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「公式」系以外を使っての Part 7「雑食」読み

TOEIC を学習する上で信頼できる教材は「公式」系ですよね。

TOEIC_新_公式実戦_Listening

TOEIC_新_公式実戦_Reading

 

ちょうどこの記事を書いている日に新しい教材の発売が発表されましたね。

 

2016年10月13日、発売決定 「公式 TOEIC(R) Listening & Reading 問題集1」

説明のところにある「書き下ろし」の真相が気になりますね。
頼むから韓国の「公式」系ではありませんように……。
発売までに改めて『公式問題集 新形式問題対応編』を総ざらいしておきたいですね。

 

===

 

さて、TOEIC 学習で信頼できる教材だからこそ、「公式」系は使う機会が増えます。
正直、ぼくは試験前には「公式」系以外を使わないようにしようとするほどです。
というのも、「本番っぽくない」と思わされることが多いからです。

 

特に、Part 7 の文章が「読みにくい」んですね。
「公式」系や本番では流れるように読める英文が多いのですが、
「公式」系以外だと、変なノイズが入ってくるイメージです。
非常に感覚的なのですが、そんな印象を受けるのです。

 

ところが、最近、その制限を外すようになってきました。
つまり、「公式」系以外の素材を積極的に使おう、となったということです。
むしろ、前に述べたノイズを味わいたいと思うようになりました。

 

すらーっと読める「公式」系で、本番らしさを味わうことは非常に重要なのですが、
ぼくにとっては

 

「公式」系は負荷が少ない素材である

 

という結論に至ったからです。
先ほど述べたノイズは、ぼくにとっては負荷になりうる、というわけですね。

 

ぼくは今まで Part 7 の勉強法として、「Part 7 の英文だけを読む」ことをお勧めしてきました。
問題を解こうとすると、勉強時間が余計にかかってしまいますからね。
英語を読むことに集中したいのであれば、この方法は効果的だと思います。
実際、自分が実践して効果的だったからこそ、今でもお勧めしていますし、自分でもやっています。

 

現状、使いまわしている教材は、以下の2つです。
「公式」系ではないものを使って、負荷をかけるイメージです。
特に、Hackers は量が多くていいですね。

 

 

同じく、英文量が多いこの1冊は、TOEIC 直前の1週間で登場することが多いです。

 

 

毎日、読解する量を稼ぐためにやっていることのご紹介でした。
「公式」系かどうかにかかわらず、英語は英語なので、雑多に読んでいこうというのが今のスタンスです。

第6回花田塾チャリティセミナーに参加してきました

2016年4月29日。
世は昭和の日。
しかし、TOEIC 学習者にとっては特別な日です。

 

東日本大震災の復興をお祈りしながら、TOEIC の学習者同士が元気を発信していく。

2011年から行われている花田塾のチャリティセミナーです。
以下は今までのレポートとなります。

 

第3回参加レポート
第4回参加レポート

 

このセミナーは必ずこの曲を聴くことから始まります。

 

ぼくはこの曲の最後の部分から生きる力をもらえます。

 

So with that hope, with that determination
Let’s make tomorrow a brighter and better day

 

ぼくらの身の回りに起こる出来事を自分の力で操れません。
しかし、生きる日を自分の手でいいものに変えていくことはできます。
東北、そして熊本のみなさまへ少しでも想いが届きますように。

 

image1

 

それでは、セミナーの中身をご紹介したいと思います。
トップバッターは OJiM さんこと、八島晶さんでした。

 

「Part 7 の英文が読めるようになるためのトレーニング」
〜「英文が読める」とはどういうことなのか?〜

 

企業の研修などでサラリーマン1,000人に教えている OJiM さん。
研修を受けた方からの声を如実に反映した内容でございました。

学習者が Part 7 の問題(英文)と向き合う一言として紹介された言葉が印象的でした。
かの有名な野球選手でもあり、監督でもある落合博満さんの言葉です。

 

「練習でできないことは試合でできない。練習でできるようになっても、試合でできないこともある。試合でできるようになったらその質を高めていくことだ」

 

