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「ラジオ英会話」に出てくる英文を暗唱する理由

2024年2月の放送で次のようなことを、講師の大西泰斗先生はおっしゃっています。

「この3つの文はすべて Lesson XXX ですでに学んだもの。覚えていましたか?」

「ラジオ英会話」では音読と暗唱は徹底するように言われています。今まで何回出現したかはわかりませんが、週一回は先生の声で聞いているはず。もし放送を聞いたことがない方でも、音読と暗唱が効果的なのは聞いたことがあるでしょう。

そもそも、音読は英語を声に出すことによって実現します。
(実は、これでは音読の効果は半減するため、それは別の機会に委ねます。)

しかし、暗唱することができない人はいるのではないでしょうか?「覚えるのが難しい」と初めから断念している方もいらっしゃるかもしれません。

ここで、音読と暗唱を行う理由に立ち返ってみましょう。そうすることによって、英語を声に出す行為に身が入り、定着度が高まると考えています。僕自身、「音読と暗唱をやってよかった」と思える瞬間があります。その瞬間にまつわることが、今回ご提示する理由につながっていきます。

では、早速、理由をお伝えしましょう。ですが、その理由につながる言葉をすでに皆さんは目にしています。

「この3つの文はすべて Lesson XXX ですでに学んだもの。覚えていましたか?」

このセリフを常に自分の頭に問いかけているかがポイントです。ある程度のまとまりの英語を言うにあたって、英作文している暇はありません。(これも大西先生がよくおっしゃっていますね。)音読と暗唱を徹底していれば、そのまとまりがスラスラと言えるようになるわけです。

これが「なぜ音読と暗唱をするのか」という疑問に対する理由です。

もちろん、暗唱したもの全てで完結するわけではありません。パーツの入れ替えをする必要性は出てきます。しかし、暗唱が土台を固めてくれるため、英語を口にする労力は圧倒的に減ります。

これが英語、ひいては英会話の真実です。

この記事を見て「今までの英文を全て暗唱しよう」と始めるのは良い姿勢です。しかし、暗唱はすぐにできるようにならないです。定着させるためには、どうしても時間がかかりますから。

人間は忘れる生き物です。

ぜひ目にした英文から始めてみましょう。今月号からでも良いと思います。何度でも言いますが、すぐに忘れてしまうことを前提にして、地道に取り組んでいきましょう。

いつか「できた」と思える日がやってきます。その日を信じて積み重ねてまいりましょう。

【2023年度最新版】ぽるぽるのガチで「ラジオ英会話」!全力活用術(第1回)「ラジオ英会話」を100%活用する方法

4月に執筆終了予定が、大幅に延びたことをお詫び申し上げます。

NHK「ラジオ英会話」のテキストにクオータリーで掲載されている「濱崎潤之輔 本気(マジ)で『ラジオ英会話』!全力活用術」のオマージュでございます。クオータリーなので、2023年4月号と7月号に掲載されている本物をご覧いただきたい気持ちを抱きながら、第1回を始めてまいります。

そもそも、このような記事を書き始めた理由は、以下の記事をご覧ください。

恩師と仮想ライバルの背中を追いかけて

👓「ラジオ英会話」リスナーの仲間意識の強さ

「ラジオ英会話」は、多くのリスナーが魅了されるコンテンツであり、その人数は年々増加している傾向にあります。特に、SNSの中でもX(旧Twitter)を通じて、リスナー同士のつながりが形成されています。

#ラジオ英会話
#本気でラジオ英会話

上記のハッシュタグで検索をしていると、本当に多くの方が一つのテキストを基にして学習されているのだと、僕自身も励みになります。皆さんも励みになることは間違い無いでしょう。

これは、共通の学習目標を持つ人々がお互いに励まし合い、学習の成果を共有する場となっています。

私が「ラジオ英会話」を活用する上で、先生方だけでなく、リスナーの皆さんのやる気や熱量、そして実行力に感銘を受けています。

SNS上で彼らの情報を拝見することで、彼らが日々の学習に全力を尽くし、成長している姿に触れることができます。彼らの情熱と努力は私にとっての刺激となり、自身の学習意欲を高める助けとなっています。

それは学習者としても、講師としても、です。

私たちは、「ラジオ英会話」という高品質なコンテンツを最大限に活用し、自身の英語力を向上させることを目指すことができます。このコンテンツは、リアルな会話を通じて自然な英語表現を学ぶことができるため、実践的なスキルの習得に効果的です。

僕自身も、ダイアローグの内容や表現を徹底的に理解し、音読や暗唱などの練習を通じて定着させることに注力しています。

今回の記事では、私の経験を通じて「ラジオ英会話」の再現性の高さや具体的な活用方法を紹介します。これにより、多くの人々がこのコンテンツをフル活用し、効果的な学習を実現するためのヒントを得ることができるでしょう。

僕たちの目標は、共に成長し、英語学習の成果を最大化することです。

以上のように、「ラジオ英会話」のリスナーの多さやつながりの強さについての具体的な例や、自身の活用方法についての詳細な説明を加えることで、記事がより充実した内容となるでしょう。

