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『千本ノック!7』に毎日取り組む際に注意していること

以前、「第191回TOEIC公開テスト1週間前から当日までの学習計画 @porpor35」と題して、
一週間前から公開テスト当日までの学習スケジュールを記しました。

===
6/22(日)当日:
『公式問題集 Vol.5』TEST 1…数問
6/21(土):
『公式問題集 Vol.5』TEST 2
6/20(金):
『新TOEIC TEST ドリーム特急』全問
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
6/19(木):
『新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200』Part 1 10問/Part 2 20問
『新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ』Part 4 30問
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
6/18(水):
『新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200』Part 1 10問/Part 2 20問
『新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ』Part 3 30問
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
6/17(火):
『新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200』Part 1 10問/Part 2 20問
『新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ』Part 4 30問
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
6/16(月):
『新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200』Part 1 10問/Part 2 20問
『新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ』Part 3 30問
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
6/15(日):
『新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200』Part 1 10問/Part 2 20問
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
6/14(土):
『新TOEIC TEST ドリーム特急』Part 1,2,3,4
『新TOEIC TEST 千本ノック!7』1周
===

他のこともやっているのですが、TOEIC前ということもあり、
これらを優先して行っているため、余裕はあります。

この中で14日(土)からほぼ毎日取り組んでいくのが『千本ノック!7』です。

千本ノック7

 

おそらくこのスケジュールを見たときに
「効果がないだろ」「何周したか自慢したいだけだろ」
と思われた方がいらっしゃるかもしれません。

 

が。

 

そんなくだらないことで日々の貴重な時間を費やすことはありません(キッパリ)。
しっかりとした狙いがあります。

 

  • 旬の問題(出題形式)を知る

この本のレビューにも書きましたが、直近の公開テストに出題される可能性の高い問題が掲載されています。
今までの『千本ノック』で同様のことがありましたので、今回も同じことが言えるでしょう。
ですから、問題解答のプロセスを毎回毎回確認するようにしています。
答えをたとえ覚えていたとしても、そのプロセスをスッと通れるかは別問題ですよ。
ただ単に「答えが合っていたかどうか」を確認するだけ、というのは論外です。
記憶力のテストをしているにすぎませんからね。

 

  • 一文の中に出てくる語句を余すところなく吸収する

『千本ノック』の英文は、公開テストのものより長めに、かつ難しめに作られています。
その難しくする要因に「語句」があります。
普段、仕事で英語を使っている方には当たり前の「語句」であっても、
仕事で英語に触れる機会のない方にはなじみのない「語句」が多いのです。
本番でも出てもおかしくないからこそ、散りばめられていますので、
それを吸収しないのはもったいないとしか言えません。

 

ここで言う「語句」とは、一語単位の場合もありますし、二語以上の場合もあります。
形容詞+名詞の組み合わせなど、いくつかの観点から英文を読むようにしています。

 

  • 上記のことをスムーズに行う思考回路を作る

問題に対しても、語句に対しても、反射の速度まで持っていくことが目標です。
回数よりもスムーズさに注意しています。

 

というように、上記のことを意識しながら、日々取り組んでいます。
「回答+全文読み」を行うと、大体25分くらいに落ち着くようです。

 

隅々まで見ていると、
ここがテスティングポイント(問われるところ)になってもおかしくない
というものがたっくさんあります。

 

中村澄子先生のお許しをいただけたら、「丸一冊徹底解剖会」(怪しい…)を行ってみたいですね。
語句から文法までかなりの範囲を総ざらいできそうです。

Part 5,6の最新傾向を知りたいなら!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!7』

前回の記事で書きましたが、待望の一冊が出ました。
ひとまず1周を終えてみての感想を簡単に。

 

 

1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック!7

(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

千本ノック7

Part 5 形式の問題が26問×4セット+27問×1セット=131問
Part 6 形式の問題が3問×4セット=12問

 

『千本ノック』好きな方ならばおわかりかと思いますが「7」は問題量が増加しました。
理由は「はじめに」に書かれている以下の内容でしょう。

 

『千本ノック』というサブタイトルを付け始めてからの7冊に掲載された総計は、本書でちょうど1000問になります。

 

そして、肝心の中身ですが、問題構成は今までの『千本ノック!』と同様、「問題→(次ページ)解説」というスタイルです。
また、『千本ノック』の特長である、

 

