Tag

Tag Archive

TOEIC の Part 5-7 の英文を音読して抱く違和感

現在、Tommyさんこと大里秀介さんの『TOEICテスト 一発逆転730点』に取り組んでいます。
(レビューはすべての内容を終え次第、書かせていただきます。)
赤本に続き、黒ラベルでもTommyさんらしいアクティビティが取り入れられており、
指示に従って取り組むようにしています。これは力がぐっとつきますね。

 

一発逆転730

 

さて、その中に、

「Part 5-7 の英文を音読する」

というものがあります。

 

これは赤本でもありました。
赤本のときにはあまり気にしていなかったのですが、
Part 5-7 の英文を口に出すと、ちょっとした違和感を覚えます。

 

この違和感の正体は「書き言葉」だから、でしょう。
TOEICの素材の中で、音読の対象としているのは Part 2-4 ですが、
そこと比較すると、文章が長かったり複雑だったり、語彙が難しかったり

 

「書き言葉」なので、音読は止めようかなと思ったのですが、
最近、Writingにも興味があることを考えると、外せないなと感じ、続けています。
すると、単に読む(見る)だけと声に出すことを加えるのとはやはり違う感じがしてきました。
その違いを明確に説明することができないのですが、
後者のほうが、体や脳への染み込み具合がよいという感じです。

 

…といろいろ書きながら、話し言葉も書き言葉も同じ英語なのだから、
同じように接するスタンスでいけばいいか、という結論に至りました。笑
リーディングセクションの音読の必要性はもう少し研究してみたいと思います。


2013年発売のTOEIC対策本ベスト3の発表です

前回の記事で、2013年に発売したTOEIC対策本の中で、ぼくが使用したものを一覧にしました。
このようにまとめた理由は今回の記事を書くためです。

ということで、独断と偏見で2013年のTOEIC対策本ベスト3を決めたいと思います。
※2012年はこちら
※2011年はこちら
※2010年はこちらこちら

まずは、第3位から!
ぼくの中での投票結果ですと、獲得票数が同じ本が2冊。
どちらかに絞ることができませんでした…。

 

第3位

新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200(森田鉄也著/朝日新聞出版)

 

新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ(神崎正哉、Daniel Warriner著/朝日新聞出版)

選出理由としては、Part 1,2/Part 3,4の対策を行う上では、
この2冊に敵うクオリティーのものがないと判断したためです。

難化傾向にあるPart 1,2の独特さを見事に押さえた「パート1・2特急Ⅱ」。
分量と内容とともに、本番同様のものが感じられる「パート3・4特急Ⅱ」。
両方に第3位をあげたいと思っています。

 

続いて、第2位です。正直、1位と2位は接戦でした。

 

第2位

新TOEICテスト 990点攻略(濱崎潤之輔著/旺文社)

HUMMERさんの解法を学ぶのであれば、『全力特急』を選出しようと考えました。
しかし、第2位の『990点攻略』は、満点を獲りにいくための、
最高レベルの解法を学べるということで、こちらを選ばせていただきました。

また、『全力特急』にはない、豊富かつ難しめの問題が収録されているところも選出のポイントです。
「これでもか」というくらい負荷のかかるところはやり甲斐もあり、本番が楽に感じられました。

レベルが高い一冊のため、この記事の読者全員にお勧めできるわけではありませんが、
ハイレベルを目指すのであれば、ぜひ挑戦していただきたい一冊です。

 

そして、最後は第1位。この本を手にしたときの衝撃は今でも忘れられません。

 

第1位

3週間で攻略 TOEICテスト 900点! (大里秀介著/アルク)

Tommyさんこと大里秀介さんの処女作ですが、
Tommyさんの復習の「型」が余すところなく公開されています。

「1回分の模試(問題)を、いかにして自分の知識とするか」がうまくプログラム化されているのがこの一冊です。
TOEICの問題「解答力」と「英語力」を上げるために必要な復習の仕方がわかると言ってもよいでしょう。

900点を目標とする一冊ではありますが、「このレベルを目指す人はここまでやるのか」ということを知るためにも、
できるだけ多くの方に使っていただきたい一冊と言えます。

また、ところどころに出てくる
・Tommy’s Image(=Tommyさんが問題を解くときの思考回路)
・From the Blog(=ブログから抜粋した激励の言葉や学習のポイント)
といったところも、多くの方に役立つ部分でしょう。

 

