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英語が「反射」的に口から出てくるには?

Aya’s English Hoursに参加したあとの、英語キュレーターのセレンさんとAyaさんのつぶやきです。

 

 

お二人がおっしゃっている「反射レベル」は、英語を「話す」上では大切なキーワードです。
ラジオの中で、このことに触れたつもりだったのですが、もしかしたら伝わっていないかもしれません。
そのため、改めて記事で書いておきたいと思います。

英語を話す上で、いろいろと気にしなくてはならないことがありますね。

  • 発音
  • 語順
  • 文法
  • 単語

あたりでしょうか。
ここに伝えるべき内容が乗っかってきます。
母国語ではない言語を扱うわけですから、様々な場面で負荷がかかります

それぞれじっくり自分の知識の引き出しを開けて確認できればよいのですが、
発音でも語順でも文法でも、「これはこうだから…」とゆっくり考えていると、
会話の中で置いていかれることは間違いありません。

最近読んだキムタツこと木村達哉先生の本にも

(※この本のメソッドは好みです。また別途紹介します。)
「クイックレスポンス」の重要性が書かれていました。
要は、反射レベルで出てくるかどうかということです。
一つ引用したいと思います。

 

英語を話す際にすぐに立ち止まってしまう人、頭に言いたいことはあるんだけど、それがなかなか英語にならない人は単語を覚える際に、クイックレスポンスができるレベルまで頑張ってください。スピーキング力をかなり上げることができます。

 

これは単語に関する言及です。
発音や語順、文法にも同様のことが言えると思います。

「話せる英語」を追い求めるために、「反射レベル」「クイックレスポンス」の重要性を感じたぼくは、
次のような作戦で攻略をしていこうと考えています。

 

  • 発音

毎日英語を口にする中で、お手本となる音声の音真似をする。

 

  • 語順
  • 文法

毎日の英文法

 

 

簡単な英文でも、口をついて出てくるよう『毎日の英文法』という基礎に立ち返る。
他にも、『英語のバイエル [初級]』『同 [初中級]』『丸ごと覚える厳選英文100』を使って、
英語の語順や文法を自分の体に染み込ませていく。
(※これらの使い回し方は別途記事にします。)

 

 

 

 

  • 単語

簡単な単語でも、口をついて出てくるよう『毎日の英単語』という基礎に立ち返る。

 

読めたり聞けたりする素材を舐めないことが大切だと強く実感しています。
ラジオで2回言いましたが、knowing and using are a different matterです。

そして、実践する場所を作って、スピーキング力を高めていきたいと思います。

 





瞬間英作文で英会話力を高めたいなら『毎日の英文法』

英語学習を行う上で主流となっている学習法がいくつかあります。
その中で、スピーキング力を高める上で「瞬間英作文」が有効と言われていますね。
先日の「週刊ダイヤモンド」でも多くのページを割いてご紹介されていました。

火をつけたのは森沢洋介さんでしょう。次の書籍を手にとったことのある方は多いはず。

一番最初の教材『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

学習法がまとめられた『英語上達完全マップ』

です。

TOEICで満点を取得し、スピーキング力を高めようと思った私は、
「瞬間英作文」を学習の中に取り入れていこうと考えたわけです。

しかし、どうもしっくり来ませんでした。
というか、それよりもいい本が見つかった、というほうが正しいでしょう。

その本とは

『毎日の英文法』

毎日の英文法

 

 

 

 

 

 

 

 

です。

 

なぜこの本なのか。

ぼくが『毎日の英単語』の制作に携わっているから、ではありません。
以下に理由を挙げてみます。

 

まずは、この本の特長を引用したいと思います。

 

①話すために必要な英文法の基礎が網羅されている
②英語ネイティブがリアルによく使うフレーズだけでつくった

 

①は当たり前ですね。森沢さんの本でも当然おさえられています。
ただ、項目数が多いのが気になりました。『毎日の英文法』はぎゅっと凝縮して55項目に厳選しています。

また、②に大きな違いがあります。森沢さんの本ではこの点が考慮されていません。
つまり、練習として使っている素材を実際の会話で使わない可能性がある、ということですね。
せっかく練習しているならば、そのまま表現を使えるほうが絶対にいいです。

