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【5日間限定新作セール】Udemy で TOEIC 動画講座の新作「速読力養成講座」をリリースしました!【Part 7 対策】

現在、地域差はあれど、TOEIC 受験はしやすい状況にあるはずです。
ただ、受験料が高くなり、気軽に受けられないのが正直なところですよね。
「次の TOEIC で決めたい」という方は増えているのではないでしょうか。

イチ講師としては、「セミナーを開催して、多くの知識をお伝えしたい」と考えます。
しかし、オフラインでの開催はなかなか難しいのも事実です。
一方で、オンラインでの開催はできるものの、オンライン疲れも間違いなくある。

そこで、いつでも見られる「動画講義」を作成しました。
自分のペースで、好きな時に、好きなところで見られるように。
いろいろな学習環境や学習時間を考えて、1本の動画は5分ほどにしています。

今までに2つの動画講座を制作しまして、現在、3,000名以上の方が受講をしています。
(2つの講座に関する情報は下部に記載いたします。)
現在、講師としての平均評価が4.2あたりなので、
Amazon などのレビューと比べて、高いのがお分かりいただけるのではないでしょか。

この度、3つめの動画講座をリリースいたしました!
その名も「TOEIC(R) L&R TEST 速読力養成講座」です。
この講座で一通り学べば、英語を読むのがぐっと楽になります。

レベル感としては「中学英文法がなんとなくわかる」くらいです。
小難しい文法用語はできるだけ避けて、多くの方に受け入れられるようにしています。

初級者はもちろん、中上級者にも受けて欲しいのが本音です。
というのも、ぼく自身、今回ご紹介する方法で読めるようになったのは、 800点は超えていた後だったからです。
つまり、ハイスコアの人でも進化の余地がある内容であるということです。

動画講座と申し上げて、多くの方が「高いんでしょ」と思われたはず。
今までの講座が3時間ほどだったものに対して、今回は高い熱量も相まって4時間半超え。
みっちりとお話をさせていただいたので、お高い……かと思いきや、
【6,000円】で提供させていただくことにいたしました。
セミナーを1回受ける感じでお考えいただくと、不安がなくなるかと思います。

しかし、

せっかくのリリースのタイミングですから、 公開記念として、大幅プライスダウンさせていただきます!
怪しいセールス番組状態で申し訳ありません。

80%オフの【1,200円】でご提供します!!

最安値です。 書籍を一冊購入するイメージで設定いたしました。
このタイミングを逃すと、多少なりともお高い値段になることはご了承くださいませ。

ご興味のある方やご購入を希望される方は以下のURLからご覧ください。
以下のURLからでないと、割引が適用されませんので、お気をつけください。
*初めて Udemy をお使いになる方へ
 先に Udemy での登録を済ませてから、このURLをご覧いただければと思います。

https://www.udemy.com/course/toeic-sentence-structure/?couponCode=HAPPYTOEIC

2006年から始めた TOEIC の学習経験や、
大学や専門学校、英会話スクールなどでの指導経験を
「これでもか」というくらい、惜しげもなく詰め込んでいます。

自信があります。

いつか本にして、多くの方に手に取っていただき、
一人でも多くの方を救うことになるとイメージしています。
ぜひ先に救われていただければと思います。

(過去にリリースした講座一覧)
===
第一弾:TOEIC(R) L&R テスト 730点突破!徹底復習講座(約3時間)
2021年11月現在、約16,00名以上の方々にお使いいただいています。
最高評価をいただくなど、品質はレビューの高さが物語っています。

対象:初心者〜730点を目指す方
内容:解き方と復習に焦点を当てています。
☑︎概要 ☑︎解き方 ☑︎問題演習 ☑︎復習方法

https://www.udemy.com/course/beyondtoeic730/?referralCode=F38CC1F0CF69B8CFA3F3

第二弾:TOEIC(R) L&R テスト 600点突破!基礎完成講座(約3時間)
2021年11月現在、約2,000名以上の方々にお使いいただいています。
こちらもレビューは高く、ご満足いただけている様子です。

対象:初心者〜600点を目指す方
内容:英語学習の基礎を TOEIC の問題を通してお伝えしています。
☑︎単語 ☑︎文法 ☑︎発音 ☑︎音読

https://www.udemy.com/course/toeic-basic-over600/?referralCode=FBE15514935121623F74

動画を見ていただくことで、モチベーション維持につながります。
そして何より、スコアアップや英語力アップにつながることは保証します。

===

どちらも定価は【6,000円】です。
ただ、Udemy 側がセールをしたり、ぼくがセールをしたりするため、
それまでお待ちいただくのがお得かと思います。

「そんなに安く買われたら、困るのでは?」と思ってくださった方は優しい。
でも、皆さんがスコアアップという結果を手にしてくだされば、何の問題もありません。
この動画をキッカケに、ステップアップすることを強く願っています。

【重要】TOEIC Part 7 の対策に苦戦する方に「勉強法」を伝授する【失敗例あり】

読む!読む!読む!

