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1回や2回で初めて見た英単語を覚えられる…どんな天才?

「英単語が覚えられない」


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というのは、多くの英語学習者が悩むところであります。
英語を読んだり聞いたりしていて、知らない語句が出てくると非常にストレスです。

 

正直、こういう段階があるのは仕方がないです。
何かメモリーカードのようなものを差し込んで一発でインストールできればいいのですが、
このようなおいしいお話はありません。今のところ。

 

そういう厳しい段階を乗り越えてでも、英語を理解したいのであれば、
歯を食いしばって乗り越えなくてはなりません

 

ですから、地道に知っていくしかないわけですが、「一発で覚えよう」とするから辛いし、
記憶力が悪いという言い訳を使って、単語に触れる機会を増やそうとしないのです。

 

では、どうすればいいか。

 

いたって単純です。

触れる回数を増やす

ことです。

 

加えて、印象に残すための次のヒントも意識すると効果的でしょう。

 

  1. 毎日触れる
  2. 英単語と日本語の一対一から卒業する
  3. フレーズか英文の中でおさえる
  4. その言葉の映像や絵をイメージする
  5. 音声を聞く

 

1.毎日触れる
例えば、一週間で〈50個〉というノルマを課したとしましょう。
1個あたりにかける時間はそう多くなくていいです。
1日に集中して50個をやるよりも効果的ですから。

 

2.英単語と日本語の一対一から卒業する
これをやり始めると、余計に辛くなります。
扱う情報が一番少なくなる分、覚えやすそうな感じはするのですが、
無理矢理に一対一対応させるわけですから、印象になかなか残らないですよね。

 

3.フレーズか英文の中でおさえる
2.とも関連するのですが、英単語は必ず他の単語と組み合わせて使われますね。
ですから、実際に使われている形でおさえておかないともったいない、
というか、使い物にならないわけです。

 

加えて、単に一対一対応で覚えるよりも、周辺情報と一緒におさえる分、
記憶に残りやすくなることは間違いありません。

 

4.その言葉の映像や絵をイメージする
文字と文字だけで記憶しようとすると辛いのもわかるでしょう。
ですから、言葉から想起できる映像や絵を合わせておさえるわけです。
自分で想像してもよし、インターネットで画像検索してもよし。

 

5.音声を聞く
聴覚を刺激して、さらに印象に残しやすくするという狙いもありますが、
変な音でおさえてしまっては、これまたもったいないですよね。
言語は音から発生しているわけですから、やっぱり音とセットで知っておきたいです。

 

ということで、いくつかヒントもご紹介させていただきましたが、
一回で覚えようとするという意識を捨てることから始めて、
日々触れることによって、英単語たちとの距離感を縮めていきましょうね。
1回や2回触れるだけで覚えられるという甘い考えは捨てて。

Part 5 に出る難しい語彙問題の攻略に向けて、英検1・準1級の対策本に取り組む…ことはしません!

難しいと言われる語彙問題は10回に1回くらいの出題では?

我々が難しいというのは TOEIC 本から逸脱した範囲であるということも忘れずに。

 

 

そう言われたときに衝撃が走りました。
ここ最近、話題にしている TOEIC Part 5 の語彙問題について、
とある TOEIC 満点保持者にぶつけたときに返ってきた答えが冒頭の言葉です。

 

先日の公開テストに出題されたような難しい語句を知るために、
どのように対応すべきか迷っているぼくは、次の質問もぶつけてみました。
自分の仮説とともに。

 

難しい語句は英検1級や準1級に出題されるようなものですが、そこをカバーするために、単語帳などの対策本に取り組むのはどうでしょう?ただ、TOEIC の語彙問題の正答数アップにおいては、非効率だと思っていますが。

 

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その方の答えは次のようなものでした。

 

同感です。効率が悪いと思います。時間と割に合わないでしょう。

 

英検1級や準1級の単語帳などの対策本に興味がないと言ったら嘘になりますが、
ぼくが追いかけているのは、難しい語彙問題を攻略する方法です。

 

そのため、ぼくは難しい語彙問題に対して、次のような結論を出しました。
あわせて、今まで語彙力アップに役立った本(以下で紹介)は徹底する必要があると感じました。

 

  • 英検1級や準1級の対策本はやらない
  • 公式に制作された本に出てくる語句はすべておさえる
  • 『単語特急 1〜3』『語彙・熟語・コロケーション 1000問ドリル』に出てくる語句はすべておさえる
  • 『BEYOND 990』『990点攻略』『全問正解する 990点攻略』の Part 5 の語彙問題はすべておさえる

 

このあたりでしょうか。
「おさえる」というのは単純に意味がわかるだけではなく、
語彙の使い方までわかっているという状態を目指します。
今まで使用してきた教材に抜けがないようにしながら、
自分の知っている語彙の知識をしっかりとしたものにしたいと思います。

 

あとは、何よりも語彙問題で1問ミスをしたとしても、
Part 5 の残りの問題や Part 6, 7 で間違いを犯さない力をつけることが大切ですね。
最後の1問を追いかけて他が疎かになってしまっては元も子もないですから。

 

次の公開テストでどのような語彙に出会うか楽しみです!

