Tag

Tag Archive

TOEIC 990点取得者が挑む英検1級一次試験受験記・速報(201801)

 

ブログであまりお伝えしていなかったのですが、
英検1級の一次試験を受験してまいりました。

 

2015年の6月に初めての受験。
2017年の6月に2回目の受験。
そして、今回です。

 

一勝一敗の英検1級ですが、今回は果たして。

 

まず、英検前に行っていた学習のまとめです。

 

・『英検1級 語彙問題完全制覇』を使った問題演習
・過去問を使ったリスニング
・「実践ビジネス英語」を使ったオーバーラッピング

 

少し前には『速読速聴・英単語 Opinion 1400』をやっていたのですが、
テスト前は少しペースダウンしてしまいました。
最近はリスニングの学習に特化しているので、それだけは欠かさず、という感じです。

 

さて、TOEIC とは違い、翌日に解答速報が出るのが英検のいいところ。
英検のサイトを確認の上、自己採点を実施した結果が以下の通りです。

 

 

2017年の受験の際の結果ツイートがこちらです。

 

 

見比べてみると、時間をたくさんかけたリスニングがガタッと落ちていますね。
結構、ショックです。ガビーン(死語)って感じです。

 

前回(二回目)は「成長を実感できた」と振り返っていますが、
今回はどこが進歩したのかを感じることができませんでした…。

 

とはいえ、ここで立ち止まるわけにはいきませんので、
この結果をもとに、自分の受験内容を振り返ってまいりたいと思います。

 

まずは、Reading について。
読解問題に手こずった印象が強いです。

語彙問題は12分程度で終了しました。
10分が理想ですが、想定の範囲内かなと。
ただ、語彙は間違いなく積み重なっているにもかかわらず、
「4つの選択肢を見たことがない」という問題に動揺してしまい、
ちょっと時間をかけてしまったと分析しています。

前回の受験でも思いましたが、ジャパンタイムズの語彙本は効きますね。
今回の受験の前に、誤答の選択肢まで目を通し、覚えるよう意識したのが効いたようです。
ぼくは『パス単』よりこちらの方が性に合っています。

 

読解問題は、TOEIC 同様、答えの根拠は本文の中にあるので粘って探す作戦をとりました。
前回の受験では「TIME」を素材にして学習を行っていましたが、
今回はリーディングの観点での準備が足りなかったと感じています。
日々の学習のバランスに気をつけていきたいところですが、
学習の時間の使い方を根本から見直す必要がありそうです。

 

次に、Listening について。
問題形式や答えの根拠の出所には慣れてきたように思います。
ただ、力を入れてきた分、聞き取れないところが多かったことにダメージを負ったようです。

リスニングは Part 2 のシャドーイングを始めてから、力は伸びています。
4月から取り組んでいる「実践ビジネス英語」も支えになっているでしょう。
これで結果が出ないから止める、というわけではなく、もう少し長い目で見てみます。

特に、「実践ビジネス英語」は植田一三(イッチー)先生の本でも激推しされていますからね。
信じて取り組み続けます。

 

最後に、Writing について。
普段から書いていないことが仇となりました。

一段落目はテンプレを使って出だしがいいのですが、
そのあとのサポートがうまくいかなかったように思います。
前回は TOEIC Writing のノリで書いたのですが、通用しませんでした。
今回は少し切り替えて書いてみたものの、結果はわかりません。

対策は気が向いたときに、ジャパンタイムズの『英作文問題完全制覇』を使うものの、
なかなか自分の学習にはまらないのが悩みどころです。

 

英検1級の素材は学習をしていて面白いので、学習ネタとして使っていきます。
次はいつ受験するか未定ですが、それまでには確実に合格できる力を身につけたいです。
合格を目指す方、一緒に頑張っていきましょう!

