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「ラジオ英会話」に出てくる英文を暗唱する理由

2024年2月の放送で次のようなことを、講師の大西泰斗先生はおっしゃっています。

「この3つの文はすべて Lesson XXX ですでに学んだもの。覚えていましたか?」

「ラジオ英会話」では音読と暗唱は徹底するように言われています。今まで何回出現したかはわかりませんが、週一回は先生の声で聞いているはず。もし放送を聞いたことがない方でも、音読と暗唱が効果的なのは聞いたことがあるでしょう。

そもそも、音読は英語を声に出すことによって実現します。
(実は、これでは音読の効果は半減するため、それは別の機会に委ねます。)

しかし、暗唱することができない人はいるのではないでしょうか?「覚えるのが難しい」と初めから断念している方もいらっしゃるかもしれません。

ここで、音読と暗唱を行う理由に立ち返ってみましょう。そうすることによって、英語を声に出す行為に身が入り、定着度が高まると考えています。僕自身、「音読と暗唱をやってよかった」と思える瞬間があります。その瞬間にまつわることが、今回ご提示する理由につながっていきます。

では、早速、理由をお伝えしましょう。ですが、その理由につながる言葉をすでに皆さんは目にしています。

「この3つの文はすべて Lesson XXX ですでに学んだもの。覚えていましたか?」

このセリフを常に自分の頭に問いかけているかがポイントです。ある程度のまとまりの英語を言うにあたって、英作文している暇はありません。(これも大西先生がよくおっしゃっていますね。)音読と暗唱を徹底していれば、そのまとまりがスラスラと言えるようになるわけです。

これが「なぜ音読と暗唱をするのか」という疑問に対する理由です。

もちろん、暗唱したもの全てで完結するわけではありません。パーツの入れ替えをする必要性は出てきます。しかし、暗唱が土台を固めてくれるため、英語を口にする労力は圧倒的に減ります。

これが英語、ひいては英会話の真実です。

この記事を見て「今までの英文を全て暗唱しよう」と始めるのは良い姿勢です。しかし、暗唱はすぐにできるようにならないです。定着させるためには、どうしても時間がかかりますから。

人間は忘れる生き物です。

ぜひ目にした英文から始めてみましょう。今月号からでも良いと思います。何度でも言いますが、すぐに忘れてしまうことを前提にして、地道に取り組んでいきましょう。

いつか「できた」と思える日がやってきます。その日を信じて積み重ねてまいりましょう。

【2023年度最新版】ぽるぽるのガチで「ラジオ英会話」!全力活用術(第1回)「ラジオ英会話」を100%活用する方法

4月に執筆終了予定が、大幅に延びたことをお詫び申し上げます。

NHK「ラジオ英会話」のテキストにクオータリーで掲載されている「濱崎潤之輔 本気(マジ)で『ラジオ英会話』!全力活用術」のオマージュでございます。クオータリーなので、2023年4月号と7月号に掲載されている本物をご覧いただきたい気持ちを抱きながら、第1回を始めてまいります。

そもそも、このような記事を書き始めた理由は、以下の記事をご覧ください。

恩師と仮想ライバルの背中を追いかけて

👓「ラジオ英会話」リスナーの仲間意識の強さ

「ラジオ英会話」は、多くのリスナーが魅了されるコンテンツであり、その人数は年々増加している傾向にあります。特に、SNSの中でもX(旧Twitter)を通じて、リスナー同士のつながりが形成されています。

#ラジオ英会話
#本気でラジオ英会話

上記のハッシュタグで検索をしていると、本当に多くの方が一つのテキストを基にして学習されているのだと、僕自身も励みになります。皆さんも励みになることは間違い無いでしょう。

これは、共通の学習目標を持つ人々がお互いに励まし合い、学習の成果を共有する場となっています。

私が「ラジオ英会話」を活用する上で、先生方だけでなく、リスナーの皆さんのやる気や熱量、そして実行力に感銘を受けています。

SNS上で彼らの情報を拝見することで、彼らが日々の学習に全力を尽くし、成長している姿に触れることができます。彼らの情熱と努力は私にとっての刺激となり、自身の学習意欲を高める助けとなっています。

それは学習者としても、講師としても、です。

私たちは、「ラジオ英会話」という高品質なコンテンツを最大限に活用し、自身の英語力を向上させることを目指すことができます。このコンテンツは、リアルな会話を通じて自然な英語表現を学ぶことができるため、実践的なスキルの習得に効果的です。

僕自身も、ダイアローグの内容や表現を徹底的に理解し、音読や暗唱などの練習を通じて定着させることに注力しています。

今回の記事では、私の経験を通じて「ラジオ英会話」の再現性の高さや具体的な活用方法を紹介します。これにより、多くの人々がこのコンテンツをフル活用し、効果的な学習を実現するためのヒントを得ることができるでしょう。

僕たちの目標は、共に成長し、英語学習の成果を最大化することです。

以上のように、「ラジオ英会話」のリスナーの多さやつながりの強さについての具体的な例や、自身の活用方法についての詳細な説明を加えることで、記事がより充実した内容となるでしょう。

👓「ラジオ英会話」の活用手順

STEP 1:一日に2回、テキストを開かずに放送を聞く
STEP 2:2回目以降は倍速で聞く
STEP 3:ダイアローグを音読する

STEP 4制限時間を設けてダイアローグを暗唱する
STEP 5隙間時間で思い出す

最初は欲張らずに、放送を聴くことを日々の習慣にできるといいでしょう。

STEP 1
一日に2回、テキストを開かずに放送を聞く

毎日の習慣として、朝と夜の2回、ラジオ英会話の放送を聞きましょう。このとき、テキストを使わずに聞くことがポイントです。テキストを見ないことで、リスニング力を鍛えることができます。

また、実際の会話に近い形で英語を聞くことで、自然な発音や表現を身につけることができます。緊張感を抱きながら、英語に接することができることも利点ですね。

STEP 2
2回目以降は倍速で聞く

最初の聞き取りを終えた後、2回目以降は倍速で再生することをおすすめします。倍速で聞くことによって、聞き取りスキルを向上させることができます。最初は慣れないかもしれませんが、徐々に慣れていきましょう。

また、倍速で聞くことによって、実際の会話のテンポに慣れることもできます。ラジオ英会話の音声は、ネイティブの普通の会話スピードより遅いため、その点の耳慣らしも済ませておきたいところです。

放送を聞くことによって、英語のリスニング力を向上させることができます。テキストを使わずに聞くことで、自然な英語のリズムや発音に慣れることができます。

さらに、倍速で聞くことによって、リスニングスキルを高めることができます。このステップを継続的に行うことで、より効果的な英語学習が可能となります。

👓「言えない表現」の蓄積

STEP 2 では、「言えない」英語に出会った場合に、それをチェックする手順を説明します。

1. 見たことのない表現や使い方に出会った場合

放送中に、自分が聞いたことのない表現や使い方が現れた場合には、それをチェックする対象とします。これは、自分の英語力の拡充に役立ちます。新しい表現に出会うことで、英語の幅を広げることができます。

2. 謙虚にマーカーをつける

見たことのない表現や使い方に出会った場合、それをマーカー(例えばハイライトや下線)で目印をつけることで視覚的に記録します。このマーカーは、後で再度復習や学習の際に役立ちます。

