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祝・TOEIC の「特急シリーズ」発売10周年

2009年10月7日。

 

この日が何の日かご存知でしょうか。
今や TOEIC の対策本として鉄板の「特急シリーズ」がスタートした日です。
『単語特急』と『文法特急』、『読解特急』が発売された日というわけです。

 

 

TOEIC に本格的にのめりこんだのは、この本がきっかけです。

 

TOEIC 界で噂の「1駅1題 TOEIC 特急シリーズ」をゲット!

 

安い。
取り組みやすい。
本番で出る。

 

「特急シリーズ」にしっかりと取り組んだ後に本番に行くと、
効果を実感しすぎて、感動したのを今でも覚えています。
この三冊をやり込んだおかげで、900点の大台を超えたと言っても過言ではないです。

 

この時期から「復習の重要性」や「◯周」という言葉が普通になった気がします。
同じ本に何回も取り組むことを当たり前にしたという意味でも意義のあるシリーズではないでしょうか。

 

また、この本のことを勝手に宣伝したくてブログを書いていたら、
同じブロガー仲間ができていったことも良い思い出です。
一緒に競い合っていた人は今や売れっ子講師や売れっ子著者になっており、
面白い縁だなあと思っています。

 

今まで、このブログで「特急シリーズ」を何冊もご紹介してきましたが、
気づけば TOEIC 講師となり、「特急シリーズ」の著者にもなりそうです。

 

 

この新作についてはは少しずつ全容を明らかにしていきます。
今は「10周年、おめでとう」を心から言わせてください。

 

おめでとう!
これからもよろしく!

今日の #TOEIC 復習単語 persuasive

 

TOEIC 講師でありながら、予備校講師である morite2(森田鉄也)先生をリスペクトした記事です。
悪く言えば、TOEIC に出てきた語句を紹介する「TOEIC 復習単語」のパクリ記事です。

 

近々公開しますが、第222回 TOEIC L&R 公開テストのスコアシートが返ってきました。
数字はひどいものなのですが、ありのままを告白してみようと考えています。

 

一つだけ事前にお伝えすると、「語彙」の項目は100%でした。
ですので、今日ご紹介する単語が正解だったことはほぼ間違いありません。
本番時に pervasive と見間違えたことで、強く記憶に残っています。

 

persuasive

 

英辞郎のページはこちらです。このページから例文を引用させていただきます。

 

His speech wasn’t quite persuasive enough.

 

「説得力のある」という意味の形容詞として覚えておきたいですね。
動詞の persuade は馴染みがありますが、形容詞はあまり見ないと思います。
動詞の反意語には dissuade(〜を思いとどまらせる)というものがありますね。

 

これを機会に押さえておきましょう。

 

さらに印象強く覚えてもらうために、英英辞典の意味も記しておきます。

 

able, fitted, or intended to persuade

 

パッとしない説明ですが、「説得するだけの力がある」ということでしょうか。

 

おそらく persuasive はどの単語帳にも掲載されるような単語ではないでしょう。
だからこそ、本番という機会を大切にして、使える単語を増やしていきたいものですね。

 

名著である『金フレ』はカバーしています。
さすがというか、最強というしかありませんね。

 

ぼくは同じ特急シリーズでも『単語 特急』派です。


自信は努力から始まって結果につながる 〜今の TOEIC 対策〜

 

 

本年も porpor と当ブログをよろしくお願いいたします。

 

 

本日が仕事始めということで、このブログも再開することにいたしました。
Twitter をご覧の方はご存知の通り、昨年末から新しい試みを始めています。

 

 

note というプラットフォームにて、月額500円でメルマガ的なことを始めました。
note に時間を割くことも多いため、ブログの更新が滞っていたというわけです。
詳しくは別の記事で書きますが、有料だからこそ届けられる質の高いものを目指していきます。

 

 

さてさて、年末年始は実家に帰省をしています。
未だに実家にいますので、のんびりとした生活を送っているわけですが、
2017年一発目の記事を書くにあたって、2016年一発目の記事を見返しました。

 

すると、実家にある鉛筆に刻まれたメッセージについて言及しているではありませんか。
湯島天神の鉛筆です。

 

2016年は、自信を持てるだけの努力をしたかというと、むしろ自信を喪失した一年だったと言えます。
2015年には TOEIC で990点満点を取得することができなかったものの、
2016年には3回取得することができています。
結果だけ見ると、成長しているように見えるのですが、
受験をするたびに自分の努力の足りなさを感じて、自信を喪失していました。

 

2016年の後半からは

・一日30分を目標に TIME を読む
・一日30分を目標に YouTube で自分の興味のある動画を見る

など、TOEIC から離れた学習にシフトしています。
そうしてからはまだ「990」という数字を拝むことはできていませんが、
2017年中には、しっかりと結果につなげていきたいと思います。
そして、結果とともに、努力を積み重ねて、自信を持った自分に出会いたいです。

