遅ればせながらではありますが、この季節がやってまいりました。
2014年度センター試験
です。
もしこの記事をご覧の方の中に受験生がいらっしゃれば、本当にお疲れさまでした!
二次試験への対策など気が休まるときがありませんが、体には気をつけて、引き続き頑張ってください。
さて、センター試験(英語・筆記)を解いてみました。
2011年、2012年、2013年と解き、ブログにも記事を残しています。
2011年:TOEIC 965点ホルダーが2011年度センター試験を解く…185点(47分)
2012年:TOEIC 965点ホルダーが2012年センター試験を解く…190点(42分)
2013年:TOEIC 990取得者が2013年度センター試験を解いてみた…194点(57分)
年々上昇しています。
今年こそ初の満点を取得できたのか…はたして。
センター試験は
結果…
194点(48分)
でした。
ざ・ん・ね・ん・orz
ご飯を食べた後だから眠くなった…という言い訳は許されません。
TOEIC同様、根拠を明確にして解答しなくてはならない長文問題にて、
「なんとなくこれだろう」という甘い考えで出した解答で×です。
この甘さがTOEICでも出ているのだろうと猛省いたしました。
(昨年も長文で1問ミスで成長が感じられない…苦笑)
一方、試験自体の難易度は変わったのかどうか、一応確認してみます。
以下の予備校のサイトを見てみると、難易度は「昨年並み」です。
問題数は変わらず、全体の語数もほぼ同じ。(一部、傾向に変化がありましたね。)
ということで、概要はこの程度にして、TOEICブロガーとして問題を見てみます。
気になった問題や表現をピックアップしてご紹介いたしますので、解いていない方は解かれた後でご覧ください。
ネタバレ注意!
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■第2問 A(Part 5 形式の空欄補充問題)
〈問8〉
「those who 動詞」の形はTOEICでも見かけるでしょう。
今回は空欄にthoseが入るものでしたが、whoや動詞の部分が空欄になっていたとしても、
確実に正解できるよう、ルールを理解しておきたいところです。
また、問題にはなっていませんが、health insuranceはこのままおさえておきたい語句ですね。
■第2問 B(会話のやり取りの一文を補充する問題)
〈問1〉
文章の最後に出てくる「Either is fine with me.」は胸熱ですよね?
いかにもPart 2の応答の答えとして出てきそうな表現です。
〈問2〉
空欄に入れる「shouldn’t have 動詞(過去分詞)」は必須の表現です。
どちらかというとListening Partで出そうですね。
■第3問 A(一語or数語と同じ意味の表現を選ぶ問題)
Part 7のパラフレーズの練習になる、いつも楽しみな問題です。
扱われた表現は TOEIC では見られないものでしたが、周りの内容から意味を考えるいい訓練になります。
Part 7の問題も同様ですが、問題となっている語句をいくら眺めても、答えは出てきません。
前後の内容の流れを正確に読み取ることが大切になってきます。
■第3問 B(一段落の中で取り除くべき英文を選ぶ問題)
新しい傾向の問題です。第3問のAと同様、話の流れをしっかり読み取れているかどうかがポイント。
Part 7の文章でも気をつけていることですが、
接続(副)詞などのディスコースマーカーと言われる語に身を任せると、読み違えることが減ります。
■第4問 A(長文+グラフを読んで設問に答える問題)
文中の「A study conducted by とある機関 looked into 〜」で、
Part 5の問題として、conductedが空欄になっていたときに答えられるかどうか。
「conduct a study」という組み合わせはTOEICでも必須ですね。
(昨年は別の問題の長文で、「research conducted in 〜」が出てました。)
自分が受験生のときに知っていたかどうかわからない respectively もおさえておきたいです。
■第4問 B(ウェブサイトを読んで設問に答える問題)
ETSに作ってもらったのではないかと思わせるような、TOEICチックな問題です。
これはぜひTOEIC受験生全員に解いていただきたいです。
頻出表現ばかりで、取り上げるのが面倒なくらい。
application, apply for, reject, result in, elimination, due to, accept, applicant, payment, application fee,
participant, fail to, the designated time, for inquiries
あたりはTOEICの対策をされている方は、ピンと来てほしいですね。
■第5問(2つの文書を読んで設問に答える問題)
Part 7のダブルパッセージの問題の練習になります。文章の内容がTOEICとは違って(笑)感動を与えてくれます。
特に、最後の文にはぐっと来ました。
■第6問(1つの文書を読んで設問に答える問題…段落ごとに設問がある形)
あまり面白い表現がありませんでした…。
最後のほうに出てくる「thanks to 〜」は知っておきたいですが、
TOEICで鉄板の表現という印象でもないですね。
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以上です。
昨年に比べて、TOEIC的には面白くはなかったですね。
ただ、毎年申し上げておりますが、TOEIC より難易度は低いため、英語力のよい指標になります。
基礎単語を知っていて、文法ルールに沿って読めるかどうかをきっちりと測ってくれますから。
また、いつもTOEICの素材ばかり触れている方にとっては、気分転換にもってこいです。
もしチャレンジをされた方で「ここは面白かった」など、
ぜひ細かなことでもご意見をお聞かせくださいませ^^