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TOEIC の Part 7 対策は非常に面倒なものの、取り組まざるをえないとき

TOEIC SW が近いのですが、今週は月から木までTOEIC(LR)の授業漬けだったため、
なんだかんだで LR のことを考えることが多くなります。
中でも「Part 7 の対策がいやじゃあああ」という声を聞く機会が複数あったため、今日はそのお話。
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それなりの分量のある英語を読み、設問に答えるという Part 7。

 

正直に申し上げますと、「面倒」と感じて当たり前です。
「面倒に感じるだなんて不真面目」という考えは捨てましょうね。
かく言うぼくもそう感じていた時期がありました。

 

しかし、あるときから「Part 7 の対策って面白いかも」と思えたんですね。
複数の点で「面白い」「楽しい」「気持ちいい」と感じるポイントが見えるようになったのです。

 

  • 英文を正確に読める
  • 英文を速く読める
  • 問題の根拠がはっきりとわかる→解ける

 

英文を正確に読める
最初はどこがちょうどいい区切れ目かもわからない英文たちが、
少しずつまとまりを持って、見える(読める)ようになっていくのは気持ちいいです。

 

英文を速く読める
正確に読めることによって、返り読みをする必要などがなくなり、
英文を読み進めるスピードが上がっていきます。

 

問題の根拠がはっきりとわかる→解ける
Part 5,6 に比べて、Part 7 は解答の根拠が必ず本文内にあります。
ですから、それがビシッと見つけられたときの快感たるや…。
問題の正解に一喜一憂しすぎるのは考えものですが、
正解できたら素直に喜ぶ心も必要かなと最近思います。

 

もちろん、上記の点は単語の知識を身につけたり、文法のルールをおさえたり、
別の要素が絡んでくることはおわかりでしょう。
わからないことは地道につぶさなくてはなりませんので、すぐにできるようにはなりません。

 

ただ、Part 7 の問題はつまらない要素でしか構成されているものではなく、
楽しめるものにすることが、自分の力で可能になることをお伝えしたかったのです。

 

 

上記の点のどこかで、自分が「おもしろっ」と思えるポイントを探してみてください。
そのためには、
とりあえず英文だけ読む(=設問は解かない)
というのはオススメです。

 

問題を解く時間が不要になるため、より早い時間で終わりますし、負荷も減ります。
TOEIC に出やすい英文に触れているわけですから、れっきとした対策にもなります。
英文を読んでみて、問題を解ける余裕が出てきたら解けばいいのです。
いきなりすべてに取り組もうとせず、自分のできる範囲で挑戦していきましょう。

 

そうすれば、必ず Part 7 との距離は縮まっていきますから。

TOEICを通じて知る楽しみを自分で見つける

学校でTOEICを教えるようになって、いろいろと考えることがあります。
毎日、気づきの連続です。

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ぼくはもともと英語も勉強も好きで、TOEICにのめり込んでいったわけですが、
最近、お会いする方々にそのような方はいません。
もちろん、ぼくの場合が普通ではないからですね。笑
(ぼくのブログ読者の多くが「普通ではない」側です、おそらく)

 

ただ、どのような人にも共通していることがひとつ。
それは「TOEICと向き合う」必要性を感じていることです。

 

目標スコアは人それぞれではありますが、受ける試験は同じです。
200問に対峙して、自分のベストを尽くし、目標を達成したいわけですね。
このためには、当然、日々の学習が必要となってくるわけですが、
そのときに心がけておきたいことをお話しておきたいと思います。

 

 

自分の楽しめるポイントを探す

これに尽きます。
例を思いつく限り出してみましょう。

 

・好きな(得意な)Part を見つける
・新しい語句を知る
・問題を正解できる
・英文がスッと読める
・新しい問題を解く

 

この「楽しめるポイント」は人によってさまざまです。
上のことはすべて楽しめない、という方がいらしても何も不思議ではありません。
誰からも押し付けられることなく、自分で見つけることが大切です。

「あ、この瞬間が面白い」と思えたら、その感覚を何度も味わうようにして、
TOEICに対する抵抗感をなくしていってほしいと日々感じています。

苦手(嫌い)を克服することも大切ですが、まずは得意(好き)なことから!
もっとワガママでいいですよね。

TOEICのPart 5の問題を復習する際に気をつけておきたい4つのこと

TOEICの問題集の中で一番数が多いのは、Part 5の問題集なのではないでしょうか。
皆さんの本棚はいかがですか?

文法特急

文法特急2

千本ノック!6

 

  • 1問がすぐに終わる
  • すぐに正解不正解が出る
  • 解説を読んで理解できたときが気持ちいい

 

おそらくこの辺りの理由があって、問題集を求める方が多いため、
自ずとそこを出版社がビジネスチャンスだと狙って出すことで増えていきます。

 

Part 5の問題集に取り組むことに何の問題もありません。
ただ、復習をする際に気をつけてほしいことがあります。

 

1.解説は問題(英文)の中で実感する

読んで理解して終わりでは弱いです。
同じ、あるいは類似の問題を解答できるようになることが大事ですから、
問題ベースで復習をする必要があります。
同じ流れで問題解答ができるかどうかを確認しましょう。

 

2.解説を読む時間を減らす=英文を読む時間を増やす

主に2周め以降の話と言えます。
解説を読んでいる時間に英語力は上がりません。

解説を読むと説明が美しいから何度も読みたくなる気持ちもわかりますが、
その気持ちはぐっとおさえてくださいね。

間違った問題は改めて確認する必要はありますが、
正解した問題はささっと読む、あるいは読まなくてよいでしょう。
その代わり、問題となっている英文に触れる時間を増やしましょう
どんどん解説が不要になっていく流れを作りたいものです。

 

3.正解に一喜一憂しない

正解不正解はあくまで確認ですから、その後、その英文から何を得るかが勝負です。
文法や語句が中心でしょうか。
もちろん、2度目以降に取り組むときも同様です。
正解率が上がっていて当然ですから、正解不正解ばかりに執着していてはもったいないです。

 

4.正解に至るプロセスを明らかにする

自分の記憶力で答えたのか、論理的に答えを導き出せたのか、どちらかです。
前者は以前に解いた記憶が残っていて正解できたパターン。
後者は問題内のてがかりや選択肢をもとに段階的に正解できたパターン。
ここをあやふやにしてしまうと、復習の効果が半減してしまうでしょう。

 

 

他にもあるのですが、大事なところはこの4つです。
もしどこか引っかかる部分があれば、復習の仕方に手を入れてみてください。
復習の「型」を作ることはとても大切なことですから。