 

 

……と言いつつも、TOEIC の素材を使った学習も続けています。
来年振り返るときのためのメモとして残しておきますね。

・『単語 特急 新形式対策』を1日1周(10-15分)

・『TOEIC LISTENING AND READING TEST 千本ノック! 新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編』を2日で1周(15-20分)

・TOEIC を受験する月には1模試(ネタは『HACKERS 2』)


2016年に発売された TOEIC 本の中で、役立ったベスト3の発表です

 

 

ブログがご無沙汰になっておりますが、もう早いもので、2016年も終わりです。
今年最後の記事となりますので、まとめ的な記事を書こうと思います。

 

タイトル通り、今年発売されて、今年使用した TOEIC 本の中で、

 

「これはお世話になった」
「これは来年も使いたい」

 

という本をランキング形式でご紹介したいと思います。

 

 

最近のぼくの動向をご覧の方はおわかりでしょうけれど、
それほど TOEIC、TOEIC づいていません。
というか、今年はさほど TOEIC 本を購入していないことに気づきました。
なので、吟味してからの購入となっておりますので、ご参考になるかと。
(今回、「公式」本を除きます。)

 

 

まずは第3位から。

 

BEST 3
TOEICテスト 新形式だけ でる200問

2016年はテストが新形式になるということで大騒ぎになりましたが、
そこを集中的に手助けしてくれる一冊となりました。
この本のおかげで、新形式に対して、どのように臨めばいいかがよくわかりますね。
それに加えて、HUMMERさんとTommyさんの熱いトークでモチベーションもアップしますから、
この本を避けて、新形式に臨むのはもったいないことかなと思います。

 

 

BEST 2
TOEIC LISTENING AND READING TEST 千本ノック!
新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編

2016年12月に発売され、ぼくは年末ギリギリに慌てて解いた一冊です。
ですが、ギリギリのところでランクインです。
「かゆいところに手が届く」ものばかりですね。
語彙問題を中心に、難しい問題が多く収録されています。

レベル的に読者を選ぶ一冊ではありますが、
900点以上を目指す方は必携の一冊だと言えます。

 

 

さて、栄えある1位は……

 

BEST 1
TOEIC TEST 単語 特急 新形式対策

今でもほぼ毎日取り組んでいる一冊です。
英文から選択肢、解説まで、取りこぼしをしたくない単語たちが並んでいます。
TOEIC に出そうな Part 5 の英文が100文収録されています。
ダウンロードできる音声とともに、100文を自分の中に取り込めば、
本番の30問はだいぶやりやすく感じることを保証します。

 

 

以上、2015年の TOEIC 本(独断と偏見の)ランキングでした。
それでは、みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

第216回 #TOEIC 公開テストの前日に行った勉強

 

 

今日は TOEIC 開催月恒例の「模試を解く会」でございました。
素材は「HACKERS」という韓国の模試(TEST 4)です。

 

 

「前日に新しい問題を解くな」と口すっぱく生徒には言っているものの、
参加者の予定の都合上、仕方なく公開テストの前日となりました。
2時間を超える英語(TOEIC)との時間は濃密でしたね。
結果は別の記事で細かく書きますが、以下の通りです。

 

 

「HACKERS」の模試はリスニングは相変わらずさっぱりの成績なのですが、
リーディングが今まで3テスト中2回はぬり絵だったため、今回は解ききれて自信につながりました。
これを本番でも実施するためには、少し荒く問題を解きに行く必要があるようです。
明日の公開テストでは、実験的に、攻撃的に解きに行こうと思った次第です。

 

模試を解くと、できることとできないことがはっきりとして楽しいですね。
前の記事でも書きましたが、普段 TOEIC に触れていないと、問題を解くのが新鮮でなりません。
明日の TOEIC でも新鮮さを味わいながら、楽しんでこようと思います。

 

あとは、日々のルーティーンを行って寝ます。
・『単語特急』1周
・「スピーチ」音読、暗唱
・「しごとの基礎英語」音読

 

明日、受験される皆様、できることを積み重ねてまいりましょう。

 

 

『TOEIC 単語 特急 新形式対策』を1か月間「1日1周」してみた結果

 

次のつぶやきをしたのが9月5日です。
そこから1か月が経とうとしています。

 

 

次は10月1日のつぶやきです。
実は、購入初日から「1日1周」を自分に課しています。

 

 

この記事を書いている今、本日分もすでに終わっており、
正真正銘、1か月間、毎日100問を解き続けたことになります。
これだけ同じ問題を毎日解き続けると、予想以上の成果を得られました。

 