👓「ラジオ英会話」の活用手順

STEP 1:一日に2回、テキストを開かずに放送を聞く
STEP 2:2回目以降は倍速で聞く
STEP 3:ダイアローグを音読する

STEP 4制限時間を設けてダイアローグを暗唱する
STEP 5隙間時間で思い出す

最初は欲張らずに、放送を聴くことを日々の習慣にできるといいでしょう。

STEP 1
一日に2回、テキストを開かずに放送を聞く

毎日の習慣として、朝と夜の2回、ラジオ英会話の放送を聞きましょう。このとき、テキストを使わずに聞くことがポイントです。テキストを見ないことで、リスニング力を鍛えることができます。

また、実際の会話に近い形で英語を聞くことで、自然な発音や表現を身につけることができます。緊張感を抱きながら、英語に接することができることも利点ですね。

STEP 2
2回目以降は倍速で聞く

最初の聞き取りを終えた後、2回目以降は倍速で再生することをおすすめします。倍速で聞くことによって、聞き取りスキルを向上させることができます。最初は慣れないかもしれませんが、徐々に慣れていきましょう。

また、倍速で聞くことによって、実際の会話のテンポに慣れることもできます。ラジオ英会話の音声は、ネイティブの普通の会話スピードより遅いため、その点の耳慣らしも済ませておきたいところです。

放送を聞くことによって、英語のリスニング力を向上させることができます。テキストを使わずに聞くことで、自然な英語のリズムや発音に慣れることができます。

さらに、倍速で聞くことによって、リスニングスキルを高めることができます。このステップを継続的に行うことで、より効果的な英語学習が可能となります。

👓「言えない表現」の蓄積

STEP 2 では、「言えない」英語に出会った場合に、それをチェックする手順を説明します。

1. 見たことのない表現や使い方に出会った場合

放送中に、自分が聞いたことのない表現や使い方が現れた場合には、それをチェックする対象とします。これは、自分の英語力の拡充に役立ちます。新しい表現に出会うことで、英語の幅を広げることができます。

2. 謙虚にマーカーをつける

見たことのない表現や使い方に出会った場合、それをマーカー(例えばハイライトや下線)で目印をつけることで視覚的に記録します。このマーカーは、後で再度復習や学習の際に役立ちます。

3. 使わなそうな表現でもマーカーをつける

「使わなそうな表現」と感じた場合でも、言えないならばマーカーをつけるべきです。自分の予測や判断に頼らず、実際に言えるかどうかを重視しましょう。そうすることで、自分の英語力の把握や弱点の特定に役立ちます。

このように、「言えない」英語に出会った場合は、謙虚にマーカーをつけることで記録しましょう。新しい表現や使い方を見つけることで、自分の英語力の向上を促進することができます。

また、使わなそうな表現でもチェックすることで、自分の実際の英語力を客観的に把握することができます。このステップを継続的に行うことで、より確かな英語力の向上が期待できます。

STEP 3
ダイアローグを音読する

1. 音真似

ダイアローグで聞こえた音を忠実に再現することが重要です。スピーカーの発音やイントネーションに近づくように努力しましょう。正確な発音を目指すことで、ネイティブスピーカーのような自然な英語のサウンドを身につけることができます。音のニュアンスやリズムにも注目し、なるべく正確に再現することを目指しましょう。

2. 意味

ダイアローグの内容を理解し、それを声に出すことが大切です。日本語訳を参考にしながら、英語の意味を把握しましょう。

ただし、単なる訳す作業ではなく、意味を理解した上で自然な英語表現を声に出すことがポイントです。意味を理解することで、ダイアローグのコンテキストを把握し、より的確な表現ができるようになります。

3. 感情

英語を口にする際の感情をコピーすることも重要です。ダイアローグの文脈や話者の感情を考慮し、その感情を反映させながら声に出しましょう。感情を込めることで、より自然で生き生きとした表現ができるようになります。

例えば、喜びや驚き、怒りなど、適切な感情を声に出すことで、会話のリアリティを高めることができます。

音読の際には、音真似、意味理解、感情表現の3つの要素を重視しましょう。正確な発音や自然な表現を目指すことで、よりリアルな英語の会話に近づくことができます。このステップを繰り返し行うことで、英語の発音や表現力を向上させることができます。

STEP 4
制限時間を設けてダイアローグを暗唱する

1. 制限時間を設ける

ダイアローグを暗唱する際には、制限時間を設けることが重要です。

例えば、10分間を目安に設定しましょう。制限時間を設けることで、集中力を高め、より効果的な学習ができるようになります。

2. レベルに合わせて繰り返す

自分の英語のレベルに合わせて、何度も声に出して繰り返しましょう。

初めは文やフレーズごとに分割して暗唱し、徐々につなげていきます。反復することで、ダイアローグの内容を覚えるだけでなく、スムーズな流れやリズムを身につけることができます。

3. 音読との組み合わせ

STEP 3 で述べた音読の要素(音真似、意味、感情)を活用しながら、制限時間内でダイアローグを暗唱します。正確な発音や自然な表現を心がけながら、意味を理解したままスムーズに暗唱できるようにしましょう。

4. 覚えるような状態を目指す

制限時間内でダイアローグを繰り返し暗唱することで、内容を覚えるような状態を目指しましょう。初めは一部分や一文から始め、徐々に長くつなげるようにします。

また、声に出すだけでなく、頭の中でイメージしながら暗唱することも効果的です。

制限時間を設けてダイアローグを暗唱することで、より効率的に内容を覚えることができます。反復や繰り返しを通じて、自信を持ってダイアローグを暗唱できるようになりましょう。自分のレベルに合わせて取り組むことで、徐々に上達していくことができます。

