第189回TOEICの感想(速報)

本日、第189回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
前回の受験が9月ですから、半年ぶり以上の受験です。
※今年は諸事情により(これは近々お話します)、毎回受験予定です。

いろいろと衝撃を受けた試験だったのですが、それは最後のほうで。

 

さて、基本情報から。
フォーム…4KIC11(緑/マイナー)
所感(三段階)…1:普/2:普/3:普/4:普/5:普/6:易/7:普

久しぶりのマイナー、そして久しぶりの受験のため、もはや頼りになるのかわからない所感です。
以下でもう少し細かく書いてみます。

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〈Listening Part〉
Part 1
前半は易しい表現が多かったものの、後半、特に最後の3問が難しかった印象ですので、「普」としました。
とはいえ、参考書や問題集で頻出と言われる表現が多く出ています。
正解のデータベースがストックされていれば解ける問題が多かったはずです。

少し驚いたのがほぼ同じ表現が正解になったということ。多分。笑
今までこのようなことはあったのでしょうか…。
ぼくが問題作成者なら「正解の選択肢をカエ」と言うところなのですが。

 

Part 2
「普」としましたが、「やや易」寄りかもしれませんね。
基本的なやりとりが中心でした。
もちろん「こう来るか」とひねった応答をするものもありましたが、さほど多くありません。
いかに「自分が問いかけられたか」という気持ちになって聞けるかがポイントでしょう。

 

Part 3
想像しにくいシチュエーションは特になかったのではないでしょうか。
いつも記憶に残らないPartですが、男性と男性のやり取りがありましたね。
一人めの男性の発言で「Bob(仮名)」と呼びかけていたため、
「あ、男性が切り返してくる」と準備ができているかは一つの分かれ目だったかもしれません。

なお、問題文や選択肢にとりたてて長いものもありませんでした。
先読みや解答時に速読力が求められているのはいつもと同様です。

 

Part 4
感想はPart 3同様です。こちらも特殊なシチュエーションや問題はなかったと記憶しています。

 

 

〈Reading Part〉
Part 5
「普」としています。驚くほど基本が問われる問題ばかりでした。
正解を取りやすい品詞問題が多かったことで難易度は下がり、
難しいと言われる語彙問題で問われる語彙はとりたてて難しいというものではなかったためです。

上級者をふるいにかける問題は、おそらく以下の2つあたりでしょうか。
・空所のあとに「動詞ing」が続き、空所に動詞を入れる語彙問題
・関係詞を入れる問題

 

Part 6
文章が短く、問題もひねられていませんでした。
即答できるものが多かったため、「易」としています。
ただ、3つめか4つめの文章の最後の問題の解答が割れそうな印象でした。
「最適なのはこちらだけれど、こちらでもいいんじゃね」の問題です。

 

Part 7
文章量はさほど多くなく、ひねられた問題はありませんでした。
たまに解答に時間のかかるものはありましたが、その分は他を素早く解答できていればいいだけの話。

要所要所を読むだけで対応できる問題は減ってきている印象です。
「すべてに目を通して、理解する」ことができれば答えられる設問ばかり。
これくらいの文章はざっと読めるようにしよう、というETSからのメッセージですね。

ポロッと間違えがちな同義語問題も対策本で目にしそうなものだけでしたね。
日本人が「語句=日本語訳」で覚えていると引っかかる可能性のあるものが見事に抽出されていました。

じっくり読ませる問題はSPの最後に出てきがちですが、
今回はDPの最後の問題が時間のかかるものだったと思います。
ここにどこまで時間を残せたかがポイントだったでしょう。

 

 

以上、ここまでが試験の情報。

 

 

あとは、私個人の話。興味のない方はスルーでどうぞ。
面倒くさいので(じゃあ、書くな)箇条書きで。

・試験官がぼくのTOEIC歴史上、丁寧で紳士な方でした
・その試験官は機械に弱いらしく、間違えてラジオを爆音で流すという失態を犯す
・咳をする人は多いものの、リスニング中はなぜか止まるというTOEIC7不思議の一つに出会う

 

そして、皆さんが多少は興味のあるであろう試験中の話。

まず、Listening Sectionから。
所感部分でも書きましたが、Part 1の8-10は正解の自信がないです。
貯金を使い切ったと思って心が折れましたが、持てる力を発揮!

しかし。

Part 2で1問、Part 3で2問、Part 4で2問程度、怪しいものがありました。
残念です。495は怪しいところですね。

とはいえ、TOEIC学習を継続的に行っていないものの、
TOEICよりも負荷をかけながら学習をしていたため、
まったく太刀打ちできないということはありませんでした。
むしろ、以前より余裕を感じられたのは日々の学習の成果でしょう。

ただ、最近、文字情報に頼りながら音声を聞くことが多いため、
文字情報なしのListeningを増やしていかなければという課題が見つかりました。

 

次に、Reading Sectionを。
Part 5は14分強、Part 6は4分と、よいテンポとリズムで解答ができました。
Part 5の解答のヒント(というか、答え)がPart 4の選択肢に出ていたり、
Part 6の解答のヒント(というか、答え)がPart 7の文章に出ていたり、
「なんだかなー」と思わされる瞬間もありましたが。苦笑

Part 7は、SPを25分程度、DPを20分程度だったでしょうか。
所感部分にも書いたとおり、最後のセットで時間を食わされました。
とはいえ、がっつり詰まるような問題はありません。

 

TOEIC対策は直前に集中的に行っただけですが、
解答のリズムとテンポさえチューニングできれば、
試験には十分対応できることがわかりました。
あとは、毎日十分な英語学習の時間を確保すれば大丈夫な気がしています。

 

大体、このような感じでしょうか。
連続の990はListeningでコケているので難しそうです。
来月まで時間がたっぷりあるわけではありませんが、リベンジします。
TOEICを「上からporpor」できるように精進するのみです!

 

追伸1
講師やブロガーの情報もチェック!
〈メジャーフォーム〉
花田徹也先生
・OJiM監督
TEX加藤先生

〈マイナーフォーム〉
森田鉄也先生

 

追伸2
『ドリーム特急』の威力が炸裂する試験でしたね。
どういう意味かはしっかりやりこんだ方ならばわかるはずです。

 

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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