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定番英単語帳『DUO 3.0』を使った TOEIC 対策【DUOの使い方】

「DUO って良いと聞くけれど、TOEIC に使えるの?」
「TOEIC は TOEIC 用の単語帳が望ましいと聞くけれど」

このような声は非常に多く聞きます。

正直、TOEIC試験や英語学習に関連する教材を数多く研究してきた身としては、TOEIC のスコアを高めたいならば、TOEIC 用の単語帳が良いです。というのも、『DUO』には、TOEIC には出にくい単語も掲載されているからです。

「じゃあ、TOEIC 用の単語帳をやればいいんだな」

そう思われた方、お待ちください!!!

『DUO』は良書と言われるだけのメリットがあります。そのメリットを知った上で、TOEIC対策に使うかどうかを決めてはいかがでしょうか? この本でも TOEIC 対策は可能です。

  1. 一文に複数の重要語句が含まれている
  2. 560文の中で重要単語1572語と重要熟語997語が覚えられる
  3. 全体にストーリーがあるから覚えやすい

以前は、あまり TOEIC 対策用にはオススメしていませんでした。

しかし、実際、講師の立場としてTOEICを研究するようになってから改めて『DUO』に目を通してみると、「これはいいな」と思うところがあります。

その点と実施の使い方を合わせて、ご提案いたします。

本の中に「対応できる範囲」として、<TOEIC 600-780>とあります。ただ、以下の使い方で実施すれば、『DUO』だけでもTOEICのハイスコアは実現可能です!

🔥

☑︎ 560文を60分で読み終えるリーディング力

語句を覚えていく中で、嫌でも560個の英文を読むことになります。

文法や構文が単純なものもあれば、少し難しいものもあるので、
語句を覚えながら、リーディング力アップにつながるのは間違いないです。

仮に語句をすべて覚えたとしても、英文の意味がわからなければダメです。
文法や構文の観点で、文法書を使うなどして、完全理解をしてください。

英文の意味を理解することは不可欠であり、そのための英文です。

語句を覚えたら、スキマ時間にパラパラと読むようにすると良いでしょう。
下手に小説を中途半端な理解度で読むよりも、
完全に理解した560個の英文を読んだほうがリーディング力が上がります。

読み物として活用しましょう!

ちなみに、560文を60分で読み終えられるとグッドです。この本の達成目標が次のようなものだからです。

本編の見出し英文560本を60分で聞き取れるようにすること

黙読で良いので、理解できるかどうかを意識しながら、次々と読みましょう。瞬時に理解できるかどうかがポイントです。

もし理解できないものがあれば、それはチェックや付箋をつけておきましょう。自分の弱点が隠れている英文ですから、貴重な情報です。

最初は60分を超えてしまうと思います。ですが、何度も漆塗りのように重ね塗りをして、60分よりも早いスピードで読めるようにしてくださいね。実際、TOEIC で求められる読解スピードを考えると、45分くらいで読み終えたいところかなと考えています。

 

☑︎ 560文を60分で聞き終えるリスニング力

これは前述した達成目標を考えてのことです。

本編の見出し英文560本を60分で聞き取れるようにすること

別売りの「復習用CD」の音声を聞くことで、自分のリスニング力をチェックしてみてください。
別売りで値段が高いので、ケチろうとする方がいますが、CD はマストです。

『DUO』を使い倒そうと思ったら、CD がないと始まりません。

TOEIC に比べると英語の音声スピードは早くはありません。しかし、語句を覚えていないと、結構辛いはずです。語句と発音を一致させていきましょう。

最初は、本を見ながら、語句と発音を一致させていくのが良いやり方です。それを何回か繰り返して、正しい音をインプットした後で、少しずつ目を離して聞く機会を作ると良いでしょう。

理想は、家事をしながら、余裕で聞き取れるようになることですね。集中しないと聞き取れないようでは、まだまだ甘いです。もっと高みを目指していきましょう。

 

☑︎ 音読はするのか?

やりたければやるくらいで良いでしょう。TOEIC 対策という観点ではマストではありません

復習用CDの音声を音真似したり、シャドーイングしたり、やり方はいろいろとあります。

自分の勉強法に飽きが来たら、他の学習も試すと良いのではないでしょうか。

 

☑︎ TOEIC 用の単語帳は必要なのか?

