Tag

Tag Archive

TOEIC Part 3,4 でリスニングした内容を忘れないためのトレーニング

 

TOEIC のリスニングセクションで山場となる Part 3, 4。
問題数が多いのもありますが、聞かなくてはならない英語の量が多いため、
かなり多くの受験生が苦戦するパートだと言えるでしょう。

 

Part 3, 4 について、相談される悩みの一つがこれです。

 

「英語がどんどん流れてくるので、内容を覚えられない」

 

これに簡潔に答えようとすると、

 

「リスニング力を高めてください」

 

となりますが、我ながらあまりにも冷たい
もう少し掘り下げて考えたいと思います。

 

もし TOEIC の Part 3, 4 のような内容を日本語(母語)で40秒程度聞いたら、
内容を覚えていられないことはない、と思いませんか?
なぜなら、日本語であれば高い理解度で聞くことができるからです。

 

以前、記事で書いた Part 7 の話と関連するところがあります。

 

「TOEIC Part 7 が頭に残らない」人が取るべき3つの対策

 

ぼく自身、TOEIC のリスニングで495点満点を取得することはできますが、
リスニングに少しでも集中できないと、聞き逃すことがあります
何回受験しても、英語力が高くなっても、なかなか難しいのが TOEIC。

 

どうしたら Part 3, 4 の内容を覚えていられるのか。
トレーニング方法を考え抜きました。

 

そこで出会ったのがこの記事です。
少し長い記事ですが、TOEIC 受験生であれば、
読んで損のない内容であること間違いなしです。

 

「TOEICを1mmもナメてないから」 濵﨑潤之輔が語る、990点を取り続けられる理由【著者インタビュー】

 

今も TOEIC の素材に触れているという話の中で、
リスニングの勉強法を次のように述べています。

 

もちろん問題を解く練習も本来は必要ですけど、練習をしなくても実際解けるので、まあ必要ないかなと思っています。

Part 3、4は設問文を聞いて答えが思い浮かべばOKです

 

見た瞬間に「これだ」と思いました。
ということで、結論です。
TOEIC Part 3,4 のリスニングした内容を忘れないためのトレーニングとは、

 

音声だけを聞いて答えを思い浮かべる

 

というもの。

 

 

英語の記憶力が高まる

実際にやってみて思うのは、やっぱり難しい、ということ。
TOEIC は聞きながら答えのヒントとなるキーワードを拾って聞けばいいのですが、
この勉強法を実践しようとすると、完璧に理解しないといけません。
トレーニングは辛いのですが、これを実践することで、
英語の記憶力は間違いなく高まっていくと感じています。

 

素材は聞き馴染みのあるものを選ぶ

扱う素材はすでに何度も聞いているものが望ましいです。
理解度がふわふわした状態のものを聞いても、なんとなく聞いて、
「このやり方では無理だ」と諦めて終わってしまうでしょうから。

 

音声の速度は1.0倍速で聞く

記事の中では1.75-2.0倍とありますが、それは達人になってからでいいです。
個人的な感覚では900点くらいでも、せいぜい1.5倍速でいいと感じています。
900点に到達するくらいまでは、1.0倍速、つまり、速度を変えずに聞きましょう。
「音声だけを聞いて答えを思い浮かべる」トレーニング自体が負荷が高いですから。

 

スピーキング力を高めたいなら、答えを言ってみる

これはぼくが実践していることなのですが、
音声を聞いて答えを「思い浮かべる」だけではなく、
「実際に言ってみる」ことまでしています。
これは瞬時に英語が出てくる瞬発力を鍛えるためです。
TOEIC のスコアが取得できればOKな方は無視してください。

 

ということで、英語の記憶力を高める結論としては、
聞き馴染みのあるリスニング音声を聞いて、答えを思い浮かべる
というものでございました。

 

この方法は負荷が高いですが、数日続けるだけで慣れてきます。
一方で、気を抜くと、聞き流しという無駄な時間になります。
参考にしていただき、スコアアップにつながれば幸いです。

 

#TOEIC 公開テスト前「1日1模試」に加えて行っていたこと

公開テストが終わると

 

終わったあああああ

うえええええええい

 

dance-297494_640

 

となるかもしれませんが、毎月のように受験される方はそんなことはないでしょう。苦笑
10月の受験はあっという間にやってきますから、のんびりしていると試験日です。

 