実際の問題を通して、どのようにすれば「読める」ようになるのか、
音読というアクティビティーを通して、解説をしていただきました。

アクティビティーの必要性をはっきりと示してくださるので、
これから実践をしてみようと思わせてくださいました。

 

続いては、TEX 加藤先生のターンとなります。

 

「Part 5 を深める」
〜TOEFL の誤文訂正問題の演習を通じて〜

 

TEX 加藤先生曰く、Part 5 のミスの原因のひとつとして、
「TOEIC をやりすぎだ= TOEIC 病」ということで、
TOEFL の問題の誤文訂正問題を実施しました。

TOEIC のテスティングポイントを TOEFL で見るというのは非常に新鮮でした。
文法の視点と意味の視点で英文を見る癖をつけたいなと思いました。
TEX 先生がよくお使いになる「複眼思考」を鍛えていく必要性がありますね。
(先生がやたらと花田先生を意識されていたのが印象でした。)

 

次は、紅一点の Jun さん。

 

「新形式 Listening : 徹底トレーニング」
〜練習の質を上げスコアにつなげる〜

 

Jun さんは学習者の視点を大事にするお話でした。
ご自身の学習体験を非常に具体的に語ってくださいました。

Part 1, 2 のディクテーションから Part 3, 4 の先読みなしリスニング。
そして、先読みなしでの倍速の音声を聞くという……。
ゴリゴリの演習やトレーニングで負荷がかかって面白かったですね。
特に、Part 3, 4 のほうは、本番でも先読みができない場面が想定されますから、
実践を見据えたいい練習になりました。

最後の Q&A で「モチベーションはなくていい」というのは印象的でした。
自分の時間や場所とひも付けて、ルーティンワークにすることが大切というのは参考になります。

 

後半戦は神崎正哉先生からスタート。

 

「Part 7 新形式対策高地トレーニング」
〜TOEIC より難しい問題に挑戦!〜

 

Part 7 の文挿入問題についてお話をしてくださいました。
ケンブリッジ英検の問題を使って、負荷をかけたトレーニングをしました。
レベルは英検1級程度ということで、えげつなかったです……。

神崎先生のおっしゃるように、このレベルの問題を見ると、TOEIC は楽に見えてきます。
前後関係をしっかりと見ながら英文を読む力を鍛える必要性を感じました。

 

トリを務めるのが Rabbit さん。

 

「サナギから蝶に華麗なる変身!新形式で生まれ変わった Part 6 の正体は?」
〜日陰者の Part 6 が脚光を浴びる時。その解き方は?〜

 

Rabbit さんは「Part 6 だけのセミナーを開こう」と思っていたそうです。
それだけ、Part 6 に対する熱い気持ちが表れていました。

文挿入の問題が各セットに入りますが、その攻略法を伝授してくださいました。
これからの問題の予測も含めて、考察が非常に鋭かったです。
自己紹介で普通のサラリーマンとおっしゃっていましたが、
ベテラン講師かのような解説ぶりにしびれました。

 

—–

 

最後に。

TEX 加藤先生が引用された言葉は、
今回のセミナーを象徴していましたので、
最後に書かせていただきます。

 

Yesterday is history.
Tomorrow is a mystery.
Today is a gift.
That’s why it is called the present.

 

ぼくらが TOEIC の楽しみを享受できるのは、今日、生きているおかげです。
毎日に感謝しながら、日々を歩んでいきたいと思います。

 

登壇された先生方、
今回ご一緒させていただいた皆様、
今日という日をありがとうございました。

いつ「AERA English 2016 Spring & Summer」を買うの? 今でしょ!

AERAEnglish_2016_S&S

 

————-
【告知1】
TOEIC 900点突破への道をみんなで作る「天狼院 TOEIC パーフェクトゼミ」キックオフ

900点突破を目指す方も突破の極意を共有してくれる方も来てほしいイベントです。

 

【告知2】
【ラジオ観覧&ランチ会】ポルポル(渡邉淳)先生登場!