目指すスコアと達成したい時期によると考えています。

目指すスコアが<600〜780>に収まっているのであれば、単語帳は『DUO』だけにして、各パートの問題集や模試を買ったほうが有効です。

もしそれよりさらに上を目指すのであれば、TOEIC 用の単語帳を使うことによって、TOEIC に出る単語を補強する必要があります。

さらに、達成したい時期も関係してきます。早く達成したいのであれば、TOEIC 用の単語帳のほうが得点効率が良いです。すると、『DUO』自体は一旦置いておいて、TOEIC 用で勉強しましょう。

本棚に眠っている『DUO』を叩き起こして、TOEIC のスコアアップにつなげられますように。

TOEIC 満点講師が語る『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の熟語』の難易度と勉強法

TOEIC 対策として単語帳を選ぶとしたら、通称「金フレ」が挙がるでしょう。 *正式名称は『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。
100冊以上、TOEIC 対策本に目を通してきたぼくも唸る一冊です。
「金フレ」は、本でもアプリでもスコアアップに大きく寄与してくれます。

100万部超えの化け物単語帳!

その続編として、通称「金ジュク」と呼ばれる、
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の熟語』が発売されました。

TOEIC に出る熟語ってどんなもの?

今回は、この本を買うべき学習者のレベルと、本の使い方をお伝えします。

★結論
「金ジュク」については、使わなくてもいい人がいる、と断言します。

著者・TEX加藤先生の本は「マストバイ」であることが多いです。
初級者は「銀フレ」で基礎レベルの単語をたたき込む。
中上級者は「金フレ」で自分の目指すレベルの単語を網羅する。
中上級者がさらなる単語の定着と読解力アップのために「金セン」を読む。
文法の基礎を作るために、嫌というくらい「でる1000」で反復練習をする。

一方、熟語という言葉を聞くと、
「知らないかも」と心配になる気持ちはわかります。
ただ、見出し語をパラパラと見てみてください。
「意外に知っている」と思う熟語が多いはずです。
初級者は知らない熟語が多いかもしれません。
中上級者は見出し語を見てから判断すると良いと考えています。

ところで、皆さんは高校受験や大学受験のときに「熟語帳」を使いましたか
単語帳は使ったことがあるものの、熟語帳はあまり馴染みがないはず。
というのも、問題の中で学ぶことができるからです。

★難易度
本の難易度としては「初級〜中級」という感じです。
たまに上級者が知らなかったり、あやふやだったりする熟語があります。
と言っても、それほど多いものではないでしょう。

★内容
熟語を中心として、数語からなる英語表現が紹介されている一冊です。

・TOEIC に出る熟語
・TOEIC に出る会話表現
・TOEIC に出る「動詞+前置詞」
・TOEIC に出るコロケーション
・TOEIC に出る群前置詞・群接続詞
・イラストで覚えるパート1単語
・TOEIC に出る定型表現・連語

魅力的な見出しがズラリ。。。

430の熟語を中心にして、いろいろな表現が紹介されています。
個人的に興味深かったのは「コロケーション」です。
hold のような基本動詞に、どのような名詞が続くのかがまとまっています。
このような情報をまとめて目にしたことがなかったので新鮮でした。
コロケーションを知っていると、聞くにも読むにもスピードが上がりますね。

★コラム
「金フレ」シリーズでおなじみのコラムは、痒いところに手が届く内容になっています。
今回は、TOEIC の世界観に関するコラムが少なめだった印象がありますが、
一度では到底吸収しきれないほどの情報が詰まっています。
ここは中上級者も役立つ内容ではないでしょうか。

★使い方
初級者から上級者まで、この本を手にした方にやっていただきたいことは3つです。

1.430の熟語(見出し語のみ)に目を通す
2.0.1秒でわからない熟語をピックアップする
3.チェックした熟語を数日ごとに見る

ポイントはフレーズやコラムには目を通さずに、まずは顔見知りになることです。
音読やリスニングは一旦置いておいて、とにかく目を通すイメージです。
(リスニングは、発音の確認として聞く程度ならば良いです。)
見出し語に加えて、フレーズまで目を通すと、時間はかかりますし、情報量が増えます。
コラムにまで目を通したら、それはなおさらのことです。

そこで、まずは「見出し語」だけに力を入れるようにしましょう。
自分のチェックした熟語の意味がスムーズに出てくるようになったら、次の段階へ。

4.チェックした熟語を含むフレーズを読む
不安な熟語のみにフォーカスして、取り組むようにしましょう。
ここでも音読やリスニングは置いておいていいです。
TOEIC に出やすいフレーズになっているため、そのまま頭に入れる意識が望ましいですね。

