Part 5 の品詞問題をケアレスミスという言葉で片付けることの弊害

学校の授業の準備で慌ただしく、「1日100問」がなかなか継続的にできていないのですが、
できる限り、多くの問題に触れるように日々心がけています。

みつを

 

今日は、とある Part 5 の問題集に取り組んで、間違えた問題の話です。
何度も取り組んだことのある問題でしたので、自分でも驚いたわけですが……。

 

その問題とは、何の変哲もない品詞問題です。
答えを見ても、とりたてて難しい内容ではありませんでした。

 

「なんだ、ケアレスミスか」

 

そう判断しかけたのですが、次の言葉がぼくを立ち止まらせました。

 

本番でも同じことが起きているんじゃないの?

 

ここ最近の公開テストのアビメを見ていると、文法の項目で間違いがあります。
語彙の項目ならまだしも、文法の項目でミスをしているようでは、Reading での満点はほど遠いです。

 

ですから、入念に自分の思考回路を再確認しました。

 

なぜこれを選んだのか

どこで正解への道を外れたのか

なぜ正解を見逃したのか

類似の問題で同じミスを犯さないような思考回路を見つけたか

 

などなど。
セミナーや授業で「練習でできないことは本番でもできない」と口を酸っぱく言っています。
おそらくこの言葉が自分に跳ね返って、
ケアレスミスという6文字で片付けずに、
詳細の分析をするにいたったのでしょう。

 

TOEICの中ではどんなミスも同じミスとして見なされます。
であれば、まったく見当違いの答えを選んだ問題と同じだけ、
ケアレスミスをした問題に注意を払うほうがよい気がします。
ミスはミスですからね。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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