そこで、ここからどのような取り組みをしていこうかと考えるわけですが、
試験前に行っていたことで、ブログで書いていないことを続けていたことを思い出しました。
日課と化していたために、もはや書き忘れていたというか何というか。

 

その取り組みとは次の2つ。

 

  • リスニング100問はスクリプトを確認しながら1.5倍速で聞き直す
  • 新公式問題集 Vol.3 の Part 3,4(TEST 1 or 2)を聞く

 

というもの。

 

 

リスニング100問はスクリプトを確認しながら1.5倍速で聞き直す

1日1模試で解いたリスニングの問題を聞き直すということです。

聞きっぱなしはもったいないため、一通り音と文字を合わせています。
ですから、一度解いた問題を改めてじっくりと聞くのです。

 

また、1.5倍速で聞くとあっという間に終わるというメリットがあるのですが、
すぐに終わってしまうために、本番と同じだけの時間のリスニング量を確保したいという狙いですね。

 

 

新公式問題集 Vol.3 の Part 3,4(TEST 1 or 2)を聞く

これは1日1模試よりも前から日課にしていたことです。
Vol.3 はやりこんだ部類に入らないために、Part 3,4 から重点的に攻めています。
こちらも1.5倍速にして、基本的にスクリプトを見ながら聞いています。

 

場所によってはオーバーラッピングもしていますが、
まだスクリプトと仲良くなっていないので、1.5倍速に全然ついていけません。
これは10月の試験までの日課にしようと思っています。

 

「スクリプトを見ながらでは意味がないのでは?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
文字で見てわからないものを繰り返し、しかも、毎日聞くことは想像以上にストレスです。
「やるのが億劫だな」となってしまっては習慣化しないため、ハードルをがくっと下げて取り組むようにしています。

 

今回の公開テストはリスニングが難しかったですから、
そういったときに面食らうことのないよう、日々鍛錬していきたいですね。

第4回 #Eハングアウト990 「Part 4特集」で話した結果、普段の学習は1.5倍速で行っていることが発覚!

Co-Hostとして出演する「Eハングアウト990」の4回めが終了しました。
今回はTOEIC合宿の宿泊先よりお送りしたため、遅れてしまいました。
学生に事前に言っていたこともあり、何人かが見てくれていたようで…。
しかも、他の先生まで…。ありがたい限りです。

Ehangout990_logo

・Eハングアウト990 VOL.4/TOEIC Part4特集「本当に効果的な対策ってなに?」

 

 

そして、盛りだくさんで90分となってしまいました…申し訳ございません。
「Part 4 特集」と銘打ったものの、リスニングを上げる話に広がり、興味深い内容となりました。
ぜひ細切れにでもご覧いただけると嬉しいです。

 

  • Part 4 の概要と例題
  • Part 4 の聞き方や解き方(先読みの記憶)
  • パラフレーズ対策
  • 倍速機能を使った学習

 

などなど…。

 

最後に言ったことは本当に強調したことだったので、つぶやきでも書かせていただきました。
変に繰り返し信仰になりすぎずに、バランスよく学習してきたいですね。

 

 

(参考)
Eハングアウト990 VOL.1/TOEIC Part 1, Part 2特集

 

Eハングアウト990 VOL.2…TOEIC Part 3 特集/リスニングの秘訣と対策テクニック

 

Eハングアウト990 VOL.3…英語学習3年半でTOEIC何点取れる?

『TOEICテスト 新公式問題集 Vol.5』のリスニングを2倍速で聞く理由

一つ前の奇妙な記事「TOEICで990点を取得後に届いた、国際花子からのメール」の解答編です。
問題をご覧いただいてから、解答をお読みになることをオススメします。
設問は以下のようなものでした。

〈設問〉
なぜpor氏は『TOEICテスト 新公式問題集 Vol.5』TEST 1のPart 3,4を2倍速で聞いているのか?
(A) 1倍速の音声は本番より遅い
(B) 脳を刺激して、活性化させる
(C) 速いスピードに耳を慣れさせる
(D) 1倍速に戻す方法がわからない

解答は「わからない」が正解ですね。
一見すると、どれも正解に見えますが、常識を元に解答を選んではなりませんよね。
本文どちらを見ても、根拠はありません。相当な悪問ですね。というか、成立していないので採点外ですね。