TOEIC で最難関のパートは、間違いなく長文問題である Part 7 でしょう。
TOEIC のスコアアップを目指すみなさんは、どのような対策をしているでしょうか?

「英語を読むスピードが上がらない」
「集中力が切れる」
「内容を記憶できない」

あるあるですよね……。

今回は、これらの質問にすべて対応できる勉強法をご紹介します。

さて、先日、次のようなツイートをしました。

英語の長文を読む集中力。

TOEIC の Part 7 をどうすれば集中して読めますかという相談を受けますが、「普段からいっぱい読め」としか言えなくて、本当に申し訳ないです。だって、普段からできないことを、本番の時だけやろうとするなんて都合がよすぎやしませんかね?

ってこと、たくさん読もう。

この結論で納得して、すぐに行動ができそうであれば、
この記事を閉じて、すぐに英語を読みましょう。

もし後押しがもう少し欲しいならば、
この後を読み進めていただけるとうれしいです。

 

✅普段から読んでいるか?

普段から英語をどれだけ読んでいるかが重要です。

普段からできないことは本番でできません
このことはわかっているけれども、実行に移せないのはわかります。
人からアドバイスをもらっても、なかなか行動できないものです。
いろんな記事を読んだり、いろんな人と交流したりして、
自分の中から出る「やる気」を待ちましょう。
他人から強制されても、結局は続かないですからね。

何度でも言いますが、読みましょう
できることならば、本番と同様の分量です。
なぜ普段から読むべきかをもう少し掘り下げます。

 

✅英語を読むスピードは「前から理解」がポイント

多くの方が、英語を読むスピードについて悩んでいるでしょう。
ぼく自身も、TOEIC を始めた頃は「読むの速くならないかな」と嘆いたものです。

では、学習を始めたばかりの頃から一皮むけた理由は何か。
それは「前から理解」することを徹底したことです。

よく学校英語の欠点として「返り読み」が挙げられますね。
正直、返り読みをしていたら、時間がかかるのは当然です。
裏を返せば、前から読めれば、スピードが上がります。

とても単純ですが、どの場面でも徹底できるかどうかが肝です。
実践する場面として、たくさん読むことを心がけてほしい。

ぼくの読解力が飛躍的に伸びたと感じたことは2回あります。

高校生の時には『速読英単語』でした。


TOEIC の時には『読解特急』でした。


特定のテクニックはなく、とにかくたくさんの英語に触れ続けた時です。
だからこそ、皆さんにもたくさん読んでほしいと願っています。

 

✅集中力は理解度に直結する

ツイートでは「集中力が続かないならば、読もう」と無理やりこじつけました。
140字までしかつぶやけないので、ここで想いを存分に披露させていただきます。

集中力と大きく関連するのが「理解度」です。
試しに TOEIC の日本語訳を読んでみてください。
仮に Part 7 を最初から最後まで読んだとしても、
おそらく集中力は切れないでしょう。
(飽きが来るのは仕方のないことですが…。)

日本語が母語で、理解するのが簡単だからこそ、集中力を保って読めるわけです。

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たくさん読んでいくことで、英語への理解度を高めてほしい。
これが「読もう」と言っている理由です。

 

✅記憶力も理解度に直結する

内容が記憶できないことも「理解度」に関連します。
先ほどお伝えした日本語訳だけ読んだ時も、内容は頭に入ったはずです。

英語の理解力が低いと、普通だったら記憶できるものも入ってこない
だからこそ、読む機会を増やすことで、理解度を上げていきたいものです。

 

✅読まないと読解力は落ちる

この記事をここまで読んでも、納得いかない人はコメントをぜひ!
説明したりない部分があるのかもしれません。
補足します。

最後に、ぼくの失敗例をお伝えしましょう。

TOEIC 対策をゴリゴリとしていたときのことです。
リーディングのスコアが順調に伸びていったので、
そちらは放置して、リスニング対策ばかりしていたことがあります。

