9/9 ☆使役動詞

こんばんは。遅くなりました。ごたごたしてたもんで。では、早速今日の記事。

突然ですが、次の三つの文のうち自然な文はどれだと思いますか?

1.I’ll make my sister help you.

2.I’ll have my sister help you.

3.I’ll get my sister to help you.

え、日本語訳は全て「妹に君の手伝いさせるよ。」ですって?

いやいや、全く違うみたいです。(私も大西先生の本を読んで知ったんですけど…)

では、この3つの文における違いはどういったものなのでしょうか?

その違いは当然、動詞が違うことから来るんです。

MAKEは、☆「ごねごね力を加えて作る」

HAVEは、☆「ある状態を持っている」「~のところにある」って感じですか…ここはまた帰ってから改良します。でも、とにかく大事なのは、動きが感じられない!ということ。

GETは、☆「手に入れる」+動きを感じる、ですね。前に一度お話しました。

これで、3の文が正しい理由はわかってきます。

1では、「ごねごね作る→無理矢理やらせる」、と考えられます。作り手の意思しか反映されない。相手のことは考えない。無理矢理手伝わせるわけにはいきませんよね。

2は、haveには動きがないので、「当然のように手伝ってもらう」感じですかね。この状態に至る。妹が当然のように頼みを聞くはずないですよね?

3は、電話したり説得したり…と動きを伴って、「手伝ってもらう状態を手に入れる」わけです。普通、妹に手伝いを頼むためにはいろいろな動きをするはずです。

まぁ、こんな感じですかね。急いで作ったから文章めちゃくちゃかもです…。質問などなにかあったら、気軽にコメントどーぞ。

もし、もっと詳しくしりたいのならば、大西泰斗先生・ポールマクベイ先生の『ハートで感じる英文法 会話編』をご覧ください。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

7 comments so far

匿名Posted on 9:02 am - 9月 11, 2006

これ、大西先生が解説していらして、興味深く聞いたことがあります。文法も、このような切り口だと、親しみやすいですよね。

por*or*5Posted on 2:23 pm - 9月 11, 2006

こういったことは受験では教えないですもんね。教えてみたら、hibiさんのおっしゃるように、英語が親しみやすくなるかもしれませんね。

co*r*ixPosted on 1:49 am - 9月 12, 2006

いいですね〜♪体の一部になるような感覚で学ぶことができますね^^

por*or*5Posted on 3:42 pm - 9月 12, 2006

そこが大西先生の売りですね!ただの受験勉強とは違いますもん。

co*r*ixPosted on 6:54 pm - 9月 16, 2006

生きた英語とはまさにことことですね^^頑張ってください!

匿名Posted on 9:38 am - 11月 6, 2006

ネイティブ感覚ってやっぱいいですね。受験だと、強制・使役・許可など・・。言葉なのでどうしても感覚でつかめていないぶん間違えることがありますが・・。この機会に感覚つかんじゃいます。やっぱ大西先生はサイコーですね。^^

por*or*5Posted on 11:42 pm - 11月 6, 2006

Nonさん そうです、特に「使役動詞」なんかはイメージ学習だとおもしろいようにわかりますよね。他にもいろいろ紹介してるので見てみてくださいね。

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