STEP 5
隙間時間で思い出す

1. 隙間時間の活用

日常の隙間時間を有効活用しましょう。

例えば、通勤中や待ち時間、休憩時間など、日常生活の中で少しの空き時間がある場面を利用します。これらの時間を使ってダイアローグを思い出す習慣を身につけることで、継続的な学習が可能となります。

2. 再現するためのヒント

思い出す際には、ダイアローグを再現するためのヒントを活用します。例えば、特定のキーワードやフレーズ、会話の流れや文脈を思い出すことから始めます。

また、音読や暗唱の練習を通じてダイアローグを覚えているため、それを基に思い出すことができます。

3. 視覚化やイメージ化

ダイアローグを思い出す際には、視覚化やイメージ化のテクニックを活用することも効果的です。頭の中で場面や登場人物をイメージし、その中での会話を再現します。具体的なイメージを持つことで、よりリアルにダイアローグを思い出すことができます。

4. 隙間時間の継続的な活用

短い隙間時間でも継続的にダイアローグを思い出す習慣を身につけましょう。一日に何度か繰り返すことで、ダイアローグが定着しやすくなります。隙間時間を効果的に活用することで、学習のスピードを上げることができます。

隙間時間を活用してダイアローグを思い出すことで、復習効果や記憶の定着度が高まります。短い時間でも継続的に取り組むことで、英語の会話スキルの向上を促すことができます。日常のちょっとした空き時間を有効に活用し、積極的にダイアローグを思い出す習慣を身につけましょう。

👓

第2回も執筆中です。

もし参考になるところがあれば、
#ガチでラジオ英会話 でつぶやいていただけますと幸いです

2023年も頑張っていきましょう!

生放送出演!TOEIC(R) L&R TEST でもう一度英語を学び始めよう!

2014年や2017年に出演していた schoo(学びのオンラインプラットフォーム)にて、

生放送に出演することが決まりました!

今度こそ頑張りたい人のためのやり直し英語
第1回:TOEIC(R) でもう1度英語を学び始めよう

https://schoo.jp/class/10489

日時:2023年7月29日(土)20:00-21:00
料金:無料(リアルタイム視聴のみ)

無料ですが、当然ながら「お金を払わせてください」と言われるレベルで講義します。

schooさんからいただいたのが次のリクエストです。

「英語のやり直しとして TOEIC を使うことはできますか?」

素直に言うと、0.1秒くらいは「無理」と思いました。

でも、英語嫌いに英語の楽しさを伝えたいという気持ちもあります。
今回は「音」に着目していくことにしました。

しかし、楽しんでいただく前に、土曜の夜には聞きたくないであろう、
厳しめの言葉や質問を投げかけることにしています。

「英語をやり直したい」

「TOEICに興味がある」

「リスニングが苦手」

「音読をうまくしたい」

こういった方のご期待に添える内容に仕上げています。

===

【受講対象者】
・英語学習をもう1度頑張りたいが、何から始めたら良いかわからない方
・TOEIC(R)を最近受験していない、あるいは受験したことがない方
・英語は地道な暗記科目だと思っている方

【授業内容】
・そもそも英語を学び直す理由は?
・ せっかくやり直すなら、英語を楽しく学ぼう
・ TOEIC(R)のリスニング問題に挑戦してみよう

【授業のゴール】
・もう1度英語を学んでみよう、と思える。
・英語の「音」の面白さに気づくことができる。

===

ページ内にある「ハートマーク」を押してお待ちいただきたいです!

ハート数と視聴者数が多いと、次回の出演に繋がると聞いています。
正直、第1回で打ち切り(?)になりたくない!
損はさせません!

皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

https://schoo.jp/class/10489

祝17周年!高校生活で言うとラストイヤー。

今年も7月22日がやってきました。過去の自分を褒めたくなる日です。

と言いつつも、7月22日の前には「もう少し」と思っていたのですが、
諸事情でその時期が慌ただしくて、すっかり忘れておりました。

7月22日は「ブログ開設日」です。

2006年に開設した時の記憶や映像は鮮明に残っています。

冷房をつけた少し蒸し暑い部屋で、
持ち歩くには重すぎる白いデスクトップで、
慣れない手つきでタイピングしていたように思います。

(毎年、同じようなこと書いている気もしますが、懐古厨をお許しください。)