という、おふざけはここまでにして…。

2つめのメールに

『TOEICテスト 新公式問題集 Vol.5』TEST 1のPart 3,4のみ

ちなみに、後者は必ず2倍速で聞いていて、
毎日とはいかないまでも、かなりの頻度で聞いてるよ。

と書きましたが、これはぼくが実際に行っていることです。
理由としては、設問の選択肢に挙げたとおりです。(もちろん(D)以外)

 

  • 1倍速の音声は本番より遅い
  • 脳を刺激して、活性化させる
  • 速いスピードに耳を慣れさせる

 

脳科学的にどうとか学問的にどうとかは正直わかりません。
自分の肌で感じた内容であることをご了承ください。

1.1倍速の音声は本番より遅い
同じように感じられている方が多いかもしれません。
『新公式問題集』の音声読み上げスピードは、本番に比べてやや遅いです。
そのため、スピードを上げることによって、本番でも余裕を持って対応できる力を養う狙いがあります。
もちろん、本番は2倍速ほど早いわけではありませんが、
自分にとって聞き慣れた音声であれば、2倍速はほどよい負荷だと考えています。

2.脳を刺激して、活性化させる
おそらく実証されているのではと思うのですが、これはあくまで個人的な感覚です。
普段より早いスピードの音声を理解しようとするため、脳が一生懸命動いている気がします。
リスニング力を高めつつ、脳のエクササイズになるのであれば、一石二鳥ですよね。

3.速いスピードに耳を慣れさせる
「慣れ」がポイントです。
皆さんも一回試しに、普段聞いている音声のスピードを上げて聞いてみてください。
その後で、元のスピードに戻して、改めて聞いてみてください。
きっとゆっくり聞こえると思います。

ただ、この効果は一時的なもののはずです。
いつの間にかいつも通りのスピードで英語を処理していることでしょう。

車の運転を思い浮かべてみてください。
高速道路で普段よりスピードを出して走っていると、
周りの風景の流れるスピードに慣れていきますよね。
そこで、スピードを落として走ると、ものすごく遅く感じると思います。

ただ、やはりこの効果も一時的ではないでしょうか。

常にスピードを出した状態で走っていないと、
結局、脳がいつも通りに戻ってしまうのです。

ですから、ぼくは2倍速を定期的に聞くようにし、
その状態が普通であるように持っていきたいわけです。

スーパーサイヤ人

 

 

 

 

この画像を見てピンと来る方は、ぜひ語り合いましょう。
 

 

 

これら3点のことを目的意識として抱きながら、
2倍速の音声を素材に、リスニング力向上を狙っています。
これがどこまで効果が出るのかは、リスニングの模試や公開テスト本番で検証する予定です。

続報を待て!



TOEICで990点取得後に届いた、国際花子からのメール

突然ですが、以下の2つの文章をお読みください。
1つだけ設問がありますが、正解は1つとは限りません。

=====================================================
12/20 10:19
FROM:国際花子
TO:porpor
RE:どうでもいい話

por氏

ねえ、TOEICブロガーを名乗っているけれど、

TOEICの勉強してるの?

TOEIC以外の素材の話、多くない?

———————————————————————————————————-

12/20 22:19
FROM:porpor
TO:国際花子
RE:どうでもよくない話

花たん

That’s a good point. 痛いところを突く質問だね。
TOEIC以外の素材に触れているのは、

  • 英語力の底上げ
  • TOEICで培った力がどこまで使えるのか検証

というのが主な目的。
しかも、TOEIC以外の素材でも、TOEICに還元されると思ってるよ。

ただ、TOEICの素材を使っていないかと言うと、そんなことはない。
ここ最近は次の2冊かな。

  • 『TOEICテスト 基本例文700選』
  • 『TOEICテスト 新公式問題集 Vol.5』TEST 1のPart 3,4のみ

ちなみに、後者は必ず2倍速で聞いていて、
毎日とはいかないまでも、かなりの頻度で聞いてるよ。

ということで、TOEICの勉強はしてます。

porpor

追伸
特定の時間にメールを送るこだわり、やめれ。

=====================================================

〈設問〉
なぜpor氏は『TOEICテスト 新公式問題集 Vol.5』TEST 1のPart 3,4を2倍速で聞いているのか?
(A) 1倍速の音声は本番より遅い
(B) 脳を刺激して、活性化させる
(C) 速いスピードに耳を慣れさせる
(D) 1倍速に戻す方法がわからない

 

以上で問題は終わりです。
解答は後日発表いたします。