英語を前から処理するための『新しい英文法』

某サイトの書評記事を真似した写真を撮ってみました。

しばらく前に読み終わっていたものの、ご紹介するタイミングを逸していた一冊。
この本はTOEIC対策本ではなく、英語一般に役立つものです。そのため、TOEICにももちろんつながります。
このブログの読者の大半であるTOEIC学習者は、試験後に読んでいただきたいですね。

 

■英語の見方が180度変わる新しい英文法

(晴山陽一著/IBCパブリッシング)

 

著書を120冊以上もご執筆されてきた晴山陽一先生の渾身の一冊と言ってよいでしょう。
帯(背表紙側)のコピーには次のようにあります。

 

100冊書いて見えてきた、「英語の本当の姿」とは?

 

つまり本書は、「英語とはどのような言語なのか」を明らかにしてくれる「英文法書」。
英文法と聞くと小難しいものと聞こえますが、この本で言いたいことは次の2つに集約されます。

 

  • 英語は逐次処理の言語である
  • 英語は「フレーム優先」の言語である

 

これだけ聞くと、ピンと来にくいと思いますが、

「英語を頭から理解する」

ことと言い換えてよいでしょう。

時制、受動態、監視、副詞、形容詞、関係詞、不定詞、動名詞、比較といった、
よく聞く(嫌な思い出がよみがえる)文法項目が扱われていますが、
それらのルールが上記の2つに集約されていくため、読んでいて気持ちがいいです。
「英語ってこういう言語なのか!」と目からウロコが落ちることの連続でした。

英語の発生の歴史から始まって、噛み砕いて説明されるため、
すーっと体の中に入ってきて、ものすごく楽しみながら読むことができましたね。

英語を勉強された経験のある方ならば、英文の頭からどんどんと理解できたら、
どんなに楽なことかとお思いになられた方は多いでしょう。

「英語を前から理解したい」

とお思いの方は必見の一冊です。

なお、出版記念でトークショー&サイン会が渋谷の大盛堂書店で行われるそうです。
お時間の合う方はぜひ行かれることをオススメします。
http://taiseido.co.jp/sbd20131201_1.html

 

★Facebookページ(非公開)
・TOEIC990点パーフェクトスコアラーが選ぶ本気で使える英語本使い倒し塾
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★NAVERまとめ
・英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

・英文法を体で覚えて、話せる基礎をつくる4冊
http://matome.naver.jp/odai/2138263438820100501

★twitter まとめ
・TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?
http://togetter.com/li/321683

・英文の暗唱って結局どうやってやるの?
http://togetter.com/li/370989

・英語の音読には2種類ある?
http://togetter.com/li/511655

・「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法
http://togetter.com/li/566056

・「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの
http://togetter.com/li/567174

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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