3. 使わなそうな表現でもマーカーをつける

「使わなそうな表現」と感じた場合でも、言えないならばマーカーをつけるべきです。自分の予測や判断に頼らず、実際に言えるかどうかを重視しましょう。そうすることで、自分の英語力の把握や弱点の特定に役立ちます。

このように、「言えない」英語に出会った場合は、謙虚にマーカーをつけることで記録しましょう。新しい表現や使い方を見つけることで、自分の英語力の向上を促進することができます。

また、使わなそうな表現でもチェックすることで、自分の実際の英語力を客観的に把握することができます。このステップを継続的に行うことで、より確かな英語力の向上が期待できます。

STEP 3
ダイアローグを音読する

1. 音真似

ダイアローグで聞こえた音を忠実に再現することが重要です。スピーカーの発音やイントネーションに近づくように努力しましょう。正確な発音を目指すことで、ネイティブスピーカーのような自然な英語のサウンドを身につけることができます。音のニュアンスやリズムにも注目し、なるべく正確に再現することを目指しましょう。

2. 意味

ダイアローグの内容を理解し、それを声に出すことが大切です。日本語訳を参考にしながら、英語の意味を把握しましょう。

ただし、単なる訳す作業ではなく、意味を理解した上で自然な英語表現を声に出すことがポイントです。意味を理解することで、ダイアローグのコンテキストを把握し、より的確な表現ができるようになります。

3. 感情

英語を口にする際の感情をコピーすることも重要です。ダイアローグの文脈や話者の感情を考慮し、その感情を反映させながら声に出しましょう。感情を込めることで、より自然で生き生きとした表現ができるようになります。

例えば、喜びや驚き、怒りなど、適切な感情を声に出すことで、会話のリアリティを高めることができます。

音読の際には、音真似、意味理解、感情表現の3つの要素を重視しましょう。正確な発音や自然な表現を目指すことで、よりリアルな英語の会話に近づくことができます。このステップを繰り返し行うことで、英語の発音や表現力を向上させることができます。

STEP 4
制限時間を設けてダイアローグを暗唱する

1. 制限時間を設ける

ダイアローグを暗唱する際には、制限時間を設けることが重要です。

例えば、10分間を目安に設定しましょう。制限時間を設けることで、集中力を高め、より効果的な学習ができるようになります。

2. レベルに合わせて繰り返す

自分の英語のレベルに合わせて、何度も声に出して繰り返しましょう。

初めは文やフレーズごとに分割して暗唱し、徐々につなげていきます。反復することで、ダイアローグの内容を覚えるだけでなく、スムーズな流れやリズムを身につけることができます。

3. 音読との組み合わせ

STEP 3 で述べた音読の要素(音真似、意味、感情)を活用しながら、制限時間内でダイアローグを暗唱します。正確な発音や自然な表現を心がけながら、意味を理解したままスムーズに暗唱できるようにしましょう。

4. 覚えるような状態を目指す

制限時間内でダイアローグを繰り返し暗唱することで、内容を覚えるような状態を目指しましょう。初めは一部分や一文から始め、徐々に長くつなげるようにします。

また、声に出すだけでなく、頭の中でイメージしながら暗唱することも効果的です。

制限時間を設けてダイアローグを暗唱することで、より効率的に内容を覚えることができます。反復や繰り返しを通じて、自信を持ってダイアローグを暗唱できるようになりましょう。自分のレベルに合わせて取り組むことで、徐々に上達していくことができます。

STEP 5
隙間時間で思い出す

1. 隙間時間の活用

日常の隙間時間を有効活用しましょう。

例えば、通勤中や待ち時間、休憩時間など、日常生活の中で少しの空き時間がある場面を利用します。これらの時間を使ってダイアローグを思い出す習慣を身につけることで、継続的な学習が可能となります。

2. 再現するためのヒント

思い出す際には、ダイアローグを再現するためのヒントを活用します。例えば、特定のキーワードやフレーズ、会話の流れや文脈を思い出すことから始めます。

また、音読や暗唱の練習を通じてダイアローグを覚えているため、それを基に思い出すことができます。

3. 視覚化やイメージ化

ダイアローグを思い出す際には、視覚化やイメージ化のテクニックを活用することも効果的です。頭の中で場面や登場人物をイメージし、その中での会話を再現します。具体的なイメージを持つことで、よりリアルにダイアローグを思い出すことができます。

4. 隙間時間の継続的な活用

短い隙間時間でも継続的にダイアローグを思い出す習慣を身につけましょう。一日に何度か繰り返すことで、ダイアローグが定着しやすくなります。隙間時間を効果的に活用することで、学習のスピードを上げることができます。

隙間時間を活用してダイアローグを思い出すことで、復習効果や記憶の定着度が高まります。短い時間でも継続的に取り組むことで、英語の会話スキルの向上を促すことができます。日常のちょっとした空き時間を有効に活用し、積極的にダイアローグを思い出す習慣を身につけましょう。

👓

第2回も執筆中です。

もし参考になるところがあれば、
#ガチでラジオ英会話 でつぶやいていただけますと幸いです

2023年も頑張っていきましょう!

恩師と仮想ライバルの背中を追いかけて(新連載)

英語学習やTOEIC対策を行う上で、恩師となる先生とライバルの存在は欠かせません

自分の英語観(見方)や英語感に軸を通してくれる先生がいると、迷った時や伸び悩んだ時に立ち返ることができます。壁にぶつかる理由は、だいたい変に自己流で行ってしまうことが多いからです。先生が言っていることにズレるような、自分のやり方をする。それだと結果が出にくいのは自明ですよね。先人の教えを真似ることによって、成果が出るものですから。

一方で、競うライバルの存在も重要です。英語学習は孤独が付き物です。いくら学習仲間を作ったところで、学ぶ時間は一人だからです。自分の「できない」に向き合い、「できる」ように練習する。その時間は仲間をいくら作っても、一人で行うしかありません。それを避けて通ることはできません。

■恩師との出会い

僕がそれに気づいたのは、TOEIC対策を本格的に始めた2006年です。このブログを始めたのも同じ時期です。実は、TOEIC対策のために始めたというよりも、TOEICを対策しようと思った時期に出会った先生のサインを自慢したくて記事を書き始めた、というのは本邦初公開かもしれません。

深夜にNHK Eテレで放送されていた「ハートで感じる英文法」を偶然に視聴して、全身に雷のような衝撃が走ったことを覚えています。記憶を美化しているところもあるかもしれませんが、翌日には『ネイティブスピーカーの前置詞』を立ち読みして、さらなる衝撃を受けたことも覚えています。あれは、今もあるかわからない、調布駅前の交差点にある書店の地下一階でした。

それが、今では師と仰ぐ大西泰斗先生に出会うキッカケでした。冒頭に述べた、現在の英語観や英語感に軸を通してくれた偉大な先生です。

■共通項のある仮想ライバルとの出会い

そこから TOEIC 対策で学んだ内容や気づき、本の紹介などをブログで行い始めました。そして、割と初期に HUMMER こと濱崎潤之輔さんに出会うことになります。「大西先生をリスペクトする存在」であることが最大の共通点になったと記憶しています。