「頑張らない」英語シリーズの西澤ロイ先生のラジオに出演させていただきます。
TOEIC の新形式の話や学習計画の立て方などについてお話する予定です。
————-

 

現形式が最後となる4月の TOEIC 公開テストまで残すところ一週間です。
そんな折ではありますが、旬の雑誌が素晴らしかったのでご紹介しますね。

と言っても、このブログをご覧の方はすでにお読みになったかもしれません。
AERA English 2016 Spring & Summer」です。

 

結論から申し上げます。

 

この号は買いです。

 

 

売り切れてしまったり、中古で変に値段が高くなる前に定価で買うことをおすすめします。
というのも、980円の割に、中身が濃いからです。
中身を少しだけご紹介しますね。

 

どうなる!? TOEIC に新問題が登場

神崎正哉先生と濱崎潤之輔先生の対談です。
問題形式が変更になったことによる対策の仕方について。
今では貴重な新形式の予想問題が付いているのもありがたいですね。

特に、リーディングセクションの時間配分は悩ましいではないですか?
「先生方はこう考えているのか」と、非常に参考になりました。

 

「1日5分だけ」TOEIC 文法ドリル

満点サラリーマンという肩書きが似合う八島晶さんのお手製ドリルです。
これまた濃い!
120問の新作問題が非常にやりごたえがあります。
そして、解説も限られたスペースで濃密にまとまっています。
意外に見落としているポイントがあるかもしれません。

また、「5分」という貴重な時間の使い方についてのコラムも必見です。
ぼくも「1日5分は欠かさないように」と言いますが、
コラムを読んで、その確信を一層深めましたね。

 

この2つが TOEIC にまつわる特集なのですが、他の特集も非常に興味深いです。
個人的には表紙にも出ている安河内哲也先生の特集がヒットでした。
動画は雑誌を購入されていない方も見られますのでぜひ。

第200回 #TOEIC 公開テスト感想(個人的な話)

先日の第200回TOEIC公開テストを受験された方、改めてお疲れさまでした。
受験後に感想のブログを書いてから、ずいぶんと時間が経ってしまいました。

 

試験中の話も含めて、それ以外にも初めての経験がありましたので、
記録を残しておきたいと思います。

 

受験日の前日にTwitterでつぶやきましたが、受験票ハガキをなくしました。苦笑
所定の場所に置いておいたはずなのですが……情けない限りです。

 

もうどうしようもないと思ってつぶやいたところ、
親切な方が連絡をくださいまして、無事対処できました。
以下、つぶやきでも掲載しましたのではっておきます。

 

 

自宅で

・ウーゴ 1ユニット(サポートページ音声)
・読解特急5 DP編
・新公式問題集 Vol.5 TEST1 の Part 3,4 をシャドーイング

TOEIC_ウルトラ語彙力主義

読解特急5

を済ませて、会場へ向かいました。
会場に向かうまでは、

・単語特急2

単語特急2

を1周行うという感じ。
試験前に単語特急を1周回すというのが、なんとなく定着しています。

 

仮受験票の発行などで手惑いましたが、無事受験はできました。
前の記事に書いた通り、フォームは4LIC15(解答用紙A面緑/マイナーフォーム)です。

 

<Part 1>
ここ最近、1問くらいコケて、後を引くパターンが多かったのですが、
無事に通過できた記憶があります。

あくまで精神的に無事、ということで、1問不安なものがありました。
ただ、気をとりなおして Part 2 へ。

 

<Part 2>
ここも1問はどこか不安なところがあった気がしますが、
いつもよりは余裕をもって聞けたと思います。
正直、問題を覚えるような余裕はありませんでしたね。苦笑

 

<Part 3, 4>
1, 2問は不安なものはありましたが、なんとか乗り切ったという感じです。

 

リスニングの満点ラインをギリギリのところですが、
精神状態を保つのでいっぱいいっぱいで、
「まだまだだなあ」と思わされますね……。
このレベルは今年中に脱出したいところです。

 

<Part 5>
15-17分ほどかかった気がします。
受験の数日前に記事でも書きましたが、Part 5 の回答速度が落ちています。
今回の問題が難しかったというのもあるのかもしれませんが、
それにしても、なかなかスピードが上がりません。
ちょっと慎重になりすぎているのかな、と分析しています。