TOEIC 990点取得者が2017年度センター試験を解いてみた

 

 

2017年1月14日(土)から2017年度のセンター試験が始まりました。
この時期になると、自分が受験生だった頃を思い出しますね。
雪が降るほど寒い日に行われるので、気候とともに気が引き締まります。

 

さて、そんなセンター試験に触発されて、ぼくもセンター試験(英語・筆記)を解いてみました。
2011年からこれで6回目でございます。(2016年は諸事情で解けませんでした)

 

(過去記事)
2011年:TOEIC 965点ホルダーが2011年度センター試験を解く…185点(47分)
2012年:TOEIC 965点ホルダーが2012年センター試験を解く…190点(42分)
2013年:TOEIC 990取得者が2013年度センター試験を解いてみた…194点(57分)
2014年:TOEIC 990取得者が2014年度センター試験を解いてみた…194点(48分)
2015年:TOEIC 990取得者が2015年度センター試験を解いてみた…194点(50分)

 

 

毎年、満点まであと一歩というところです。
2017年度分は果たして何点だったのでしょうか?

 

結果…

180点(47分)

でした。

 

恥ずかしすぎて、後悔するのをためらったくらいの点数です。
例年は移動時間に細切れで解くのですが、今回は一気に解いたらこの有様です。
文法問題で1問ミス、長文問題で3問ミスという感じで、満点には程遠かったですね。
ぼくの英語力が落ちているのでは、と不安がよぎります……。

 

 

一方、試験自体の難易度についても見てみます。
(この有様で偉そうなことは言うなというのはナシの方向で……)
昨年度分は見ていないので、なんとも言えませんが、例年並みという感じでしょうか。

ぼくが受験生だった頃よりは、読む量が増えた印象はしますが、
予備校のサイトを見てみると、難易度は「昨年並み」です。
問題数は変わらず、全体の語数もほぼ同じ。

 

 

さて、ここからは TOEIC ブロガー(?)として気になる問題を見てみます。
解いていない方はネタバレになりますのでご注意ください。
今回は「TOEIC らしい」ものは減った印象があります。

 

*****
■第2問 A(Part 5 形式の空欄補充問題)
〈問4〉
比較級の強調表現は、Part 5 でも問われますね。
今回は far が答えになっていました。
much など、他の強調表現もおさえておきたいところです。

〈問5〉
TOEIC でもよく出る動詞の形を問う問題です。
「態」の観点で考えれば、秒殺の問題でしたね。

 

■第2問 B(会話のやり取りの一文を並び替えで作成する問題)
〈問2〉
“cost you [時間・お金]” のように、第4文型を取ることはおさえておきたいですね。
Part 5 に出ることは考えにくいですが、文章を読むときにはスッと通り抜けたいところです。

〈問3〉
”how come S+V” は Part 2 で出題されることがありますね。
how come の後の語順に注意すべきなのは有名な話でしょう。

 

■第3問 A(会話のやり取りの一文を補充する問題)
〈問1〉
TOEIC の Part 3 に出てきてもおかしくない展開でした。
最後の so (that) I can read it before you come はよく出てくる構文ですね。

 

■第3問 B(一段落の中で取り除くべき英文を選ぶ問題)
定番化した種類の問題ですが、これは TOEIC の一文補充に近い観点で解けますね。
話の流れが終えていれば間違うことのない問題です。
Part 7 などの長文でも気をつけるべき接続(副)詞に身をまかせることが大事ですね。

以下の語句は TOEIC でも普通に見かける語句ですね。

because of
compared with
take X into consideration
depending on

 

■第4問 A(長文+グラフを読んで設問に答える問題)
文中には TOEIC にも頻出のものがいくつも見られました。

be encouraged to
take part in
A study was conducted
investigate
bush
numerous 名詞(複数形)
as well as
followed by 〜
in comparison with
except for
regulations
potential(名詞)
beneficial

長文問題は情報を頭の中で整理しておかないといけないため、Part 7 対策にも使えます。
頭の中に情報を保持しておく癖をつけないと、何度も読み返す必要が出てしまいます。

 

■第4問 B(ウェブサイトを読んで設問に答える問題)
こちらは Part 7 仕様の問題になっていましたね。
情報を照合して解答するのはやはり Part 7 対策になります。
IAYP がショートビデオを募集するなんて、PPAP を想起させるじゃないですか……。