どうなったか。

当然のように、リーディングのスコアは落ちました。
ここでは「勉強のバランスが大事」というのはもちろんですが、
「読まないと読む力が落ちる」ということを体験したわけです。

 

✅素材は TOEIC 優先

おそらく「読もう」と思っても、
何から始めればと言う方もいらっしゃるでしょう。
最後に、素材についてお話しておきます。

TOEIC のスコアアップを狙う以上、TOEIC の素材が一番です。
その中でもベストは『公式問題集』でしょう。 これは揺るぎません。

一つだけ注意なのは、最新のものから解くことです。
新しいものの方が最新の傾向が反映されているので、
逆から解くのは気持ちが悪いかもしれませんが、気にせずに。

TOEIC 素材で、難易度や分量でちょうどいいのが、『読解特急2』です。

もう一段階レベルを落とすと、『初心者特急 パート7』ですね。

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これでも難しいという方は、「グレイデッドリーダーズ」が良いでしょう。

参考記事:https://www.ibcpub.co.jp/ladder/

自分の語彙力と興味に合わせて、選んでください。
ぼくのオススメはこれです。 賢くなれる感じがして好きですね。


素材は何であれ、読むと決めて、実行に移しましょう!
そうすれば、必ず道は開けます。

英語を英語のまま理解する思考回路を作る『英語のバイエル』使い倒し塾

 

 

「英語を英語のまま理解したい」
「英語の理解のスピードを高めたい」

 

このように感じる方は多いと思います。
特に、TOEIC のようなスピード勝負の試験を受験する方は強く思うはず。

 

「Part 3, 4 の発話についていけない」
「Part 7 で読むスピードが上がらない」

 

ぼくはかつて「英語を英語のまま理解するなんて無理」だと思っていました。
「自分の母語は日本語なのだから、そこを経由せずに理解できるはずはない」と。

 

でも、今は違います。
TOEIC レベルの英語であれば、英語のままで理解している感覚があります。

 

もちろん、ゴリゴリと単語を覚えたり、問題演習をしたりしたことは影響していると思います。
でも、自分の中で「これが転機だ」と思える瞬間があるのです。
とある本を徹底的にやりこんだのです。

 

ブログを始めたのが2006年7月。
その転機となる本が出版されたのが2008年9月。
そこから TOEIC と同時並行で取り組んで2009年の10月には初めて900点突破。

 

振り返るとやはり時期が一致しています。

 

その本とは『これで話せる! 英語のバイエル [初級]』

 

 

ネイティブの気持ちをなぞりながら「短文200文を暗唱する」というシンプルな構成の本です。

 

著者は大西泰斗先生とポール・マクベイ先生という、
『一億人の英文法』や「ラジオ英会話」でお馴染みのコンビ。

 

以前、お二人の本を参考にしてセミナーを実施したことがあります。
その際の記事に次のように書きました。

 

(記事)
TOEIC Part 5 の文法問題を完全攻略!「ハートで感じるプラチナセンテンス」セミナー開催

 

大西先生の全著作を読み、DVDを見て、大西メソッドをハートに刻み込みました。
すると、英語がダイレクトに自分に入ってくる体験が増えたと記憶しています。
TOEIC の英文を聞いたり読んだりしても、直感的にわかる瞬間が増えたのです。

スコアアップの立役者は TOEIC の問題集だと考えていますが、
大西先生の教えがなければ、順調に伸びていかなかったかもしれません。

 

記事の中では『ハートで感じる英文法』との出会いが最初と書いたのですが、
実際に大西メソッドを叩き込むために使った本は『英語のバイエル』です。

 

暗唱をすることで、ネイティブの英語のとらえ方を体感でき、
聞いたり読んだりすることがスムーズに行えるようになりました。

 

大西先生は別の著書で次のように言っています。

 

英語のできる人は、無意識のうちに、その文がどのパターンに属するのかを考えます。そしてそのパターン認識を最高度に達成しているのがネイティブの英語力と考えていいでしょう。

(『大西泰斗&徳昭のビジネスパーソンの英語』より引用)

 

パターン認識をするためには、まずどのようなパターンがあるのかを知る必要があります。
そして、そのパターンが瞬時に見抜ける瞬発力が必要です。

 

そこで、ぼくが使い込んだ『英語のバイエル』を具体的に使いこなす場を設けます!