問われるポイント(観点、語彙)が本番さながらである
→本番でデジャヴ感を味わえる
→Part 5,6 のスコアアップにつながる
文全体が本番より難しめで、いい負荷がかかる
→読み応えがあり、Part 7対策になる

 

は健在です。

 

「6」の記事を書いたときに「今までに比べて簡単になった気がする」と書きましたが、
今回はそのようには感じませんでした。
なんと言いますか、本番で感じる「スッと解けない」イライラ感を味わえます。←褒め言葉

 

問題数は多いですし、最近の問題傾向を反映した問題ばかりですので、
スコアアップの強力な味方になってくれることは間違いありません。
公開テストを頻繁に受験されている方であれば、
「あ、見たことがある」と感じられる問題ばかりです。
直近の公開テストを受験される方は目を通しておきたい一冊です。

最後に、ぼくが解いた成績と間違えた(即答できなかった)問題を掲載します。
最初の2章はお昼ご飯を食べながら解いていたのですが、
ぼくのレベルでは余裕をこいて解けるものではありませんでした。苦笑

 

なお、「6」の成績と比べてみて、とあることに気づきました。
それは後日記事にしたいと思います。たいしたことじゃないんですが。

 

〈備忘録:成績〉
・条件:全文ベタ読み
・BGM…AKB48メドレー

 

第1章:5分30秒 23/26(7,8,22)
第2章:6分30秒 24/26(6,14)
第3章:6分00秒 25/26(13)
第4章:6分30秒 25/26(11)
第5章:7分30秒 26/27(23)
第6章:5分30秒 12/12

 

※参考:過去の『千本ノック!』レビュー
Part 5だけでなくPart 7にも効果的!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!6』

速読の練習にも使える!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!5』

やっぱり定番!『新TOEIC TEST 千本ノック!4』

1日1分レッスン!新TOEIC千本ノック!2

あれ、3のレビューがありません…。
取り組んでいることは間違いないのですが、
記事にしていなかったようです。

6/11付の中村澄子 @sumirejuku 先生のメルマガ問題を見て思ったこと

もうすでに入手された方もいらっしゃるかもしれませんが、12日には待望の一冊が出ますね。
『1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック!7』(中村澄子著)が発売されます。
何か不測の事態が起こらない限り、明日に入手し、明日中に記事をアップ予定です。

 

さて、そんな中村澄子先生が毎週メルマガを発行されていることはご存知でしょうか?
(「そんなの知ってるよ、なめてんのか」とお叱りを受けそうですが、改めて。)

 

時間のないあなたに!即効TOEIC250点UP

 

メルマガは総じて読み流してしまう傾向にあるため、ほとんど購読していないのですが、
届き次第すぐに見るメルマガの一つが中村先生のメルマガです。
内容としては、毎回(良質な!)TOEIC の Part 5 の問題+解説がメインです。

 

今日(6/11)に届いたメルマガを見て、問題を解いて…といつも通り読んでいたのですが、
とても興味深い問題だと思うことがありました。
その問題を直接コピーするのはマナー違反ですから、ポイントを抽出してご説明しますね。

 

問題は品詞問題。次のような英文があったとします。

 

the sharp ——- in exports will …
(A) increase  (B) increasing  (C) increased  (D) increasingly

 

この問題は、形容詞 sharp が修飾する名詞 (A) increase を選べば正解ですね。
ただ、次のような問題だったらどうですか?

 

the sharp ——- in exports have …
(A) increase  (B) increasing  (C) increases  (D) increasingly

 

もしこれでも「(A) しかない!」と即答してしまった方は要注意です。
increase は複数形を取りますので、(C) も正解の候補となるわけです。

 

ですから、動詞との対応を見ないと答えが出ないわけですね。
即答をするときに「その可能性しかないのか」という観点は非常に大切です。
時間を少しでも短縮したい気持ちもわかりますが、
スピードと正確さの兼ね合いを自分の中で決めた上で、
他の選択肢の可能性を探る時間も作りたいところです。

2013年に発売→使用したTOEIC対策本をまとめてみた(レビュー付)

2013年が終わりを迎えようとしています。今年も多くのTOEIC対策本が発売されましたね。
その中で、ぼくが使用した書籍をまとめてみたいと思います。
本のレビュー記事(本のタイトルをクリック)とともに、ご紹介しますね。
(まとめた理由は次の記事で明らかになりますので、お楽しみに。)