 

■第5問(2つの文書を読んで設問に答える問題)
以前はダブルパッセージっぽかったですが、今回は長めのものを読ませてきましたね。
こちらのほうが受験生にとっては、シンプルで解きやすいのではないかと思います。
内容も「入れ替わってる!」内容でしたからね。

 

■第6問(1つの文書を読んで設問に答える問題…段落ごとに設問がある形)
文章の内容は TOEIC っぽくないのですが、語句レベルでは以下をチェックです。

valuable
point out
note that S+V
maintain
immediately
instead of
deal with
once S+V
in order to V(原形)
dispute
those who V

TOEIC では瞬殺で理解できないといけないものが多数あり、
自分の英語の理解度を測るのにうってつけの問題になっています。
*****

 

 

以上がぼくが気になったところでした。
ほぼ毎年センター試験にはチャレンジしているわけですが、
TOEIC 以上に基本的なことを問うている試験ですね。

問題処理能力も TOEIC ほど高いものは求めていないため、
普段、TOEIC に取り組まれている方はいい腕試しになりますよ。

第210回 #TOEIC 公開テスト感想(速報)

本日、第210回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
新形式一発目の TOEIC 公開テストとなりましたが、いかがだったでしょうか。

write-593333_640

 

さて、毎回のように、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

 

=====
●フォーム
(解答用紙A面ピンク/QRコードでした)

●所感
1:普通/2:普通/3:普通/4:やや難/
5:普通/6:普通/7:やや難
=====

 

新形式の問題を抜きにしても「難しい」回だったと思います。
Listening も Reading も解き難い問題が用意されており、
いつも以上にすっきりとしない回だったかもしれません。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>
6番が最も難しい問題だったでしょう。
あとはいたって「普通」の問題でした。
今まで通りの対策で十分対応できます。

 

<Part 2>
全体としては「普通」と考えています。
ところが、後半に入ってグッと難易度が上がった印象です。
とは言え、冒頭の疑問詞や数語を聞き取れていれば、うまくいったのでは。

 

<Part 3, 4>
Part 3 はいつも通りという感じです。
Part 4 のほうが選択肢が長めで答えを選びにくかった印象です。
あと、Part 4 のオーストラリア人男性が容赦ありませんでしたね。

次に、新形式についてまとめておきます。

・3人の会話…Part 3:1問
・図表のついた問題数…Part 3:2問/Part 4:3問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:1問(カウントミスをしているかも)

Part 3 の初っ端から新形式を仕掛けてきたあたりはさすがでしたね。
ぼくはかなり戸惑った記憶があります。

3人の会話問題は立ち位置がわかりやすく答えやすかったと思います。
図表付きは会話やトークの流れが終えていれば難しくはありませんでした。
(図表の問題の待ち構え方は慣れないと難しいかもしれません。)
意図問題は口語表現を問うようなものはなく、前後の流れからつかめましたね。

新形式の問題はもう少し慣れていく必要がありそうです。
全体の流れも細部もバランスよく聞き取れないと、
今まで通りの対策ではスコアは頭打ちになるのかなという感覚になりました。

 

<Part 5>
難易度にかかわらず、簡単なものも難しいものもランダムに並んでいたのではと。

品詞問題は8問だったと思います。
割合的には変わっていないため、落とせない問題ですね。
動詞の形を問う問題など基本的なところを素早くクリアしなくてはなりませんね。

難しい語彙問題はありませんでした。
こちらも今まで通りの対策で通用します。

 

<Part 6>
文章の長さも難易度も「普通」です。
品詞問題が多めだったのは助かったのではないでしょうか。

やはりネックなのは文挿入問題ですね。
今回は、文脈や指示語をおさえつつ、全選択肢を吟味する形をとりました。
今日の問題はすべて「誤りは大きくずれている」ものばかりでしたので、
消去法もうまく使えると、この問題の正答率も上がると推測しています。

 