17年前よりは TOEIC 業界で多少有名になりました。

ニックネーム「porpor /ぽるぽる」はポルトガル語を勉強していたから。
これ知る人は相当マニアックです。

それはそれで悲しいので、毎年の記念日には書こうと思います。

また、当初はアルファベット表記「porpor」で始めました。
今は「ぽるぽる」と表記していることを知っていますか?
ひらがなの方がかわいく見えるからです。

僕には、乙女心があります。

もし、これを知っていたら、ぽる検定1級です。

先日、大西泰斗師匠に「ぽるぽるとサインください」と言ったら、
「うるせえ、ぽるぽるじゃねえよ」と言われたのはよき思い出です。

🇵🇹

2022年の振り返り

2022年は英語学習が人生で一番停滞した年でした。

2021年の TOEIC Speaking 漬けが一つの理由だと思い込んでいます。

それに加えて、メンタルが落ちていたことも理由でしょう。
一週間の平均学習時間が3時間くらいですから。

また、TwitterなどのSNSに近況を書き込むようになって、
まとめて放出する場面が減ったように感じます。

📱

今後のブログ

ブログは相当なことがない限りは更新しなくなりました。

ですが、990点を取得した2012年から10年以上、紆余曲折があるわけで、
これを記録しておかないのはもったいない、と感じております。

ここ数ヶ月の TOEIC L&R スコアの上下は記録しておきたい。

長らくやってきた TOEIC Speaking に対する取り組みは一つの記事にまとめたい。

イベントのレポートも詳細に記録しておきたい。

voicyという音声プラットフォームを始めています。

YouTubeの更新頻度を高めています。

1年前に6,000名だったUdemyの受講者生は今や10,000名に到達しそうです。

⛰️

やっぱりいろいろと書きたいことはありますし、書いている今がとても楽しいです。
更新頻度を適度に上げていきますね。

㊗️

ひとまず、18年目もよろしくお願いいたします。
18年って高校生活が終わりじゃないですか……。

===

過去のお祝い記事はこちらです。(もしよかったら、拙さも含めてご覧ください)

2022年ブログ公開16周年!Udemy受講者数6,000名突破記念セール

2021年祝15周年!ブログを続ける理由とセール&メルマガ情報

2020年祝14周年!ブログを続けてきて良かった理由

2016年ブログ10周年

2014年ブログ開設8周年記念日。

2013年ブログ開設7周年。

2011年

ブログ開設5周年記念イベント開催!

祝ブログ5周年!

2008年祝2周年!

2007年祝1年!

同じ勉強で満足するな!TOEIC対策の見直し4項目

「勉強内容の見直し」で、
本番のスコアアップを実現しましょう!

普段の勉強と本番のスコアアップを直結させるためには、勉強内容の見直しは欠かせません
同じ勉強を延々と続けていても目標スコアに辿り着けるかどうかは、試行錯誤が必要だからです。

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普段の勉強で身につけた知識やスキルを本番で発揮するためには、
勉強内容を見直すことが重要です。

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それは単なる繰り返しではなく、自己分析と改善の過程です。

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具体的には、以下のポイントに注目して勉強内容の見直しを行ってください。

  1. 弱点の特定と克服
    自己分析を通じて、自身の弱点を明確に把握しましょう。
    その上で、それぞれの弱点に対して効果的な学習方法や対策を見つけ出し、克服していきます。

  2. 問題演習の質と量
    問題演習は欠かせませんが、ただ解くだけでなく質と量にも注目しましょう。
    重要なのは、問題の正解だけではなく、誤った理由やパターンを理解することです。
    また、継続的な演習を通じて、問題に慣れることも重要です。

  3. リスニングとリーディングのバランス
    TOEICはリスニングとリーディングの両方を要求します。バランスの取れた勉強を心掛けましょう。一方ばかりに偏らず、両方のスキルを磨くことで総合力が向上します

  4. 模擬試験の活用
    本番に近い環境での模擬試験は、自身の実力を測る上で重要です。
    模擬試験の結果を分析し、苦手分野や時間配分などにフォーカスして改善を図りましょう。

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勉強内容の見直しは、日々の努力を更に高めるチャンスです。
目標スコアに近づくために、自分自身の学習方法やアプローチを見つめ直し、効果的な改善を行いましょう

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応援しています!
頑張ってください!

990点満点取得者が書いた「TOEIC(R) L&R TEST最強の復習法」をまとめた『戦略特急』を広めたい気持ち

音声メディア voicy の書き起こしに少し手を加えたものです。

#91 育てた子どもに愛情を注ぎ続けて何が悪い

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TOEICのスコアアップを目指す方々へ。私は累計550万部を突破した「特急シリーズ」で『戦略特急』という復習法に関する本を執筆しました。しかし、TwitterやInstagramなどのSNSを見ていると、復習法について知らない方が多いことに驚かされます。

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あるツイートを目にしたとき、私は胸が痛みました。「この本をどうやってやり直せばいいか教えてください」という声が寄せられていたのです。このような状況に遭遇すると、「まずはググってみたり、自分で調べたりしてみたのかな?」と思いますが、私が提唱する復習方法を知っていれば、こうした悲しい状況は回避できるのです。

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私が書いた本が、TOEICで苦しむ方々に届けば、このようなツイートは存在しないはずです。

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もちろん、私が提唱する復習方法は唯一の正解ではありません。しかし、ガイドとして役立つことは間違いありません。私自身、そのガイドとなる一冊が欲しかった経験があるため、本書を読んでくださる方がTOEICの苦手意識を克服し、目標スコアに到達する手助けとなることを願っています。

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もしあなたが、TOEICで苦戦しているのであれば、是非私の本を手に取ってください。その中には、効果的な復習法が詰め込まれています。一度読んでいただければ、自信を持って試験に臨めるようになるはずです。

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TOEICのスコアアップには、ただ問題集を解くだけでは不十分です。

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復習方法を知っていることも重要ですが、何よりも重要なのは自分をTOEICの主人公と見立て、勇者の行動をすることです。『戦略特急』の著者である私は、

自分の時間や経験を注ぎ込んで作り上げたこの本を愛しい子供のように思っています。同じように、あなたもこの本を一冊仕上げることを目標にしてみてはいかがでしょうか?