それに加えて、同じく TOEIC で満点を目指す「ライバル」として(ライバルと断言できる実力は自分にはなかったので、仮想ライバルだと思って)見ていたことも鮮やかに覚えています。彼のブログ記事から刺激をもらいながら、自分の勉強を進めて、彼の刺激になるべく頑張ったように思います。

■自分の気持ちに素直になる

僕にとって偉大な二人がお酒を酌み交わす場面がツイートされました。

しかも、恩師は「ラジオ英会話」という名物番組の名物講師であり、仮想ライバルはその番組で「番組に関する連載」を書くと決まっていました。

正直に告白すると、悔しい気持ちが99%でした。同じラジオ番組で英語学習業界を盛り上げていくという状況を理解した上でも、仮想ライバルが、僕の恩師の隣にいるのは悔しかった。

彼らとは実力の差や努力の差があるのは十分承知しています。でも、悔しくて仕方がなかった。

2006年に始めたブログ初期の「僕だってやってやる」という気持ちを思い出しました。このツイートを見た瞬間に心についた火は「絶対に絶やしてならない」と筆をとった次第です。忘れてはならない。忘れないように書き留めておきたい。強くそう思っています。

二人に並ぶ日が来るまで、三人で英語学習業界で並ぶ日まで、僕は走り続けます。

■連載予告

彼らと気持ちだけでもご一緒できるように、ぽるぽるのガチで「ラジオ英会話」という月一の記事をこのブログで書いていきます。熱量高めに、詳細まで語っていく予定です。基本的に、月の放送が始まったタイミングで、濱崎先生と同テーマの内容を扱っていきます。もちろん、内容はぽるぽるオリジナルで書いていきますので、お楽しみにお待ちください。

【永久保存版】2022年ベストバイの英語教材

2022年はどのような英語学習の本を買いましたか?

2020年や2021年に引き続き、今年も勝手に開催いたします!

2022年に買うべき英語教材のご紹介です。

ぼくは学習者・講師・編集者・著者の側面を持っています。そのため、語学書に対してかなり目が肥えている自信がありますます。語学書業界には長年いるので、今後の学習にお役立ていただければ幸いです。

参考までに過去の教材紹介記事です。


2020年ベストバイの英語教材

http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=4919

2021年ベストバイの英語教材

http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=5148


今年ノミネートした本は11冊です。ジャンル別に紹介しつつ、最後にベストバイをご紹介したいと思います。(ただ今、選考中です)

☑︎師匠の追っかけは続く

勝手に英語教師の師匠として追いかけている大西泰斗先生の著作はすべて目を通しています。期待以上を超えてくるのが大西先生のすごさです。

『総合英語FACTBOOK』

大西泰斗著・桐原書店

神本、改訂版。各チャプターの冒頭にあるQRコードから飛べる動画が秀逸です。文法書は読むだけではなく、動画を見る・音声を聴くこともスタンダードにしたいという想いを感じます。

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『英語文法マップ』

大西泰斗著・NHK出版

日本人が英語習得で乗り越える壁である「語順の違い」に着目した一冊です。2020年度の「ラジオ英会話」を編集したもので、コンパクトにまとまっています。例文の量も適切で、数日で一気に読み終えると英語の見え方が変わるように感じます。

☑︎TOEICはリーディングセクション対策がブーム?

2022年、TOEICの運営団体であるIIBCが割と攻めてきましたね。公式系が市場を賑わせていたように思います。公式はある種殿堂入りであるため、それ以外の本をご紹介します。なんだかリーディングセクションの対策本が多めに感じます。

『TOEIC(R) L&R TEST 出る問特急 金の文法』

TEX加藤著・朝日新聞出版

TEX先生が手がけた問題は「公式系の次」にやっておくべきではないかと思うくらい良質です。文法問題の英文に収録されている単語がさりげなく新出なものもあり、素晴らしいですね。

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『TOEIC(R) L&R TEST 音読特急 速聴力をつける』

駒井亜紀子、Daniel Warriner著・朝日新聞出版

記事

voicy

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『TOEIC(R) L&R TEST 読解特急3 長めの記事編』

神崎正哉、TEX加藤、Daniel Warriner著・朝日新聞出版

改訂前は「上級編」でしたね。「350語くらいの長めの文章×記事」という高負荷なところが好きです。この本の英文がすらすらと読めるようになれば、本番は楽になるでしょう。ただ、この本を使いこなすには相当な英語力が必要です。

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『TOEIC(R) L&R TEST 超速スコアアップ特急 Part2&5を狙え』

Jun、Ross Tullock著・朝日新聞出版

短文から攻略という切り口が新しいです。対策に行き詰まっている人はこの一冊で短文パートをやり込むのも手です。Part 2は変化球の具合が絶妙で、Part 5は900overでも苦戦する問題が収録されていました。発音に踏み込む解説も好き。

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『TOEIC(R) L&R テスト 990点攻略 文法・語彙問題1000』

濱崎潤之輔著・旺文社

990点取得には Part 5 の語彙問題の詰めが欠かせません。リーディングセクションで495に近いスコアを目指す方は語彙問題だけでもやってみると良いですね。

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『解きまくれ! リーディングドリル TOEIC(R) L&R TEST PART 5&6』

大里秀介著・スリーエーネットワーク

Part 5 の問題はもちろん、Part 6 の重要な英文の解説に「構文解析」の説明があるのは素晴らしいです。この手の説明は省かれることが多いため、レアです。対象スコアが860点以上と高いですが、それより低くても英語の読み方を学ぶのにうってつけの一冊です。

📄

☑︎資格試験以外は昨年の反動?

いろいろな語学書を手広く見ていますが、「これはいい」と思えるものがあまりなかった印象です。2021年は資格試験を除いた「英語」の本が豊作だったからでしょうか。それでも、その中に素晴らしい本はあるのも確かです。

『今度こそすらすら読めるようになる「ニュース英語」の読み方』

三輪裕範著・ディスカヴァートゥエンティワン

校正で担当した本です。題材が2021〜2022年のものが主で、リアリティを持ちながら楽しめる一冊。記事もたくさん収録されていて、三輪先生の知見の深さに唸りました。資格試験を終えてから語彙力やリーディング力を伸ばしていく接続に使えます。

voicy

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『英語ライティングの極み』

鈴木瑛子著・DHC

極みと題しているだけあって、それなりの英文を書ける人が洗練されたものをアウトプットするための本です。その技術を50のルールにまとめたこともすごい!体系化されている証拠ですね。

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『1ヶ月で洋書が読める タニケイ式英語リーディング』

谷口恵子著・プチレトル

===

『英語は決まり文句が8割』

中田達也著・講談社

タイトルにある通りで「もっと定型表現を仕入れねば」と思わせてくれます。決まり文句がなぜ重要かを示してくれるため、モチベーション維持にも役立つ内容になっています。


以上が2022年に気になった語学書です。まだ使い途中のものもあるため、終わり次第にYouTubeやvoicyでご紹介していきます。

では、最後にベストバイを僭越ながら選ばせていただきます。(ただ今、選考中です)

【永久保存版】2021年ベストバイの英語教材

書きかけで保存されていた記事を1年後にそのまま公開しました。

YouTubeでは2021年TOEIC本ベストバイをご紹介しました。

サムネでネタバレ感

ここからが記事の本編です!(2021年のテイでお読みください)

2021年もコロナウイルスに振り回された一年でしたが、いくらか外出がしやすくなり、英語学習の友である「本」を買いやすくなったように思います。皆さんはどのような本を買いましたか?