試験後に情報収集をしたところ、2, 3問は間違っている模様です。
これで満点は逃したなあ、という感じですね。
各地で(?)議論の種になっている問題たちです。

 

<Part 6>
5-7分くらいかかったと記憶しています。
1セットめで悩んだこともあり、時間がかかってしまいました。

しかも、1問ミスをしている模様です。
前回の試験同様、Part 5, 6 の時点で、
満点の土俵に立てていません。

6月は前半に英検の試験があるため、それまでは英検に集中しますが、
その後をどう立て直していくか検討中です。

 

<Part 7>
Part 5, 6 で時間がかかったとしても、読解スピードが上がっているため、
Part 7 に入った時点で「正確にやればきっちり終わる」と思いました。

ところが、結果、最後の問題のマークをした10秒後に試験終了、という状態でした。
実は、TOEIC を初めて受験して以来、塗り絵をしたことはないのですが、
今回の最後のDPに入り、問題を解いたときに、塗り絵が頭をよぎりました。
一番最後に解いた問題は、おそらく根拠を見つけられたと思いますが、
非常に焦った状態だったため、自信がありません。

そのほかのところでは、語彙の言い換え問題で1ミスをしていると思います。
2択で迷いに迷って、塗り直した1問です。

 

とまあ、リーディングは散々な結果が予想されます。
ここ最近、TOEIC 対策をしていないツケが回ってきているのか……。

 

 

正直、満点を取れなくても、誰かに怒られるわけではありません。
ただ、自分のプライドが許さないんですよね。悔しい。

毎年なんとか1回は満点が取得できている状態ですが、
今年の受験回数も減ってきているため、早いところ返り咲きをしたいと思います。

英検受験後に改めて具体的な対策を立てる予定です。

第200回TOEIC公開テストの前々日に気づいたこと

ついに節目のTOEIC公開テストがやってきました。
前回のテストの結果が納得のいくものではなかったため、
いつもよりは多めに TOEIC の問題に触れるようにしています。

 

昨日のつぶやきで次のようなことを書きました。

 

 

衝撃的な事実とは何かと言うと…。

 

・Part 5 の問題回答スピードが落ちている
・Part 7 の読み方が雑になっている

 

前者は前回のテスト中に感じたことでしたが、
後者は問題を解きながら気づいたことです。
特に、Part 7 の文章を読むスピードは落ちていないのですが、
なんだか目を動かしているだけで、頭にしっかりと刻み込まれていない模様。

 

はて、どうしたものか。
とはいえ、正直、ここまで来たら、
できることは限られています。

 

前日でやることは以下のとおり。

 

<Part 5 の問題回答スピードが落ちている>という問題に対しては、
今まで解いた Part 5 の問題を解き直すことで、
調子の良いときのスピード感覚を体で思い出すことです。

 

そして、<Part 7 の読み方が雑になっている>については、
Part 7 の英文を読みながら、スピードをほんの少し落として、正確さを重視することです。

 

読み間違えをしないこと。
一読で意味と状況がすっとイメージできること。

 

このあたりを意識しながら、テストまでの残りの時間を過ごしたいと思います。


神崎先生の『TOEIC パート5特急』高地トレーニング問題(無料)が凄すぎる件

TOEIC界の重鎮の一人である神崎正哉先生の新著

 

『新TOEIC TEST パート5特急 400問ドリル』(朝日新聞出版)

特急_パート5特急

 

を手にされた方は多いでしょう。
ぼくもすぐに書店に行き、何度か取り組みました。

 

まだレビューが書けていないのですが、
ある程度のレベルに達している方には、
非常にオススメの一冊になっています。

 

そんな素晴らしい本のサポートページがあるのをご存知でしょうか?