 

・200文すべてにどのように気持ちを通わせるのかを解説!
・実際に音読をする場面を用意!

 

200文の暗唱を完成させることで、
冒頭にある「英語を英語のままで理解する」に近づくことができます。

 

『英語のバイエル』は大西泰斗先生の本としては隠れた名著で、
フル活用することで、多くの方に英語力をグンと伸ばしていただきたい気持ちがあります。

 

英文の解説を聞いた直後に暗唱をすると、自分の中にスッと入り込むのがわかります。
一人でチマチマと進めるよりも、この場に来て、一気に体に染み込ませましょう!
積極的なご参加をお待ちしております。

 

———-
日時:11/24(土)13:00-17:00
場所:渋谷駅周辺の会議室
参加費:3,000円
定員:12名
持ち物:
・『これで話せる! 英語のバイエル [初級]』(大西泰斗、ポール・マクベイ著/NHK出版)
・筆記用具
・のど飴
*テキストは会場では販売いたしません。
*テキストがないと参加はできません。
項目:
・ネイティブと同じように英語を感じよう(説明ルール/限定ルール)
・暗唱するときのコツを知ろう(IFS)
・200文をハートで感じよう
基本配置への習熟(001-034)
説明ルール(035-064)
限定ルール(065-124)
配置転換ルール(125-144)
補完ルール(145-169)
とき表現(170-200)
・おわりに

お申し込みはこちらのページからお願いします。
https://paymo.life/shops/a461a17011/EnglishBeyer
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TOEIC 初心者の「Part 7 克服」におすすめしたい『初心者特急 読解編』の3ステップ勉強法

 

 

TOEIC の最後に立ちはだかる分厚い壁。
大量の英語。
答えの見つけづらい問題。

 

そう、Part 7。
初心者から上級者まで心を折るのが得意と言わんばかりの Part です。

 

公開テスト当日の Twitter で「TOEIC」と検索すると、
「Part 7 があああああ」という悲痛な叫びを見かけることもしばしば。

 

この Part を克服するためには「読む」しかないのですが、
ただ「読め」と言うのはとても不親切だと思いませんか?

 

ということで、オススメの教材とともに使い方も伝授していきます。

 

 

まず、ご用意いただくのは『新TOEIC TEST 初心者特急 読解編』です。

 

この本、記事執筆時点(2018年5月)では書店では見かけにくい状況です…!
というのも、一応、旧形式に分類される TOEIC 本だからです。
Amazon やら楽天ブックスやらで購入されることをオススメします。

 

内容はこんな感じ。

 


初級者のためのTOEICパート7(読解問題)練習本

TOEICのパート7は、読解問題で、初級学習者が苦戦するパートです。
実際のTOEICと同じレベルの問題は難しすぎるので、
本書では、500点を目指している学習者にレベルを合わせ、
問題を思いっきり易しくしました。
TOEICに出る、最も易しい問題だけで構成しているイメージです。
また、オンラインの学習サポートも充実しています。

*文書が短い。
→文書の語数は35~210語になっています(実際のTOEICでは、50~300語)。

*文書あたりの問題数が少ない。
→ひとつの文書に付いている問題数は1~3問です(実際のTOEICでは、2~5問)。
ダブルパッセージ(2文書問題)も1セットに3問です(実際のTOEICでは、5問)。

*文書が易しい。
→易しめの単語、簡単な文法、構造がシンプルな文で構成されています。

*解説と語注が詳しい。
→問題を解いた後、正解の根拠の確認と語句の意味チェックが楽にできます。

*オンラインサポートが充実。
→「すべての文書、設問、選択肢をネイティブスピーカーが読み上げた音声ファイル」
「意味の塊(チャンク)で区切って、訳を付けたチャンク訳シート」
の2つが、特急シリーズのサイトから無料でダウンロードできます。
(「朝日新聞出版 TOEIC初心者特急」で検索)。

TOEIC 500点未満の人やパート7が苦手な人は、この本から始めて、
少しずつパート7の問題に慣れていくとよいでしょう。
そして、読解力が付いてきたら、もう少し難しめの問題に挑戦してみましょう。

(Amazon の内容紹介より引用)

 