2020年に引き続き、今年も勝手に開催いたします!

参考:2020年ベストバイの英語教材

ぼくは学習者・講師・編集者の側面を持つため、結構目が肥えています。語学書業界には長年いるので、今後の学習にお役立ていただければ幸いです。

今年ノミネート(=ぼくが自腹で購入)した本は20冊。ジャンル別に紹介しつつ、最後にベストバイをご紹介したいと思います。

🏃

師匠の追っかけ

ぼくの英語学習を変えるきっかけをくれた大西泰斗先生のご本。今やラジオにテレビに大忙しの先生です。テレビに出たことで、出会った人が多いのではないかと思います。

『英会話 話を組み立てるパワーフレーズ 講義編』
『英会話 話を組み立てるパワーフレーズ トレーニング編』

2020年の「ラジオ英会話」の内容を再構成したものです。「フロー」という話の展開を組み立てるフレーズを教えてくれます。単語や文法だけを学んでいても、抜け落ちがちなところです。というか、意識的に学べる教材はなかったように思います。

前者には540分、後者には360分の音声が付いているため、独学には向いていると感じます。Eテレ「英会話⭐︎定番レシピ」の内容がぴったりな方は、こちらを強くオススメします。

👨‍🏫

相変わらず人気の TOEIC

受験者数は減っているものの、英語力を計測する試験として人気があります。個人的に、TOEIC の本はほとんど買わないと決めているのですが、依然として良書が出てくるため、研究用に買ってしまいます。

『TOEIC L&R TEST 読解 特急4 ビジネス文書編』
『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』
『TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング』

お世話になっている特急シリーズ。いつも「もう出し尽くしたかな」と思いきや、新作を出してくるあたり、さすがです。

『読解特急』は改訂版です。ビジネス文書はパターンが決まっている分、型を習得すれば爆速で読めるようになっていきます。『読解特急4』は早めに攻略しておくのがベターです。

『暗黒のフレーズ』は、ダースベイダー並みに手強いです。迂闊に手を出しにくいですが、今後 TOEIC に出ると予想した単語が収録されているのが粋です。単語を完璧にして臨みたいという人が、最後の一押しとして使う一冊でしょう。

『5分間特急』は「忙しい人のため」を思う気持ちが伝わってくるコンセプトです。本当にサクッと取り組みやすい上に、解説が絶妙なコンパクトさなので、多くの方が重宝するでしょう。


『1日1分! TOEIC L&R テスト 炎の千本ノック! パート5徹底攻略』

こちらも定番のシリーズです。本番さながらのテスティングポイントが収録されているので、事前に解いていくことで、本番でデジャヴ感を抱くことができるでしょう。毎度言いますが、英文が難しめなので、リーディングの練習になるのもグッドです。


『英英英単語 TOEIC L&R テスト スコア990』

英英英単語もシリーズです。個人的には、「まさか TOEIC に、しかも、満点レベルに手を出すとは」という衝撃です。良い意味で。難しい単語をどう覚えるかは人それぞれですが、噛み砕いた英語で理解するのは良い手法です。本番では、難しい単語は言い換えられることがあるため、その点もコンセプトと合っていて素晴らしいです。

📕

新書で英語学習の時代

2020年の終わりに『英語独習法』がヒットしました。そこから新書で英語学習する流れができたように思います。すべてを追いかけ切れていませんが、Twitter を中心に話題になっているものは購入しています。

『英語の読み方』
『英語の思考法』
『英語の学び方』
『伝わる英語表現法』(2021年復刊)

今まで新書はさほどチェックしていませんでした。ただ、どの本も「素晴らしい」と唸らされました。正直、隅から隅まで読めているわけではないのですが、取り上げている切り口が新鮮でした。

🗞

立ち返るリーディングの世界

『英文解体新書2』
『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』

両方とも少しずつしかかじっていません。ただ、読めるようになることは「できる」ようになった感覚がわかりやすくて良いですね。しかも、読むレベルが上がれば、扱える情報も増えるわけです。

👀

ライティング新時代

『英語ライティングの鬼100則』
『自由英作文の合格教室』

一昔前はライティングのお手本となる本はなかったように思います。でも、このお二方が降臨してくれたおかげで、一気にライティング本のハードルが上がりましたね!ライティングの骨格を作ってくれる2冊でしょう。

✍️

英会話力アップの新しい切り口

『3分間 パワー音読トレーニング』
『英語が話せる人はやっている魔法のイングリッシュルーティン』
『TOEIC 300点から同時通訳者になった僕の英語学習法』

前から知られる「パワー音読」とその実例と具体例を示す本。そこに割って入ってくるのが「イングリッシュルーティン」。新時代の到来の予感です。


それでは、ベストバイ発表!

2021年TOEIC部門

『TOEIC L&R テスト 詳説英文法』

この本に対する熱量は、冒頭のYouTubeの動画の中でも語っています。

著者のHUMMERさんのTOEIC知識が詰まった「最高傑作」だと感じます。正直、一周目ですべての知識を吸収するのは難しいです。でも、何周も何日もかけて自分のモノに変えていけば、必ずTOEICのスコアアップにつながります。

2006年からTOEIC本の研究をしていますが、過去トップ3に入るのではないかと。

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全人類マスト部門

『それわ英語ぢゃないだらふ』

英語教育に対する指摘やそこからの脱却など、英語学習をするための本ではありません。ただ、英語学習をする上では絶対に知っておきたい事実と仮説が書かれています。

学校で英語を学んできた日本人にとって救世主となる本です。英語と日本語の圧倒的な違いである「語順の違い」をどのように乗り越えていくかが見えてくるからです。

今後の学習内容の展望も見えてきますから、できるだけ早く読んでおいてほしい一冊です。

🇯🇵

以上、2021年の英語教材まとめでした!

【永久保存版】2020年ベストバイの英語教材まとめ

「英語を勉強するのに何を買えば良いのかがわからない」
「え、ぽるぽるの記事やツイートを見ていないの?」

2020年はコロナウイルスに振り回されて、激動の時代でした。
勉強のペースメーカーにしている TOEIC も受験するのが難しくなりました。
環境が変わったことで、勉強のペースが乱れた人も多いのではないでしょうか。

そんな中でも、英語学習教材は発売され続けていたのをご存知でしょうか?
外出制限がされた中で、リアル書店に足を運ぶ頻度が減った方も多いはずです。

そこで、2020年に発売された英語教材の中で目立つものをご紹介します。
ぼくが現役英語学習者の声を聞きたくて、ツイートをしたのがきっかけでした。
今回はこのツイートのまとめに個人の見解を含めたものとなります。

https://twitter.com/porpor35/status/1343381950711488512

ベストバイだけ知りたい方は最後の方にスクロールをしてください!