 

『パート5特急』サポートページ

 

その中には、問題の詳細の解説ファイルや、
この本以外のオススメの本が紹介されているのですが、
そこに新たなコンテンツが加わりました。
その名も、

 

上級者のためのパート5高地トレーニング100問

 

です。

 

もともとコスパがいい本であるにもかかわらず、ここまでやっていいのか、という衝撃です。
先日の第199回TOEIC公開テストの結果が散々だったこともあり、
Part 5 の素材を探していたところで出会いました。

 

今、少しずつ解いているのですが、もともと簡単とは言えない問題を
難しめに加工しているため、やり甲斐がむちゃくちゃあります。

 

この記事を執筆現在は2セット分(1セット100問)が用意されています。
『パート5特急』読者の皆さんはぜひチャレンジしてみてくださいね。
ぼくもチャレンジが終わり次第、記事にしていきます。

 

 

その前に『パート5特急』のレビューをまとめたい。。。

TOEIC『ウーゴ(ウルトラ語彙力主義)』が突く盲点

「ウーゴ」こと『TOEIC TEST ウルトラ語彙力主義』の話の続き。
前回の記事は以下のものです。

 

なぜ TOEIC『ウーゴ(ウルトラ語彙力主義)』を中古で購入したのか?+私の使い方

 

人によっては『ぜったい英単語』と読み換えていただければと思います。

TOEIC_ウルトラ語彙力主義
じっくり取り組んでみて「お!」と思わされるところがありました。

 

この本は

 

Part 1 によく出る単語 Unit 01-10
Part 2, 3 によく出る単語 Unit 11-50
Part 4, 5, 6, 7 によく出る単語 Unit 51-88

 

という構成になっています。

 

順番通りに取り組むのもよし。
自分の得意/苦手なPartから取り組むのもよし。
気が向いたところから取り組むのもよし。

 

ぼくは Unit 01 から律儀に始めていたのですが、
Part 1 に飽きてしまったため、飛ばして Part 2 という形でやってます。

 

さて、そんな各Unitは4つの選択肢から空欄に適する語句を選び、
次のページに各選択肢を使った例文が掲載されているわけですが、
その語句の基本的な使い方はもちろん、盲点をつく使い方も乗っているんですね。

 

冒頭のほうで言えば、carry という単語。
「〜を運ぶ」という意味が一般的ですし、すぐに思い浮かびますが、

The shop carries a variety of furniture.

のように、「〜を取り扱う」という意味もあるんです。
英文を見ればわかるものの、自分で使えるかというと疑問符がつきませんか。
ぼくはこの表現を瞬時にアウトプットはできません。

 

このように、知ってはいるものの、あやふやな部分を問われるのが試験ですよね。

「見覚えがあるのにいまいち出てこない」
「確かこんな意味だったような…」

この感覚を試験中に抱くとストレスになり、力を発揮できなくなります。
ですから、そこを地道につぶしていくことは避けて通れません。
その絶妙なところを例文でカバーしてくれる「ウーゴ」ではないでしょうか。

 


なぜ TOEIC『ウーゴ(ウルトラ語彙力主義)』を中古で購入したのか?+私の使い方

20150116_studying.group

 

しばらく前に神崎正哉先生の『新TOEIC TEST ウルトラ語彙力主義』を購入しました。

TOEIC_ウルトラ語彙力主義
IBCパブリッシングから発刊されています。「ウーゴ」と言う愛称で呼ばれている一冊です。
以前、以下のような記事を書きました。

 

幻の名著「ウーゴ」(=ウルトラ語彙力主義)を始めました

 

その記事でも書いたように、この本は2007年発売後、絶版となっています。
絶版とはいえ、内容が悪かったわけでは決してありません。
新版『神崎正哉の 新TOEIC TEST ぜったい英単語』となって発売されています。
TOEIC_ぜったい英単語
正直、単語帳を今更買う理由はありません。
掲載されている単語は基礎レベルのものが中心ですから。
しかし、中古ででも購入したい明確な目的がいくつかありました。
しかも、新版ではなく旧版を買いたかった理由があったのです。

 

  1. 表紙デザインが好き
  2. 2ページ簡潔で取り組みやすい
  3. 頻出語句がてんこ盛りである
  4. アウトプットにつながるサポート音声が魅力的

 

 

