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真っ向勝負のメンタルがつく『TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6』

 

 

ぼくが特急シリーズのファンであることはご存知の方も多いでしょう。
ですが、そんなぼくは「改訂増補版」には手を出していませんでした。

 

というのも、中身がほとんど同じだからです。
もうすでにほとんど復習が済んでいるにもかかわらず、
そこに時間を費やすのは無意味だと考えていました。

 

ところが、先日発売された『TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6』は買わずにはいられませんでした。

 

なぜなら、ページをめくったすぐ後に次のような文言があるからです。

 

TOEIC の新形式にあわせ、問題の差しかえや変更、解説のさらなる充実など、大幅に改訂したものです。

 

ここまで変更をしてくれたのであれば、新たな一冊と言っても過言ではないでしょう。

 

それに加えて、2011年に発売された旧版を「丁寧に復習をしたか」と言われると、
クエスチョンマークがつくのも事実でありましたから、新たに取り組み直すことにしました。

 

本の中身としては、微修正があります。
新形式に合わせて、1セットが「Part 5 15問」「Part 6 8問」となっています。
そして、最後に Bonus Questions として「Part 5 12問」が収録されています。
これがなんと「990点レベルの超難問」と銘打って、出題されています。
問題のボリュームとしてはたっぷりありますね。

 

2011年のブログ記事を振り返ってみましたが、ひどい有様でしたね。
以下がその結果になります。20問ミスどころではありませんでした。

 

1st Round:7問ミス 7分
2nd Round:6問ミス 8分30秒
3rd Round:8問ミス 8分30秒
4th Round:5問ミス 8分30秒
5th Round:7問ミス 11分

 

1回あたりのRoundに収録されている問題数は違うものの、ボコボコにやられています。
そこからどの程度の成長をしたかがわかる試金石となりました。
前が Part 5 で、後ろが Part 6 となります。
(解いたときの条件:1日で終える/全文読み)

 

1st Round:ノーミス(2分50秒)/1ミス(3分40秒)
2nd Round:1ミス(2分30秒)/ノーミス(5分30秒)
3rd Round:2ミス(3分30秒)/ノーミス(3分40秒)
4th Round:1ミス(3分20秒)/ノーミス(2分30秒)
5th Round:ノーミス(3分40秒)/2ミス(4分10秒)
Final Round:ノーミス(4分10秒)/4ミス(4分10秒)
Bonus Questions:ノーミス(3分)

 

いやはや、Part 6 が本番かそれ以上の難易度で非常に手こずりました。
解きながら「これは復習のやりがいがあるぞ」と確信しましたね。
6年も経つと、さすがに英語力や TOEIC 力は上がっているため、難易度は心地よく感じました。

 

1日でやり終えましたが、ゴールしたときの爽快感と言ったらハンパないです。
前に Twitter でつぶやきましたが、、、

ですね。

 

900点を目指す人の中でも800点以上を取得した方が取り組まれるといいのでは、と思います。
それ以下の人が取り組むと、難しすぎてメンタルにダメージを負うでしょう
加えて、難しい問題だと感じるということは、知識や判断力が不足しているという意味ですから、
花田徹也先生の『文法特急』シリーズを完璧にしてから臨むといいでしょう。


 

そして、もう一つ、心に刻んでほしいメッセージがあります。
ぼくはこの内容を改めて読んで、背筋が伸びました。

 

900点を目指す方がこのスピードで解くために必要なことは、「必要のない部分を読まずに解くテクニック」ではなく、「英語を英語のまま素早く処理する力」です。700点向けの攻略法を用いたままで900点を目指すと、スコアはいつまでも伸び悩みます。

 

最近、Part 7 の文章量が多くなったことで、Part 5 を読み飛ばすことが多かったです。
その結果、7月の公開テストでは文法の項目が悪かったという現象が起こりました。
この内容を見て、「このままではダメだ」と反省をした次第です。
900点、ないしは990点満点を目指すのであれば、小手先の技術に頼ってはなりませんね。
BEYOND する実力をつけようと一生懸命になる必要があると感じました。

 

これから解く方も復習をされる方もぜひ「全文ベタ読み」をしてみましょう!
そうすることによって、テクニックを超えた英語力を身につけることができます。
高い境地を目指して一緒に頑張ってまいりましょう。

『900点特急Ⅱ』で見えた Part 5「全問正解」の向こう側

以前もこのつぶやきを引用しましたが、『900点特急Ⅱ』を解き直しています。
この本は冒頭にも書かれていますが、全部で145問を収録しているのですね。

 

この本は次のような目的で制作されています。
「はじめに」から引用しましょう。

 

本書は、TOEIC の問題はすでに数多く解いてきた方、基本は一通りわかっているはずなのに、Part 5 で必ず数問落としてしまう方のために書きました。

 

これはつまり、

 

「Part 5 を全問正解しようぜ」

 

というメッセージに等しいと思います。

 

そこで、この本から我々が学ばなくてはならないのは、著者の加藤優さんの Part 5 へのアプローチです。
個別の問題やその解き方、解説はもちろんのこと、Part 5 という素材との向き合い方ですね。

 

「はじめに」には、次のようなことも書かれています。

 