 

*定期刊行物の安定感

「2020年に発売されたもの」という制限をしたのですが、
ぼくの予想外のものがいくつか紛れ込んできました。
それは、定期的に使えるもの、です。

ぼくは「ラジオ英会話」と「実践ビジネス英語」、
「CNN English Express」を定期購読しています。

実際のモノ(=テキスト)があると、
普通の本よりも「やらないと」感が強いですね。

特に、ラジオは放送がリアルタイム or ストリーミングでしか聞けない分、
勉強の強制力が強いように感じています。

 

「入門ビジネス英語」

メインの教材は過去の放送の再放送なのですが、一歩出遅れると売り切れてしまう隠れヒット教材です。 内容は基本重視ですが、実際のネイティブの使い方が盛り込まれていたり、たまに「特別編」という時事的な新規の企画が盛り込まれていて、楽しみながら学習ができます。

by マツキチ君さん

(ぽるぽるより)
「入門ビジネス英語」は非常に絶妙な教材です。
スピーキング力を高めたい人にも TOEIC 対策をしている人にも良いです。
基本重視ではあるものの、わかると言えるは別物ということを考えると、
侮れない教材であるように感じています。

 

「The Japan News」

紙の英字新聞The Japan Newsです!これまで電子版の英字新聞を購読していたのですが、いつでも読めると言う気楽さで全然読みませんでした。紙新聞は読まないと日々積まれていくので強制力があります。

by あきさん

(ぽるぽるより)
「The Japan News」自体は読んだことがないのですが、
英字新聞は「時事ネタ」は興味を持って読めるのが良いですね。

TOEIC Part 7 の article 問題対策にもなります。
ただ、読解力や単語力が低いと読み進めるのが大変です。
読む人のレベルを選ぶように感じています。

また、英字新聞は紙が一番ですね。
モノがあると「やらないと」と思えるのもグッドです。

 

*試験がなくても出続ける TOEIC の新刊

2020年は半年ほど TOEIC がありませんでしたが、いろいろな新刊が出ています。
TOEIC 本の売り上げが落ちたという噂ですが、相変わらずの点数です。
シリーズものがやはり強いですが、新シリーズも出てきています。

 

『1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック!2』

ベストバイに入れるか迷ったほどの定番教材です。
この教材に出るトリックや語彙問題は本番そのもの。

英文が本番より難しいので、読解教材になるのも良いところです。
講師として、研究素材とさせていただいております。

 

『TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+』

この本もベストバイ候補でしたが、もう殿堂入りしている一冊でしょう。
模試といえば『公式問題集』が一番手ですが、二番手は絶対にこれ。
問題も解説も秀逸ですし、動画や弱点診断まで付いていて、言うことなしです。

 

『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』

個人的に大好きな教材ですが、めちゃくちゃハイレベルです。
このブログでレビューしますが、対象は満点を目指す人でしょうか。
難しい単語は、本番で出会う確率が低いので、
わからない単語をあぶり出すくらいでちょうど良い気がします。

 

『TOEIC L&R TEST読解特急6 トリプルパッセージ編』

トリプルパッセージは多くの方にとって鬼門なので、
そこを集中的に対策できる本書は貴重な存在です。
クロスリファレンス(関連させる)問題が多めなのもグッド。

 

『TOEIC L&Rテスト 壁超えトレーニング』Part 5-6, Part 7

特にパート6の文挿入問題は、解説がわかりやすく、解答手順をマスターでき、今年の大きな収穫でした。

by 椿さん

(ぽるぽるより)
解説がわかりやすいというのは、学習者にとっての重要ポイントです。
講師として思うのは、文挿入問題は解説が難しい。
そこがわかりやすいならば、解説のわかりやすさはピカイチでしょう。

 

*TOEIC Speaking の広がり

TOEIC スピーキングテストは L&Rテストほどは浸透していませんが、
ハイスコア取得者が次のステップとして選択していることが多いです。
今まで対策本はいくつかありましたが、決定版と言える一冊が出ました。

 

『TOEIC スピーキングテスト 究極のゼミ』

モデルアンサーがスコア別に二種類あることが対策本として優れています。
テスト受験者のレベルはいろいろなので、手広くカバーしているのはさすがの一言。

個人的にツボだったのは、第1回の「話せる」ことについての深掘り。
テストのみならず、スピーキング力アップに役立つ内容がまとまっています。

 

*SNS から出版界への進出

Twitter や YouTube で著名な方が語学書を出すケースが増えてきました。
SNS でその人を知った上で購入の判断ができるのはメリットですね。

 

『Distinction 2000』

英語系 YouTuber の代表格である ATSU さん。
前に自費出版(?)はされていましたが、市販となるものは初めて。

アカデミックにもプラクティカルにも使える単語帳だと聞き、
発売後にすぐに買いに行って、ブログの記事まで書いたことを覚えています。

TOEIC 990点満点保持者が語る『Distinction 2000』の効果的な使い方

例文の英語が非常にナチュラルで、使いたくなる表現が満載です。
自分が高校生ならば、これを使って単語学習をしたと思うくらい秀逸です。

ただ、ものすごく優れた一冊だとは思うものの、使う人を選びます。
一冊を終えるのが大変で、誰にでも勧められるものではない感じです。

 

『英語日記BOY』

Instagram で英語日記を紹介したことをキッカケに、
独自の学習法をブログで公開したら、めちゃくちゃバズった新井リオさん。

最初からいい感じに売れていましたが、
オリエンタルラジオの中田敦彦さんが YouTube で紹介したことで、
さらに広がった一冊です。

学習法として非常に理にかなっており、「これならできそう」と思わせてくれます。
読む前は「日記を書けばいいんでしょ」と思っていましたが、
日記の書き方も復習(!)の仕方も衝撃を受けました

 

『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』

Twitter で誰もが見たことがあるこあらのイラストで有名なこあたん。
ツイートのまとめのような形で、語学書としてリリースされました。

ニュアンスという言葉が嫌いな方が多いかもしれませんが、
「英語をそのまま理解する」と言い換えると良いです。
イラストを通じて理解することで、直感的に英語と接することができます。
TOEIC に役立つ内容も多くあり、万人受けする一冊です。

 

*スピーキング力を高める鉄板教材シリーズ

スピーキング力の向上は日本人の永遠の課題です。
ここを解決するにあたり、さまざまな教材が発刊されました。
中でも目を引くのはシリーズものの存在です。

 

『英英英単語 初級編』『英英英単語 中級編』

こういうのがあればと思っていた商品でした。上級以上は2019年なので、これで。

by diatomさん

上級編や超上級編を見たことがありますが、何度も買うか迷いました。
語学書をたくさん見てきた分、良書であると判断しています。

「英語を英語で理解する」ことは憧れですが、英英辞書で調べるのは面倒。
かゆいところに手が届くシリーズです。

 

『一億人の英会話』

大西泰斗先生の『一億人の英文法』のシリーズです。
各レッスンが語順や文型のパターンでまとめられており、
要点を理解してから音読を行うことができます。

ラジオ英会話で今まで学習した内容を復習するにもピッタリだと思います。

by まゆみさん

大西泰斗先生はたくさんの著作を出されていますが、
「どれをやればいい?」と聞かれたら、迷わずこれだと答えます

英語のパターンを全網羅した暗唱用例文が載っている一冊で、
文法事項の簡潔な説明も掲載されている点が学習者フレンドリーです。

ぼくは別の本で大西メソッドを叩き込みましたが、
そのおかげで TOEIC も英会話も楽になった感じがあります。
今からやるならば、絶対にこれです。

以上、ここまでは2020年に発売されたもののご紹介です。
ここ以降は「ベストバイ」と題して、3冊ご紹介させていただきます。

 

*2020年のベストバイ3選

独断と偏見ではありますが、「これは買うべき」だというものを挙げます。
ここだけ Amazon のアフィリエイトリンクでご紹介していますが、
ぼくの元から買うのが嫌な方は自分で検索をしてご購入ください。笑

ベスト3から1までを発表させていただきます。
2020年のベストオブベストの栄冠は誰の手に?