<Part 7>
新形式になって「文章量が多い」という印象は増しましたね。
もちろん、問題数が増えているので多くはなっているのですが。
トリプルパッセージのラストが一番大変だったでしょうか。

それに加えて、ピンポイントで正解を選ぶ問題がますます減った気がします。
全体を読んで、該当箇所を探す姿勢が大切です。
見つかれば「こんなもんか」と思う根拠だったりするのですが。

疲れてくる後半で語彙の言い換えが多めだったのはせめてもの救いでしたね。
ただ、その言い換えが微妙に難しかったかもしれません。
本文の流れに合うものを選ぶのは今まで通りの対策と同様です。

拾い読みではなく真正面からぶつかっていく読み方を「当たり前」にする必要がありそうです。

 

———

 

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

 

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

 

私個人の話は(どーでもいいでしょうけれど)別の記事で書きます。

 

★追伸:
講師やブロガーの情報もチェック!適宜追加していきます。

TOEIC 990点満点取得者が挑む、初めての英検1級と自己採点結果

無事、英検1級の初受験を終えましたので、
自己採点とあわせてご報告でございます。

英検1級_2015_0608

 

 

受験すると言ってから、正直、試験対策に嫌々となってしまいました。
しかし、英語に触れる時間だけは大事にし、
しっかり「読む」「聞く」を心がけた数ヶ月でしたね。
あとは、単語だけは狭く深くを意識するようにしていました。

 

本日、以下の公式ページに回答が掲載されましたので、
そちらを見て改めて答え合わせを行いました。

 

一次試験解答速報

 

その結果は以下のとおり。

 

<Reading>
1.語彙問題 20/25
2.長文空所補充問題 5/6
3.長文問題 18/20
4.英作文問題 ?/28

 

記憶が曖昧なのですが、語彙問題を15分で終えて、
長文がらみを50分くらいかけたでしょうか……。
時間配分を事前にきっちり考えなかったため、
真正面からぶつかった感じです。

語彙問題はまぐれ当たりが数問ありました。
一方、長文問題は自信を持って解答できました。
「今までにない感じで解けた」と思ったら、
ここ最近では簡単なほうらしく……。
取り逃してはいけなかったセクションだったのかもしれません。

英作文問題は思ったよりも書きやすかったテーマだったものの、
集中力が持たなかったため、トイレへ行っていったんリセットしました。
トイレの時間がもったいない、という考え方はありますが、
ぼくはリフレッシュの時間としてポジティブに使用しています。
そこからは書けるだけ、ポイントを詰め込めるだけ書きました。
正直、英語でアウトプットが久しぶりだったため、結果はわかりません。

 

<Listening>
Part 1 3/10
Part 2 5/10
Part 3 6/10
Part 4 4/4

 

設問が印刷されていないので何が問われるかわからないものの、
選択肢からわかる部分があるため、Reading の時間を5分使って、
気になるキーワードなどに印をつける作業をしました。
ここら辺はぶっつけ本番で行ったため、いまいち要領を得ず。

また、TOEICと違って、問題冊子に書き込みがOK、
かつ、持って帰ってこられるため、解答を転記していたのですが、
Listening ってどのタイミングで転記すればいいんだ、と試験中に気づくという。
なんともお恥ずかしい限りですが、その場であたふたと対応しました。
単なるシミュレーション不足です。

実際に始まってみて、それなりに聞き取れたと感じたものの、
ご覧の通り、Reading の貯金を思いっきり使い果たしています。
過去問では出来がもっとよかったものの、本番の緊張感に耐えきれなかったようです。
流れてきた内容を保持(リテンション)しておく力もまだまだだな、と。

 

 

最後に、両方の合計です。

<Total>
Reading 43/51
Listening 18/34
Total 61/85

 

なお、昨日の受験後に有志で集まって反省会を行ったのですが、
その際に出した結論と公式の答えが違い、2点落ちました。
ビギナーズラックでこの結果ですから、情けないです。