私は本書を通じて、読者の皆さんが900点を達成するだけでなく、英語の本質を理解し、今以上に使いこなせるようになることを切に願って解説を書いています。「本番に出るか出ないか」という観点だけで問題を解くのは、非常にもったいないことです。

 

ぼくはここから “BEYOND Part 5”、いや、

 

BEYOND TOEIC

 

のメッセージを受け取りました。
Part 5 の頻出問題を解き、解説を読むだけではもったいないのです。
TOEIC という「ものさし」だけで Part 5 の素材を測ってしまってはもったいないのです。

 

Part 5 の全問正解を狙っていくならば、単なる問題演習という学習では物足りないでしょう。
Part 5 の英文という素材を丸ごと吸収する勢いと取り組みが大切でしょう。
問題として問われたところもそうでないところも余すところなく。

 

その姿勢こそが全問正解の壁をぶち破り、壁の向こう側に行けるのだと信じています。
隅々に散りばめられた “BEYOND TOEIC” のメッセージを刺激にして精進します。

「1日10分」という制限時間付きの TOEIC Part 5 演習

『単語 特急』の回し者かと思われるくらい、『単語 特急』の話をすることが多いですが、
実は、異なる「特急シリーズ」の本も、現在、使用しているところなのです。

特急_900点特急2

 

いやはや、つぶやきにも書きましたが、まだ自分の身になっていない問題が多いです。
『単語 特急』の問題は選択肢なしで即答できますが、こちらはまったく。
昨年の10月に出た本で、やり込みが中途半端だった模様です。

 

こういったことに気づけたのも

 

「Part 5 を1日10分」運動

 

を勝手に始めたから、です。

 

最初は『900点特急Ⅱ』をなんとなく「やり直そう」と手に取ったのがキッカケだったのですが、
どういう仕組みで続けていこうかと考える中で、至った結論が「1日10分」です。
毎日続けられているわけではないのですが、非常にうまく回っているな、という印象です。
理由はたった一つでしょう。

 

10分だけという気軽さが集中力を高める

 

まず、「10分だけ」と割り切ることができるため、モチベーション維持が非常に楽になるんです。
モチベーション維持が楽になるからこそ、継続も楽になるというわけです。
よくある方法としては「1日◯問」というものがありますが、これだと確保できる時間が読めません。
そのため、思い切って10分という時間で区切ってしまうのです。
もし進みが悪かったとしても、そこは責める必要はありません。
まだ勉強できる時間的余裕があるのであれば、やればいいのですから。
あくまで「キッカケの10分」ととらえるといいかもしれませんね。

 

次に、10分という制限時間を作るからこそ、集中力が高まります
普段、ある程度の時間の学習をされている方は、10分がいかに短いかおわかりでしょう。
短いからこそ、最大限の集中力で臨むことができるというわけです。
勉強の質を高めたいのであれば、ぜひ制限を設けてみてください。

 

最後に、同じ時間だけの回答スピードがわかる、というものです。
これは最初に言った「進み具合」の話と矛盾するのですが、
Part 5 を同じ時間だけ取り組むと、問題やその日の具合によって、できた問題数が異なります。
進みが悪かったら無視して、進みが良かったら自分を褒めましょう。
物事を継続させたかったら、ポジティブな面だけ見るのが有効です。

 

今回の方法はどんな教材でも、どんな種類の問題でも応用できます。
「Part 3 を1日10分」なんてのも良さそうですね。
(ぼくは「Part 3,4 を1日15分」として、試みているのでした。)

 

学習のスタートとしてお役立ていただけると嬉しい限りです。

取りこぼしがなくなる『新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6』

引き続き特急シリーズ新刊に取り組んでいます。
morite2 先生の『熟語特急』の次はこれ↓

 

■新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6(加藤優著/朝日新聞出版)

 

Part 5 20問とPart 6 6問を1セットとして、 5セット分収録されています。
制限時間は11分。

 

著者の加藤優先生は恥ずかしながら、 存じ上げませんでしたので、
特急シリーズ新刊の中でも一番気になっていました。
しかも、900点と高得点者向けですからね。

ワクワクしながら挑んだのですが…、特急だなんてとんでもない。

鈍行で走ったのですが、解きづらい問題ばかりで、ものすごく苦戦しました…。
結果は以下の通りです。

 

1st Round:7問ミス 所要時間7分
2nd Round:6問ミス 所要時間8分30秒
3rd Round:8問ミス 所要時間8分30秒
4th Round:5問ミス 所要時間8分30秒
5th Round:7問ミス 所要時間11分

 

最後のRoundは特に気合いをいれて、 じっくり解いたのですが、このざまです。苦笑

 

すごく抽象的な言葉になってしまいますが、
上級者があやふやにしているところを上手についてくるんですよね。
この本を実際に使われた方はこの気持ちがわかるかと思います。

 

「今までは曖昧な知識で何とか切り抜けて来れたかもしれないですが、
高い壁をこえたいのならば、確かな、使える知識にしてください」

 

そんな声が『900点特急』から聞こえてきます。
上級者には必携の一冊であることは間違いありません。

 

なお、著者の加藤先生が、『900点特急』をテキストとして、セミナーを開催されるそうですよ!