 

『TOEIC L&Rテスト 基本例文990選』

Twitter で我慢しきれずに、先走ってしまった一冊です。
タイトル通りに「基本例文」が載っています。
例文の中に重要語句もシチュエーションも含まれているため、
ぼくは旧版の『700選』を使って衝撃を受けました。
これを使い倒せば、TOEIC のスコアが上がらないわけがありません。

以下のようなブログ記事を書きましたし、
この本を用いたセミナーまで実施しています。

TOEIC受験回数923回の総決算『TOEICテスト 基本例文700選』

『TOEICテスト 基本例文700選』でリスニング攻略セミナー全3回、終了!

これほど惚れ込んでいる一冊の新版ですし、
バージョンアップして290文も増えているとなれば、
マストバイであることは間違いありません。

 

『英単語 基本イメージ集中講義』

「大西泰斗先生の著作を一冊挙げるならば」と書きましたが、
ベストバイなのは「単語」です。

大西先生は今までも単語に関する著作を出しておりますが、
総まとめ的な一冊であることが感じ取れます。

基本的な単語は瞬発力が命です。
TOEIC では直感的にわかる必要があります。
英会話では素早く使える必要があります。

イメージと言っても、単にイラストがあるだけではなく、
単語のニュアンスの輪郭をつかむことができる説明も気持ちがいいです。
この本でイメージをつかんだら、実践あるのみです。

 

では、2020年のベストオブベストの発表です!

 

『総理通訳の外国語勉強法』

英語勉強法の本として、忘れられない一冊です。
読んだことがない方も多いのではないでしょうか。

世界最難関のアラビア語の習得が例に挙げられているのですが、
日本人がどのように外国語を学べば良いかが余すところなく紹介されています。

この本では「日本語ファースト」を掲げています。

「『英語を英語のまま考えろ』と言われても……」

と思ったことはありませんか?
そんな方々の味方になってくれる一冊です。

皆さんに勇気を与える言葉を引用して、この記事を引き締めたいと思います。

外国語の習得には1パーセントの才能もいりません。器用でなくてもいいのです。正しい方法と謙虚さを持って努力するのみです

その正しい方法やマインドセットについて書かれています。
サクッと読める一冊なので、ぜひ目を通すことをオススメします。

ということで、2020年の英語教材のまとめでした。
他にも「これ、いいよ」というものがある方はコメントでぜひ。
2021年に目を通してみたいと思っています。

【効果例あり】英文法をガッツリとやったタイミングまとめ

「文法は小難しくて嫌だ」
「文法はどうせ役に立たない」

このように思う気持ちはものすごくわかります。
文法書はやたらと分厚くて、字が細かいですから。
覚えることが多くて、気持ちが萎えるのではないでしょうか。

一方で、文法の必要性を感じているのも事実でしょう。
先日書いた次のツイートがそれなりに反響を得ました。

https://twitter.com/porpor35/status/1296083273978798082?ref_src=twsrc%5Etfw

反響があった理由は「共感」にあると感じています。
最初の「文法は役立つ。英語のルールだもの」という文。
皆さん、文法の知識がどうであれ、役立つものだとわかっています。

ただ、どのようにやっていったら良いかがわかりにくいのも確かです。
ぼくが今まで「英文法」とどのようなタイミングで勉強したかをお伝えします。
この流れを見ていただくことで、以下のことが実現できます。

☑︎ご自身の勉強の軌道修正をすることができる
☑︎TOEIC 満点や英検一級、アウトプットに困らないレベルに到達する

 

❶中学レベルが土台になる

中学で学ぶ英文法は超基礎です。
ここを避けて英語力アップを狙うのは難しい。
だからこそ、中学の内容に自信がない人はここに戻る必要があります。

ぼくの場合、学校の授業と地域の塾の授業でダブルでインプットしていました。
塾で「予習」をして、学校で「復習」して、というスタイルですね。
英語はもともと好きだったので、かなり前のめりで受けていた記憶があります。
文法は英語のルールだとなんとなく理解していたからこそ、
授業ではかなり真面目にやっていたように思います。

そのおかげもあってか、中学では好成績を収め続けていました。
英語が自信になって、他の科目にも好影響を与えたのも良かったです。

さて、「中学校の授業が大事」という結論を、皆さんがどのように生かすか。
この記事をお読みの皆さんは、昔に戻ることはできません……。
もしぼくが中学レベルの文法をやり直すとしたら、
コスパがよく、参照するのが楽な「紙の本」を選びます。

いろいろとオススメはあるのですが、次の点を基準にすると良いですね。

☑︎薄い
☑︎見やすい
☑︎演習問題がある
☑︎音声が付いている

書店に行きにくいご時世ではありますが、手にとって確認するのはマストです。
ネット書店やネット記事のレビューだけを頼りにしないでください。
合うかどうかは見ないとわからないからです。

中学英文法のやり直しのコツは、サラっと何度も見て、頭に入れること。

理解するのは簡単かもしれませんが、英語初心者には苦行に感じるはず。
一周目で理解できなくても大丈夫です。
何周もして、自分のものにしていきましょう。

ここをクリアできれば、後がだいぶ楽になります。

  

❷高校は読解を意識する

中学レベルはさほど大変に感じずに進めたものの、
高校は一度挫折を味わいました。
出される英文が「読めない」のです。

知らない単語が増えたという理由もあるのですが、
文法を「読む」ために使いこなせなかったという理由が大きいです。
「単語は知っているのに、読めない」という事態にも出会ったからですね。

英語の伸び悩みを感じた高校2年あたりに、改めて文法と向き合いました。
以下の記事でご紹介している『山口英文法講義の実況中継』です。

この本のおかげで、高校レベルの英文法の全体像がつかめた感じです。
受験参考書ではありますが、口語で読みやすいため、今でもオススメできるものです。

そして、高校の友人からオススメされた、代々木ゼミナール講師の富田一彦の本が決定的でした。
これは万人ウケしないのですが、ぼくに大きな影響を与えたシリーズがありました。
『富田の英文読解100の原則』という上下巻の本です。

この本のおかげで、「読むための英文法」を手にいれた実感があります。
教え方に癖があるため、最初はかなり難しく感じるのですが、
英文法が使える快感と英文が読める快感を味わうことができます。
富田先生の教えが無意識に使えるようになったら、
TOEIC レベルの英文は余裕で理解することができます。