ここ最近の英検1級1次のボーダーが「78-81」ですから、
Reading 最後の英作文問題次第、というところですね。
Reading の難易度を考えると、81なんじゃないでしょうか。
ひとまず19日のインターネット結果開示を待ちます。

 

 

あとは、初めてだったので気づいたことをざっと。

席は聞いていた通り、自由でした。
前から埋まっていくと思いきや、人の思い思いの場所に。
ぼくは密集地帯が嫌いなので、端っこを見つけて座りました。
どちらの耳が聞こえやすいなどあれば、戦略的に早めに行くべし、ですね。

13時集合で、そこから試験の説明などが始まるのですが、
試験開始の時間(13:30)になっても、入場できるんですね。
時間を過ぎても入ってくる方がいたのには驚きました。
それを受け入れる体制にも……。

そして、合格か不合格かはさておき、
今回の学習を通して、1次試験を常に通る力をつける必要があると感じました。
英検1級を合格したことがあるにもかかわらず、
何度も受験している知人の気持ちがようやく(笑)わかりました。

 

TOEIC と同じです。

 

自分の力のチェックアップのため。
自分の力は錆びれていないかを確認するため。

 

英検1級は何も特殊な試験ではないと思いました。
英字新聞や雑誌などに出てくる語句が問われますし、
しっかり聞いて答える力を問われているとわかりましたから。

 

この試験で安定的に力を発揮できれば、英語で見える世界がぐっと広がる。

 

ですから、1次試験の対策はこれからも少しずつ続けていきます。

第190回TOEIC公開テストの感想(速報)

本日、第190回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
事前に申し上げておけばよかったのですが、会場の温度はいかがでしたか?
会場や席によって異なりますので、体温調整のしやすい格好がお勧めです。
場合によっては、席の変更を申し出たほうがよいでしょう。
(勇気がいりますが、すべてはベストを尽くすためです!)

今回はとりたてて面白い出来事はなかったので、たんたんといきます。

 

glasses-219734_640

 

まずは、基本情報から。

 

●フォーム…4KIC14(ピンク/メジャー)
(マニア向け:あれ、4KIC13ってどこに行きました?)
●所感…1:やや/2:/3:やや/4:/5:/6:やや/7:やや

 

所感はあくまでざっくりなので、以下でもう少し細かく書きます。

 

Part 1
全体的に「頻出」と言われる表現が使われましたし、
写真の中心がシンプルに描写される問題が多いという印象でした。
後半の1,2問が少し難しめの描写の仕方だったかもしれませんが、
消去法を有効活用すれば解けたのではないでしょうか。

 

Part 2
「普」としましたが、「やや易」寄りという印象です。
冒頭の疑問詞や英文の中心を聞き取れていれば返答のできる問題が多めです。
森田鉄也先生の『パート 1・2特急』あたりで負荷をかけた学習をしている方にとっては、
「なんだよ、普通すぎる応答じゃないか」という反応だったかもしれません。

 

Part 3, 4
想像しにくいシチュエーションは特になかったという印象です。
「やや易」と書いたのは、Part 4 と比べてですので、「普通」に近い「やや易」。
また、問題文や選択肢の中で、とりたてて長いものはありませんでしたが、
先読みや解答時に速読力が求められているのはいつもと同様です。
もちろん、解答のリズムを崩さないことも大切なポイントですね。

一つ印象に残っているのが、
A:人探してるんだけど、空いてる?
B:この日なら行ける
A:あー、予定合わない
的な流れの問題の中で、人を探している側の次の行動が問われたことです。
やり取りの中では明示されていないのですが、流れからわかる、という問題でした。

 

Part 5
「普」としていますが、非常に微妙なラインでした。
125番あたりまでは、品詞問題を含め、基本が問われる問題ばかりでした。
ですので、前半はいつもよりも速いイメージで解く必要がありました。

 

ただ、後半10-15問はぐっと難易度が上がった印象です。
ここをいかに時間をかけすぎずに通り抜けられるかが鍵だったでしょう。
上級者をふるいにかける問題は、おそらく以下の2つあたりでしょうか。(ぼかしすぎてわからないかw)
・「主語」の後は動詞に見えて。
・名詞 or 動名詞?