5.チェックした熟語を含むフレーズを音読する/聞く
最後の仕上げです。
バッチリな定着を狙うために、音読やリスニングを取り入れましょう。
オススメなのは「音真似」です。
聞こえてきた英語を真似するように音読することですね。

以上、使い方のお話でした。

結論でマストバイではないと申し上げましたが、TOEIC に出る内容が詰まっているのは事実です。
熟語に時間を割くことができるのであれば、やっておいて損はないでしょう。
今の自分に必要かどうかをよく考えてから、お買い求めくださいね。

(追記)
YouTube では買った直後ほやほやのレビューをアップしています。
そちらも合わせてどうぞ。
10分程度なので、2倍速で聞くことをオススメします。

2019年6月発売『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集5』TEST 1 の感想+使い方

 

「もう新しいやつが発売かよ」

「辛子色って微妙かよ」

 

などなど、さまざまな(?)ツッコミがされた「公式問題集」が発売されたのをご存知でしょうか。

 

 

 

ETS(テスト制作団体)が作る問題集はチェックする必要があります
ということで、『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集5』の TEST 1 を早速解きました。

 

(条件)
・場所は比較的静かなカフェ
・リスニングの音声は1.25倍速
・Part 3,4 は先読みなし(=聞きながら解く)
・設問の読み上げ音声は飛ばす
・リーディング中はインストゥルメンタルを聞く

 

解いた当日は公開テストの日だったので、本番さながらを演出しようとしたのですが、無理でした
解くと決めたものの、「早く終えて研究したい」という気持ちが勝った結果です。

 


Listening:95/100
Part 1:6/6
Part 2:23/25
Part 3:37/39
Part 4:29/30

Reading:96/100
Part 5:30/30(9分20秒)
Part 6:15/16(6分40秒)
Part 7:51/54(SP25分10秒/DP13分40秒/TP14分30秒)

 

*難易度は「普通」

出来は微妙ですが、偉そうに分析させていただきます。

難易度としては「普通」の部類に入ると判断しています。
ただ、パートごとの難易度のばらつきが大きいという印象です。

 

*Part 7 の最新傾向

特筆すべきは Part 7 ですね。難しい
読ませる量がとにかく多いのは本番さながらですし、答えの根拠も簡単に見つかりにくいです。
本文の具体的な記述を、選択肢で抽象的に言い換える鉄板パターンは健在ですね。
正直、この感覚を体験するためだけでも、この公式問題集は「買い」だと考えています。

次に注目すべきは「語彙」です。
Part 5 の語彙問題というよりは、リーディングセクション本文中に出てくる語彙です。
今まで「見たことがない」という語彙が普通に出てきます
この現象も体験しておく必要性があると思いますし、
公式問題集で使われている以上、「今後出すかも」というメッセージととらえて良さそうです。
市販の単語帳に掲載されていないものに注目するのがポイントです。

 

*Part 5 のトレンド予想

語彙に関してもう一つ付け加えたいことがあります。
これはちょっとした今後のトレンド予想なのですが、「句動詞」が問われるようになっていく気がします。
今回、130番で句動詞が問われているのですが、公開テストでも問われるようになっています。

英検一級の語彙セクションでも句動詞が問われるように、
ネイティブが当たり前のように使う句動詞は知っておく必要がありそうです。
学ぶ素材としては、英検一級レベルの句動詞ではありません。
どの辺から学べばよいかはもう少し研究をしていきます。

 

*Part 2 の変化球

そして、見逃せないのは Part 2 の返答です。
「こう来るか」をどれだけストックしておけるかは、Part 2 の正答数の分かれ道です。
日本語で理解できないものを英語で理解するのは難しいので、
日本語で「こういうことね」と理解してから、英語での言い回しをチェックしましょう。

 

*Part 3, 4 の場面

Part 3, 4 のシチュエーションもストックはしておきたいところです。
解きながら「こんな場面も出るのか」と感じられるくらいの余裕さがあるならばいいのですが、
事前に多くのシチュエーションを知っておいたほうが断然有利です。
新しいシチュエーションを知ることが、新しい公式問題集を解く醍醐味でもあります。

 

以上、TEST 1 を解いて気になる点についてまとめました。
近々 TEST 2 も解いてレポートしたいと思います。

 

 

【告知1】
TOEIC 800点over を目指す方向けに、超有名講師 Jay 先生とコラボマガジンを運営しております。

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TOEIC を中心に英語に関する動画を作っています。

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最新の『TOEIC L&R 公式問題集』を効果的に使うセミナー@天狼院書店、終了!