単語特急_新形式対策

===
*TOEIC 頻出の語句に慣れる
*さまざまな構造の英文に反応できる
*英語を英語のまま理解する感覚を養える
*Part 5 の問題回答スピードが上がる
===

一つずつ詳しくご説明していきたいと思います。

 

*TOEIC 頻出の語句に慣れる

これは当たり前のことですね。
頻出の語句が散りばめられているため、30周もやれば勝手に頭に入ってきます。
自然と選択肢にも目を通していることになるため、距離感が近くなりましたね。

 

 

*さまざまな構造の英文に反応できる

この本に収録されているのは100問です。
1問たりとて同じ英文はありません。
ですから、名詞をingのカタマリが説明する形や関係詞が使われている形など、
さまざまな構造に触れていくことができるんですね。
語彙問題を答えるためには全文を読みますから、瞬時に構造を把握する力が上がったと思います。

 

 

*英語を英語のまま理解する感覚を養える

今、この本は約10分で1周をすることができます。
10分で終えるためには、どこかで立ち止まっていては無理です。
瞬時に英文を理解していかなくては終えることができません。
もちろん、日本語訳を作っている暇などありませんから、
(日本語で理解をしているでしょうけれど、)
英語で理解しているかのような感覚に陥ることができます。

 

 

*Part 5 の問題回答スピードが上がる

これは上記のものが総合された結果です。
同じ語彙が出てきた問題が素早く解けるだけではなく、
文法問題やその他の語彙問題を解くスピードがぐっと上がりました。
この一冊でリズムよく解くコツをつかんだのだと分析しています。

 

 

各単語の細かい説明や類義語・反意語は一通り目を通していますが、じっくり読むのはこれからです。
音声を聞く時間もさほど取れていないため、そちらも実施していく予定です。
誰よりもこの一冊から吸収する学習者になろうと思います。

 

『新TOEIC TEST 単語 特急2』に限らない Part 5 本の効果的な使い方

ここ最近、「特急シリーズ」の回し者かのように記事を書いています。
前々回は『読解 特急』で、前回は『単語 特急2』でした。
今回も『単語 特急2』で攻めたいと思います。

読解特急

第213回 #TOEIC 公開テストを受験した後に見えた復習の甘さ

『単語 特急2』を10分で終えるには暗記するまでやらないと不可能。で、意味はあるの?

 

 

 

『単語 特急2』を繰り返して思い出した嫌な思い出があります。
それは次の単語たちにまつわるお話です。

 

viability = feasibility

 

もう TOEIC には出題される単語としてご存知の方も多いでしょう。
「実現可能性」を意味する単語です。

 

1, 2年前の公開テストの Part 5 に viability の形容詞形である viable が出ました。
語彙問題でした。今でも忘れません。しかも、正解の選択肢でした。
でも、ぼくは選ぶことができませんでした。

 

その際には、『単語 特急2』を(自分では)狂うほどやり込んだ後だったのですが、
viability と関連した語句として viable を認識できなかったのです。

 

とても悔しい想いをしました。
胸を張ってやり込んだとは言えませんでした。
得た知識を活かせていませんでした。

 

そこからはさらに次の意識が強くなったように思います。

 

Part 5 の文章は隅から隅まで吸収する

 

文の形(構造)は瞬時に把握できるようにする。
語句は派生形まで手を広げて知っておく。
発音まで頭に入れておく。

 

自分の知らない部分をなくすことがとても大切になってきます。
先の例で言えば、viability を自分のモノにできていなかったがために、
5点を手繰り寄せることができなかったわけです。

 

単に文法問題や語彙問題を解けるようにするだけではなく、
一文がしっかりと読めるところまで落とし込む姿勢を維持したいものですね。
貪欲に吸収していこうと思います。

 

 

それにしても、古い特急シリーズを改めてやってみると、
未だに問われるテスティングポイントや語句が満載だなと思いますね。

『単語 特急2』を10分で終えるには暗記するまでやらないと不可能。で、意味はあるの?

大好きな特急シリーズを引っ張り出して復習をしています。
今は、中でも愛用している『単語 特急2』です。

単語特急2

 

 

ということで、以前に書いた『文法 特急2』の記事と同様、

 

名著『文法 特急2』を10分で全問回答できるかをチャレンジしてみた結果、成長した自分と出会えた。

 

『単語 特急2』も10分で終えることを目標にチャレンジをしてみました。
その結果です。

 

 

この翌日である今日は11分で全98問を終了することができました。
ぼくの手元には10分近くで復習を終えられる本が増えてきています。
これは、短時間で多くの知識を再確認できるという意味で有利ですね。

 

ただ、ここまで短時間で終えるには秘訣があります。
それはいたって単純です。

 

語句の組み合わせを暗記する

 

