問題が本当に「わかる」かどうかを確かめる3ステップ

皆さんはビジネス書は読まれますか?
TOEICの英語学習者とこの手の話をしたことがないので、まったく実態がわからないのですが、
ぼくは(一時期に比べて減りましたが)結構読みます。

ビジネス書をよく読まれる方は、ご存知かもしれない木暮太一さん。
木暮さんは著書をたくさん出されているのですが、その中で『伝え方の教科書』という一冊があります。

これはタイトル通り、「伝え方」に焦点を当てたものなのですが、それ以外にも面白い記述がたくさんあります。
その中から、英語学習、特に、試験に役立つ部分を抜粋してご紹介したいと思います。

この書籍の内容は、ウェブでも連載をされていますので、
(無料でどこまで見られるかわからないのですが…。)
こちらの内容から抜粋させていただきます。

https://cakes.mu/posts/2420

ここから取り上げたいのは、「わかる」ために必要な3段階という部分。

1.情報の内容を把握する
2.情報の内容を納得する
3.情報の内容を再現する

この記事は、情報をわかりやすく伝えるというところに焦点が置かれていますが、
TOEICの問題を解き、復習を行う上で大切なことだと思っています。

TOEICのPart 5の新しい問題を解いたときの思考の流れに沿って考えてみましょう。

問題を解いた後、解説を読みます。
これは1.に相当する行動です。

その後で、解説の内容がわかるかどうかを確認します。
もしわからなければ、調べて理解できるようにするでしょう。
これが2.に相当する行動です。
ここは物によってはとても時間がかかりますが、辛抱強くいきましょう。

おそらく、ここまでは多くの方が行っていることだと思います。
大事なのは、実は次の段階。

1.で把握し、2.で納得したことを、人に説明できるかどうか。

ここをどれだけ突き詰めて行うことができたかどうかが、
類似の問題に出会ったときの対応力に関わってきます。

1.と2.の段階を経たからと言って、すぐに3.ができるようにはならないことを覚悟して、
何度も何度も思考の流れをたどって、自分に叩き込むのです。これがものすごく大切。

今、この記事を書きながら思いましたが、
何も問題を復習するときだけの話ではありませんね。
文法や構文がわからない英文を読めるようにするときの復習でも同じことです。

わざわざ誰かを呼んできて説明する必要はありません。
脳内で自分に対して講義をやってみてください
どこかあやふやな部分やスムーズにいかない部分が出てくると思います。
そこを解消することで、次へのステップが確実に開けます。

この3段階を意識しながら、問題と復習にあたってみてくださいね。

★英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

★twitter まとめ「TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?」
http://togetter.com/li/321683

★twitter まとめ「英文の暗唱って結局どうやってやるの?」
http://togetter.com/li/370989

★twitter まとめ「英語の音読には2種類ある?」
http://togetter.com/li/511655

★twitterまとめ「「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法」
http://togetter.com/li/566056

★twitterまとめ「「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの」
http://togetter.com/li/567174

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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