■新TOEIC TEST 全力特急 絶対ハイスコア(濱崎潤之輔、Kim, Dae-Kyun著/朝日新聞出版)

800点あたりのハイスコアを狙う方にはオススメ。参考書として使いたい。
独学で満点を取得されたHUMMERさんの解法を真似したいならこの一冊から。
特に、Part 7の解法は必見。

 

■1日1分!やさしく読める フィナンシャルタイムズ&エコノミスト(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

こちらもハイスコアを狙う方向け。
TOEICの素材に飽きた方やレベルの高い素材でPart 7の対策をしたい方には最適。

 

■1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!6(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

最新の傾向が反映されている一冊。Part 5,6問題集の定番です。
使用し始めるならば、新しい「6」から。
1月の試験の前に解いておけば、本番で類似の問題に出会う確立は高いでしょう。
それくらい威力のある、旬の一冊。

 

■3週間で攻略 TOEICテスト 900点! (大里秀介著/アルク)

Tommyさんの処女作。
一つの模試や問題をどのように深く復習するか参考になること、間違いなし。
ハイレベルの方が間違えそうな問題が多めに収録されている点も素晴らしいです。

 

■新TOEIC TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編(神崎正哉、TEX加藤、Daniel Warriner著/朝日新聞出版社)

特急シリーズの中の読解特急最新作。
ダブルパッセージに絞った対策ができる唯一の対策本ではないでしょうか。
問題のクオリティと解説の読みやすさは文句なし。

 

■新TOEICテスト 990点攻略(濱崎潤之輔著/旺文社)

HUMMERさんが990点を獲得するためにおさえてほしいポイントが詰まった一冊。
とても負荷がかかり、かつ効果が出る内容です。

 

■新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200(森田鉄也著/朝日新聞出版)

Part 1,2を集中的に対策できる、数少ない一冊。
難化傾向にある2つのパートの難問が集まっているため、ハイレベルを目指す方にはうってつけ。

 

■新TOEIC TEST パート3・4特急Ⅱ 出る問総仕上げ(神崎正哉、Daniel Warriner著/朝日新聞出版)

Part 3,4を集中的に対策できる一冊。
前作とは異なり、本番に向けての実力確認に向く問題集でしょう。

 

■新TOEIC TEST 正解特急2 実践模試編(森田鉄也著/朝日新聞出版)

新書サイズで解ける模試。
以前別の書籍で使われた問題が、現在の傾向にあわせてバージョンアップ。

 

■頂上制覇TOEICテスト 究極の技術 トリプル模試(ロバート・ヒルキ、玉木史恵、トニー・クック、ガレス・モンティース著/研究社)
※まだTEST 3を解いていないため、レビュー記事はありません。

ここまで難しい、国内で発売されている模試は知りません…。
究極の高地トレーニングをしたい方にはぜひ挑戦していただきたいですね。

 

■TOEICテスト Part 5 できる人、できない人の頭の中(TEX加藤著/アルク)

斬新なPart 5,6対策本。二人の奥様の掛け合いは必見です。
内容もさることながら、取り上げられている問題が近々本番で出そうな雰囲気を醸し出しています。
解くならば、早めをオススメしますね。

 

■TOEICテスト 基本例文700選(基本例文700選 制作委員会/アルク)

TOEICに出そうな例文が700個つまった一冊。
例文に繰り返し触れることで、TOEICで使われる表現を自然と吸収していけそうです。

 

■TOEIC TEST 鉄板シーン攻略 文法・語彙(横本勝也著、ヒロ前田監修/The Japan Times) 

こちらも斬新なPart 5,6対策本でしたね。730点目標の方向け。
ストーリー展開とアプリとの連動で、どこまで学習効果が上がるかが楽しみです。

以上です。
ただ、持っているものの未使用のものがありますので、厳密に言うと、
2013年に発売された対策本すべてというわけではありません。(『でる模試 もっと』「TTT」「鉄板」 etc)
追ってレビュー記事とあわせて、ご紹介していきたいと思っています!