これに尽きます。
選択肢は見る必要はありません。そんな暇はありません。
というか、これができていないと、間違いなく高速で次の問題には進めません。
端から見るとおかしなスピードでページをめくっていると思います。

 

ここ最近、この高速回答を続けている中で、一つの疑問が浮かびました。

 

「答えを覚えているだけになっていて、意味があるのだろうか?」

 

この疑問に対しての答えはこうです。

 

意味は間違いなくあります。

 

文法問題になると、話をもう一段階掘り下げないといけないのですが、
語彙問題は、文脈が理解できていないと、正解を得られません。
この作業を高速で行うには、次の力が必要になります。

 

*全文の内容を的確に、瞬時に把握する力
*適切な語彙の組み合わせ

 

正確に、そして瞬時に内容を把握し、ぴったりの語句を当てはめる。
高速で解けるということは、こういうことなのだと思います。
もしかしたら「意味がない」という意見もあるのかもしれませんが、
今のところ、ぼくの中では「意味のある」行為だと思っていますので、
もうしばらくは続けてみたいと思っています。

単語帳で英単語を調べる楽しさ

 

今、東京海洋大学と神田外語学院という学校をメインにして講師の仕事をしています。
東京海洋大学では前期日程が終わり、神田外語学院では2学期が始まったところです。

 

ぼくは授業の準備を入念にしていくタイプなのですが、
よくある準備のひとつに「単語を調べる」という行為があります。
その際には辞書を引くことはもちろん、単語帳で調べることもします。
主に使用するのは次の二冊です。

 

出る単

 

単語特急_新形式対策

 

なぜ単語帳で調べているのかは「TOEIC での出現の仕方」を知るためです。
そして、それを噛み砕いて、学生に伝えるためですね。

 

今、この時間が楽しくてたまらないんです。

 

というのも、

 

知識が深まる

 

からです。
これに尽きます。

 

使い方。
類義語。
反意語。
イディオム。
関連知識。
TOEIC あるある。

 

今まで「なんとなく」知っていたことが「カチッと」頭に収まる感覚です。
ぼくは単語帳でじっくり勉強をすることは TOEIC 学習ではしていませんので、
とても新鮮に感じられる時間になっているんですね。

 

特に、自分が当たり前のように知っている単語を調べると、新たな発見があることが多いです。
例えば、新刊の『単語 特急 新形式対策』で facility を調べてみてください。
(もちろん、お手持ちの単語帳や辞書でも構いません。)

 

おそらく「施設」という意味が頭に思い浮かびますよね。
でも、それだけを知っているのではもったいないのがこの単語です。

 

ぼくは「施設」以外の知識を知ったときに「おお」と声を出して唸りました。
ただ、ただ、感動です。

 

皆さんも「もう知っているよ」という、自分にとっての余裕の単語を単語帳で見てみてください。
見る時期によって、頭に入ってくる内容が変わって、新たな発見があること間違いなしです。
きっと、ぼくのように、新たな単語帳を使う楽しさに気付けるのではないでしょうか。

 


『TOEIC TEST 単語 特急 新形式対策』を解き終えた感想(速報)

Twitter を見ている感じだと早めのゲットでしょうか。
別に早く手にしたからといって、スコアアップするわけではないのですが。苦笑

 

『TOEIC TEST 単語 特急 新形式対策』
(森田鉄也著/朝日新聞出版)

 

 

速報としての感想を箇条書きでいくつか挙げておきますね。
購入される方のご参考になれば幸いです。

 

単語の難易度が上がっている。

morite2 先生が Twitter かどこかでおっしゃっていましたが、本文も選択肢も単語の難易度が上がっています。旧版が出たのは2009年で、そのときよりも試験に出る単語が難しくなっているのは間違いないですからね。時代が反映されている感じです。

 

旧版と同じ問題もありながら、微妙にアレンジされている問題もあり。

まったく同じ問題もありますが、アレンジされているものが思ったよりも多かったです。同じテスティングポイントでも、読みやすい英文になっていたり、難しめの英文になっていたりとバージョンアップが嬉しいです。

 

成績は98/100。

13分30秒で一周を終えました。間違えたのはもちろん新問です。「これを聞いてくるかあ」という絶妙なところを突いてきた問題や、お手上げの問題がありました。ただ、旧版をやり込めていれば、かなりの正答数は確保できると思います。時間もさほどかかりません。

 

この本を用いたセミナーをやろうと決めました。

著者の morite2 先生にご相談してみようと思います。イメージしているのは、土日祝日の半日くらいのぶっ通しセミナー。ご興味があったら、何らかの形でご連絡くださいませ。

 

間違いなく買いの一冊です。

ぼくの中で旧版を超えました。最高の一冊です。毎日のお供になることが決定しました。TOEIC で重要な単語が今まで以上にギュッと詰め込まれているイメージです。