話題のTOEIC電子書籍に目を通しましたので、記憶が新鮮なうちに感想を。
TOEIC TEST 超ガチリアル マッハフレーズ 555
著者はTOEIC界でも有名なお二人でしょう。
YOJI Schneider さん
と
HUMMER(濱崎潤之輔)さん
です。
この電子書籍はPVまであるので、ぼくが記事でご紹介の前にぜひご覧ください。
(なんか若干エヴァンゲリオンっぽさがあって好きですw)
さて、まずはどのような内容なのかを「はじめに」から引用します。
本書では、TOEICの成績表(ABILITEIS MEASURED)の、
リーディングパート(右側、下から2番目)の「語彙が理解できる」が
「最低でも80%」に到達できるように設計されています。
(中略)
この「意外な2人のコラボ書」というだけで心が躍ります。
「TOEICによくでる」ということだけで1冊の本になるには十分ですが、
本書ではさらに「圧倒的に覚えさせる」ということにも注力されています。
既存の単語本は一覧形式で掲載し、
「はい、後は自分で(一生懸命に、勝手に)覚えてね」という少しつれないものでした。
TOEICは忙しい中、取り組んでいる学習者(ビジネスマン)が多くいます。
そんな方々の脳に「追尾システム」のように覚えさせるメソッド(秘伝)と、
記憶のメカニズムが本書の後半部分で余すことなく明示されています。
ということで、TOEICに精通するお二人が頻出フレーズを555個厳選され、
かつ、覚え方のシステムが惜しげもなく披露されているというものです。
ここで、目次をご紹介しておきましょう。
===
はじめに
・執筆者2人よりマッハフレーズのご紹介/ご挨拶
・マッハの定義
◆マッハ1/リスニングパート(150 phrases)
Part 1/Standard 20/Upper 30
Part 2/Standard 10/Upper 20
Part 3 & 4/Standard 30/Upper 40
◆マッハ2/リーディングパート(405 phrases)
Part 5/Standard 85/Upper 85
Part 6/Standard 30/Upper 35
Part 7/Standard 85/Upper 85
◆マッハ3/シークレット・オブ・マッハ
・シークレット・オブ・マッハ(ZERO)
~記憶のインデックス~
・シークレット・オブ・マッハ(ZERO 2)
~脳機能の説明とTOEICスコアに直結する脳部位~
・シークレット・オブ・マッハ①
~空海と時の暗記法~
・シークレット・オブ・マッハ②
~パーソナル・ナンバ~
・シークレット・オブ・マッハ③
~マッチング・ダイス(Matching dice)~
◆マッハ4/マッハ講師のハナシ
・HUMMERのハナシ
・YOJIのハナシ
・エージェントKのインタビュー
◆マッハ5/マッハ・アソシエーション
・配列の工夫
・マッハ・ドリルのご紹介
おわりに
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という感じの内容です。
ということで、内容のご紹介はここまでにして、皆さんがお待ちかねの感想です。
・Partごと/レベルごとに並んだ頻出フレーズ
TOEICの各Partで、かつ、StandardとUpperというレベル分けで並べられています。
フレーズをPartごとにおさえたい方、苦手Partだけを集中的に取り組みたい方にはよいでしょう。
実際、TOEICで見たことのあるフレーズが多かったです。
ガチリアルというだけあって、「まんま試験に出てもおかしくない」ものが普通にあります。
そして、マッハフレーズというだけあって、マッハで確認できる仕様になっているのもよかったです。
一見すると、フレーズ紹介部分のページは見にくいです。
5個のフレーズ+日本語訳(+ミニ解説)がぎゅっと並んでいますので。
しかし、ぎゅっと詰まっていることによって、5個のフレーズが一目で目に入り、マッハで確認していくことが可能です。
とはいえ、褒めちぎっても嘘くさいので、いくつか気になる点も申し上げておきます。
まず、「これも出るの?」というものが中にはあったことです。
これはぼくの知識不足で、きっとどこかで出没しているのでしょうから、
「マッハフレーズ 555」で覚えろという思し召しなのでしょうか。
次に、フレーズのレベルの区切れ目がわからなかったことです。
つまり、「どこからどこまでがStandard?」となってしまうということですね。
自分で数を数えればわかる話なのですが、区切れ目がわかるようにしてほしかったです。
(電子書籍なので、このあたりはすぐに対応してくれることを期待!)
・「なぜ覚えられないのか?」「なぜ覚えたことを使えないのか?」がわかる
単語やフレーズは「覚えられない」「思い出せない」という悩みは尽きないと思います。
そこを解消してくれるためのページが、「シークレット・オブ・マッハ」の部分です。
脳機能に則して説明をしてくれるため、説得力があります。
この本の第2のウリと言って間違いないでしょう。
そして、その悩みを解消するための覚え方を伝授してくれます。
正直、衝撃を受けました。「こう来たか」と。笑
おそらく好き嫌いが出る覚え方かなあという印象です。
感想としては以上です。
実は、この本はフレーズの紹介がメインで、覚え方はあくまで提案してくれているに過ぎません。
その覚え方を自分で実践できる方はいいのですが、それが難しい方に向けたドリルがあります。
もし「マッハフレーズ」をマスターしたいという方はぜひお買い求めください。
(ぼくはこれからドリルに取り組む予定です。)