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最初に『戦略特急』で問題提起されたのは、TOEICの対策本が積読状態になっていることや、問題をたくさん解いているのにスコアが上がらないことなどでした。しかも、同じ問題を何度も解くことに飽きてしまったり、復習方法がわからなかったりすることもあるでしょう。

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そこで、『戦略特急』の著者が提案するのが「勇者の行動」です。無限レベルアップやスルメ理論、宝探し、幽体離脱、自褒め法など、独自のメソッドを用いて、自分をTOEICの主人公と見立ててスコアアップを目指します

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TOEICの勉強に疲れてしまった方、スコアアップに悩んでいる方、自分を勇者に見立てて新しい方法を試してみませんか?『戦略特急』は、復習方法や問題解決方法を詳しく解説しています。一冊仕上げることで、あなたも勇者として活躍できるかもしれません。

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TOEICスコアアップを目指す読者の皆さんへ。この方法論を使ってスコアアップすることができると、私は自信を持ってお伝えします。あなたたちは、多くのTOEIC対策本がある中、何を選べばいいのか悩んでいるかもしれません。しかし、『戦略特急』を極めることで、どんな問題にも対応できる知識と戦略を手に入れることができます。

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しかし、復習は飽きるものです。新刊の誘惑もあるかもしれません。情報の豊富さから、Twitterなどで見かけた未知の本に興味を持ち、手に入れたとしても、ただ読んだだけでは変わりません。TOEIC対策本も例外ではありません。

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結果を出すには、行動し、試行錯誤しながら取り組むことが必要です。

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『戦略特急』によって身に付けた知識や戦略を実践し、徐々に成果が現れてくることもあれば、一気に結果を出すこともあるでしょう。この本を読めば、成果に繋がらないということはないと思っています。筆者は多くの時間とエネルギーをかけ、再現性の高い内容を提供するために努めました。ただし、すべての人に合うとは限りません。しかし、『戦略特急』を極めることで、TOEICスコアアップへの確かな近道を手に入れることができます。

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この本を読んで効果があったページは、ぜひ撮影して、TwitterやInstagramに投稿してください。その際は、ハッシュタグ「#戦略特急」を付けて投稿していただけると、必ずいいねやリツイートでお返しします。私たちは、この本をたくさんの人々に広めるために、力を注いでいきたいと考えています。

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英語学習において、スコアアップは大きな目標です。私たちは、読者の方々が自分自身の能力を感じ、自信を持って英語を話せるようになることを願っています。もし、TOEIC対策が難しく感じる場合や、上達がなかなか実感できない場合には、ぜひこの本を手助けにしてください。私たちは、この本が多くの人々に届くことを願っています。

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売れなくても、読んでいただけることが何よりも大切です。(もしご興味をお持ちいただけたらば、Amazonを覗きに行ってみてください!)

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今回は以上ですが、ぜひあなたの感想をTwitterでシェアしてください。私たちは、確認次第、必ずいいねやリツイートでお返しします。一緒にこの本を広めていきましょう!

【永久保存版】TOEIC 対策にシャドーイングを上手に取り入れる方法

「TOEIC 素材を使って、リスニング力を大幅アップさせたい」
「英語をただ聞くだけでは飽きてしまい、学習法にバリエーションを加えたい」
「シャドーイングが効果的な学習法だと聞いたんだけど、具体的なやり方がわからない」

TOEIC 対策に「シャドーイング」を取り入れることは有効です。

「シャドーイング」とは、英語を聞きながらそれを真似する方法。単にリスニングをするだけよりも負荷がかかり、その分、力もつくようになります。

一方で、負荷がかかる分、簡単に取り入れられる学習法ではないことも確かです。

実は、「シャドーイング」は通訳訓練法の一つです。通訳とは英語を使うプロフェッショナルですから、TOEIC という試験対策に必要なのかは疑問です。

そこで、今回は「シャドーイング」を取り入れるための準備内容や実際の勉強方法についてご説明します。

👓 この記事を書いているぽるぽるのプロフィール 👓
・講師(東京海洋大学/市進予備校/天狼院書店)
・著書(TOEIC TEST 戦略特急/毎日の英単語)
・国内独学・留学なしで TOEIC 990点満点・英検1級

目次

  1. 👓 取り組むパート
  2. 👓 事前準備❶:完全理解
  3. 👓 事前準備❷:正しい音のインプット
  4. 👓 事前準備❸:自分のペースで音読
  5. 👓 本番❶:スクリプトありシャドーイング
  6. 👓 本番❷:スクリプトなしシャドーイング
  7. 👓 TOEIC 対策時の真実

👓 取り組むパート

現在のレベルによって変わりますが、初中級者は「Part 1, 2」の短文から始めることをオススメします。シャドーイングと聞くと、長めの英文を素材にするように思われるかもしれません。

ですが、長いと大変なのは確かです。まずは短いものから攻略していきましょう。

上級者は「Part 3, 4」の長文を使う方向でOKです。ただ、TOEIC のスコアが高くとも、音読やシャドーイングに慣れていないと、Part 3, 4 でシャドーイングを行うのは苦労します。

