
TOEIC で最難関のパートは、間違いなく長文問題である Part 7 でしょう。
TOEIC のスコアアップを目指すみなさんは、どのような対策をしているでしょうか?
「英語を読むスピードが上がらない」
あるあるですよね……。
「集中力が切れる」
「内容を記憶できない」
今回は、これらの質問にすべて対応できる勉強法をご紹介します。
さて、先日、次のようなツイートをしました。
英語の長文を読む集中力。
TOEIC の Part 7 をどうすれば集中して読めますかという相談を受けますが、「普段からいっぱい読め」としか言えなくて、本当に申し訳ないです。だって、普段からできないことを、本番の時だけやろうとするなんて都合がよすぎやしませんかね?
ってこと、たくさん読もう。
この結論で納得して、すぐに行動ができそうであれば、
この記事を閉じて、すぐに英語を読みましょう。
もし後押しがもう少し欲しいならば、
この後を読み進めていただけるとうれしいです。
✅普段から読んでいるか?

普段から英語をどれだけ読んでいるかが重要です。
普段からできないことは本番でできません。
このことはわかっているけれども、実行に移せないのはわかります。
人からアドバイスをもらっても、なかなか行動できないものです。
いろんな記事を読んだり、いろんな人と交流したりして、
自分の中から出る「やる気」を待ちましょう。
他人から強制されても、結局は続かないですからね。
何度でも言いますが、読みましょう。
できることならば、本番と同様の分量です。
なぜ普段から読むべきかをもう少し掘り下げます。
✅英語を読むスピードは「前から理解」がポイント

多くの方が、英語を読むスピードについて悩んでいるでしょう。
ぼく自身も、TOEIC を始めた頃は「読むの速くならないかな」と嘆いたものです。
では、学習を始めたばかりの頃から一皮むけた理由は何か。
それは「前から理解」することを徹底したことです。
よく学校英語の欠点として「返り読み」が挙げられますね。
正直、返り読みをしていたら、時間がかかるのは当然です。
裏を返せば、前から読めれば、スピードが上がります。
とても単純ですが、どの場面でも徹底できるかどうかが肝です。
実践する場面として、たくさん読むことを心がけてほしい。
ぼくの読解力が飛躍的に伸びたと感じたことは2回あります。
高校生の時には『速読英単語』でした。
TOEIC の時には『読解特急』でした。
特定のテクニックはなく、とにかくたくさんの英語に触れ続けた時です。
だからこそ、皆さんにもたくさん読んでほしいと願っています。
✅集中力は理解度に直結する

ツイートでは「集中力が続かないならば、読もう」と無理やりこじつけました。
140字までしかつぶやけないので、ここで想いを存分に披露させていただきます。
集中力と大きく関連するのが「理解度」です。
試しに TOEIC の日本語訳を読んでみてください。
仮に Part 7 を最初から最後まで読んだとしても、
おそらく集中力は切れないでしょう。
(飽きが来るのは仕方のないことですが…。)
日本語が母語で、理解するのが簡単だからこそ、集中力を保って読めるわけです。
たくさん読んでいくことで、英語への理解度を高めてほしい。
これが「読もう」と言っている理由です。
✅記憶力も理解度に直結する
内容が記憶できないことも「理解度」に関連します。
先ほどお伝えした日本語訳だけ読んだ時も、内容は頭に入ったはずです。
英語の理解力が低いと、普通だったら記憶できるものも入ってこない。
だからこそ、読む機会を増やすことで、理解度を上げていきたいものです。
✅読まないと読解力は落ちる

この記事をここまで読んでも、納得いかない人はコメントをぜひ!
説明したりない部分があるのかもしれません。
補足します。
最後に、ぼくの失敗例をお伝えしましょう。
TOEIC 対策をゴリゴリとしていたときのことです。
リーディングのスコアが順調に伸びていったので、
そちらは放置して、リスニング対策ばかりしていたことがあります。
どうなったか。
当然のように、リーディングのスコアは落ちました。
ここでは「勉強のバランスが大事」というのはもちろんですが、
「読まないと読む力が落ちる」ということを体験したわけです。
✅素材は TOEIC 優先
おそらく「読もう」と思っても、
何から始めればと言う方もいらっしゃるでしょう。
最後に、素材についてお話しておきます。
TOEIC のスコアアップを狙う以上、TOEIC の素材が一番です。
その中でもベストは『公式問題集』でしょう。 これは揺るぎません。
一つだけ注意なのは、最新のものから解くことです。
新しいものの方が最新の傾向が反映されているので、
逆から解くのは気持ちが悪いかもしれませんが、気にせずに。
TOEIC 素材で、難易度や分量でちょうどいいのが、『読解特急2』です。
もう一段階レベルを落とすと、『初心者特急 パート7』ですね。
これでも難しいという方は、「グレイデッドリーダーズ」が良いでしょう。
参考記事:https://www.ibcpub.co.jp/ladder/
自分の語彙力と興味に合わせて、選んでください。
ぼくのオススメはこれです。 賢くなれる感じがして好きですね。
素材は何であれ、読むと決めて、実行に移しましょう!
そうすれば、必ず道は開けます。