TOEIC 業界で「これを使え」と誰もが口を揃えて言う『公式問題集』。
この本には弱点があります。

 

・くわしい解説がない
・解き方が載っていない
・復習の仕方がわからない

 

600〜700点の人が730〜860点という壁をぶち破るのに必要なのは『公式問題集』の使い倒し。
では、果たして、自信を持って「使い倒せている」という方はどれくらいいるでしょうか?

 

「やりっぱなしはモッタイナイ」

 

そういう人を一人でも減らすべく、セミナーを実施しました!

 

 

【講座名】
TOEICスコア伸び悩みの壁を破るための「型」を作る1DAY集中講座!
〜最新の公式問題集を徹底攻略しよう!〜

 

 

大きなテーマは「公式問題集の使い方」なのですが、
細かくは次の2つに集約することにしました。

 

1:Part 5 の精読による「英文の読解精度アップと速読力アップ」
2:Part 3,4 のオリジナルの聞き「型」作成による「リスニング力アップと速読力アップ」

 

600〜700点の学習者であれば、Part 5 の基礎は出来上がっているのですが、
文法がツメが甘い状態で学習を進めると、頭打ちになります
なので、この時点で「Part 5 の文法は完璧にしてしまおう」という狙いです。
文法が完璧になれば、他の Part にも良い影響を与えますからね。

次に、Part 3, 4 はリスニングの難関です。
ここをいかに攻略していくかはスコアを1段階上げるために必要なポイントです。
特に、解き方は自分なりに固まっていないと、本番で気持ちが揺らぎますから。

 

講座の概要はこんな感じです。

 

=========================================
〔Ⅰ部〕
【講義】Part 5:精読のコツと積み重ね法をマスターする
・「1問20秒」感覚をつかもう
・全文に目を通す癖をつけよう
・「一度解いて終わり」から卒業しよう
・思考プロセスを言語化しよう
・速さを求めるなら、じっくり攻める
・Part 5 はていねいに精読をしよう
・英文の読み方の基本の基本をおさえよう
・精読の積み重ねが速読だと心得よう
・文法を無意識化しよう
・語彙問題は最後の詰めだと考えよう
・音声や音読で耳を使って英語勘を鍛えてみよう
・全問正解できるセット数を増やす

【ワーク】
・問題(30問)を解いてみよう
・間違った問題の解説をペアにしよう
・ガイドに沿って精読をしよう
・30文タイムアタック読みをしよう
・30文タイムアタック音読をしよう

 

〔Ⅱ部〕
【講義】Part3, 4:聞き「型」を作ってリスニング+速読力をつける
・発音がうまくなる2つのコツをおさえよう
・音真似をしよう
・前から理解する癖をつけよう
・英語の記憶力を強化しよう
・要約リテンションを身につけよう
・1.2倍速を普通にしよう
・先読みをせずに聞こう
・ディクテーションはやめよう
・音読の仕方を考えよう
・部分暗唱を取り入れよう
・出る場面を集めよう

【ワーク】
・問題(18+15問)を解いてみよう
・設問の先読みタイムアタックをしよう
・素材のオーバーラッピングをしよう
・デリバリーを意識しよう
=========================================

 

セミナーは参加者ありきの生き物なので、実際にこの通りに進まなかったのですが、
個人的にはワークの時間を多く確保できたのが良かったように感じています。
問題演習をした後にどのように消化・吸収するかは超重要なポイントです。
いくら言葉で聞くよりも、実際に体験してもらうほうが圧倒的にインパクトがあるからです。
(本で学ぶよりセミナーに足を運んだほうがコスパが高い理由はここにある!)