上級者であっても、シャドーイングを難しく感じたら、Part 1, 2 でトライするのは大いにありです。

👓 事前準備❶:完全理解

扱う素材に対して、「文法(構文)」も「語句」もわかる状態に仕上げてください。ここを疎かにする人が多いです。完全に理解するまで素材をよみこむべきです。なんとなくわからないという状態では、シャドーイングもなんとなくの完成度になってしまいます。

素材を覚える必要はありません。

理解度をMAXまで高めることを意識してください。

事前準備で一番時間のかかるところですが、根気よくやりましょう。

👓 事前準備❷:正しい音のインプット

正しい音のインプットとは聞きなれないかもしれませんが、要は、何度も聞くということです。スクリプトを見ながらで構いません。「英語がこんな風に発音されているんだ」という事実を確認しましょう。

「何回聞けば良いか」という疑問が湧いた方に対しての答えは、正しい音が自分の脳にこびりつくまで、です。超抽象的です。決まった回数はありません。納得の行くまでやりましょう。

この時点で自分で言えるかどうかは気にする必要はなく、とにかく正しい音を脳に刻み込むイメージを持ってください。

👓 事前準備❸:自分のペースで音読

最後の準備にいきましょう。

自分のペースで音読することです。これをやらずにシャドーイングをすると、頭も口も音声のスピードについていくことができません。最初はじっくりと読んで、徐々にスピードを上げていきましょう。

発音が気になる方がいると思いますが、正しい音がインプットされているので、正しい音に無意識に近づけて発音しようとするはずです。

裏を返せば、正しい音が頭をよぎらないようであれば、前の事前準備が足りない証拠だと言えるでしょう。

👓 本番❶:スクリプトありシャドーイング

シャドーイングはスクリプトを見ないで行うものですが、ここまで事前準備を行っても、いきなりシャドーイングは難しいです。そのため、スクリプトを見ながらシャドーイングを行いましょう。

・音声を聞き取りながら、スクリプトを目で追う
・音声を再生するつもりで、音から少し遅れて声に出す

字面だとなんだか難しそうですが、実際にやってみるともっと難しいと思います。

正直、TOEIC 対策としてはここまででも良いと思っています。次に書く「シャドーイング」は本当に負荷が高く、ぼくはオススメしていません。スクリプトありシャドーイングで仕上がったら、何も見ずに音声を聞く。それで問題がなければ、素材の消化としてはOKだと判断しています。

ただ、「シャドーイングができるようになりたい」という思いでお読みいただいている方もいらっしゃるでしょうから、次のチャプターでご紹介しますね。

👓 本番❷:スクリプトなしシャドーイング

これは読んで字のごとく、スクリプトを見ることなく、聞こえた音声を声に出します。かなり難しいとハードルを上げてきましたが、事前準備を丁寧に行い、スクリプトなしシャドーイングを何度も行うことで、だいぶうまくできるようになります。

ここまでたどり着くには、結構な準備や労力が必要なのがおわかりいただけたのではないでしょうか。なかなか大変ですが、スクリプトなしシャドーイングができると、音声だけで勉強ができるので、スキマ時間も使い放題です。

👓 TOEIC 対策時の真実

いろいろなところでお伝えしていますが、ぼくは TOEIC 対策時に「音読」すらほとんどやっていません。音読をしたことがないというと嘘になりますが、音読をメインの学習法として据えたことはありません。シャドーイングはなおさらです。

ここまで熱く語ったのは何なんだ、というくらい。ぼくが声を大にして言いたいことは以下にまとまっています。

TOEIC は音読なしでもハイスコアは取れる。というか、990点満点までいける。ぼくは満点までに音読をしたことがあるものの、TOEIC 素材はほぼなし。TOEIC で問われる読み聞きだけに集中した。これでは話せるようにならないと思われるが、目標達成を優先した行動基準。目標に照らし合わせた行動を。

このツイートの裏には「『音読をしないとスコアが上がらない』ということはない」というメッセージがあります。シャドーイングも同じです。

現状に照らし合わせて、学習方法を見直す必要はあります。ただ、「この学習方法をやっていないからスコアが上がらない」というのは少し強引です。

今やっていることをしっかりとやれているか、という話。

音読する暇があるなら、正しい音をインプットしようよ、みたいな。

TOEIC のスコアアップをしたいならば、「聞くことの優先順位が高いでしょ」ってことです。

やるべきことをやっているのか?

もちろん、必ず通らないといけない道はあります。単語とか文法とか。マストのことを押さえたら、あとはどんなやり方でも成果さえ出せば、文句なしです。

成果から目をそらさない。

成果につながっているのかを常に考える。

やり方はあくまで手段だから、そこに囚われすぎるのはNGです。

結果、出そう。

動画でも説明しています。

恩師と仮想ライバルの背中を追いかけて(新連載)

英語学習やTOEIC対策を行う上で、恩師となる先生とライバルの存在は欠かせません

自分の英語観(見方)や英語感に軸を通してくれる先生がいると、迷った時や伸び悩んだ時に立ち返ることができます。壁にぶつかる理由は、だいたい変に自己流で行ってしまうことが多いからです。先生が言っていることにズレるような、自分のやり方をする。それだと結果が出にくいのは自明ですよね。先人の教えを真似ることによって、成果が出るものですから。

