第191回TOEIC公開テスト速報(感想)

本日、第191回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
事前に申し上げておけばよかったのですが、会場の温度はいかがでしたか?
会場や席によって異なりますので、体温調整のしやすい格好がお勧めです。
場合によっては、席の変更を申し出たほうがよいでしょう。
(勇気がいりますが、すべてはベストを尽くすためです!)

 

まずは、基本情報から。

 

●フォーム…4KIC16(解答用紙A面ピンク/メジャー)
●所感…1:/2:/3:/4:/5:/6:/7:

 

所感は三段階でざっくりなので、以下でもう少し細かく書きます。

 

  • Part 1

1,2問は迷うものがあったかもしれませんが、標準的なレベルの問題が多かったです。
ここ最近、受験頻度を増やして感じるのが「基本的にどの写真も人が写っている」ということです。
もちろん、人が描写される場合も事物が描写される場合もあるため、
写真を見て瞬時に照合する力を試す観点が強まっていると言えるでしょう。
個人的に、5番目の状況と10番目の人が身につけているものについて、
「なるほどこのように描写するのか」と思いました。

 

  • Part 2

「普」としましたが、中には意味の取りにくいものがありました。
消去法を使用すれば回避できたとは思います。総じて「普」という感じですね。
疑問詞を聞き取って答えられる問題はもちろんありますが、
少しずつ難しい問題が増えていくことは十分ありえます。
森田鉄也先生の『パート1・2特急』『同 Ⅱ』は必須教材だと思います。
あと、Why に対して Because で答える問題はETS内の流行りですか?

 

  • Part 3, 4

想像しにくいシチュエーションは特になかった気がしますが、
Part 4 に比べて Part 3 のほうが難しい問題が多かったと思います。
その要因の一つと考えられるのが「パラフレーズ(言い換え)」です。
本文で言われた内容をそのまま使って、答えの選択肢が作られているとは限りません。
その言い換えを短い時間で瞬時に見抜くことが Part 3,4 のスコアアップの肝のひとつです。
引っかけの選択肢も混じっているので、問題を解く中での慣れが必要だと言えるでしょう。
「どれが答えだろう」と迷っていると、先読みのリズムが崩れ、
その後がどんどんとガタガタになってしまいますので注意です。

 

  • Part 5

「難」としたのは、いつもより品詞問題が少なく、語彙問題など意味や文脈を考えさせる問題が多かった印象を抱いたからです。
先に進むのか、少し粘るのか、すぐに判断をしてどんどんと進まないと、残りの Part に大きく影響してしまいます。

 

  • Part 6

Twitter では「普」としましたが、「易」よりの「やや易」ですね。
文章は長いと言えるものはなく、問題もひねられていませんでした。
文章全体の流れが追えていれば、答えやすい問題が多かったと思います。

 

  • Part 7

「難」としたのはいたって単純な理由です。

・読むべき文章量が多い
・局所的に見て答えられる問題が少ない

もちろんレベルによるのですが、要所要所だけを見て探す解き方は徐々に卒業していく必要があります。
探して見つからないと、ストレスもたまりますし、何より時間がかかります。
文章をくまなく読んでいくというよりも、全体像を意識した読み方を自分にインストールしたいところですね。
いつもシングルパッセージの最後の2セットは時間のかかるものが多いのですが、
今回、166-170あたりの問題が難しかったように思います。
分量も多く、設問の根拠が探しにくかったですし、普段あまり読む機会のない内容だと思うからです。
毎度のことですが、自分の戦略を事前に決めることに加えて、状況にあわせて変えていくことも大切な観点です。

 

以上、ここまでが試験の情報。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。

 

あとは、私個人の話。興味のない方はスルーでどうぞ。

 

初めての試験会場でしたが、こじんまりとした会場で、部屋もきれいで受験しやすかったです。
唯一匂いが気になりましたが、鼻はバカなのでそのうち慣れましたw
前回の失敗である「腕時計を忘れる」という事態も回避し、準備万端で受験!

 

まず、Listening Section から。
Part 1 で迷う問題は珍しくなかったです。
ただ、「お、ブログネタ(上記 Part 1 項目参照)が」と気をとられてしまう悪い癖が。

 

この癖は Part 2 でも続きました。
しかも、聞き取りにくい問題があり、3問くらい怪しいものがあります。
消去法で何とかなった部分となっていない部分とありますので、
貯金(=Listening Section で間違えられる問題数)をやや消費した感が。
そうそう、『ドリーム特急』の Part 2 を解かれた方はデジャヴを味わったところがあったでしょう。

 

Part 3 は「これが言い換えの答えでいいのか」と迷うものがあり、
回答のリズムが少し崩れてしまったため、それが他の問題に響きました。
学生に「即断即決」と言っているにもかかわらず、自分でできていないのは大反省!
そういえば、『新公式問題集 Vol.5』に非常に似た展開の会話が出ましたね。
一方、Part 4 はスムーズにいったように思います。

 

次に、Reading Section です。
Part 5 は「16分」、Part 6 は「5分」と、Part 5 で少し時間をかけすぎましたが、想定の範囲内と言えます。
前回の試験でも書きましたが、他の Part に解答のヒントとなる表現がありましたね。
「あの問題と同じ表現が Part 7 に」なんてことは普通にあるんですよ。
(まあ、なかなか気づくのは難しいのですが。)

また、『千本ノック!7』から結構出ていましたね。
問題となっている部分はもちろん、地の文の部分も含めて。
『ドリーム特急』からもあったような…。

今回、Part 5 に時間がかかったと言いましたが、知らない(あやふやな)語句が出てきたことに戸惑っていました。
何年もTOEICと接してきて、このような単語が出ると焦りますが、
まあ、それだけ未熟であり、英語の世界は広いということでしょう。
Part 5 で1,2問ミスしている可能性があります…。

 

Part 7 は、SPを25分程度、DPを20分程度だったでしょうか。
先に述べた 166-170 あたりの問題で時間を結構使いましたが、
その他は大体スムーズに回答できたと思います!
時間を使った問題に間違いがなければ、Part 7 は大丈夫かと思います。

 

今回はListeningもReadingもやや不安なところがありますので、
満点!が取れたという確信はありません。運がよければ…というところでしょうか。
まだまだ精進の必要あり、です。

 

★追伸
講師やブロガーの情報もチェック! 適宜追加していきます!

〈メジャーフォーム〉
森田鉄也先生

〈マイナーフォーム〉
TEX加藤先生
花田徹也先生
HBKさん

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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