第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

【告知】
12/23(祝・金)に天狼院書店にて 1 Day イベントを行うことになりました。

 

 

【12/23祝金 天狼院の冬季講習】
TOEICスコア伸び悩みの壁を破るためのポイントを1日集中講義でマスターする!
2017年、ベストスコアでスタートを切ろう!
《天狼院「TOEICゼミ」冬季講習/初参加、大歓迎!》

やり込んでいるであろう『公式問題集』を使い倒す4時間を作り出します。
お持ちのスコアは問いませんので、奮ってご参加くださいませ。

 

 

本日、第216回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
今年最後の受験となりますが、有終の美を飾ることができましたでしょうか?

 

さて、毎回のように、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

 

=====
●フォーム
?(解答用紙A面ピンク/QRコードでした)
Part 1 は以下の通りです。
引出しに手を伸ばしてる女性
ボートを漕いでいる人々
自転車の前で跪く男性
机の上に置かれたカバン
本のページめくる男性
水が植物にまかれている

●所感
1:普通/2:普通/3:普通/4:普通/
5:やや難/6:やや易/7:やや難
=====

 

新形式になってからの公開テストを比べた形での所感です。
フォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承くださいませ。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>
「Part 1 は全問正解したい」という Part に変貌しています。
ETS(テスト作成団体)は「耳慣らしに使って」とメッセージを出しています。
Part 1 をミスするようだと、ハイスコアを狙うのは難しいでしょう。

昔から TOEIC を受験されている方にとっては楽に感じるところとは言え、甘く見てはなりません。
取りこぼしのないように、対策はしておきたいところです。
公式本や森田鉄也先生の『パート1・2特急』あたりに取り組んでおきましょう。


 

<Part 2>
全体としては「普通」としましたが、後半は「やや難」と言えるでしょう。
前半はシンプルな問題が多かったのですが、後半からぐっと難易度が上がった印象です。
一人目の発言が聞き取れても、答えに距離感があるからかピンとこないものが散見されました。
間違ったりわからなかったりしても、次にひきずらない、強い心が必要ですね。

 

<Part 3, 4>
まずは、新形式についてまとめておきます。

・3人の会話…2問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

3人の会話が、前回同様、2セット収録されたフォームにあたりました。
話の展開が早いものの、過度に恐れる必要はないように感じてきています。
まずは2人の関係性と会話を理解し、そこに加わる1人をおまけと考えればいいからです。

図表問題と意図問題は一つの Part 内で合計5問とバランスを取っています。
難易度の調整でしょうが、3人の会話はそこに加味されていません。

・図表問題
解きやすいものでした。図表自体も複雑なものではありません。
どちらの Part も『公式問題集』に出てくるようなものでしたね。
というか、それよりもシンプルなものも出てきましたね。
地図が出ると難易度が上がるかな、という印象を受けました。

・意図問題
ぼくのフォームでは2つ連続で出題されていました。
明らかに難易度を上げるための仕掛けだと考えています。
「折れない」「時間をかけない」ことで答え続けられるかも試されているでしょう。

1問目に来ると、回答に時間がかかり、次以降を聞き逃す可能性が出てきますね。
時間をかけずに直感でスパッと選んでおくトレーニングをしないといけませんね。

新形式は意図問題のみ難易度が上がりますが、それ以外は慣れればこっちのもんです。
あとは、今までの形式のものをしっかりと解ける(聞ける)力をつけることが重要でしょう。

 

<Part 5>
極端に簡単だとか難しいとかいう問題はありませんでした。
ただ、少し難しい語彙問題の割合が多く、「やや難」としました。

まず、文法問題について。
品詞問題の数は数えていませんが、いつも通り多めでしたね。
他には、動詞の形を問うなど、昔からの定番の問題だらけです。

次に、語彙問題については、先に述べたように少し難しめです。
『単語 特急 新形式対策』などの語彙問題に慣れていくことが重要な対策だと思います。
少し難易度の高いものも普通に解けるようにしておくと、本番が楽になりますね。

今まで通りに、文法をゆるぎなく、語彙は地道に、やっていくことが大切ですね。
ここは素早く切り抜ける必要のあるパートです。

 

<Part 6>
難易度は「やや易」としました。
厄介と言われる文挿入問題が易しかったですから。
他の問題は文法問題も語彙問題も普通の難易度でした。

Part 6 は「拾い読みで解ける」問題が減りましたので、頭から全文読んでいかなくてはなりません。
文挿入問題は文脈を終えていないといけませんし、
語彙問題が多めだと、一部を読むだけでは解けません。
そのため、Part 6 で拾い読みをする癖は避けましょう。

 

<Part 7>
「やや難」としたのは、やはり文章量が多いことが挙げられるでしょう。
正直、過去と文章量を比較するのが難しくなったほど、多いのが当たり前になりました。
ただ、ここ数回と比べると、少なくはなったかなという印象でした。

これまた最近は当たり前ですが、ピンポイントで正解を見つけるのは難しいです。
indicate や suggest 系の問題が多く、全体に目を通していなくてはなりませんし、
「この一言が根拠か」と思わせるような細かいところまで見る必要のある問題があります。
そのため、難易度は自然と上がっていきますね。

新形式の文挿入問題は2問、書き手の意図を問う問題は2問だったと思います。
今回は、書き手の意図を問うチャットの問題が難しかった印象を抱きました。
会話が少しくだけると内容が取れないというのは致命的だと感じています。

とにかく、「量」が多いことは間違いありませんから、
普段から「量」をこなしていないと、途中で集中力が途切れてしまうでしょうね。

 

 

 

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

私個人の話は(どーでもいいでしょうけれど)別の記事で書きます。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

1 comment so far

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(個人的な出来) | TOEIC990点への道 -日本から出ずに満点-Posted on 8:34 pm - 12月 13, 2016

[…] 第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報) […]

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(個人的な出来) | TOEIC990点への道 -日本から出ずに満点- へ返信する コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください