Category

Category Archive 文法

【永久保存版】2022年ベストバイの英語教材

2022年はどのような英語学習の本を買いましたか?

2020年や2021年に引き続き、今年も勝手に開催いたします!

2022年に買うべき英語教材のご紹介です。

ぼくは学習者・講師・編集者・著者の側面を持っています。そのため、語学書に対してかなり目が肥えている自信がありますます。語学書業界には長年いるので、今後の学習にお役立ていただければ幸いです。

参考までに過去の教材紹介記事です。


2020年ベストバイの英語教材

http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=4919

2021年ベストバイの英語教材

http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=5148


今年ノミネートした本は11冊です。ジャンル別に紹介しつつ、最後にベストバイをご紹介したいと思います。(ただ今、選考中です)

☑︎師匠の追っかけは続く

勝手に英語教師の師匠として追いかけている大西泰斗先生の著作はすべて目を通しています。期待以上を超えてくるのが大西先生のすごさです。

『総合英語FACTBOOK』

大西泰斗著・桐原書店

神本、改訂版。各チャプターの冒頭にあるQRコードから飛べる動画が秀逸です。文法書は読むだけではなく、動画を見る・音声を聴くこともスタンダードにしたいという想いを感じます。

===

『英語文法マップ』

大西泰斗著・NHK出版

日本人が英語習得で乗り越える壁である「語順の違い」に着目した一冊です。2020年度の「ラジオ英会話」を編集したもので、コンパクトにまとまっています。例文の量も適切で、数日で一気に読み終えると英語の見え方が変わるように感じます。

☑︎TOEICはリーディングセクション対策がブーム?

2022年、TOEICの運営団体であるIIBCが割と攻めてきましたね。公式系が市場を賑わせていたように思います。公式はある種殿堂入りであるため、それ以外の本をご紹介します。なんだかリーディングセクションの対策本が多めに感じます。

『TOEIC(R) L&R TEST 出る問特急 金の文法』

TEX加藤著・朝日新聞出版

TEX先生が手がけた問題は「公式系の次」にやっておくべきではないかと思うくらい良質です。文法問題の英文に収録されている単語がさりげなく新出なものもあり、素晴らしいですね。

===

『TOEIC(R) L&R TEST 音読特急 速聴力をつける』

駒井亜紀子、Daniel Warriner著・朝日新聞出版

記事

voicy

===

『TOEIC(R) L&R TEST 読解特急3 長めの記事編』

神崎正哉、TEX加藤、Daniel Warriner著・朝日新聞出版

改訂前は「上級編」でしたね。「350語くらいの長めの文章×記事」という高負荷なところが好きです。この本の英文がすらすらと読めるようになれば、本番は楽になるでしょう。ただ、この本を使いこなすには相当な英語力が必要です。

===

『TOEIC(R) L&R TEST 超速スコアアップ特急 Part2&5を狙え』

Jun、Ross Tullock著・朝日新聞出版

短文から攻略という切り口が新しいです。対策に行き詰まっている人はこの一冊で短文パートをやり込むのも手です。Part 2は変化球の具合が絶妙で、Part 5は900overでも苦戦する問題が収録されていました。発音に踏み込む解説も好き。

===

『TOEIC(R) L&R テスト 990点攻略 文法・語彙問題1000』

濱崎潤之輔著・旺文社

990点取得には Part 5 の語彙問題の詰めが欠かせません。リーディングセクションで495に近いスコアを目指す方は語彙問題だけでもやってみると良いですね。

===

『解きまくれ! リーディングドリル TOEIC(R) L&R TEST PART 5&6』

大里秀介著・スリーエーネットワーク

Part 5 の問題はもちろん、Part 6 の重要な英文の解説に「構文解析」の説明があるのは素晴らしいです。この手の説明は省かれることが多いため、レアです。対象スコアが860点以上と高いですが、それより低くても英語の読み方を学ぶのにうってつけの一冊です。

📄

☑︎資格試験以外は昨年の反動?

いろいろな語学書を手広く見ていますが、「これはいい」と思えるものがあまりなかった印象です。2021年は資格試験を除いた「英語」の本が豊作だったからでしょうか。それでも、その中に素晴らしい本はあるのも確かです。

『今度こそすらすら読めるようになる「ニュース英語」の読み方』

三輪裕範著・ディスカヴァートゥエンティワン

校正で担当した本です。題材が2021〜2022年のものが主で、リアリティを持ちながら楽しめる一冊。記事もたくさん収録されていて、三輪先生の知見の深さに唸りました。資格試験を終えてから語彙力やリーディング力を伸ばしていく接続に使えます。

voicy

===

『英語ライティングの極み』

鈴木瑛子著・DHC

極みと題しているだけあって、それなりの英文を書ける人が洗練されたものをアウトプットするための本です。その技術を50のルールにまとめたこともすごい!体系化されている証拠ですね。

===

『1ヶ月で洋書が読める タニケイ式英語リーディング』

谷口恵子著・プチレトル

===

『英語は決まり文句が8割』

中田達也著・講談社

タイトルにある通りで「もっと定型表現を仕入れねば」と思わせてくれます。決まり文句がなぜ重要かを示してくれるため、モチベーション維持にも役立つ内容になっています。


以上が2022年に気になった語学書です。まだ使い途中のものもあるため、終わり次第にYouTubeやvoicyでご紹介していきます。

では、最後にベストバイを僭越ながら選ばせていただきます。(ただ今、選考中です)

【永久保存版】2021年ベストバイの英語教材

書きかけで保存されていた記事を1年後にそのまま公開しました。

YouTubeでは2021年TOEIC本ベストバイをご紹介しました。

サムネでネタバレ感

ここからが記事の本編です!(2021年のテイでお読みください)

2021年もコロナウイルスに振り回された一年でしたが、いくらか外出がしやすくなり、英語学習の友である「本」を買いやすくなったように思います。皆さんはどのような本を買いましたか?

2020年に引き続き、今年も勝手に開催いたします!

参考:2020年ベストバイの英語教材

ぼくは学習者・講師・編集者の側面を持つため、結構目が肥えています。語学書業界には長年いるので、今後の学習にお役立ていただければ幸いです。

今年ノミネート(=ぼくが自腹で購入)した本は20冊。ジャンル別に紹介しつつ、最後にベストバイをご紹介したいと思います。

🏃

師匠の追っかけ

ぼくの英語学習を変えるきっかけをくれた大西泰斗先生のご本。今やラジオにテレビに大忙しの先生です。テレビに出たことで、出会った人が多いのではないかと思います。

『英会話 話を組み立てるパワーフレーズ 講義編』
『英会話 話を組み立てるパワーフレーズ トレーニング編』

2020年の「ラジオ英会話」の内容を再構成したものです。「フロー」という話の展開を組み立てるフレーズを教えてくれます。単語や文法だけを学んでいても、抜け落ちがちなところです。というか、意識的に学べる教材はなかったように思います。

前者には540分、後者には360分の音声が付いているため、独学には向いていると感じます。Eテレ「英会話⭐︎定番レシピ」の内容がぴったりな方は、こちらを強くオススメします。

👨‍🏫

相変わらず人気の TOEIC

受験者数は減っているものの、英語力を計測する試験として人気があります。個人的に、TOEIC の本はほとんど買わないと決めているのですが、依然として良書が出てくるため、研究用に買ってしまいます。

『TOEIC L&R TEST 読解 特急4 ビジネス文書編』
『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』
『TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング』

お世話になっている特急シリーズ。いつも「もう出し尽くしたかな」と思いきや、新作を出してくるあたり、さすがです。

『読解特急』は改訂版です。ビジネス文書はパターンが決まっている分、型を習得すれば爆速で読めるようになっていきます。『読解特急4』は早めに攻略しておくのがベターです。

『暗黒のフレーズ』は、ダースベイダー並みに手強いです。迂闊に手を出しにくいですが、今後 TOEIC に出ると予想した単語が収録されているのが粋です。単語を完璧にして臨みたいという人が、最後の一押しとして使う一冊でしょう。

『5分間特急』は「忙しい人のため」を思う気持ちが伝わってくるコンセプトです。本当にサクッと取り組みやすい上に、解説が絶妙なコンパクトさなので、多くの方が重宝するでしょう。


『1日1分! TOEIC L&R テスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略』

こちらも定番のシリーズです。本番さながらのテスティングポイントが収録されているので、事前に解いていくことで、本番でデジャヴ感を抱くことができるでしょう。毎度言いますが、英文が難しめなので、リーディングの練習になるのもグッドです。


『英英英単語 TOEIC L&R テスト スコア990』

英英英単語もシリーズです。個人的には、「まさか TOEIC に、しかも、満点レベルに手を出すとは」という衝撃です。良い意味で。難しい単語をどう覚えるかは人それぞれですが、噛み砕いた英語で理解するのは良い手法です。本番では、難しい単語は言い換えられることがあるため、その点もコンセプトと合っていて素晴らしいです。

📕

新書で英語学習の時代

2020年の終わりに『英語独習法』がヒットしました。そこから新書で英語学習する流れができたように思います。すべてを追いかけ切れていませんが、Twitter を中心に話題になっているものは購入しています。

『英語の読み方』
『英語の思考法』
『英語の学び方』
『伝わる英語表現法』(2021年復刊)

今まで新書はさほどチェックしていませんでした。ただ、どの本も「素晴らしい」と唸らされました。正直、隅から隅まで読めているわけではないのですが、取り上げている切り口が新鮮でした。

🗞

立ち返るリーディングの世界

『英文解体新書2』
『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』

両方とも少しずつしかかじっていません。ただ、読めるようになることは「できる」ようになった感覚がわかりやすくて良いですね。しかも、読むレベルが上がれば、扱える情報も増えるわけです。

👀

ライティング新時代

『英語ライティングの鬼100則』
『自由英作文の合格教室』

一昔前はライティングのお手本となる本はなかったように思います。でも、このお二方が降臨してくれたおかげで、一気にライティング本のハードルが上がりましたね!ライティングの骨格を作ってくれる2冊でしょう。

✍️

英会話力アップの新しい切り口

『3分間 パワー音読トレーニング』
『英語が話せる人はやっている魔法のイングリッシュルーティン』
『TOEIC 300点から同時通訳者になった僕の英語学習法』

前から知られる「パワー音読」とその実例と具体例を示す本。そこに割って入ってくるのが「イングリッシュルーティン」。新時代の到来の予感です。


それでは、ベストバイ発表!

2021年TOEIC部門

『TOEIC L&R テスト 詳説英文法』

この本に対する熱量は、冒頭のYouTubeの動画の中でも語っています。

著者のHUMMERさんのTOEIC知識が詰まった「最高傑作」だと感じます。正直、一周目ですべての知識を吸収するのは難しいです。でも、何周も何日もかけて自分のモノに変えていけば、必ずTOEICのスコアアップにつながります。

2006年からTOEIC本の研究をしていますが、過去トップ3に入るのではないかと。

🔥

全人類マスト部門

『それわ英語ぢゃないだらふ』

英語教育に対する指摘やそこからの脱却など、英語学習をするための本ではありません。ただ、英語学習をする上では絶対に知っておきたい事実と仮説が書かれています。

学校で英語を学んできた日本人にとって救世主となる本です。英語と日本語の圧倒的な違いである「語順の違い」をどのように乗り越えていくかが見えてくるからです。

今後の学習内容の展望も見えてきますから、できるだけ早く読んでおいてほしい一冊です。

🇯🇵

以上、2021年の英語教材まとめでした!

『TOEIC L&R TEST 文法特急』増補改訂版を解き終えた感想(速報)

「TOEIC の勉強を始めたいんだけど、何からやれば?」
「まずは、文法特急から始めよう」

2021年3月5日。
TOEIC 学習者が必ず使用する対策本が爆誕しました。

旧版はシリーズ70万部を突破したベストセラー本の増補改訂版です。
すでに旧版をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
それくらい「TOEIC 対策をするならば、通るべき道」となった一冊です。

『文法特急』は900点突破に間違いなく寄与した一冊なので、
速報ということで、一冊を解き終えた感想を残しておきます。

 