  • 表紙デザインが好き
    こちらは旧版ならでは、です。
    ピンクというキツイながらもかわいさの残るカバーの色。
    TOEIC と関係のありそうもない、ウーゴ星?からやってきた奇妙な宇宙人。
    手元に置いておくならば、見た目がいいほうが気持ちが盛り上がりますよね。
    正直、新版は ダ(以下略)

 

  • 2ページ簡潔で取り組みやすい
    この点は新版と旧版で差はありません。
    どちらにせよ、表ページに問題があり、裏に答えと解説がある、というスタイル。
    皆さんは特急シリーズや千本ノックシリーズをイメージされるといいでしょう。
    クイズ感覚で取り組んでいけるため、サクサク進めることができます。

 

  • 頻出語句がてんこ盛りである
    この点も新版と旧版で差はありません。
    実はこの点、著者の神崎先生ご自身にお伝えしたところ、
    「掲載語句が少なめ」だとおっしゃっていました。
    ただ、ぼくは少ないことをメリットだととらえることができると思っています。
    少量を徹底的に行うことによって、本番で迷いなく力が発揮できるからです。
    少ないほうが定着率を上げやすい、ということですね。

 

  • アウトプットにつながるサポート音声が魅力的
    今更、この単語帳を購入した最大の理由はここです。
    神崎先生のブログに新版の紹介とともに、音声ファイルのURLが掲載されています。

    幻の名著の復刻版

    1UNITあたり15分の音声レッスンです。
    先生ご自身で重要な点をおさらいしつつ、収録されている例文が1回読み上げられます。
    それに加えて、10回連続で例文が読み上げられるんです。例文(1回目)→ポーズ→例文(2回目)→ポーズ…のように、リッスン&リピートですね。口を動かすことで定着を狙うわけです。

    ぼくは掲載されている語句は知ってはいます。
    ただ、口にしているかというと話は別です。
    今まで聞ければいい、読めればいい、というスタンスでしたから。
    そこを叩き直すために、アウトプットにつなげるために、この一冊を選びました。

 

ということで、購入した理由はこの辺です。
皆さんが知りたいのは使い方ではないでしょうか? 以下にまとめておきます。

 

1. 88Unit分を納得のいくまで取り組む
問題を解き、解説は適宜読みます。ポイントはじっくりやらないこと。
最初は、1問を丁寧に、というよりはとにかく最後まで終えることを目標にします。
何度か取り組む中で、知識を重ね塗りしていきましょう。

そのあとは、毎日取り組むようにして、1日1周するのが楽になるくらいまで回します
そうすれば、掲載されている語句とはかなり仲良しになってきている状態です。

 

2. 音声を聞きながら、解答例や誤答選択肢を用いた例文に目を通す
まずは聞けるところと聞けないところを判別する意味で、サクサクと進めます。
聞くという点でも何周も取り組むことで、自分の体に染み込ませるといいですね。
文字と音とイメージを結びつけるための時間です。

また、慣れてきたら音声のスピードを上げていくこともおすすめします。
ぼくは1.5倍で聞くようにしていました。
何度も目にしていれば、何度も聞いていれば、1.5倍は平気です。
ここで耳を鍛えれば、他のものを聞いたときに、いい意味での違和感を抱くはずです。

 

3. サポート音声と一緒にアウトプットをする
人によるとは思いますが、ここまで何十周としてくることになるでしょう。
何周したかは記録はしていませんが、自分は50周以上は確実にしています。
ここまでやってようやく自分に馴染んできたと思い、アウトプットに移りました。
サポート音声通りに、忠実に音読をするようにしています。

注意点としては2,3回目からは目を離して声に出すことです。
しかも、その英文の状況などをイメージしながら。
単に口を動かすだけでは非常にもったいない時間となりますので、
自分を厳しく監視しながら取り組むとよいと思われます。

このアウトプットはつい最近、取り組み始めたのですが、
Part 1 など今まで散々目にした耳にした単語であっても、
口にすると言い淀むことがあるんですよね。
口がびっくりしていることに自分がびっくりしています。

