけました。
しかし、それも付け焼刃だったようです…。

 

<感想>
新形式になってから、495を取得できたのはたったの2回です。
量に圧倒されて、細かいところまで読み取れていない証拠でしょう。

1つめの項目で2ミス。
2つめの項目で2ミス。
3つめの項目で1ミス。
4つめの項目で2ミス。

時間配分は(6分/8分/60分)くらいでクリアできていたので、そこは問題ありません。

また、語彙は単語帳をやるなどでは解消されない領域なので、手をつけません。
正直、運次第だと考えています。
もちろん、模試をやって間違えた語彙はつぶすようにします。

一方、Part 7 の項目でミスが目立つのは、素早く正確に読めていない証拠です。
何より本番で息切れをした感じがあるのですが、それは普段から読んでいないからでしょう。

 

<次の試験へ向けて>
何かしら英語を読むことを習慣づけることから始めます。
おそらく「TIME」か「The Japan Times」です。
内容を捉えることを重視しつつ、その中で語彙力も高められたらと。

 

以上、私なりの分析でございました。
何か気になることがあれば、ご質問はお気軽にどうぞ!