クラシカルな問題を収録

旧版はしばらく解いていなかったので、新鮮に、フラットに解きました。

全153問、終始「TOEIC に出るよな」という感覚を抱かせてくれました。
クラシカルと言ったのは、昔も今も変わらない出題ポイントがあるということ。
そして、そのほとんどのポイントを一冊で押さえていると言えるでしょう。

著者の花田先生はご自身のブログで次のようにおっしゃっています。

僕にとっては初の書籍ということで手探りのまま書いたのですが、10年以上たった今でも、無駄な問題は1つたりともないと断言できます。

20年以上にわたりTOEICを今もなお受け続けながら感じているのは、ネイティヴやTOEICが大切にしている文法ポイントは不変で、テストの形式は変われど、いまだに同様の問題が出続けているということです。

文法特急の増補改訂版 3/5発売です!

常に受験をして、研究を続けている先生だからこその言葉です。
後発である講師も学習者も学びがあるものに仕上がっていると断言できます。

初級者がクラシカルな問題を押さえておくのは自然な流れではあります。
一方、中級者や上級者は難しい問題に手を出していきがちなのですが、
クラシカルな問題をいかにスピーディーに正確に解けるかは大事なポイント。
誰もが通るべき道である一冊というのは変わりありません。

 

上級者にも歯ごたえのある問題を掲載

この本は進むにつれて、初級編から中級編、上級編と展開します。
『文法特急』は初中級者向けの本と思っているならば、侮るなかれ。
上級編の問題(47問)は簡単に解くことができないのではないでしょうか。

実際、ぼくが全力で取り組んだところ、次のような結果でした。
153問中「4問ミス」というなんとも言い難い結果です。
(30分で通しで解いて、後半は失速したというのは言い訳)
このミスのほとんどが上級編でのものです。

ある程度のレベルの方であれば、
「もうちょっとでできたのに」という問題が多くあるはず。
その体験は伸びシロにつながるものなので、
この本で同じような体験をしていただけると信じています。

 

解説を読んでいるだけで楽しい

現時点で解説の朗読音声は聞いていないのですが、
話し言葉で書かれている解説は頭に入って来やすいです。
文字で読むだけでわかりやすいならば、
音声はさらに聞きやすいと予想しています。

正解の選択肢の根拠はもちろん、
不正解の選択肢についても明確に説明されているため、
頭の中のモヤモヤが晴れることは間違いありません。

解説を読んで理解したつもりで終わるのは危ないので、
その辺については次回の記事で触れていきます。

取り急ぎ「いい本だよ」ということを伝えたくて、
速報記事としてお届けさせていただきました。

もし増補改訂版を使った方がいたら、コメントをいただけると嬉しいです。
『文法特急』トークをいたしましょう!

最高のクオリティー!『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』TEST 2 を解いてみた

 

第226回 TOEIC L&R 公開テストを受験された皆様、お疲れさまでした。
試験前のつぶやきを掲載しておきます。

 

 

はい、ぼくは受験をしませんでした。
今年は受験回数が少なめですが、お気になさらずに。
つぶやきにもあった通り、模試を2時間通しで解きました

しかも、開始時間は13時より前倒しになってしまいましたが、
単に解くだけではなく、栄養ドリンクを飲んだり、昼食は少なめにしたり、
本番さながらの集中力で臨みました

 

というのも、使用する模試がこれだったから。
『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』

 

 

公式が作成した問題に対してはいつもと臨み方が違います。
自身に「本番だと思え」と何度も言い聞かせましたから。
7月から本番から遠ざかっていますから、どうなるかと思いながらも、
2時間を最高の集中力で臨めたと思います。

 

結果は果たして。

 


Listening:97/100
Part 1:6/6
Part 2:25/25
Part 3:36/39
Part 4:30/30

Reading:94/100
Part 5:29/30(7分30秒)
Part 6:15/16(7分30秒)
Part 7:51/54(SP21分30秒/DP8分00秒/TP21分30秒)

 

「やっぱり公式はすげー」

解きながらこのように思いました。
何がすごいって、難易度や出題傾向など「本番さながら」なんですよね。
市販の模試とは比べ物にならないクオリティーだと感じています。
よく情報誌やサイトで「『公式問題集』を繰り返しやれ」と言われますが、
その類の情報は当たっていると考えています。
TOEIC を攻略する上で、『公式問題集』は外すことのできないアイテムです。