とまあ、初心者に寄せた内容や作りになっています。
この本をどう使うかというと、次の3ステップです。

 

  1. チャンクと語注を使いながら「精読」する
  2. 「精読」できたものを「多読」する
  3. 問題演習する

 

一つずつ見ていきましょう。

 

・チャンクと語注を使いながら「精読」する

「精読」と聞くと仰々しく聞こえるかもしれませんが、
要は、「単語も文法もごまかすことなく意味理解をする」と考えるといいですね。

 

じゃあ、「精読」って独学でどうやればいいの、と思われるはずです。

 

・チャンク
・語注

 

この二つの情報を利用しましょう。

 

<チャンク>

朝日新聞出版のホームページから見られる PDF を活用します。
(上のリンクから PDF にダイレクトに飛びます。)

 

例えば、こんな感じです。
英語の意味のカタマリが前から区切られています。

 

Parking meter rates  パーキングメーター料金は
in Baltimore’s business district  Baltimore の商業地区では
will go up  上がる

 

そして、このチャンクの情報を元に、次のように英文にスラッシュを書き込んでいきます。

 

Parking meter rates/in Baltimore’s business district/will go up

 

英文の意味のカタマリが視覚化されますね…!

 

TOEIC という制限時間のあるテストにおいて、返り読み(戻り読み)をする時間はありません。
返り読み(戻り読み)をしていたら、あっという間に時間は過ぎていきます。
ですから、最初は補助輪をつけた状態で読めるようにする姿勢が大切です。
チャンクを活用して「前から理解する」癖をつけていくことを目標にしましょう。

 

<語注>
解説の後に重要な語句がリストアップされているので、それをチェックします。
知らない単語があったら、英文にマーキングしておきましょう。

 

というのも、何度も「知らない」ことを意識し、「知っている」状態に変えてほしいからです。
作家であり、TOEIC満点保持者である清涼院流水さんの言葉を紹介しましょう。
彼が提唱する「四角メソッド」のメリットを挙げている部分です。

 

自分にとって難しい単語や文法を四角で囲むことで、復習時に、そのポイントを特に意識して何度も刷り込めることや、時間のない試験前には四角で囲ったところだけ見れば効率的な復習になる

 

 

無知に謙虚になって、ガンガンとチェックを入れましょう。

 

このように、チャンクと語注を活用すれば、一人で「精読」できるはずです。
もちろん、日本語訳も参考にしてもいいと思います。
英語をしっかりと理解できるところまで突き詰めたいですね。

 

 

・「精読」できたものを「多読」する

このように丁寧に取り組めば、英文は完璧に理解できたはずです。
この後は「同じ素材を何度も読む」ことをオススメします。

 

再度、清涼院流水さんにご登場いただきます。

 

100%単語と文法を理解している英文を繰り返し繰り返し読む「多読」は効果絶大です

「いったん『精読』して100%理解した英文を、ひたすら『多読』する」

 

「多読」と聞くと、洋書などをひたすら読むことをイメージすると思うのですが、
それだと、わからないものも素通りしながら、なんとなく読むことになってしまいます。
これでは単語や文法が身に付かず、効果が出にくいです。
同じものに出会ったのに「わからない」となってはもったいないです。

 

完璧に理解したものを何度も読む。

 

TOEIC を始めたばかりだったり、英語力が低い状態だったりすると、
そもそも「英語を読み続ける」ことが大変なはずです。
そのスタミナをつけるためにも「多読」は有効です。

わからないものをやみくもに読むにではなく、完璧にわかるものを何度も読みましょう。

 

 

・問題演習する

単語も文法もチェックし、「精読」「多読」をした後で、問題演習をしましょう。
いきなり問題に取り組んで「できない」という気持ちを味わうことで、
TOEIC に対して拒否感を抱いたり、メンタルが折れてしまったりしてはモッタイナイ。
だからこそ、「文章に不明点はない」という状態で問題に臨みましょう。
思った以上に解けるはずです。

 

解ける、できる快感を味わう。

 

TOEIC 初心者には大事なことです。
自分にはできない問題に取り組んで挫折する人が本当に多いですから。

 

 

斬新な使い方に思われるかもしれませんが、
Part 7 を克服するためには戦略的な学習計画が必要です。
この3ステップを元に、一人でも多くの方がスコアアップを勝ち取れますように。

 

TOEIC リーディング満点を取れる「速読」の基礎となった「精読」を教えてくれた先生と本

 