 

もし「セミナーの各セクションのハイライトを挙げろ」と言われたら、次のように答えます。

 

「Part 5 をていねいに読む習慣をつける」
「Part 3, 4 は先読みの型を作り上げる」

 

Part 5 は一般的なアドバイスから逆行しているように感じると思いますが、
「ていねいさはスピードにつながる」と確信しています。

 

Part 3, 4 は「そんなことを言われずとも」と思うかもしれませんが、
意外に徹底できていない方が多いように感じています。

 

参加者の方から「今日から取り組めそう」というお声をいただくことができました。
セミナーでは再現性を大事にしているので、このような感想はうれしみの極みですね。

 

11月も12月も引き続き外部でセミナーを実施するのでお楽しみに。

 

はじめて『公式 TOEIC L&R 問題集4』を使う人が作っておきたい3つの型

 

 

最新の『公式問題集』を活用しながら、
・読み「型」
・解き「型」
・復習のし「型」
この3つの型を身につけませんか?

 

TOEIC 業界で「これを使え」と誰もが口を揃えて言う『公式問題集』。
この本には弱点があります。

 

・くわしい解説がない
・解き方が載っていない
・復習の仕方がわからない

 

上級者はこの弱点を自分でカバーすることができるのですが、
初中級者は独学でカバーすることが難しいです。

 

リスニングセクションならまだしも、
リーディングセクションの英文を自力で正確に読み解くことは難しい

 

そこで、今回、Part 5 のトレンドを意識しながら、
TEST 1 の Part 5 の英文をすべて構文解説します
ぼくは勤務する大学で「文法・読解」という授業を任されており、
自分で言うのもなんですが、文法の解説には定評があるようです。
(アビメの文法項目の数値が高くなる学生が増えています。)

 

「正確に読むってこういうことだったんだ」

 

という言葉は何度聞いたかわかりません。

 

解説を通じて、自分の中で読み「型」が形作られていくことは間違いありません。
と同時に、自分の血肉になるほど、体と頭に染み込んでいくことでしょう。

 

そして、そのあとは、じっくり読んだ英文を使って、トレーニングをしていきます。
ここで行ったトレーニングは他の問題でも活用できますから、
復習のし「型」を作ることができます

 

一方で、リスニングセクションは解説はさほどいらないものの、
解き方や復習の仕方という点で迷いが生じる部分でもあります。
正答数が上がらないとかリスニング力の伸びを感じないとか不満が募るところです。

 

そこで、ぼくが10年以上の TOEIC 対策や指導でたどり着いた解き「型」や、
試行錯誤の上で編み出した復習のし「型」を具体的に示します
「TOEIC のスコアアップ」に照準を絞った「型」をご提案します。

 

単に問題を解くだけで終わらせる演習はこの日で卒業しましょう!
積極的なご参加をお待ちしております。

 

【講座名】
TOEICスコア伸び悩みの壁を破るための「型」を作る1DAY集中講座!
〜最新の公式問題集を徹底攻略しよう!〜

 

日時:11月3日(土)10:00〜13:30(休憩:30分)

 

〔Ⅰ部〕10:00〜11:30
【講義】
Part 5:精読のコツと積み重ね法をマスターする
・「1問20秒」感覚をつかもう
・全文に目を通す癖をつけよう
・「一度解いて終わり」から卒業しよう
・思考プロセスを言語化しよう
・速さを求めるなら、じっくり攻める
・Part 5 はていねいに精読をしよう
・英文の読み方の基本の基本をおさえよう
・精読の積み重ねが速読だと心得よう
・文法を無意識化しよう
・語彙問題は最後の詰めだと考えよう
・音声や音読で耳を使って英語勘を鍛えてみよう
・全問正解できるセット数を増やす

(ワーク)
・問題(30問)を解いてみよう
・間違った問題の解説をペアにしよう
・ガイドに沿って精読をしよう
・30文タイムアタック読みをしよう
・30文タイムアタック音読をしよう

 

(休憩 11:30〜12:00)

 

〔Ⅱ部〕12:00〜13:30
【講義】
Part3, 4:聞き「型」を作ってリスニング+速読力をつける
・発音がうまくなる2つのコツをおさえよう
・音真似をしよう
・前から理解する癖をつけよう
・英語の記憶力を強化しよう
・要約リテンションを身につけよう
・1.2倍速を普通にしよう
・先読みをせずに聞こう
・ディクテーションはやめよう
・音読の仕方を考えよう
・部分暗唱を取り入れよう
・出る場面を集めよう

(ワーク)
・問題(18+15問)を解いてみよう
・設問の先読みタイムアタックをしよう
・素材のオーバーラッピングをしよう
・デリバリーを意識しよう

参加費:5,000円

最高のクオリティー!『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』TEST 2 を解いてみた

 

