以前、記事にしましたが、今週の月曜日から「しごとの基礎英語」が始まりました。
http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=1677
そして、月〜木で毎日10分ずつで、今日で一週分が終わったことになります。
見終わっての感想と活用法をまとめておきたいと思います。
まず、感想ですが、予想以上に面白いです。(上から目線ですみません…。)
その面白さは、大西泰斗先生のテレビ慣れから来ている…のではなく、番組の構成にあります。
「実際にありそうな状況で、どのように発言するのが適切か」を考えさせるのは、非常に勉強になりますね。
日本語でも言いにくいことを英語にする際に、
日英の文化差を知りながら、一緒に表現をおさえる必要があります。
英語のコミュニケーションの機会がない人も
この番組の時間だけは英語の反射神経を鍛えることができるでしょう。
また、TOEICの学習者にもぜひ見ていただきたいと思います。
Part 2の応答として出てきうる表現がポイントとなることがありますし、
Part 2の応答を使うと、少し失礼にあたるなど、英語の表現の幅が広がるはずです。
次に、活用法について。
この番組にはテキストがありますが、番組前にテキストを見ないことをオススメします。
それには理由が2つあります。
★生英語のリスニングの練習になる
ミニドラマは英語でなされますが、番組ではスクリプトが出ません。これがすごくいいです。
自分がその場にいるつもりで聞くと、緊張感を持ちながら、ドラマに集中できます。
聞き取れなかったところは、あとでテキストで確認すればいいだけのこと。
予測不可能なドラマで耳を鍛えるいいチャンスです。
★言いたいことをその場で考えるアウトプットの練習になる
「こんなことを言いたいのだけれど、どうする?」というQuestion Timeが与えられます。
そこで、一瞬にして答えを出さなくてはなりません。
事前にテキストを見ていたら、考える時間ができてしまうので、
やはりテキストを見ておかないほうがいい練習の機会となるでしょう。
難しくても、主人公のように、とりあえず口を動かすことが大切です。
なお、テキストがなくても番組で勉強をすることができますが、
できることなら購入されることをオススメいたします。
これにも理由がいくつかあります。
★スクリプトの確認ができる
これは言うまでもないでしょう。
すべて聞き取れれば問題はありませんが、それはなかなか難しいもの。
あとで確認するのに役立ちます。
★バリエーションある発言を身に付けることができる
KEY SENTENCESの悪い回答例や上級者向けの回答などが用意されています。
まずは、番組で紹介されたものを覚えるのが先決ですが、
余裕がある方は、こちらも言えるようにしておくとよいと思います。
★単語や表現の使い方の感触を知ることができる
テキストには、スクリプト中に出てくる大事な表現の解説がされているのですが、
ここが大西先生節が炸裂しているところで、大変面白いです。
『一億人の英文法』など先生の著作をお持ちの方は、それを参照しながら学習を進めると、
理解がさらに深まるでしょう。
テキストを購入したほうがよい理由はこんなところです。
最後に、学習のリズムですが、1日分のものを見た後に、テキストで勉強。
これを月曜から木曜まで繰り返します。番組を含めて、20-30分でしょうか。
少なくとも、KEY SENTENCESだけは気持ちを込めて音読しましょう。
そして、金曜日は番組がありませんから、月曜から木曜の内容を復習する形でいいと思います。
すべてを一気に吸収しようと欲張るのではなく、とにかくKEY SENTENCESです。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
★英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701
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