来年も引き続きさまざまな対策本が出ることでしょう。
今まで多くの書籍を使用してきた経験を活かして、
皆さんのスコアアップにつながる書籍を見つけるお手伝いをしたいところです。

Part 5だけでなくPart 7にも効果的!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!6』

今週土曜日に開催するセミナーの準備がだんだんと固まってきました。
もはややってみないとわからないところもありますが、苦笑
出来る限りの準備を行って望みます。参加される方は楽しみにお待ちください。

 

さて、私が特急シリーズ同様、愛してやまないあのシリーズの続編が出ました。

■1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック!6(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

 

PART5形式の問題が22問×5セット=110問。
PART6形式の問題が3問×4セット=12問。

 

問題構成は『千本ノック!5』と同じです。
この記事を書くにあたって、『千本ノック!5』の記事を読み返したのですが、今回感じたこともやはり同様です。

 

・問われるポイント(観点、語彙)が本番さながらである
・文全体が本番より難しめで、いい負荷がかかる

 

ただ、両者において、5に比べて、難易度がやや下がったように感じました。
まれに難しい語彙問題が出てきますが、それ以外はものすごく基本。
扱われる英文自体も5のほうが長くて複雑だったような…。
(あくまで解いた直後の印象で、実際に比べたわけではありません。)

 

著者の中村澄子先生が「はじめに」のページで、
「千本ノックシリーズのうち、最低3冊をやれば、Part 5対策はばっちり」
のようなことを書かれているのですが、
難しい語彙問題以外の問題は、今までの千本ノックで問うたことを聞いている、
というメッセージでもあるのかなと解釈しました。

 

最後に自分の出来具合を記していますが、まだミスが見られたので、
今まで出会ってきた問題の復習がまだまだ甘い証拠だと反省しています。
私の出来はさておき、信頼できる一冊ですので、
今取り組んでいるPart 5の教材が終わり次第、取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

〈備忘録:私個人の記録〉
全問正解を目指したものの、ちょこちょこ間違えるこの悔しさ。
単語の意味を正確に覚えていなかったことと文脈を正確にとらえられなかったことがミスの理由だと考えられます。
誤答の分析はもう少しじっくりする予定です。
皿回し(by OJiM監督)できる一冊としたいと思います!

 

・1章解き終えたら、30秒だけ休憩後、次の章へ。
・全文ベタ読み。
・BGM…AKB/SKE/NMB/HKTメドレー(笑)

 

第1章:7分20秒 21/22
第2章:6分40秒 20/22
第3章:6分40秒 20/22
第4章:8分00秒 22/22
第5章:8分40秒 21/22
第6章:4分40秒 12/12

TOEICを超えた読解力を!『1日1分!やさしく読める フィナンシャルタイムズ&エコノミスト』

数カ月前に読み終えていた書籍なのですが、
記事にしていなかったので備忘録として残しておきたいと思います。

『千本ノック』シリーズで有名な中村澄子先生が
TOEICとビジネス英語の架け橋をかけたいという想いから出版されたシリーズの一冊。

『1日1分!やさしく読める フィナンシャルタイムズ&エコノミスト』

(中村澄子/祥伝社黄金文庫)

帯の文言である

「もうTOEICだけでは世界で取り残される!」

に強いメッセージが表れていますね。

タイトルにもある「フィナンシャルタイムズ」や「エコノミスト」を、
ビジネス英文を読み慣れていない人向けにリライトされた文章が計50本掲載されています。
1章に10本の記事があり、段階を踏んで第5章まで用意されていますので、
自分の壁となっているレベルがわかりやすいのはいいところですね。

左ページに英文、右ページに和訳と語注というシンプルなスタイル。
これもまた読み進めやすいポイントの一つと言うことができます。

また、新聞や雑誌は背景知識があるかどうかで英文の読みやすさがずいぶん変わりますが、
「参考」として関連知識が紹介されているコラムがあります。

「フィナンシャルタイムズ」や「エコノミスト」をそのまま原文で読もうとすると、
負荷がかかりすぎてキツい方にはオススメです。
和訳と語注、参考があれば、なんとか読み進められるレベルにリライトされていますから。

TOEICのスコアアップ(主に Part 7)とビジネス英語の力をアップさせることが
本書の目的になっており、それに貢献してくれることは間違いなしの一冊です。

TOEICのPart 7の文章に読み飽きた方や
Part 7の文章よりもう少しレベルの高い素材に触れたい方はぜひ。

ただ、Part 7のスコアをとにかく上げるだけでいい、という方は、
『読解特急』など本番のPart 7の素材にとにかく触れていくほうがいいと個人的には思います。
英字新聞を読んだり、英語のニュースを聞いたりすることと同様、
TOEICのスコアアップに若干の遠回りにはなりますからね。