タイトルで提起した「英文を見ながら聞くのか、英文を見ずに聞くのか、という問題」は、
どちらの聞き方もしたほうがいい、というのが、ぼくの答えになります。
なぜこのような問題を考え出したかというと、普段の学習にその答えが落とし込まれていたからです。
ぼくの日々の学習には「日課」的なものがありまして、
リスニングとリーディング、スピーキングに分かれています。
日によっては「すべてができない」という日もあり、
そういうときには優先順位を決めて取り組むようにしています。
今、優先順位が高いのは、ここ最近、問題視しているリスニングです。
TOEIC で4年ぶりのスコアを取りましたから、尋常ではない焦りを感じています。
「時間を確保する」なんて当たり前のことのようで、
日々生活しているとなかなか難しかったりしますよね。
そこで、ぼくはリスニングだけは日課としています。
素材も TOEIC を必ず、です。
余裕があれば、TOEIC 以外のものも触れますが、
今は TOEIC メインで耳を鍛え直すという感覚です。
実際のやり方なのですが、いたって単純です。
教材Aは当倍速でスクリプトを見ながら聞きます。
教材Bは1.25倍速で何も見ずに聞きます。
何となくこうしているわけではなく、理由があってこそです。
以下の2つを確認するためです。
スクリプトである英文を見ながら聞くことによって、
一言一句を手に取るように理解することができているか。
何も見ずに聞く、しかも、負荷をかけて聞くことによって、
頭の中で内容を映像(イメージ)化できているか。
これらを精聴と速聴とは呼ばないかもしれませんが、
ぼくの中ではそのようなイメージに近いですね。
先生や指導者によっては、考え方が異なるでしょう。
でも、どちらかだけをやればいい、という方はいないはず。
どちらもバランスよく取り入れながら、リスニング力を上げていきたいですね。