 

*『公式問題集』でスコアアップを一緒に目指す講座はこちら↓
人生を変える TOEIC スコアアップ短期集中学習塾

 

正解数も今の実力を表していると思います。
トータルスコアは960-970あたりでしょう。

 

リスニングは心地よい難易度です。簡単すぎず難しすぎず。
特に、Part 2 は秀逸だと感じました。
少しでも気が抜けると「やられる」という本番の緊張感が漂います。

 

リーディングは「公式だから本番より簡単」と言われることが多いですが、
Part 5, 6 については、本番と変わらない標準的な難易度だと思います。
この TEST 2 が解けないのに、いろいろなものに手を出すのは危険ですね。
一方、Part 7 は本番より分量がやや少なめか、正解を導きやすい設問や選択肢が多かったでしょうか。
どちらにせよ、真正面から読み、記憶し、正確に照合する力が問われますね。

この半年は公開テストを受験できていないのですが、
特に Part 7 が難化していると聞きますので、おそらくこの感覚は当たっているでしょう。

 

新しく発売された『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』に目移りしそうですが、
その前に『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』を繰り返し解き、復習したいものです。

『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』はまだ解いていないので、
難易度はわかりませんが、解き次第、レビューを記事にしたいと思います。

楽しみにお待ちくださいませ。

 

現時点で本番に最も近い、最高のクオリティー。

ハートで感じる英語塾!最終回

 こんばんは。もう今年も終わりですねー。
新しい年になる前にやっておきたいことってありませんか?

この書庫をしっかり書き終えることもそのうちの一つ。笑

『ハートで感じる英語塾』も27日が最終回でした。タイトルは…

ことばは体感がすべて

というもの。

でも、テーマは「過去形」の距離感がかもし出す様々な表現を取り上げています。
その「過去形」は

遠く離れた

を表す形。

この体感は丁寧表現・控えめ表現・仮定法と様々なところで出てきます。
ここで全てを取り上げることはしません(ご要望があればしますが…)。

今回は高校で出てくる英文法の中で厄介と言われる仮定法を取り上げます。
2つの例を見ながら見ていきましょう。

 If you married me, I would be happy.

仮定法は「ありえない、実現可能性が低い」ことを話すときに使うと言われています。
ここで出てくるのが「過去形」ですが、なぜ現れるのでしょうか。

やはり「過去形」に伴う体感が関わってきているのです。

遠く離れた→現実離れ

を表しているわけですね。

 If you marry me, I will be happy.

この現在を表す形と比べてみると差は歴然です。
現在形を使って述べれば、たちまち「可能性はある」ように感じられます。

でも、仮定法を使えばほとんど「可能性は感じられない、現実ではありえない」感じが漂うんですね。

これで、現在の仮定を表現しているのに「過去形」が使われるのは当然のように感じられませんか?
現実離れのキモチを乗せるために「過去形」が使われているのです。
そうそう、この3ヶ月の放送のテキストをまとめたムック本が2月くらいに発売されるようですよ。
また、1月からは以前放送された『ハートで感じる英文法』が再放送されるみたいですねー。
これまた楽しみです。

ハートで感じる英語塾!第12回

 こんな時間にすいません。今日中に片付けたかったので。
最近卒論やら講演会やら風邪やらで後回しにしてました。この放送を見たのもついさっきです。

Lesson12は…

とき表現を組み合わせろ

というテーマ。
今まで学んできたとき表現を組み合わせて自分の英語表現を豊かにしようってわけです。
また、現在/過去/未来完了(進行)形といった難しそうなものも全ては組み合わせということを体感しようってわけです。

放送やテキストとは少し違いますが、次の表現を比べてみましょう。
 ①(現在完了形)I’ve already cleaned her room.

②(現在完了進行形)I’ve been cleaning her room all day.

③(過去完了形)I had cleaned her room when my mother came home.

④(未来完了形)I will have cleaned her room by 10.