 

先日、次のようなつぶやきをしたところ、多くの方に共感をしていただいたようです。

 

「精読」という言葉を聞き、その大事さを認識している方が多いかと思いますので、
今回は、ぼくがどこで、どのように「精読」を学んだのかをお伝えしていきます。

 

そもそも「精読」とは何を指しているかというと、
一文一文、丁寧に品詞分解をして文構造を把握して読むことを意味しています。
(無意識に理解している人もいる、という話はまた別の機会に。)

 

そういうことを嫌でも考えさせてくれたのは、
時折このブログに登場する先生がそのキッカケをくれたと思っています。
代々木ゼミナールの講師である富田一彦先生です。

 

富田一彦

 

凄さがわからない方はぜひ次の動画たちを見てみてください。
英語の面白さや奥深さを伝えてくれますから。
(ぼくは未だに何度も見ることがあります。)

 

 

動画を見た方や富田先生をご存じの方はおわかりかと思いますが、
一文ごとに、非常に丁寧に文構造を把握していきます。

 

ぼくが富田先生と出会ったのは、高校3年生のときです。
同じく大学受験を目指す友人から「こんないい本があるよ」という勧めだったと記憶しています。
次の

『富田の英文読解100の原則 上・下』

が、富田先生との出会いでした。
(ご紹介するのは改訂版で、ぼくが使ったのは旧版です。)

 

 

「英語の真の理解に迫る読み方とは?」という疑問に答えてくれました。
と同時に、自分が「いかに浅く、表面的に英語を読んでいたのか」とも感じさせてくれました。

 

さらに、この本のいいところとして、英文読解に必要な項目から伝えてくれることです。
文法項目別で読み方を学んでいくのではなく、いきなり長文にアタックするんですね。
そこから、必要な事項を一つ一つ学んでいくというスタイルです。

 

先生は著作を何冊か出されていますので、それらを読破しました。
浪人時代には、予備校で先生の授業をライブで受けていたほど、
ぼくの英語観を形作ってくださった先生と言って過言ではないでしょう。

 

もし字面(単語)ばかりを追いかけていて、
結局のところの意味がわからないという事態によく出会う方は、
この本から始めることを心からオススメしたいです。

 

今、この本に掲載されている素材を見てみると、TOEIC より少し難しい感じではあります。
ただ、英語を改めて見つめ直すという意味では絶妙な難易度と思いますので、書店で見てみてください。

 

ちなみに、冒頭で取り上げたつぶやきにもある「精読のおかげで速読」というのは、
この本の中でも述べられているため、それを引用してこの記事を終えたいと思います。
(「はじめに」より抜粋しました)

 

結論的に言えば、正確に読む訓練、いわゆる精読を積み上げていけば、自然に読む速度、解答する速度は上がっていくものであって、理解が曖昧なまま安易に速読に走ったりすれば、またぞろ「いくらやってもできるようにならない」という無間地獄に陥ることになる。であるから、英語の読解を勉強する者は、たとえ入試の前日であろうと「精読」に努めるべきなのである。

 

精読の積み重ねで速読を実現していきたいものですね。
近道はないことを心に留めておきましょう。

 

 

正確性を追い求めて読むのは「精読+速読」

今月は TOEIC がないということで、大手を振って(?)TOEIC 以外の素材に触れることができます。
TOEIC の月になると、どうしても TOEIC 素材の比重を増やしがちなものでして。

 

今、リーディングで使っているのは「ラダーシリーズ」の Inspirational Proverbs and Sayings です。

 

英語のことわざ・名言

 

要は、ことわざと名言の後に簡単な説明がつけられているものです。
もう何度も読んだ本で、ボロボロですね。
英検1級の前にも読み込んだことがありました。

 

この本は難易度的には TOEIC の Part 7 よりも易しめです。
負荷をかけるために、TIME などを読むこともあるのですが、
今は毎日この本を使用するようにしています。

 

というのも、

 

英語をしっかりつかまえる

 

時間を増やしたいからなのです。

 

TOEIC の本番のことを考えてみてください。
できる限り「一度で」読んで理解したいですよね。
返り読みや読み直しなどしていては、時間の無駄になります。
そのため、正確性には常に気を使う必要があると思うのです。

 

