先日、久しぶりに打ち合わせを英語で行いました。
相手はほぼネイティブでまくしたてるように話してきて気づいたことがあります。
「聞けなきゃ仕事にならない」
言っていることがわからなければ、聞きなおすことができます。
しかし、何度も聞き直していては、信頼感が薄れますよね。
「こいつは英語がわからないから、話が通じない」という不信感さえ持たれるかもしれません。
だからこそ、普段よりもギアを何段階も上げて、英語を聞く自分がいるのではないでしょうか。
ぼくは先日の打ち合わせの中で、そんな自分がいたことを実感しました。
わかったふりは決してすることなく、全力を出して聞くように心がけました。
普段よりもギアを何段階も上げる自分。
普段から英語を使う方は気づかないかもしれません。
そんな自分に慣れてしまっているから。
ましてや、普段は英語を使わない方はお気づきではないでしょう。
そんな自分がいることにすら気づかないから。
「聞けなきゃ仕事にならない」
この意識は緊張感とリスニング力をぐっと上げてくれます。
イメージとしては120%の力を出して聞く感じです。
普段から英語を使う方は無意識のうちにギアを上げているはずです。
それによって、カバーされている部分は大きいのではないかと推測します。
「切迫感」を抱きながら、どこまで聞くことに向き合えるか。
ここに日々のリスニング力の向上につながる秘訣が隠れている気がします。
リスニングをするときに、120%に近い力で聞くようにするためには何が必要か。
ぼくはこれに明確な答えを持ち合わせていません。
「緊張感をいつもよりも高めて聞く」
「何かを賭ける覚悟で聞く」
といったあたりのことを思いつきますが、非常に抽象的です。
ここからは仮定でありますが、TOEIC のリスニング問題を解くときは80-100%くらいでしょう。
どこかで「間違えても後でカバーすればいい」など、甘えとなる気持ちが出ているはずです。
(これに加えて、単に聞くだけではなく、問題を解かなくてはならない、という話もあります)
それでは、最大限のリスニング力を発揮することはできません。
ただ一つ言えることは、「切迫感」を問題に対しても抱けるか、ということでしょう。
「先読みした内容は聞き漏らすまい」
「別のことを考えたら、全問不正解だ」
こういったプレッシャーをかけながら、日々の学習に臨むことが大切なのではないでしょうか。
ぼくも今回の体験を通して、普段の学習に緊張感が足りないと感じたのでした。