TOEIC の頻出単語を文で覚えるなら『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』に決まり!

 

 

2012年3月に TOEIC 業界に激震が走ったことは今も覚えています。

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』が発売。

 

「本番でデジャブ感を味わえる」
「語句解説にある TOEIC の世界が面白い」

 

さまざまなポジティブなコメントが飛び交っていました。
それは、現在にも続き、2018年には改訂版と合計して100万部のミリオンセラーに。

 

「TOEIC を受験するなら『金フレ』をやろう」
「単語帳であれば『金フレ』一択だ」

 

ぼくも TOEIC の知識を増やしていくために、この本にはお世話になりました。
今までにもさまざまな記事を書いています。

 

TEX加藤先生『TOEIC 出る単特急 金のフレーズ』の効きどころ(使い方研究)

TOEIC の人気単語帳『金のフレーズ』の効果が出る使い方(その1:英英辞典を用いる)

TOEIC の定番単語帳『金のフレーズ』の効果が出る使い方(その2:逆算する)

『金フレ』の使い方の情報を求めて、今でも多くの方がこのブログにいらっしゃいます。

 

しかし、ぼくはベストセラーである『金フレ』に対して、疑問を持っていました。

 

「本当に覚えやすいのか?」

 

というのも、ぼくは大学受験勉強の際に『速読英単語』を使っており、
ご存知の方も多いように、「文脈で覚える」ことをモットーにしています。
TOEIC 対策の中でも問題や文章の中で覚えるように心がけていました。

 

「やっぱり文脈が欲しい」

 

そう思っていたところに、新たな激震が走りました。

 

2019年2月。

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』発売。

通称、「金セン」です。

 

隅から隅まで目を通した率直なレビューと使い方をまとめます!

 

(もくじ)

  1. どのレベルの学習者が使えるのか?

  2. 効果が出る使い方とは?

  3. 『金フレ』と『金セン』はどちらを使うか?

 

結論は「マストバイ」ではありますが、『金フレ』よりも学習者を選ぶような気がします。
その理由は以下でご説明させていただきますね。

 

 

1.どのレベルの学習者が使えるのか?

 

「はじめに」には、お勧めの読者として、次のように書いてあります。

 

・すでに金フレを終え、語彙力をさらに補強したい方
・フレーズではなく、文で単語を覚えたい方
・パート7(長文読解問題)の読解スピードを上げたい方
・「日→英」ではなく「英→日」形式で単語を覚えたい方
・TOEIC に出る単語だけを効率よく覚えたい方
・短期で TOEIC 高得点が狙える語彙力を身につけたい方

 

そして、続きの言葉にも注目です。

 

本書は、高校基礎レベルの単語をすでに身につけている方を主なターゲットとしています

 

そうです。
中学や高校基礎レベルの英単語が不安な方は先に基礎を作る必要があるんですね。
そういった方は、通称「銀フレ」である『銀のフレーズ』を仕上げましょう。

 

 

ということで、高校基礎レベル以降の方がターゲットになります。
ここは『金フレ』とは変わりません。

 

600点レベルの単語もあれば、990点レベルの難しい単語もあります
チャプターでレベルが区切られているわけではないので、その点は注意したいところです。

 

そして、何よりも魅力は、センテンスという「文」で覚えたいときに有効ということです。
裏を返すと、「文」だと負荷がかかりすぎるという方は合わないと思います。

 

2.効果が出る使い方とは?

文(センテンス)をどんどんと読み進めることに尽きます。

 

1周目は、知らない語句に出会っても、あまり立ち止まらずに、意味をちらっと確認する程度で。
あくまで「知ってるか、知らないか」という顔合わせをすることをメインにしましょう。
そうでないと、挫折する可能性が高いと考えています。
2周目以降で「覚える」ように心がけると良いですね。

 

音声は本が見られないときに使う程度で、まずは「読む」こと。
「読んで理解できる」レベルに持っていくこと。

 

『金セン』には合計で360文が収録されていますから、
1日50文程度を読むと、一週間で終えることができます。

 

TOEIC にそのまま出そうな英文ばかりなので、
毎日読み続ければ、スコアアップはもちろん、読解力向上に効くのは間違いありません。

 

「読んで理解できる」ものをリスニング素材にすると、
さらなる定着や英語力アップにつながると確信しています。

 

 

3.『金フレ』と『金セン』はどちらを使うか?

最初に申し上げたように、人を選びます。

『金フレ』は7語以下の語句で構成されているので、サクサク進めたい方はこちら。
『金セン』は23語以下とはいえ、文を読むのでそれに耐えられる方はこちら。

 

900点レベルくらいまでは、覚えやすい方を選ぶと良いでしょう。
扱っている単語に大きな差はありませんから。

 

ただ、「試験で見かけた難語」コーナーは飛ばしても良さそうです。
例えば、

reiterate
embroider
impeccable
revamp

あたりは知っていると内容の理解度がアップします。

 

しかし、900点に到達していないのであれば、もっと優先して覚える単語があります
現在のレベルに応じて、「覚えない」と割り切ってしまうのも手です。

 

900点を超えて、950点や990点を目指したい方は『金セン』ですね。
おそらく上に並べた単語を見てワクワクしたのではないでしょうか。
『金フレ』よりレベルが高い語句が収録されており、使い甲斐があります。

 

あと、細切れの時間で読解力をアップしたい方は『金セン』です。
1文を読んでは理解できているかどうかを確認できますから。
「はじめに」にあったように、

 

・すでに金フレを終え、語彙力をさらに補強したい方

 

ということで、著者の加藤先生自身も『金フレ』→『金セン』の流れが妥当だと考えているのでしょう。

 

ここまで真面目に書いてしまいましたが、コラムを含めて、単に読み物として面白いです。
思わず『金セン』を一気読みしてしまったので、個人的には『金フレ』よりオススメです。

 

TOEIC にそのまま出そうな英文ばかりと言いましたが、次のような素敵な英文もあります。

 

069
In the TOEIC test, doctors often reschedule their patients’ appointments, but that rarely occurs in real life.

 

「TOEIC あるある」を英文で披露してくださったり。

 

135
One factor that is vital to fulfilling your dreams is persistence.

 

英語学習の励みになる内容を英文にしてくださったり。

最後の英文は涙なし(?)では読めませんね!

 

この記事を読んだ方が単語力を増やし、スコアアップを実現できますように。