かといって、ゆっくり読めばいいというわけでもありません。
TOEIC では時間が迫ってきますし、
TOEIC に限らずとも、ゆっくり読みすぎると前のことを忘れます。
(わざとゆっくり読めば、体験できるはずです。)

 

ですから、正確性とスピードのバランスには常に注意を払う必要があると思うのです。
正確性の観点は、いわゆる「精読」です。
スピードの観点は、いわゆる「速読」です。

 

そこで、今のぼくにとっては、先ほどの「Inspirational Proverbs and Sayings」がうってつけ。

 

 

ゆっくり読めば理解できるものがほとんどの中で、
どれだけスピード感を持って、読み直しをせずに進められるか。

 

そのトレーニングに使用しています。
少し難しい文章になると、読み飛ばすところが出てきて、
英語をしっかりつかまえることを疎かにしてしまいます。
ぼくはいつぞやの TOEIC 前に、難しめのものばかりを読んでいたことで、
本番で英文を読んだときに、スムーズさが失われたことがありました。
難しい英文はスピード感を持って読めないですよね。

 

リーディングに限りませんが、素材には気を使いながら、
自分のトレーニングの目的を持って臨みたいものですね。

TOEIC に向けたダブルパッセージ大特訓の一冊はこれだ!

『読解特急5 ダブルパッセージ編』を TOEIC 前に使用することを心がけています。
タイトルには大特訓と書きましたが、TOEIC 前は恒例行事です。

読解特急5

 

1日4セットが課題です。
といっても、問題は解きません。「文章を読む」だけです。
ただ、ここには狙いがあり、ぼくの英語力向上に役立っていると感じています。

 

一体、どういう観点でしょうか??

 

・記憶の保持

2つの文章を読み進めるにあたり、なんとなく読むだけでは意味がありません。
常に次のことを意識して読むようにしています。

 

「2つを読み終えるまではすべてを頭に叩き込む」

 

これだけ?と言われれば、それまでですが、これだけです。
HUMMERさんも『全力特急 絶対ハイスコア』の中で、
次のようにおっしゃっていました。

 

「このセットの問題を解き終えるまでは、内容をすべて頭の中に叩き込んでおく」
全力特急

 

書かれていた内容を忘れてしまっていては、
Part 7 を解答するときに困ってしまいます。
文章と設問を行き来する回数が増えてしまいますからね。

 

英語での記憶力を高める練習になっているわけです。

 

 

・記憶の整理

これは上の「記憶の保持」にも大きく関係しています。
2つの文章を読んでいると、さまざまな情報が出てきます。

会社。
場所。
時間。

挙げていってはキリがありません。
それらの情報を的確に整理していく力が Part 7 では求められますね。
特に、ダブルパッセージのほうは、それらを紐づける力が試されます。

 

その点で、2つの文章を読みながら、
「関連しているところはどこだろう?」
と意識して読むことで、記憶に残りやすくなるわけです。
記憶の整理ができていれば、保持がしやすくなりますよね。

情報がどっと流れてきますから、整理するのは簡単ではありませんが、
この本でかなり鍛えられたと思っています。

 

・スピード感

実はこれも最初の「記憶の保持」に関係しています。
ある程度のスピードで読まなくては、読んだそばから忘れていきます。
本当かと思われるかもしれませんが、
あまりにゆっくり読むと、思うよりも「あれ?」となりますよ。

 

ですから、速読を意識して情報をすくっていきます。
ゆっくりしているとマズイとわかっているため、
テンポをできる限り上げて読むよう心がけています。
2つの文章を2〜3分、というところでしょうか。

 

毎度、TOEIC の前に欠かさない行事ですので、
本番では「量が多くて嫌」ということにはなりません。
みなさんもこの本で分量に対する抵抗感をつけてみてはいかがでしょうか??

 

TOEICで求められる「速読力」とは何だろうか(Part 2)

TOEICのPart 2で求められる「速読力」の話ではなく、昨日の記事の続きです。

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この記事では「速読力」と言うなれど、単に「スピード」だけではなく、
返り読みをしない「正確さ」も必要だというお話をしました。

 

とはいえ、「スピード」に関して気をつけていることがあります。
言語にかかわらず、無意識的に行われている方がおそらく多いはずです。

 

それは、

「メリハリをつけて読む」

ということ。

決して一定のスピードで読んでいるわけではない、とも言い換えることができます。

 

ここで、E-mailの文章を読んでいると想像してください。
文章の中で、
I’m writing to let you know that ….
に出会ったとします。

 

皆さんはこのかたまりをどのように処理しますか?
「私が(Eメールを)書いているのは…を知らせるためです」と日本語にしますか?