一方で、競うライバルの存在も重要です。英語学習は孤独が付き物です。いくら学習仲間を作ったところで、学ぶ時間は一人だからです。自分の「できない」に向き合い、「できる」ように練習する。その時間は仲間をいくら作っても、一人で行うしかありません。それを避けて通ることはできません。

■恩師との出会い

僕がそれに気づいたのは、TOEIC対策を本格的に始めた2006年です。このブログを始めたのも同じ時期です。実は、TOEIC対策のために始めたというよりも、TOEICを対策しようと思った時期に出会った先生のサインを自慢したくて記事を書き始めた、というのは本邦初公開かもしれません。

深夜にNHK Eテレで放送されていた「ハートで感じる英文法」を偶然に視聴して、全身に雷のような衝撃が走ったことを覚えています。記憶を美化しているところもあるかもしれませんが、翌日には『ネイティブスピーカーの前置詞』を立ち読みして、さらなる衝撃を受けたことも覚えています。あれは、今もあるかわからない、調布駅前の交差点にある書店の地下一階でした。

それが、今では師と仰ぐ大西泰斗先生に出会うキッカケでした。冒頭に述べた、現在の英語観や英語感に軸を通してくれた偉大な先生です。

■共通項のある仮想ライバルとの出会い

そこから TOEIC 対策で学んだ内容や気づき、本の紹介などをブログで行い始めました。そして、割と初期に HUMMER こと濱崎潤之輔さんに出会うことになります。「大西先生をリスペクトする存在」であることが最大の共通点になったと記憶しています。

それに加えて、同じく TOEIC で満点を目指す「ライバル」として(ライバルと断言できる実力は自分にはなかったので、仮想ライバルだと思って)見ていたことも鮮やかに覚えています。彼のブログ記事から刺激をもらいながら、自分の勉強を進めて、彼の刺激になるべく頑張ったように思います。

■自分の気持ちに素直になる

僕にとって偉大な二人がお酒を酌み交わす場面がツイートされました。

しかも、恩師は「ラジオ英会話」という名物番組の名物講師であり、仮想ライバルはその番組で「番組に関する連載」を書くと決まっていました。

正直に告白すると、悔しい気持ちが99%でした。同じラジオ番組で英語学習業界を盛り上げていくという状況を理解した上でも、仮想ライバルが、僕の恩師の隣にいるのは悔しかった。

彼らとは実力の差や努力の差があるのは十分承知しています。でも、悔しくて仕方がなかった。

2006年に始めたブログ初期の「僕だってやってやる」という気持ちを思い出しました。このツイートを見た瞬間に心についた火は「絶対に絶やしてならない」と筆をとった次第です。忘れてはならない。忘れないように書き留めておきたい。強くそう思っています。

二人に並ぶ日が来るまで、三人で英語学習業界で並ぶ日まで、僕は走り続けます。

■連載予告

彼らと気持ちだけでもご一緒できるように、ぽるぽるのガチで「ラジオ英会話」という月一の記事をこのブログで書いていきます。熱量高めに、詳細まで語っていく予定です。基本的に、月の放送が始まったタイミングで、濱崎先生と同テーマの内容を扱っていきます。もちろん、内容はぽるぽるオリジナルで書いていきますので、お楽しみにお待ちください。

英語学習に潜むMOTTAINAIを探そう!

TOEIC を中心に英語講師をしながら、英語学習本の編集者をしているぽるぽるです。

英語力アップやTOEICのスコアアップ、モチベーションアップにつながるヒントをお伝えしていきます。

学習者として

講師として

編集者として

プロ目線の思考から、自分にぴったりな考え方を抜き取ってください!

娘(7)と彼女のお友だち、妹と公園で走り回ったら、体がバッキバキでした。普段運動をしないものですから、動き回っている途中から体が悲鳴をあげていたように思います。それなのになぜつづけたか。ボケるたびに笑ってくれるからです。「生きているんだな」と思える。自己肯定感が高まりました。大げさでしたね、ごめんなさい。

Today’s Action:自分の学習に潜むMOTTAINAIを探そう!

今日は月曜日です。新しいトークテーマを設定しました。その名も「MOTTAINAI」です。ぼくがこれからやろうとしているTOEICの事業について想いや狙いを中心に話していきます。よく「アイデアはパクられるから」と言う人がいますが、それで実現されたらそれまでだし、ぼくが実現しても、もっと資金力があるところに潰されるだけです。自由に話していきます。

中心テーマ:TOEIC事業

対象は「大学生、特に大学1年生」です。

多くの方にとって、大学受験時が英語力が高まるタイミングです。そのままTOEICを攻略すれば楽なのに、それをやらないのは「MOTTAINAI」。ということで、事業名も「MOTTAINAI」を使っています。

事業プレゼンをするキッカケがあって、審査員の方から「事業もその名前にするのか」と聞かれて「ダサいので嫌です」と答えたのですが、一周回って輝いて見えるので、この名前を採用しています。

Today’s Action(again):自分の学習に潜むMOTTAINAIを探そう

YouTubeチャンネル「ぽるえいご」を更新中です。TOEICを中心に英語の話をしています。役立つ1メッセージを決めて、それにまつわる話を10分くらい。気になる方は概要欄に貼ったURLをご確認ください。

【永久保存版】2022年ベストバイの英語教材

2022年はどのような英語学習の本を買いましたか?