 

次に、英文を自分の中にストックしやすいように、例文の長さに配慮してある点がよいです。
「マジックナンバー7」をご存知ですか? 次の引用部分、長くなりますがご覧ください。

 

例文を聞いて、それを真似するように暗唱すること(リッスン&リピート)がトレーニングの基本となりますが、たとえ簡単な例文でも、文章が長くなると、慣れていない学習者は、リピートできなくなってしまいます。
その点、本書の例文の長さであれば、英語のアウトプットに慣れていない学習者であっても、暗唱することが可能です。例文のほとんどは7ワード前後の単語でできているのですが、これはヒトの記憶が「7±2」の事柄ならスムーズに記憶できるようにできているからです(これを「マジックナンバー7」といいます)。

 

いきなり長い英文をアウトプットしようとするのはハードルが高いですもんね。
その点を考慮してくれているのはありがたいです。
この引用部分にある通り、瞬間英作文用として作られた一冊ではない(=暗唱用)のですが、
上記のメリットを考えれば、瞬間英作文用として使わない手はありません。

 

『毎日の英文法』の「はじめに(本書の効用)」のPDFがアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
※中段の〈特別掲載〉のところにありますので、そこからダウンロードしてください。

また、以前、英会話力の基礎を作る上で役立つ本とその使い方を紹介しました。
こちらの「NAVERまとめ 英会話基礎力づくりに効果的なオススメ英会話本」もご参考になれば幸いです。

 

以上、ぼくが現在日課としているスピーキング練習の本のご紹介でした。


TOEIC問題集に出てきた語句のオリジナル習得法

今日は『でる模試 もっと 600問』TEST 2の復習の日です。
ここ最近の記事で『でる模試 もっと 600問』は難しめ、と書いています。
問題の難易度が高めということもありますが、出てくる語句のレベルも高めです。

数年TOEICの学習をしてきて、公開テストでは知らない語句はほぼありませんが、
『でる模試 600問』『でる模試 もっと 600問』には平気で出てきます。さすが韓流です。

それらをスルー、つまり覚えなくても公開テストでは問題ない…と思いきや、
公開テストで出題される語句のレベルも少しずつ上がってきていますので、
先取りをするという意味でも、できる限り覚えていきたいところですよね。

 

そこでポイントとなるのが

「覚えかた」

です。

 

皆さんはどのような方法で覚えていますか?

 

ぼくは英語と日本語の一対一対応では覚えることができないため、
次の2冊の覚えかたを参考にしています。

 

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

毎日の英単語

です。

 

この二冊に共通していることは

  • 実際に使われるフレーズで覚える
  • 人間の覚えやすい7語(プラスマイナス2語)で覚える

というもの。

 

そのため、どのPartであっても、知らない語句が出てきたら、

  • フレーズ単位で抜き出す
  • フレーズは7語くらいにおさえる

という決まりでストックをしています。

 

例えば、次のような感じ。

a consummate professional
be sued for malpractice

下線を引いた語句を中心に、うまくフレーズにまとまるようにしています。
「形容詞+名詞」「動詞+目的語」のかたまりでまとめることが多い気がします。

 

ちなみに、日本語はつけていません。
このフレーズを見て、パッと出てこないならば、改めて調べて、
声に出して、記憶に改めて残すような流れですね。

 

…と偉そうに言っていますが、この試みを始めたのはつい最近のことです。

 

以前は「覚えていなくても何とかなる」と考えていたのですが、
「覚えているに越したことはない」という考えに変わり、できる限り語句を増やすようにしています。
(もちろん公開テストの傾向をにらんでのことでもあります。)

問題集に出てくる語句をどんどんと覚えていきたい方は参考にしてみてください。
先にご紹介した本の「はじめに」や内容を見てみると、さらにイメージしやすいはずです!