めちゃくちゃロジカルに説明してくださるので、
「フィーリングでいけるでしょ」という考えの方は 絶対に読まないほうがいいです。笑

英文法というルールを使って、丁寧に読むことの大切さを知ってほしいです。

 

❸語順通りに理解する

❷までで読めるようになるのですが、話すとなると、うまくいかないことがありました。
そこで出会ったのが、大西泰斗先生の「ハートで感じる英文法」の再放送です。高校生時代にロジカルに寄りすぎた反動からか、
「感覚で理解するのって面白い」と心から感動しました。

そこから大西先生の著作を読み漁り、英語を感覚で理解する段階へ移っていきました。

これは❷と逆行する流れなのですが、❷があっての「感覚」だと感じています。❷の段階で、丁寧に英語を使う型を身につけたからこそ、
その型を感覚的に使うことができている、という実感があるからです。
❸から入っていたら、❷の必要性を感じることなく、
文法の使い方が安定しない感じになっていたかもしれません。

特に、日本語の語順に引っ張られることなく、
前から理解できるようになったのは大きな武器となりました。
当時、TOEIC 対策をしていましたが、読むスピードが上がった感覚もありました。
いわゆる「返り読み」が格段に減ったのですね。

もちろん、英語の語順が自分に染み付いたことで、話す力の向上にもつながっています。

以上、英文法をガッツリとやったタイミングでした。
この後、改めて英文法と向き合うことがあれば、加筆する予定です。
今のところはなさそうな予感ですが、何があるかはわかりませんから。

ぜひ文法を武器にして、英語力をアップさせていきましょう!

大西泰斗先生の「ラジオ英会話」を TOEIC 学習者にもオススメする理由

「TOEIC の素材だけでは飽きる」という声を聞きます。
そして、TOEIC 以外の素材を使おうとして、ニュース英語に行く人がいます。
しかし、少し聞いてみればわかるのですが、
レベルが高くてついていくことができません。

では、どんな素材が良いのか。

いろいろな教材を研究して、最適だと考えるものがあります。
それは、NHK ラジオ講座「ラジオ英会話」

現時点で最強です。

思いつく限り、メリットはこんな感じです。

☑︎ レベルが絶妙
☑︎ 前から理解する力が醸成される
☑︎ スピーキング力アップにもつながる
☑︎ こなれた表現に唸らされる

以前、次のような勉強法の記事を書いていますので、
もしよろしければ、ご参考になさってください。
今はマイナーチェンジをしていますが、根本は同じです。

上に挙げたメリットについて、もう少し詳細に語っていきましょう。
もし「これはやってみよう」と思ったら、
放送を聞いてみると、雰囲気をつかむことができるのでぜひ。

 

☑︎ レベルが絶妙

TOEIC の Part 3, 4 に比べると、やや簡単ではあります。
ただ、リアルな会話に慣れておけば、TOEIC にも対応しやすいです。
Part 7 のチャット問題にも対応することができますね。

ほぼ毎日の放送で、会話に触れることができれば、
会話の独特なリズムには間違いなくなれることができます。
TOEIC を始めたばかりの方でも、スッと入っていきやすいレベル感です。
説明も丁寧なので、ご心配なく。

 

☑︎ 前から理解する力が醸成される

実は、ここが一番のオススメポイントであります。
ぼく自身の TOEIC のスコアアップの理由に、
大西メソッドを学んだことが挙げられます。

毎月のテキストの冒頭に描かれている

・説明ルール
・指定ルール

という二つが頭と体に染み込んだため、
英語がよどみなく理解できるようになったのです。

この話は2020年度のテーマではありませんが、
随所で説明してくれる分、今からでも遅くはありません。

もし「文法」にフォーカスして、「ラジオ英会話」を楽しみたい方は、
過去の放送をまとめた『英文法パーフェクト講義』が良いでしょう。

☑︎ スピーキング力アップにもつながる

会話を扱っているため、音読や暗唱を通して、
スピーキング力アップにつながるのは間違いなしです。
ぼくが未だに欠かさず取り組んている理由はここにあります。

 

☑︎ こなれた表現に唸らされる

TOEIC には出てこないものの、「へ〜」と思う表現が出てきます。
こういう出会いは知的好奇心を刺激してくれるので、
英語学習にメリハリをつけてくれるはずです。

例えば、最近、ぼくが唸ったのはこちらの表現です。

I wasn’t born yesterday.

ご存知ですか?
ぼくは初見で、「へ〜」と放送を聴きながら言っていました。

「昨日生まれたわけではない」
→「前から生きてる」
→「そんなことは知っている」

面白くないですか?
TOEIC 対策をしていると、TOEIC に出るものばかりに敏感になりますが、
新たな英語の楽しみ方として、活用できるのではと考えています。

以上、TOEIC 学習者にも「ラジオ英会話」をオススメする理由でした!

おすすめアプリで「ラジオ英会話」の例文を完全暗唱する勉強法

学んだ英文を覚えていますか?

NHKラジオ講座「ラジオ英会話」のユーザーの方が増えているかもしれません。
2018年度4月から大西泰斗先生が講師になったことで、

「大西先生のファンです」
「大西先生の切り口が好きです」
「わかりやすいと評判を聞いた」

ぼくもその仲間の一人です(笑)

という、良い流れができているのではないでしょうか。

実際、講座の内容についても、

「英語を学習し直そう」
「英会話力を高めよう」

という人たちにはうってつけの講座になっていると思います。

英語は使ってなんぼ

拡声器を使うまでもないが…話そう!

しかし、ラジオを聞いたり、テキストを見たりするだけで、
英語力が伸びるかと言ったら、大間違いです。
もしそんな教材があったら、日本人はこんなに英語で悩まないはずです。

ぼくは TOEIC で990点満点を取ったり、英検一級を取ったりできましたが、
この講座の通りにスムーズに話せるかと言ったら、難しい部分もあります。
(だからこそ、今、この講座を使っているわけです。)

英語を話せるようになるためには、英語を話す必要がある。

現時点(2020年)の具体的な勉強法

2018年4月には次のような記事を書き、
2020年の今でもベースとなっている学習法です。

一週間使ってすぐに書いた記事ですが、内容は古びていないです。

同じような内容で、YouTube でも話をしたことがあります。
上の記事を少しバージョンアップした勉強法になっています。

どちらでも言っていますし、2020年度のテキストには次のように書かれています。
「上手に学んで英語を話せるようになろう」というタイトルです。

❶ダイアログは会話に役立つ自然な英語の宝庫。何度も音読・暗唱。

(2020年度5月号17ページから引用)

他にも挙げられている項目がありますが、注目すべきは「音読・暗唱」です。
講師自身も「暗唱しよう」という、勉強法の結論を出しているわけです。

勉強法をアプリの力でバージョンアップ

このまま続けていくつもりだったのですが、
この勉強法をさらにバージョンアップさせることにしました。
きっかけは Twitter でつぶやいた通りです。

https://twitter.com/porpor35/status/1263704803940593665
新しい勉強法は楽しい!

今年度の #ラジオ英会話 のテーマは「フロー」。話す英語を豊かにするためには、自分の今に足りない部分だと実感しました。そのため、日々の暗唱に加えて、忘却曲線を活用したアプリで、例文をすべて覚えます。ガチります!