以上、porpor主催の「2013年のTOEIC対策本ベスト3」でした。
もしよろしければ、皆さんのベスト本もコメントでお寄せくださいね。

2013年に発売→使用したTOEIC対策本をまとめてみた(レビュー付)

2013年が終わりを迎えようとしています。今年も多くのTOEIC対策本が発売されましたね。
その中で、ぼくが使用した書籍をまとめてみたいと思います。
本のレビュー記事(本のタイトルをクリック)とともに、ご紹介しますね。
(まとめた理由は次の記事で明らかになりますので、お楽しみに。)

■新TOEIC TEST 全力特急 絶対ハイスコア(濱崎潤之輔、Kim, Dae-Kyun著/朝日新聞出版)

800点あたりのハイスコアを狙う方にはオススメ。参考書として使いたい。
独学で満点を取得されたHUMMERさんの解法を真似したいならこの一冊から。
特に、Part 7の解法は必見。

 

■1日1分!やさしく読める フィナンシャルタイムズ&エコノミスト(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

こちらもハイスコアを狙う方向け。
TOEICの素材に飽きた方やレベルの高い素材でPart 7の対策をしたい方には最適。

 

■1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!6(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

最新の傾向が反映されている一冊。Part 5,6問題集の定番です。
使用し始めるならば、新しい「6」から。
1月の試験の前に解いておけば、本番で類似の問題に出会う確立は高いでしょう。
それくらい威力のある、旬の一冊。

 

■3週間で攻略 TOEICテスト 900点! (大里秀介著/アルク)

Tommyさんの処女作。
一つの模試や問題をどのように深く復習するか参考になること、間違いなし。
ハイレベルの方が間違えそうな問題が多めに収録されている点も素晴らしいです。

 

■新TOEIC TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編(神崎正哉、TEX加藤、Daniel Warriner著/朝日新聞出版社)

特急シリーズの中の読解特急最新作。
ダブルパッセージに絞った対策ができる唯一の対策本ではないでしょうか。
問題のクオリティと解説の読みやすさは文句なし。

 

■新TOEICテスト 990点攻略(濱崎潤之輔著/旺文社)

HUMMERさんが990点を獲得するためにおさえてほしいポイントが詰まった一冊。
とても負荷がかかり、かつ効果が出る内容です。

 

■新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200(森田鉄也著/朝日新聞出版)

Part 1,2を集中的に対策できる、数少ない一冊。
難化傾向にある2つのパートの難問が集まっているため、ハイレベルを目指す方にはうってつけ。

 

■新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ(神崎正哉、Daniel Warriner著/朝日新聞出版)

Part 3,4を集中的に対策できる一冊。
前作とは異なり、本番に向けての実力確認に向く問題集でしょう。

 

■新TOEIC TEST 正解特急2 実践模試編(森田鉄也著/朝日新聞出版)

新書サイズで解ける模試。
以前別の書籍で使われた問題が、現在の傾向にあわせてバージョンアップ。

 

■頂上制覇TOEICテスト 究極の技術 トリプル模試(ロバート・ヒルキ、玉木史恵、トニー・クック、ガレス・モンティース著/研究社)
※まだTEST 3を解いていないため、レビュー記事はありません。

ここまで難しい、国内で発売されている模試は知りません…。
究極の高地トレーニングをしたい方にはぜひ挑戦していただきたいですね。

 

■TOEICテスト Part 5 できる人、できない人の頭の中(TEX加藤著/アルク)

斬新なPart 5,6対策本。二人の奥様の掛け合いは必見です。
内容もさることながら、取り上げられている問題が近々本番で出そうな雰囲気を醸し出しています。
解くならば、早めをオススメしますね。

 

■TOEICテスト 基本例文700選(基本例文700選 制作委員会/アルク)

TOEICに出そうな例文が700個つまった一冊。
例文に繰り返し触れることで、TOEICで使われる表現を自然と吸収していけそうです。

 

■TOEIC TEST 鉄板シーン攻略 文法・語彙(横本勝也著、ヒロ前田監修/The Japan Times) 

こちらも斬新なPart 5,6対策本でしたね。730点目標の方向け。
ストーリー展開とアプリとの連動で、どこまで学習効果が上がるかが楽しみです。

以上です。
ただ、持っているものの未使用のものがありますので、厳密に言うと、
2013年に発売された対策本すべてというわけではありません。(『でる模試 もっと』「TTT」「鉄板」 etc)
追ってレビュー記事とあわせて、ご紹介していきたいと思っています!