 

ぼくの場合は、さっと目を通し(=速いスピードで読み)「次が重要」と構えます
つまり、スピードを落とすというわけです。

 

なぜか。

 

このかたまりは「Eメールの目的をこれから述べます」という合図でしかなく、解答に関与しないためです。
そのため、スピードはできるだけ上げて、処理することを心がけます。
いちいち日本語に訳している感じはありません。
ほかには、(解答に関与する場合もありますが、)例が示される場所に関しても、
前の部分で言っていることがわかっていれば、意識的にスピードを上げるようにしています。

 

一方、その後に来るであろう、解答に関与する(しそうな)ところはスピードを落とします
もし解答に関与しなくとも、「大事なことを言いそう」だと判断するところも同様です。

 

このあたりの見分けは、多くの文章に触れていくことや解答に絡みそうな表現がまとまっているものを参考にするといいでしょう。
『基本例文 700選』はそのあたりがコンパクトにまとまっていた印象です。


 

「ただ単に速く読めばいい」という話ではない、という結論は前の記事と同様なのですが、
「速読力」を語る上で、「メリハリ」は外すことのできないキーワードでしたので補足しました。

皆さんの考える「速読力」もお聞かせいただけると嬉しいです。

TOEICで求められる「速読力」とは何だろうか

TOEICでは「速読力」が必要だと言われます。

おそらく、

  • Part 3,4 の設問や選択肢
  • Part 7 の文章

といったあたりが中心となるでしょうか。

 

一つ疑問なのは、「速読力」とは何なのよ、という話です。
皆さんは「速読」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

 

こんな感じ?

 

 

ものすごく速いですね。
ぼくは試験中にこの方のように、気持ち悪く目を動かしているかというと、そうではありません。
おそらくもう少しゆっくりだと思います。

 

そして、もう一回先ほどの動画を再生する…必要はないのですが、一つ気づくことがありませんか?
それは

「返り読みをしていない」

ということです。

 

ぼく自身、試験中に返り読みすることはあまりありません。
ここがものすごくポイントで、スピードばかり気にしてしまう方が多いのですが、
目を動かすスピードを上げればいいだけという話ではありません

 

仮に速く目を通せたとしても、理解していなければ意味がありませんし、
もう一度読み直すことになってしまいます。

 

ですから、つっかえることなく、前から理解していく読解力が必要です。
スピードより正確さですね。ここがスムーズになればなるほど、勝手に速くなっていきます。

 

そのために、意味のカタマリを前から順番にとらえていくことを目標にすえましょう。
いちいちキレイな日本語訳を作ろうとしては、前から理解していく訓練には適していません。
一度読んだことのある英文でよいですから、何度も目にして「前から理解する」感覚をつかむとよいです。
音読すると返り読みを防ぐことができますから、読みながら理解する力を高めるのにも有効ですね。

image (1)

 

これらの訓練の積み重ねが、新しい英文を目にしたときも活きてきます。
少しずつ「返り読みをしない」自分を目指していきましょう!

TOEICのスコアアップに必要な読解力とは

最近、タイトルのようなことを考えています。

読解特急5
「読解力」という力が一つあるというよりは、「いくつかの要素」に因数分解されるものですよね。

  • 語彙
  • 文法
  • 速度
  • 論理

あたりですかね。

これらを一気に高めようとするのは難しいように感じます。
自分が行っている対策は「どの部分を高めているのか」を考えながら対策を行わないと、
もうすでに十分な力を持っているにもかかわらず、ズレた対策をしていることになります。

直近で2つのイベント(セミナー)を開催いたしますが、
1つめの
『TOEICテスト 基本例文700選』でリーディングスコアアップをさせる方法
は、2回ご参加いただくことで、どの要素にも触れられるはずです。

一方、2つめの
単語習得について徹底的に考えてみませんか?
は、徹底的に「語彙」にフォーカスします。

ただ、おそらくではありますが、「速度」の部分にも触れざるを得ない気がしています。
どのような展開になるのかわからないため、あくまで予感ではありますが。

今回の2つのイベントを通して、自分なりに整理した考えをご紹介します。
伸び悩んでいる方にとって、ご自分の学習方法を見直すキッカケになればと思っています。