TOEICは「英語で考える」ことのトレーニングになる

平日はオンライン英会話レッスンを25分ずつ挑戦しています。
フリーコンバーセーションを選択して、英語学習に関して話すことが多いのですが、
初めての先生には必ずと言っていいほど投げかける質問があります。

 

それが…

「日本語が最初に出てきて、日本語を英語に訳してしまうことがある。どうすればいい?」

というものです。

 

この質問をすると、決まって次の返事が返ってきます。

「Think in English」

と。

 

この答えが来るとわかっているため、「How?」を問うんですね。
すると、(ここからは答えが割れるのですが)多くの先生が

「Read books without translating into Japanese」

と答えますね。日本語を介さずに、英語でダイレクトに理解しろ、という意味です。

 

で、何人かの先生とこのやり取りを重ねているうちに、ふと気づいたんですね。

 

「すでにこの意識で英語に触れてる場面がある」

 

と。

 

それが「TOEIC」です。

 

立ち模試

 

ListeningでもReadingでも、できる限り「日本語に訳さずに」理解するよう努めています。

 

聞こえてきた英語を前からざくざくと処理する。
目に入った英語を前からざくざくと処理する。

 

もちろん、多少なりとも日本語が介在することはあります。
ただ、その割合はスコアが上がるにつれて減っているはずです。
(あくまで感覚レベルでのお話ですので、参考までに。)

 

裏を返せば、日本語で考える割合を減らすことができれば、
スコアを上げる余地がまだまだある、と考えることもできます。
英語をダイレクトに理解することができれば処理速度が上がるため、
解答時間が短縮されますし、迷う問題にかけられる時間も増える、
というイメージです。

 

大学受験までは「日本語に訳す」など、日本語を問われる場面が多かったですが、
TOEICはその逆を行かないと、ハイスコアが取れませんから、
「英語で考える」頭を作るにはうってつけの試験だと思います。

 

ということで、TOEICの問題演習を「英語で考える」場面ととらえてみると、
また違った面白さが見えてくるかもしれません。

porpor35

フリー編集者。校正や内容検討も行っています。 語学書→小中英語→ビジネス→語学書担当。 専門学校や大学で TOEIC の講師の担当をしています。 大学で言語学を専攻。本/言葉を愛してます。 留学なしでTOEIC990獲得。現在は、TOEIC SWで満点獲得が目標。

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