来年も引き続きさまざまな対策本が出ることでしょう。
今まで多くの書籍を使用してきた経験を活かして、
皆さんのスコアアップにつながる書籍を見つけるお手伝いをしたいところです。

「復習の型」を作れ!『3週間で攻略 TOEICテスト 900点!』

このブログではTOEICで目標スコアを目指す学習の参考になるように、ぼくの使用した教材はすべて紹介するようにしています。
しかも、出来る限り、レビューとして「教材」記事にまとめています。
レビュー記事はじっくり時間を取らないと書けないので、後回しにしていたのですが、
これから一週間は教材紹介を多めにしていく予定です。

というのも、2013年1月の公開テスト受験から2013年7月の受験まで、TOEICのスコアはキープすることができました。
そのため、どのような教材を選択し、使用していたのかは、高得点を目指す方に参考になると思ったからです。

そこで、初めに紹介したいのはこれ。もはや紹介する必要のないほどの1冊かもしれませんね。
そう、Tommyさんの初の著書。

■3週間で攻略 TOEICテスト 900点!(大里秀介著/アルク)

2012年の12月の試験で990点を獲得してから、TOEICからは少し距離を置こうと思っていたため、取り組みはじめたのは3月だったと思います。

まずは目次をご覧ください。

Day 1:模試・1回目のチャレンジ
Day 2:模試・2回目のチャレンジ
Day 3-12:模試の復習
Day 13,14:応用問題
Day 15:模試・3回目のチャレンジ

この本の素晴らしさは「本書の構成と使い方」の冒頭の言葉に凝縮されています。

本書は、200問のオリジナル模試を、ただ解くだけでなく、あらゆる角度から考え、素材として吸収することにより、TOEIC900点突破に力を養成する、3週間(週5日×3=15日間)の特訓強化プログラムです。

お読みになっておわかりかと思いますが、1つの模試をしゃぶりつくす一冊ということですね。
ぼくが感じたオススメのポイントを列挙していきます。

 

★復習の型をつくることができる
本書は、この点において画期的と言えます。今までになかった一冊と言えるでしょう。
復習の仕方について書かれた本はありますが、それをプログラム化したことがなんと言っても素晴らしい。

そして、他の学習者の復習方法を知る機会はなかなかありませんし、「ここまでやっているのか」と驚くところもあるでしょう。

ただ、それが990点を連発するTommyさんの復習の「型」。
それを知ることで、模試の復習の仕方がわからなかった方にとっては、他の模試で応用できる復習の「型」を作ることができます。
すでに「型」ができあがっている方にとっては、自分の復習方法を見直す、いいキッカケになることでしょう。

 

★綿密に組まれた学習スケジュールと学習内容
上のポイントと重なるところはありますが、1日1日、どのような学習をすればよいか指示が書かれていますので、
それに沿って行うだけでよいのは、学習リズムができる点で優れています。

しかも、毎日ほとんどすべてのPartに触れることができるため、バランスのよい学習を続けていくことができるのです。
どのPartの学習も、単に解答解説を読むだけのものではなく、
「素材をしっかり吸収できる」ようにアクティビティが作られている点も見逃せません。

 

★Tommyさんの思考回路と励ましのメッセージ
Tommy’s Image という「解答の思考プロセス」が書かれた部分と
From the Blog という「モチベーションを上げるメッセージ」「学習のtips」が書かれた部分も必見です。

復習方法以上に知ることができないのが、問題解答時の「目や頭の動かし方」です。そこを明確に示したのが Tommy’s Image。
自分とのアプローチの違いを分析すると、そこにもスコアアップのヒントがあることでしょう。

そして、From the Blog はタイトル通り、ブログの過去記事から抜粋されたものです。
短い文章なのですが、気合いや喝を入れてくれるものや学習時に注意しておきたいことが書かれています。
心に留めておきたいことしか書かれていませんので、ブログの読者の方もそうでない方も見ておいて損はないでしょう。

 

以上、3つのポイントを挙げましたが、まだまだ他にも素晴らしいポイントはあります。

・問題のクオリティ
・有名ブロガー同士の対談
・著者自身による直接のサポート

長くなってしまうので、この辺にしておきますが、内容の新しさや取り組んだ効果などを考慮すると、
2013年度のベスト本候補と言っても過言ではないでしょう。

900点突破を目指す本ではありますが、そこまで高いスコアを目指そうと考えておらずとも、
「模試の復習は具体的にどのように行うの?」
「同じ問題に何度も取り組む意味はあるの?」
とお思いの方は必携の一冊です。