とまぁ、いろいろなバリエーションがあるわけです。でも、全ては組み合わせだということ。

①は過去から今にぐっと迫る感触です。「もう掃除しちゃったよ」
②はわしゃわしゃした(躍動感のある)行為が今に迫ってくる。「ずっと掃除してたよ」
③は過去のある時までにさらに前から迫る感触。「…ときには掃除しちゃってたよ」
④は今から未来のある時までに迫ることが見通せている感触。「…までには掃除しちゃってるよ」
どれも

ある時(現在/過去/未来)を基準としてそこまでに迫る

感触があればOKです。
でも、逆を言えば、その基準(設定)がなければ使えないってことになると思います。

ハートで感じる英語塾!第11回

 こんばんは。この番組も残り数回ですねー。3ヶ月なんて長いと思っていたけれどあっという間。

バイトからの帰りが遅く、放送のチェックも遅くなってしまいました。
おまけに、テキストの内容が濃い!!放送の3倍くらいあるのでは?

それはさておき本題へ。

Lesson11は…

ときは距離でとらえる

英語には様々な「とき表現」があります。これは大西泰斗先生の用語であって本来ならば時制でしょうか。
現在完了を中心に、日本人にとってはやっかいなところだと思います。

でも、ネイティブはそんなに難しく考えていないんですねー。
あまりに複雑だったら文を作るのに時間がかかっちゃいますし…。
では、実際どのように考えているんでしょうか??
ここでまた重要な原則が出てくるんですね。

ときは距離

私たちは時間を自分からの距離としてとらえているんですね。
「遠い過去」「近い将来」なんて言ったりするじゃないですか。日本人だっておんなじ。

そして、英語の「とき表現」はそれぞれ独自の距離感をもっているんです。

大西先生は主要な「とき表現」を6つ取り上げています。

現在形・過去形・現在完了形・過去完了形・現在進行形・過去進行形

です。これらがスッキリわかればその後は楽みたいですよー。
で、その問題の6つの「とき表現」の距離感。これらは…

以前、アップしたもので代用できる気がします。笑 手抜きじゃないですよ。
興味がありましたら「英文法のイメージ」から引っ張りだしてきてくださいね!!
見つからないようでしたらお探しいたします。←なんか店員みたいですが…

ハートで感じる英語塾!第10回

 こんばんは。こんな時間にアップです。眠いです。たびたび打ち間違えます。
でも、明日の本放送に間に合わせるんだ!と決めたので。誰も見ていないかもしれませんが…。笑

眠いので早速本題に。Lesson10は…

配置を変えるということ

またこれもおもしろいお話ですよね。
英語は「配置のことば」という基本事項をもとにうまく展開していきます。

そんな語順にうるさい英語。定位置から動かすことでどのようなことが起こるんでしょうか。

まず取り上げられるのは至って単純な文。例えば…

 He is really kind to his students.

この文の語順をいじってみましょう。仮にto his studentsを前に持ってくると…どんな感じがしますか?

 To his students, he is really kind.

「生徒には親切なんだけど、私には…」みたいな、特別な感情がこもっていませんか?
通常の位置から動かされることで何か特別なことを感じますよね。
これもとっても大事な原則なんですよねー。

不安定な感情

どんな感情にせよ、配置が変わると感情の動きも生まれるんですね。
この現象(?)は様々なところに現れてきてるんです。
今回は(眠いせいもあり?)感嘆文を取り上げてみます。
ちなみにみなさん感嘆文ってどうやって習いました??きっと…
 
 What+a(an)+(形容詞)+名詞+主語*動詞!
 How+形容詞+主語+動詞!

ってな感じでは?
実は最近まで自分の生徒にこう教えていました。
大西先生のもと(?)で学びながらこの原則に気付かないなんてまだまだ未熟です。
この感嘆文にも原則が働いていたんですね。

例えば…

 How beautiful that woman is!

なんて文。
感情がのっていない文に戻すと

 That woman is beautiful.

となると思います。
で、「あの女、すっげーきれいだな」なんて感情がこもると…

 Oh, beautiful that woman is!

強調したい部分が前に動いてしまいます。
で、この文のbeautifulの前にHowをつけることで最初の感嘆文が完成します。
つまり、Howあっての感嘆文ではないんですね。

あくまでHow(What)は強調のマーカー

ということ。
うーむ、考えを改めなきゃですね。

ハートで感じる英語塾!第9回

 こんばんは。今日と明日しっかり更新すれば本放送に間に合いますね!