このようになることで
「言い慣れていないな」
「すっと出てこない表現だな」
ということがわかるので、どのUnitも発見があります。

知っていることと使えることは別だ、と改めて思います。
「ウーゴ」でなくとも、自分が使えるようにしたいと思う表現が含まれた英文は、
ぜひ口にする回数を増やすことをおすすめします。
その点、「ウーゴ」はガイドとなってくれるのでありがたいですね。

 

ということで、この本の話はここら辺にしておきます。
某セミナーで「ウーゴ」か「ぜったい英単語」を素材にしたようで、
同タイミングで取り組む方が増えていて、やる気になります。

 

 

取り組むときでは一人であったとしても、
どこかで同じ教材をやっている人がいるとわかると、
モチベーションが上がりますよね。

皆で語句をモノにしていきましょう。

 


TOEIC 990点取得者が、TOEIC SW公開テスト【2015年4月19日(日)】を受けてみた

昨年の12月に続いて4回目の TOEIC SW 公開テストを受験してまいりました。
本日、全国各地でご受験された方、お疲れさまです。

20140810_TOEIC_SW

 

今回は神崎正哉先生の<TOEIC SW オフ会>も兼ねての受験となります。
朝が苦手ではあるものの、受験をしなくてはオフ会には参加ができないため、
安定の寝坊をしながらも、無事受験を終えることができました。

 

今回はオフ会の条件として会場設定もあったため、
顔見知りが多かったのはよかったものの、
あまりにいすぎると緊張感が薄れすぎるとわかりました。
試験のスイッチを入れるのが下手なんですかね。
新たな発見だと感じました。

 

さて、以前の受験時にも書きましたが、試験までの簡単な流れを箇条書きで。
(こちらは毎回の記事の定型内容となります。)

 

・試験会場に持参するのは、写真付の身分証明書のみ
・試験開始30分前までに集合する
・到着後、受付で名前を申し出る
・身分証明書以外は専用のロッカーへ入れる
・「漏洩ダメよ」誓約書とアンケートを記入する
・試験開始20分前?に試験官から簡単なアナウンスがある
・番号順に呼ばれて、写真撮影をされる(受験番号はランダムであるため、番号によっては20分ほど待つ?)

 

という感じです。

 

 

では、ここからは試験問題の感想を。

 

〈Speaking〉
Q1-2:音読問題
今回は準備時間に固有名詞の発音や抑揚をつけるべきところを確認しました。
時間は余ってしまうものの、気持ちを込めてうまく読めたのではと思います。

Q3:写真描写問題
非常にSWではベタな写真でした。
描写しやすい問題だったという印象です。

Q4-6:応答問題
こちらもベタな問題テーマでした。
質問を見ながら答えられる分、準備時間がなくとも答えやすいセクションだと感じます。
Q4-5 は大丈夫だと思ったのですが、よくよく振り返ると、Q5がずれた回答をしていたようです。
Q6 は出だしが好調だったものの、とあるところで「英語にできない日本語」が頭に浮かび、
少し止まってしまったところがありましたね。まだまだです。

Q7-9:提示された情報に基づく応答問題
Part 7 のシングルパッセージ出てくるような予定表をイメージするといいでしょう。
その内容と質問内容を照合しながら回答する分、負荷が高くなっていきます。
ただ、コールセンターの人になりきれる分、個人的には好きなQuestionです。
出来としては、ここは問題なく通過できたでしょう。

Q10:解決策を提案する問題
ここは大失敗を犯しました。
相手が言う問題をうまく聞き取れず、解決策もピントがぼけてしまいましたね。
問題が聞き取れなった時点で混乱状態で、回避の仕方も持ち合わせていませんでした。
ものすごい減点が予想されます。

Q11:意見を述べる問題
SWでは問われそうなビジネスに関するテーマ。
理由をキーワードベースでどれだけ取り出せるかがポイントだと今回改めて認識しました。
「思いつかないな」と思った瞬間が終わり。
こじつけでもいいから、ある程度話し続ける必要があると感じましたね。

 

〈Writing〉
Q1-5:写真描写問題
久しぶりに英語をタイピングしたからか、スピードが落ちていたようです。
いつもは余る時間がまったく。
内容や使用する語句を変に練ろうとしたことで、時間配分に失敗しました。