 

Part 6
文章は長いと言えるものはなく、問題もひねられていませんでした。
即答できるものが多かったため、「やや易」としています。

 

Part 7
文章量の基準が自分の中でまだ明確ではないのですが、普通より多いですかね。
後半に向かうにつれて、分量が多くなるのはお決まりのパターンです。

 

問題としては、前回の試験後の感想にも書きましたが、
要所要所だけを見て探す解き方だと、かえって時間がかかる問題が多いです。
文章の全体像を意識しながら、流れを追った読み方ができるようにしたいですね。

 

そして、シングルパッセージの最後の2セットとダブルパッセージの最初の2セットに
結構時間を取られた方が多いのではないかと思いますので、
自分の戦略を柔軟に変更できたかというところはポイントだったかもしれません。

 

同義語問題は変わったものはなかった気がします。
選択肢の単語を代入して解くという王道パターンで対応できたはずです。

 

以上、ここまでが試験の情報。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントでどうぞ^^

 

あとは、私個人の話。興味のない方はスルーでどうぞ。
初めての試験会場でしたが、冒頭でも書いたとおり、この時期は体温調節が難しいですね。
会場まで歩いていくと、多少なりとも汗をかいて、余計に会場が寒く感じる、というパターンでした。

 

そして、会場に向かう途中で気づいたのですが、腕時計を忘れたんですね。
最近、とある理由で腕時計をしておらず、いつもスマホで時間を確認していたので、
「あー、やっちまったなー」と思いました。(皆さん、お気をつけください。ぼくだけか、こんな凡ミスw)
とはいえ、時間内に解き終えられる自信はありましたので、途中で諦めました。
(結果、教室に時計があり、よかったんだかなんなんだか。)

 

まず、Listening Section から。
Part 1 は「やや易」と書いたものの、1問迷ったものがありました。
前回、Part 1 で 1 or 2 ミスしたため、プレッシャーにやられかけました。
貯金3(=Listening で満点を取るために間違えられる設問数)のうち1を消費。

 

気を取り直して Part 2 へ。おそらく貯金は消費していないはず。1問だけ怪しいのがあったかな。
Part 3 も大丈夫だったでしょう。「お、ブログネタ(上記参照)が」と雑念が一瞬入りましたが。
Part 4 は1問だけ怪しいものがあった気がします。

 

4月の試験に比べて、TOEIC の Listening 対策は厚めに行ったため、功を奏したのかもしれません。
あと、今日は「集中力」に焦点をあてて、試験を受けていたのですが、結構、集中できていないことに気づきました。

 

例えば、先ほど申し上げた「ブログネタが」とか「Part 2 は全問正解か」とか考えて、集中力が乱れてしまうんですね。
終わってから振り返ればいいものの、試験中に振り返ってしまうようです。
「目の前にある1問1問に集中」とはよく言うものの、自分が実践できていないという…。
精進します。

 

次に、Reading Section です。
Part 5 は「13分」、Part 6 は「5分」と、よいテンポとリズムで解答ができました。
前回の試験でも書きましたが、他の Part に解答のヒントとなる表現がありましたね。
「ビジネスシーンでは頻出」だから仕方のないことなんですかね。苦笑

 

Part 7 は、SPを25-30分程度、DPを25分程度だったでしょうか。
Part 5,6 で作った時間の余裕を Part 7 でたっぷり使いましたね。
所感で申し上げた通り、分量や問題の解答根拠探しで時間のかかる回だったのでしょう。

 

最後に、普段はあまり見直しはしっかりしない(できない)のですが、
珍しくしてみると Part 5 に間違いを発見しました!
修正しようと思ったものの、時間がギリギリで直せず。
目の前に間違いがあるのに直せないという初めての屈辱を受けました…。
もし会場に時計がなかったら、迷わず直していたでしょうね。笑
(ということで、Rは99からのスタートです。)

 