さぁ、さっそく始めていきますねー。

Lesson9は…

足りない関係詞修飾

テーマは関係詞です。

番組はこういった例文から始まっています。

 This is the girl Jim loves the girl.

この文どうでしょうか?…ちょっと変ですよね。どうやったら正しい文になるでしょうか?

そうです。後ろのthe girlをとって

 This is the girl Jim loves.

でも、ここで考えていただきたいのがどうして正しい文になるのかということ。

ここで重要な原則が働いています。

足りないをおぎなう

です。

どこに働いているかって?正しい文に直すためにとったthe girlの部分に注目してみましょう。

 This is the girl Jim loves ☆.

lovesの後ろにあるべき目的語がないですよね。情報が「足りない」わけです。
☆の部分が情報の「足りない」穴、つまり、GAPなわけです。
このGAPが出来るからこそ、修飾関係が成り立つんですねー。
で、この文に関係詞をつけてみましょう。

 This is the girl who Jim loves.

関係詞の働きを考えて見ましょう。関係詞のあるなしで何が変わってきますか?
大きく分けて二つあります。

①GAPの種類の指定

②後続文と組み合わせる名詞の予告

です。
①では、GAPにはどんな言葉が来るかを示してくれています。人なのかモノなのか…。
②では、そのGAPにthe girlが入っていくということです。

で、この二つの機能を体感するためには

グラブ&ジョイン

という動きをマスターする必要があります。

グラブは、修飾のターゲットをつかみとる動き。
ジョインは、それを後続文のGAPを組み合わせる動き。

 This is the girl who…
ここで、後続文にGAPが出来ることを確認し…そのGAPに入るthe girlをグラブしておきます。

 This is the girl who Jim loves ☆.
そのグラブしておいたthe girlをlovesの後ろにあるGAPにジョインします。

これで関係詞修飾の完成!

グラブ&ジョインを体感しておくことが英語を「左から右へ」作っていくことにつながります。
そうそう、関係詞に使われるwh語。
関連記事がありますので、そちらもどうぞ。→http://blogs.yahoo.co.jp/porpor35/article/375090362.html

ハートで感じる英語塾!第8回

 こんばんは。この書庫もとうとう8回目。11月の放送分を終えるところまでやってきました。

Lesson8は…

おぎなうto不定詞

ここでいきなり申し訳ないですが、自分の話をさせてください。
私は中学の頃から英語が好きでした。
この頃から日本語以外のコトバを学ぶことに興味をもっていました。
だから、こんなブログを作るまでになっちゃうわけです。笑

ただ、今回の「不定詞」は嫌いでした。
訳はいくつもあるし、それらの訳を使ってもしっくり来ないこともありますし…。
この文法項目は、大学受験のときでも嫌な部分でした。

また、大学に入って塾講師のアルバイトをする上でも嫌な部分でした。
訳を3つ覚えさせて本当に使えるものかと…。

で、自分で英語を勉強する中で出会った大西先生が教える「不定詞」を見て驚きました。
これだったら理解しやすいし、理解もさせやすいと思いました。
というわけで、大西先生が教える「不定詞」のご紹介~。
といっても、このブログで何度か紹介している気がします。
今回は(も?)その一部をご紹介します。

中学時代に習ったはずのこれらの表現。
 how to- : ~の仕方

what to- : 何を~すべきか
when to- : いつ~すべきか
where to- : どこで~すべきか

などなど。

こいつらなんでこんな意味になるんでしょうかね?
how to-を取り上げてみましょう。

例えば
 Could you tell me how to get to the station?

という文がありますが、
to不定詞の働きがわからないのでto以下を取ってみるとよくわかるようです。

 Could you tell me how?(どうやってやるか教えていただけませんか)

ちょっと意味がわかりませんよね。
これだけじゃ何を聞いているんだか「足りない」んです。

で、「不定詞」が何をしているのかわかってきませんか?
とっても重要な原則が働いているんです。

足りないをおぎなう

です。

howをto不定詞が補っているんです。