Q6-7:Eメール作成問題
どちらも3つの課題に答えなくてはならないものの、Q7では1つ答えそびれました…。
こちらも時間配分の問題です。
変に色気を出して多様性を持たせようとしたことでの失敗です。
まずはシンプルに書いて、時間を見ながら調整することが理想的でしょうね。

Q8:意見を記述する問題
ビジネス絡みのテーマ設定で、学生には考えにくいテーマでした。
語数は今までで最大に行っていたのですが、一つの理由でものすごい量を書いてしまい、
結論を書きそびれるという大きなミスを犯しました。苦笑
こちらもやはり時間配分の意識が足りないことに起因します。

 

 

前回の結果よりはどちらも落ちたでしょう。
正直、学習法がズレていたことを実感しています。
次は8月に受験を予定しているのですが、このままでは伸びないことは確実です。
作戦会議をして、成果につなげるやり方を導きたいと思います。

 

オフ会の話はまた後日。

 

書きたいネタが溜まっているのですが、いろいろ追いついておらず…。
今日でもろもろ一区切りつきましたので、更新頻度を上げていきますね。
気長にお待ちくださいませ。

TOEIC SW、みんなで受ければ怖くない ーオフ会とSW遊び

「TOEIC の LR だけでもキツイのに、SW なんて無理」
「いつもは受験仲間がいるけれど、SWは激減する」
「そもそも受験料が高い」

 

counseling-99740_150

 

人間はやらない理由を探すのが本当にうまいので、(人のことは言えない)
TOEIC の SW の受験に躊躇する方が多くいます。
ぼくも初めて受験するまではなんどもためらいました。

 

ですが、今は楽しみ方を知っています
その楽しみ方を知るキッカケは受験以外ありません
ネックとなる受験を後押しする企画が2つありますね!

 

 

1.神崎正哉先生主催の<TOEIC SW オフ会>に参加する

神崎正哉_花田塾

 

詳細は神崎先生の以下のブログ記事をご覧ください。
4月19日(日)「TOEIC SW オフ会」参加者募集

 

同じ場所・時間に受験をして、その後で一緒に親睦を深めようという会です。
オフ会のみの参加はダメですので、受験が必須となります。
オフ会には少なくとも一回は受験をしたことのある方が集まりますので、
情報交換ができたり、学習者仲間ができたりするでしょう。

 

というか、SWともに満点を取得する神崎先生に、
直接相談をすることも可能ですから、これを逃さない手はありません。
どうでもいいでしょうけれど、ぼくも試験とオフ会ともに行きます。

 

「ちょ、ちょ、ちょっと待て、おにぃさん!受験する前に後押しが欲しいですやん」

people-31895_150

 

という方にもオススメの企画があります。
※某運営委員会や主催者から賄賂をもらっているわけではありません。

 

2.Junさん主催の<TOEIC SW 遊び>に参加する

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詳細はJunさんの以下のブログ記事をご覧ください。

 

TOEIC SWオフとTOEIC SW遊び詳細

 

「遊び」という響きが怪しすぎますが(笑)、「ゆるくやる」と言い換えてください。
人数によりますが、いくつかのグループに分けて、Speaking の問題に挑戦する、というものです。
Speaking を独学で進めるにあたって難しいのが、自分の英語を聞いてもらうことですよね。
この会であれば、聞いてくれる相手がいますので、勉強になることは間違いありません
ぼくは何回か参加させていただきましたが、絶妙なゆるさと緊張感で得るものは多かったです。

 

記事には3/28とありますが、3/21(土)となりそうです。
時間帯や場所は参加表明があった方と相談して決める予定です。
→12:00-16:00@池袋、に決定いたしました!
→12名までで、残り6席となります。
もしご興味があれば、Junさんかぼくにご連絡くださいね。

 

おそらくぼくの英語を聞ける機会になるかと思いますが、
「これで150点を取れるのか」と感じられるでしょう。
自分でもいけそう、という感覚を抱く機会にぜひ。