2020年や2021年に引き続き、今年も勝手に開催いたします!

2022年に買うべき英語教材のご紹介です。

ぼくは学習者・講師・編集者・著者の側面を持っています。そのため、語学書に対してかなり目が肥えている自信がありますます。語学書業界には長年いるので、今後の学習にお役立ていただければ幸いです。

参考までに過去の教材紹介記事です。


2020年ベストバイの英語教材

http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=4919

2021年ベストバイの英語教材

http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=5148


今年ノミネートした本は11冊です。ジャンル別に紹介しつつ、最後にベストバイをご紹介したいと思います。(ただ今、選考中です)

☑︎師匠の追っかけは続く

勝手に英語教師の師匠として追いかけている大西泰斗先生の著作はすべて目を通しています。期待以上を超えてくるのが大西先生のすごさです。

『総合英語FACTBOOK』

大西泰斗著・桐原書店

神本、改訂版。各チャプターの冒頭にあるQRコードから飛べる動画が秀逸です。文法書は読むだけではなく、動画を見る・音声を聴くこともスタンダードにしたいという想いを感じます。

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『英語文法マップ』

大西泰斗著・NHK出版

日本人が英語習得で乗り越える壁である「語順の違い」に着目した一冊です。2020年度の「ラジオ英会話」を編集したもので、コンパクトにまとまっています。例文の量も適切で、数日で一気に読み終えると英語の見え方が変わるように感じます。

☑︎TOEICはリーディングセクション対策がブーム?

2022年、TOEICの運営団体であるIIBCが割と攻めてきましたね。公式系が市場を賑わせていたように思います。公式はある種殿堂入りであるため、それ以外の本をご紹介します。なんだかリーディングセクションの対策本が多めに感じます。

『TOEIC(R) L&R TEST 出る問特急 金の文法』

TEX加藤著・朝日新聞出版

TEX先生が手がけた問題は「公式系の次」にやっておくべきではないかと思うくらい良質です。文法問題の英文に収録されている単語がさりげなく新出なものもあり、素晴らしいですね。

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『TOEIC(R) L&R TEST 音読特急 速聴力をつける』

駒井亜紀子、Daniel Warriner著・朝日新聞出版

記事

voicy

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『TOEIC(R) L&R TEST 読解特急3 長めの記事編』

神崎正哉、TEX加藤、Daniel Warriner著・朝日新聞出版

改訂前は「上級編」でしたね。「350語くらいの長めの文章×記事」という高負荷なところが好きです。この本の英文がすらすらと読めるようになれば、本番は楽になるでしょう。ただ、この本を使いこなすには相当な英語力が必要です。

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『TOEIC(R) L&R TEST 超速スコアアップ特急 Part2&5を狙え』

Jun、Ross Tullock著・朝日新聞出版

短文から攻略という切り口が新しいです。対策に行き詰まっている人はこの一冊で短文パートをやり込むのも手です。Part 2は変化球の具合が絶妙で、Part 5は900overでも苦戦する問題が収録されていました。発音に踏み込む解説も好き。

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『TOEIC(R) L&R テスト 990点攻略 文法・語彙問題1000』

濱崎潤之輔著・旺文社

990点取得には Part 5 の語彙問題の詰めが欠かせません。リーディングセクションで495に近いスコアを目指す方は語彙問題だけでもやってみると良いですね。

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『解きまくれ! リーディングドリル TOEIC(R) L&R TEST PART 5&6』

大里秀介著・スリーエーネットワーク

Part 5 の問題はもちろん、Part 6 の重要な英文の解説に「構文解析」の説明があるのは素晴らしいです。この手の説明は省かれることが多いため、レアです。対象スコアが860点以上と高いですが、それより低くても英語の読み方を学ぶのにうってつけの一冊です。

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☑︎資格試験以外は昨年の反動?

いろいろな語学書を手広く見ていますが、「これはいい」と思えるものがあまりなかった印象です。2021年は資格試験を除いた「英語」の本が豊作だったからでしょうか。それでも、その中に素晴らしい本はあるのも確かです。

『今度こそすらすら読めるようになる「ニュース英語」の読み方』

三輪裕範著・ディスカヴァートゥエンティワン

校正で担当した本です。題材が2021〜2022年のものが主で、リアリティを持ちながら楽しめる一冊。記事もたくさん収録されていて、三輪先生の知見の深さに唸りました。資格試験を終えてから語彙力やリーディング力を伸ばしていく接続に使えます。

voicy

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『英語ライティングの極み』

鈴木瑛子著・DHC

極みと題しているだけあって、それなりの英文を書ける人が洗練されたものをアウトプットするための本です。その技術を50のルールにまとめたこともすごい!体系化されている証拠ですね。

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『1ヶ月で洋書が読める タニケイ式英語リーディング』

谷口恵子著・プチレトル

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『英語は決まり文句が8割』

中田達也著・講談社

タイトルにある通りで「もっと定型表現を仕入れねば」と思わせてくれます。決まり文句がなぜ重要かを示してくれるため、モチベーション維持にも役立つ内容になっています。


以上が2022年に気になった語学書です。まだ使い途中のものもあるため、終わり次第にYouTubeやvoicyでご紹介していきます。

では、最後にベストバイを僭越ながら選ばせていただきます。(ただ今、選考中です)