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ラジオ英会話講師である大西泰斗先生も作っていた「チクチクノート」の効用

皆さんは「チクチクノート」を持っていますか?

先日、大西泰斗先生の講演会の記事を書きました。
(ありがたいことに、多くの方にお読みいただいております!)

大西先生

『一億人の英文法』著者である大西泰斗先生の講演会「正しい英語学習のあり方」

 

その記事の最後に次のように書きました。

 

先生はそういった表現に出会ったときにメモるためのメモ帳を持っているそうです。

 

「この文は言えない」
「このコンビネーションは言えない」
「この流れは作れない」

 

先生はこのノートにそう言った気づきを書き込んでいるだとか。
とても細かい字で書き込むことを「チクチク」とおっしゃっていて、
ぼくが勝手に「チクチクノート」と名付けてしまいました。

 

先生はこのノートを暇なときにパラパラと眺めているそうです。
ご本人は勉強のつもりはなく、見ているだけ。
そうすることによる効用は次の2点だとおっしゃっていました。

 

・目に見えてすぐに英語が出るようになってくる。
・自分が考えずに、無意識に使える表現が増える。

 

 

この講演会を聞いた翌日だったと記憶していますが、とある偶然が訪れました。
たまたま読んでいた『本物の英語力』(烏飼玖美子著)に次の記述がありました。

 

 

同時通訳の大先輩であった國弘正雄さんは、洋書を読んでは英語らしい表現、洒落た言い回しなどをカードに書き出していました。それも、覚えておきたい単語や語句だけでなく、それが登場するセンテンスを丸ごと写すのです。時にはパラグラフまで。ひどく手間ひまのかかる作業ですが、それだけやると単語や表現が確実に頭に入ります。

 

同時通訳の神様の一人である國弘正雄先生もご作成されていたそうです。
もちろん、中身の具合は違いはあれど、自分というフィルターを通しての表現収集ですね。
自分が言えるようにしたい内容だからこそ、身につけてやろうという気持ちも湧くのではと思います。

 

お二人とも英語のイチ学習者として、非常に地道なことをされているんですよね。
そして、それが確実に力になっているということは間違いないでしょう。

 

ここまで来たら、真似したくなりませんか?
もうすでに「チクチクノート」をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

かく言うぼくはどうなのかと言うと、実は持っています。
こんなノートです。

 

チクチクノート

 

決して「チクチク」とは言えないメモっぷりなのですが、
「英語で言えないな」というものをまとめています
もちろん、英語を見て「これは使えない」というものも。

 

パラパラと見返す時間が取れていなかったので、
この夏休みは焦点を当てて取り組んでみたいと思います。