第226回 TOEIC L&R 公開テストを受験された皆様、お疲れさまでした。
試験前のつぶやきを掲載しておきます。

 

 

はい、ぼくは受験をしませんでした。
今年は受験回数が少なめですが、お気になさらずに。
つぶやきにもあった通り、模試を2時間通しで解きました

しかも、開始時間は13時より前倒しになってしまいましたが、
単に解くだけではなく、栄養ドリンクを飲んだり、昼食は少なめにしたり、
本番さながらの集中力で臨みました

 

というのも、使用する模試がこれだったから。
『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』

 

 

公式が作成した問題に対してはいつもと臨み方が違います。
自身に「本番だと思え」と何度も言い聞かせましたから。
7月から本番から遠ざかっていますから、どうなるかと思いながらも、
2時間を最高の集中力で臨めたと思います。

 

結果は果たして。

 


Listening:97/100
Part 1:6/6
Part 2:25/25
Part 3:36/39
Part 4:30/30

Reading:94/100
Part 5:29/30(7分30秒)
Part 6:15/16(7分30秒)
Part 7:51/54(SP21分30秒/DP8分00秒/TP21分30秒)

 

「やっぱり公式はすげー」

解きながらこのように思いました。
何がすごいって、難易度や出題傾向など「本番さながら」なんですよね。
市販の模試とは比べ物にならないクオリティーだと感じています。
よく情報誌やサイトで「『公式問題集』を繰り返しやれ」と言われますが、
その類の情報は当たっていると考えています。
TOEIC を攻略する上で、『公式問題集』は外すことのできないアイテムです。

 

*『公式問題集』でスコアアップを一緒に目指す講座はこちら↓
人生を変える TOEIC スコアアップ短期集中学習塾

 

正解数も今の実力を表していると思います。
トータルスコアは960-970あたりでしょう。

 

リスニングは心地よい難易度です。簡単すぎず難しすぎず。
特に、Part 2 は秀逸だと感じました。
少しでも気が抜けると「やられる」という本番の緊張感が漂います。

 

リーディングは「公式だから本番より簡単」と言われることが多いですが、
Part 5, 6 については、本番と変わらない標準的な難易度だと思います。
この TEST 2 が解けないのに、いろいろなものに手を出すのは危険ですね。
一方、Part 7 は本番より分量がやや少なめか、正解を導きやすい設問や選択肢が多かったでしょうか。
どちらにせよ、真正面から読み、記憶し、正確に照合する力が問われますね。

この半年は公開テストを受験できていないのですが、
特に Part 7 が難化していると聞きますので、おそらくこの感覚は当たっているでしょう。

 

新しく発売された『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』に目移りしそうですが、
その前に『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』を繰り返し解き、復習したいものです。

『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』はまだ解いていないので、
難易度はわかりませんが、解き次第、レビューを記事にしたいと思います。

楽しみにお待ちくださいませ。

 

現時点で本番に最も近い、最高のクオリティー。

最強の英文法書『一億人の英文法』を10日で読めって言われたけれど、本当に10日でいけるんだろうか?

疑問への結論:「やってみるとできるもんだね」

ぼくが一方的に師匠と呼ばせていただいている大西泰斗先生の代表作である、
『すべての日本人に贈るーーー「話すため」の英文法 一億人の英文法』について。

 

一億人の英文法

 

この本を文法の参考書として、英語学習に取り組まれている学習者は多いでしょう。
先生曰く、「中学生から大学受験生、仕事で英語を必要とする人」までをカバーする一冊ですから。

 

ぼく自身も何か文法で困ることがあったら、この本に頼るようにしています。
「話す」ことに対して、今まで以上に意識が向いた今、改めて読もうと思ったところ、
本書の使い方のところに次のように書いてあるんですね。

 

外国語学習は理屈ではありません。頭の中に十分な語彙力と、使いこなせる文の形を刻み込むことが重要です。英語を話したいなら、文法はなるべく短期間に終わらせる必要があるということです。高校生なら10日以内に本書を読破し、英語の輪郭をつかみとるぐらいの知性と勢いが必要です。大丈夫だよ、カンタンだから。

 

「文法は短期間に終わらせる」という点においては激しく同意です。
文法と聞くと、とっつきづらくて量が多いと感じて、ダラダラと時間をかけがちです。

ただ、文法は英語を使う上でのあくまで最低限のルールですので、早めに終わらせる必要があります。

また、細かな事項に時間をかけてしまうよりも全体像をざっとつかんでから、
改めて細部を見たほうがわかりやすいことは多々あります。

ですので、

「文法は短期間に」

です。

 