カードは共有できるため、同じアプリを使っている方はぜひ使ってください!

2018年度のテーマは「文法」、2019年度は「単語」と来て、
ここまでは他の大西先生の教材で学んでいたから良かったのですが、
2020年度のテーマである「フロー」は新しい考え方ですし、
自分にとっては弱い部分だと感じました。

そのため、ダイアログはもちろんのこと、例文も完全に暗唱したいと思い、
作戦を考えた結果が「アプリの使用」です。
完全に暗唱するためにはどうしたら良いかを逆算した結果ですね。

使うアプリは「分散学習帳」というもの。
ベストな復習のタイミングで知らせてくれるというのがミソ。
先ほどご紹介した YouTube でも述べた「エビングハウスの忘却曲線」に沿っているはず。

これは「エビングハウスの忘却曲線」のグラフではないので、悪しからず。

▼App Store▼ https://apps.apple.com/jp/app/%E5%88%86%E6%95%A3%E5%AD%A6%E7%BF%92%E5%B8%B3/id1443293141

▼Android▼
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.keigo.matsumaru.ankiapp&hl=ja

*機種変をしたら、データが引き継げないと聞いて、別アプリにするか迷い中です。
*「Anki」がベターっぽいですね。おそらく移行します。

ね、こちらの方が良さそう。

勉強法としてはシンプルです。

通知が来たら「言えるかどうか」を試す

やり方を複雑にしてしまうと、続かなくなってしまうため、
できるだけシンプルにそぎ落としました。
始めて間もないですが、少し試してみて、効果が出そうな実感があります。

「いついつに復習しよう」と自分で管理するのは大変です。
そこは外部(アプリ)の力を頼ればいいと考えています。
そちらの方が楽ですし、抜け漏れがないですよね。

2020年度の「ラジオ英会話」が終わる頃、どうなっているかが楽しみです。

大西泰斗先生の『総合英語 FACTBOOK 例文完全マスター』刊行記念講演会に参加してきました

NHK の「ラジオ英会話」講師として有名な大西泰斗先生が新刊を出されました。

 

 

文法書の定番となりつつある『FACTBOOK』の例文集です。
「文法書に例文が書いてあるのに、なぜわざわざ別冊に?」と思われるかもしれません。
本書の冒頭に次のように書かれています。

基本例文(全815文)の内容を十分に「理解」し、さらに音読などのトレーニングを繰り返し行って基本例文を「暗唱」することにより、文法の力を話す力に結び付けるための例文集です。(中略)ただせっかく学習した語順も、そのメカニズムを「理解」しただけでは使い物にはなりません。「体に埋め込む」ことが大切です。考えずとも自然に感覚的に正しい語順を作ることができるところまで習熟しなければ、到底会話では通用はしません。

 

大西先生は他の著作やラジオ講座で、文法について説明しています。
ですが、これらを読んだり聞いたりするだけでは、理解で留まります。
理解した文法を自分の血肉にする時間や学習が必要というわけです。

 

そこで、この一冊が世間に送り出されたわけですが、
その発売記念として講演会が開催されました。
今回はその内容をコンパクトにお送りします。

 

1.先生のミッション
2.文法の内在化
3.圧倒的に足りていないモノ

 

それでは、先生の生の言葉を引用しながら、レポートさせていただきます!

 

 

1.先生のミッション

先生は講演会冒頭で次の発言をされていました。

 

日本人全員に英語を話せるようになってほしい

 

本を書くのも、ラジオ講座で話すのも、すべてはこのミッションに通ずるとおっしゃっていました。
今回の講演会のタイトルも「さあ話そう!」というものでした。
この発言を伺って、改めて学習者としても講師としても結果を出したいと感じています。

先生の言葉ではありませんが、強くお伝えしたいことがあります。
それは、学習者のぼくらは会話力を高めて、何かしらの結果を出す必要がある、ということ。
この結果によって、先生のミッションが達成されていくわけですから。

 

結果にこだわりましょう!

 

2.文法の内在化

次の発言は最初にも最後にもおっしゃっていたことです。

 

言葉自体を考えたらダメ

 

「この発言はこの文法を使って…」のように考えていたら、
会話にラグができてしまい、スムーズに会話をすることができません。
文法の組み立てを頭の中で経由してはダメ、ということです。

 

先生が例に出されていたものをご紹介しましょう。

 

We’ve been teammates for three years.(チームメートなんだよね)
We were teammates for three years.(チームメートだったんだよね)

 

前者は現在完了なので、「今」に焦点が当たっている形。
後者は過去形なので、「遠く離れた」出来事を表す形。

 

これらを日本語で言う場合は、文法などを組み立てないはずです。
英語も同じレベルに持って行く必要がある、というのが先生の主張です。

 

ぼくはこの意見に激しく同意です。
皆さんも同じレベルに持っていきたいと思いませんか?
頭の中で英作文をしていたら、会話のスピードについて行くことはできませんから。

 

だからこその音読。
先生は「質感とともに声に出す」とおっしゃっていました。
使われている文法の質感を理解した上で声に出す必要性があるということでしょう。
日本語を介在させずに感覚から直接音読ができるようにしたいものです。

 

3.圧倒的に足りていないモノ

文法を終えた後に、何を身につけていけばいいのか、についてもお話してくださいました。

 

★ひとくちサイズの定型表現
★場面に応じた文の部品

 

これだけではわかりにくいので、具体的な英語を見ながらご説明します。

 

★ひとくちサイズの定型表現

ぼくなりの表現をすると、熟語の一歩手前という感じです。

 

・おいしそう:look delicious
・一口、いい?:Can I have a bite?

 

何気なく使われる英語をどんどんストックしていこうという話ですね。
この「ひとくちサイズの定型表現」はぼくがストックしているものと共通しているので、
今度、別の記事で、集め方とストックの仕方をご紹介したいと思います。

 

★場面に応じた文の部品

講演会では提案が例に出されていました。
提案を一つ取っても、強度によって使い分ける必要があります。

 

強い提案であれば、
・will have to
・had better
・see no alternative but to
などが挙げられていました。

 

弱い提案であれば、
・you could always
・it might be a good idea to
などが挙げられていました。

 

先ほどの定型表現よりは難易度が上がる内容ではありますが、
自由に会話をしていくためには必要な学習だと考えています。
先生によれば、「ラジオ英会話」の最後の三ヶ月(1~3月)のテーマはここだとのこと。
それまでに、基本動詞や定型表現をストックしていきたいものですね。

 

以上、講演会の参加レポートでした。

 

 

講演会後に、サイン入りのTシャツや色紙をかけてのじゃんけん大会が行われました。
参加者はざっと100人はいたはずですが、なんと勝ってしまいました……。

 

 

今年の運は使い果たしたようなので、じっとしていようと思います……
なんてつもりはなくて、これを起爆剤にして、英語も仕事も加速させていきます!

 

(補足)
大西先生の英文法書は『一億人の英文法』と『FACTBOOK』がありますが、
実際に紙面を見て選ぶことをオススメします。
『一億人の英文法』の例文集も出ているので、どちらでも同じ勉強法ができます。