「たられば」はここまでにしておいて、また次の試験に向けて、日々、英語に接していきたいと思います。

 

★講師やブロガーの情報もチェック!
〈メジャーフォーム〉
花田徹也先生

 

〈マイナーフォーム〉
森田鉄也先生
TEX加藤先生

第188回TOEIC公開テスト感想まとめ

本日、第188回のTOEICを受験された皆様、お疲れさまでした!
受験の申込をし忘れるという大失態を犯した回でございます。苦笑

さて、受験ができなかったため、信頼のおける講師やブロガーのブログを徘徊して情報収集です。
以下にまとめておきますので、もしご覧になっていない記事があればぜひ。
※まだ更新されていない方もいらっしゃいますので、随時追加予定。

 

〈メジャーフォーム:4KIC7(ピンク色の解答用紙)〉
花田徹也先生

森田鉄也先生

VOZEさん

 

Part 3 と Part 5 が難しかったようですね。

Part 3(4) が難しくなる原因は、「話の内容や展開がわかりにくい」「設問・選択肢が長い」などがあります。
今回は、花田先生によれば、後者だったようです。
Part 3,4 はリスニング力だけではなくリーディング力も問われているというのが明らかですね。
「設問の先読み」のみの訓練はオススメです。

Part 5 が難しい場合は(一部のレベルを除いて)取捨選択をする必要があります。
「どのくらいの時間をかけて次に進むのか」という点はものすごく重要になります。
この判断はすぐにできるようになるものではないため、
Part 5 の問題演習をする中でつかんでいきたいところですね。

 

〈マイナーフォーム:4KIC8(緑色の解答用紙)〉
Rabbitさん

つんつるてんさん

非常に詳しい分析が書かれていますので、ぜひご覧ください。

 

どちらのフォームでも出ている Part 6 の restore の問題がとても気になります。
特に、迷われた方が多い問題は公開してくれたらいいのに…と思います。

 

相変わらずリサイクルの問題が出ているようですが、
リサイクルだとわかる人は経験と特殊能力に近いものを持っている方々です。
(ぼくは同じ問題に出会ってもわからないことが多々あります。笑)
「それでスコアを取れるだなんて…」と思うならば、
受験回数を増やし、その確率を高めてはいかがでしょうか。
何としてもスコアが取りたいならば、このやり方で挑戦してみるのも手です。

 

また明日から次への受験に向けて、自分の体制を見直した後、走り出しましょう。

 

【告知】『TOEICテスト 基本例文700選』でリーディングスコアのアップを狙うセミナーやります。
詳しい情報はこちらの記事へどうぞ。

第183回TOEICの感想(速報)

第183回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。7月に続いての受験です。
TOEICから離れると言いながら、受験動機はいたって単純。
990点を取ることへの再現性を求めているからです。

前回のスコアは985。今回ははたして…。

さて、フォームと所感はtwitterでもつぶやいた通りです。

〈Listening Part〉
Part 1
「易」としましたが、「やや易」という普通に近い印象です。
参考書や問題集で頻出と言われる表現が多く出たでしょう。
中でも、8番?(建物と水面)と10番(ギターを持った男性)が難しい描写だったように思います。

どれだけ正解のデータベースが自分の中にストックされているかがポイントでしょう。

Part 2
基本的なやりとりが多かったのではないでしょうか。難しい問題はそこまでなかったように思います。
個人的には、いつもより人名などの固有名詞が多く出てきた気がしました。
そこが聞き取れず、戸惑ってしまうと、答えにたどりつけないことがあったかもしれません。

Part 3
想像しにくいシチュエーションは特になかったのではないでしょうか。あまり印象に残っていません。(すみません…。)

問題文や選択肢にとりたてて長いものもありませんでした。
先読みや解答時に速読力が求められているのはいつもと同様です。

Part 4
感想はPart 3同様です。こちらも特殊なシチュエーションや問題はなかったと記憶しています。

〈Reading Part〉
Part 5
正解を取りやすい品詞問題がそこまで多くなかったことと、
語彙問題など全文を読んで解答する問題が多かったことで、
難易度を「難」としています。解答を出すまでに時間がかかったでしょう。
本番前に記事で何度か書いていた通り、「できる/できない」の即断が求められていました。