 

 

【告知】
※すでに数人の方から問い合わせを受けているのですが、申込開始後、改めて告知いたします。



Part 5 に出る語彙問題の攻略法がわからないという悩み(その1)

「TOEIC の Part 5 に出る語彙問題の攻略法が見つからないのですが、どうしたらいいでしょうか?」
という記事を先日書きましたが、それ絡みでいくつかコメントをいただきましたので、
記事としてご紹介させていただきたいと思います。

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=====
《ヒロ前田先生》
どうも。前田です。aggravateは「スーパー英単語」に掲載されていますよ。
deteriorateが公開テストで正解になったことがあるので、きっと収録したのだと思います。
(もっとも、当時、「正解になることはない」というコメントを本の中で付けていましたが)

 

《RYUさん》
TOEICのパート5とかの選択肢に出てくるむずかしめの単語なら、
パス単などの本で英検1級の頻出語彙をカバーできれば基本的に大丈夫だと思います
まあより高い英語力を目指す上で効率的な勉強とは言えないかもしれませんが、
porporさんのような満点取得者が、TOEICの語彙問題をより強化したいという目的のためなら、
結構効果があるのではないかと思います

 

《匿名さん》
単語をパーツに分解して、パーツ毎のイメージを組み合わせて「単語の雰囲気」を考えるのも一つですよ。

instill=in+still
in=「中」sti=「鋭いもので突き刺す」
ここまで考えると「中に突き刺す」という雰囲気はつかめます。

aggravate=ag+grav+ate
ag=ad「~へ」grav=grave=「重大な」ate=「動詞化」
これだけで「〜を重大にする」という雰囲気までは予測可能です。

viable=vi+able
vi=「生きる、生命に関わる」 able= 「可能」
これで「生存できる」という雰囲気までは予測可能です。

完全な訳語まで予測することはほぼ不可能ですが、TOEICの4択で正答の可能性を高める程度になら使えるテクですよ。
パーツ毎に分解して夫々の意味を考えるという意識で単語帳を眺めてみるのもオススメですよ。
=====

 

aggravate が掲載されている単語帳があるので、やはりそこをカバーしきれていなかった自分が甘いと認識しました。
かといって、市販のTOEICの単語帳を隅から隅までやろうとは思いませんが。

 

また、英検1級や準1級レベルの単語たちが出てきているということで、
TOEICでそういった単語が出てきたからということもありますが、
RYUさんのおっしゃるように「より高い英語力を」と考えると、
一度どこかの段階で触れてみてもいいのかな、と思うこともあります。

 

最後に、語源の知識はなるほどなあと思いました。
ぼくは大学受験のときに少し触れたっきりで、しっかり取り組んだことはないため、
これはいい機会かな、と感じています。
漢字の偏や旁をおさえる感じで一度どこかでおさらいしてみたいです。

 

今後、語彙問題に対してどのように立ち向かっていくかは、次の記事で結論を出したいと思います。
「英検」の語彙と「TOEIC」の語彙というところが一つのポイントでしょうか。
楽しみにお待ちいただけるとありがたいです。

 

 

【告知】(日程が確定したものは改めて告知ページをご連絡します)

英語学習は「単語」を覚えることから始めるって本当ですか?

学校で授業をすることや外部でイベントをする機会が増えて、
英語を学び始めようという方にお会いする機会も増えました。

 

そこで、
「単語を覚えることから始めればいいですか?」
というご質問を受けます。

DUO3.0毎日の英単語単語特急2

確かに、単語など語彙力は大切です。
あればあるほど有利に働く傾向にありますから。

 

ただ、「単語を覚える」ことだけに焦点をあてるのは反対です。
覚え方によるのですが、単語を覚えることに集中すると、
英語(英文)に触れる量が減ってしまい、英語の勉強をものすごくした気分になります。

 

ヒロ前田先生の「単語の生態を知る」という言葉がとても好きで、
もちろん単語は英文の中で使われるわけですから、
そこから切り離した形で覚えても意味がない、というメッセージだと受け止めています。

 

ですから、安易に「単語から」とは言えません。
注意点を挙げた上で、それを理解してもらい、
どのような一手めを取るか一緒に考えたいと思います。

英単語や英熟語を覚えるときに浮かぶ疑問

英語学習をしていると、知らない単語に出会い、それを覚えようとする場面は出てくるでしょう。

 

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そんなときに次のような疑問が思い浮かびませんか?

「なぜこの意味になるんだろう?」

この疑問はなく「×××=○○○」というように覚えられているでしょうか?
英単語や英熟語を覚える際に気をつけてほしいことはいろいろとあるのですが、
今日は一つのことに焦点を絞ります。それが上に挙げた疑問を持つことです。

 

例えば、remove(〜を取り除く)という単語を覚えるとします。
そのときに、「なぜこの意味に?」を考えるわけです。

 

その際に注意して目を配っておくべきは、
・接尾辞(語尾につく一定の意味をもった形)
・接頭辞(語頭につく一定の意味をもった形)
・単語中の単語
あたりでしょうか。

 

remove は、re(再び)+move(動かす)のように構成されているため、
「何かをどこかから動かす」という意味で「取り除く」という意味合いが出てきています。

 

熟語の場合も同様です。
例えば、beat around the bush(話をじらす)という表現がありますね。
そのまま覚えてもよいのですが、ここをあえて分解してみると見えてくることがあります。
この熟語を直訳すると、「茂みの周りを叩いている」ということなんですよね。
つまり、「(話の)中心にいかない」というわけです。

 

もちろん、すべての単語や熟語がキレイに分解されるわけではありません。
あくまで「何でもかんでもすぐに覚える」という意識を捨てて
その前のステップを一つ増やしてみると、覚える効率が上がると思っています。

追伸
最近、『DUO』を持ち歩かない日はありませんので、語句について考えている比率は高いです。
日々発見があって、『DUO』一冊あれば、いくらでも時間をつぶせそうな気がしています。笑