とはいえ…。
はたして10日以内で読み終えられるのだろうか?という疑問がわきました。
実際、購入したその日から目を通して、読み終えたときには10日以上経過していた気がしますから。

 

もちろん、すべてを理解しろというわけではなく、
輪郭をつかみ取ることを目的として、
ざーっと読んでいけというのは承知なのですが…。

 

そこで、

「もし大人が10日で読むなら」

というテーマで、
1日あたりに読む分量を自分なりに考えてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
言っただけでは説得力が薄いので、自分も試してみました。

 


以下、『一億人の英文法』の「目次」を参考に作成しています。
作成したはいいものの、これは結構キツイ分量ですよ…。

 

ここでいくつか、ぼくが取り組む際に気をつけている注意点をご紹介しておきましょう。
きっと「10日で読み進めよう」というときのヒントになるはずです。
・とにかく読み進める
→理解できないところやピンと来ないところには付箋
(あとで戻って来れるようにするため)

・「1回で「覚えられない」「理解できない」のは普通」という意識
→後々、読み重ねていくうえでおさえればいい

 

ということで、目次をもとにしたスケジュール表をどうぞ!!

 

===========
〈Day 1〉
CHAPTER 0 英文法の歩き方
■PART 1:英語文の骨格
CHAPTER 1 主語・動詞・基本文型

〈Day 2〉
CHAPTER 2 名詞

〈Day 3〉
■PART 2:修飾
CHAPTER 3 形容詞
CHAPTER 4 副詞

〈Day 4〉
CHAPTER 5 比較
CHAPTER 6 否定

〈Day 5, 6〉
CHAPTER 7 助動詞
CHAPTER 8 前置詞
CHAPTER 9 WH修飾

〈Day 7〉
■PART 3:自由な要素
CHAPTER 10 動詞-ing形
CHAPTER 11 TO 不定詞
CHAPTER 12 過去分詞形

〈Day 8〉
CHAPTER 13 節
■PART 4:配置転換
CHAPTER 14 疑問文
CHAPTER 15 さまざまな配置転換

〈Day 9〉
■PART 5:時表現
CHAPTER 16 時表現

〈Day 10〉
■PART 6:文の流れ
CHAPTER 17 接続詞
CHAPTER 18 流れを整える
===========

 

こちらのスケジュールで試みた結果、冒頭にも書いたように「やればできる」ことがわかりました。
ただ、分量が分量ですので、大西先生が考えられるほど簡単ではありません。
とはいえ、ぼくの申し上げた注意点を意識すれば、読み切れるのは間違いないでしょう。

 

読み切れるか不安なら、一気に読んでしまえ。

 



オススメしたい「TOEIC問題集」の使い方(一周め)

前の記事「「問題集を一周する」という言葉への疑問」の最後に、次のようなことを書きました。

ここまで読んできて、
「そもそもそんなに急いで一周する必要があるの?」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

qualification-76737_150

ということで、そのお話。

 

ぼくが参考書や問題集を使用するときに心がけているのは、

「できるだけ早く一周を終えてしまう」

ことです。

 

なぜか。

 

  • その本が言わんとしている全体像を俯瞰したい
  • 自分の「知っている/知らない」「できる/できない」を選別したい

からです。

 

まず、前者について。
参考書や問題集に取り組んでいると、目の前の項目や問題に集中するあまり、
「なぜここを学ぶ必要があるのか」「ここがどのような役割を果たしているのか」
といったことがわからなくなってしまう場合があります。

こうなってしまうのは仕方のないことなのですが、
一周終えると、その本のメッセージの大枠をつかむことができるため、
それぞれの項目や問題の必要性が見えてきます。
そのため、早めに最後までたどりついておきたいわけです。

 

 

次に、後者について。
参考書も問題集もベターッとすべて同じリズムで扱う必要はありません。
自分の力に合わせて使うほうが効果的です。
ですから、自分の力の及ばないところはどこなのかを早めに判別し、
その部分を中心にすえた学習を続けていくほうがよいと思うわけです。

 

 

二周以上することが前提なのは定着度合いを高めるためですね。
このやり方が合わない方は、急いで終える必要はないのかもしれません。

復習については学習仲間であるHBKさんの記事も読まれるとよいですよ。
TOEICの復習