上級者をふるいにかける問題は、thoseのあとが空所の問題でしょうか。
(もう少しあったはずですが、記憶から飛んでいってしまいました…。)

難しい語彙を問われるものはなかったですね。

Part 6
文章自体は普通の長さでしたが、文脈から答えさせる問題が多めでしたでしょうか。
ただ、そこまで難易度は高いものではなかったように思います。

Part 7
まず、7月に比べて、全体の文章量が多かったです。
(上半期に受験をしておらず、正確な比較ができないため、受験された方の情報をお待ちしています。)

165あたりからすでに多めでしたね。
シングルパッセージ(SP)の最後にあったarticleやその前の問題、
また、ダブルパッセージ(DP)にはE-mailが多めに出ていたり、
最後の1セットにarticleが入っていたりと盛りだくさんでした。

設問の根拠を探すにもピンポイントで探しにくいものが交じっていたため、
余計に時間がかかったことと思います。

Reading Part、あるいはPart 7の最初に、全体の分量を見て、
タイムマネジメントをできたかがどうかがポイントだったでしょうか。

あと、同義語を答えさせる問題はhonorの問題がやや難しい印象でした。

 

以上、ここまでが試験の情報。

あとは、私個人の話。興味のない方はスルーでどうぞ。笑

前日は案の定眠れなかったのですが、寝坊をしたため、7、8時間眠ることはできました。
それはよかったのですが、起きるのが遅かったこともあり、
試験会場には12:25くらいに到着。受け付け時間ギリギリでした。

まず、受験のしおりに驚かされました。

ね、皆さんもそう思いませんか?

そして、音声や試験管による説明も変わっていましたね。
携帯の電源を切っているか確認しにくることもなかったです。

で、試験開始。

リスニングセクションでいきなりやっちまいました。Part 1の1番で。笑
正解っぽい選択肢を聞いて、多分大丈夫だよな、と考えていたら、
次の選択肢が読まれ、主語を聞き取りそこねるというミス!
いろいろなところで「主語と動詞はおさえよう」と言いながら、
実践できていないことを深く反省した次第です…。
Part 1は10番でも迷った記憶があります。

「貯金を使い切ったか」と心が折れましたが、最後まで食らいつきました。

残りのPart 2-4で、各2問程度、怪しいものがありましたね。
突然、集中力が切れてしまうことやまだ聞き取れないところがあるため、
リスニングの学習について考え直さないと、と思っています。
まだまだ余裕を持って受験をすることができていないので。

リーディングセクションは、Part 7で焦りが出ました。
Part 5は15分強、Part 6は5分と自分のリズムで解けていたのですが、
Part 7の文章量が全体的に多いことと、SPに25分強の時間がかかったためです。
結局、DPは20分強で、5分前くらいに終了。
終わってみれば、いつもの余り時間なのですが、
SPの最後のほうやDPで焦っていたため、そこでミスがなければいいのですが。

DPの対策には最近出たばかりの『読解特急5』がオススメです。
基本的な問題が多いため、これらの問題で間違えるようでは、
読解力や解答力が足りない証拠です。

今回も990を望むのは難しそうです。
Lで安定させる力を身につける学習を考えていきたいと思います。

なお、10月は受験しません。11,12月も微妙なところです。
日程的な問題とSWにも力を入れたいためです。

今後の学習方針を練って、改めて記事にしますね。

とにかく、本日受験された方はお疲れさまでした

 

 

★英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

★twitter まとめ「TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?」
http://togetter.com/li/321683

★twitter まとめ「英文の暗唱って結局どうやってやるの?」
http://togetter.com/li/370989

★twitter まとめ「英語の音読には2種類ある?」
http://togetter.com/li/511655

★twitterまとめ「「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法」
http://togetter.com/li/566056

★twitterまとめ「「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの」
http://togetter.com/li/567174