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第230回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

本日、第230回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
ぼくは1月が最後の受験ですから、4か月ぶりです。

ということで、生存報告も兼ねて、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

=====
●フォーム
*Part 1 の1枚目は「スーツケースを引く2人の女性」です
*Part 7 の言い換え問題は performing / exercise です

●所感(『公式問題集 3』を基準に)
1:普通/2:難/3:普通/4:普通/
5:やや易/6:やや易/7:難
=====

今回もフォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承ください。
(Part 1 の写真や Part 7 の言い換えを覚えてくるのがミソです)

最近は連続受験をしていないので、難易度判定はあてになりませんが、
試験自体が比較的「普通〜やや難」レベルの部類に入るフォームだったと推測しています。

次は、各Partに関する感想です。

<Part 1>
大学の授業では「Part 1 では難問が出る」と伝えているのですが、
800〜900点をふるいにかけるような問題はありませんでした。
すべて標準的な語句が使われた難易度の問題です。

対策方法としては Part 1 の頻出語彙(名詞/動詞)をおさえることです。
改訂前の『パート1・2特急』の「はじめに」に次のようにあります。

英語の講師をしていると「リスニングができないんですけど、どうしたらいいですか?」とよく尋ねられます。僕はいつも「語彙力を上げてください」と答えます。非常に単純な事なのですが、どうも「知らない単語や表現は聞こえない」という事実に直面しようとしない学習者がたくさんいるようです。

Part 1 で全問正解するだけの語彙力をつけるために、
問題演習を多めに行っておくことが大切です。

ぼくは(改訂前ですが)この2冊のおかげでだいぶ対応力がついたように実感しています。


こっちは改訂版。Ⅱもそろそろ出るとか出ないとか。

とにかく「名詞」と「動詞」!

<Part 2>
「難」です。
ここは日本人にとって最難関のパートなのではとすら思います。
というのも、Whoに対して人の名前を答えるような直接的な答えは減り、
「あれをチェックしてみて」のような間接的な答えが増えているからです。

この間接的な応答の第一対策としては、消去法で対応する術を身につけること。
もちろん、地力をつけて答えられるのが理想ですが、欲しいのはスコアです。
最近だと『でる600問』が圧倒的に素晴らしいですね。
問題量も問題の質も Part 2 業界(?)ではナンバーワンです。

<Part 3, 4>
・3人の会話…1問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

「3人の会話」は1セットだけありました。
men / women などが設問にあれば、3人の会話と予測できるのですが、
まったく予測できなかった設問だったので、with three speakers と言われて驚きました…。
設問を読んで3人の会話と予測できる力は大切ですが、
それがわからなくとも、対応することはできます。
2人の会話と情報量という観点では差はありませんから、
普段から2人の会話を処理できる力をつけていきましょう。

「図表問題」は解きやすいもので、複雑なものはありませんでした。
「商品と値段」のようなものは、選択肢の逆張りをして待ち構えていればOKです。
ぼくは Part 3, 4 のどちらかで根拠を聞き逃した図表問題がありました…。

「意図問題」は「折れない」「時間をかけない」ことが重要なポイントになりますね。
話の流れを意識しつつ、そこにピタッとハマる選択肢を選びましょう。
意図問題は選択肢の読解に時間がかかりますから、迷いは禁物です。
意図問題の発言以降を聞き逃したり、設問の先読みの時間が減る可能性が出てきますから。

『公式問題集』を使用して、設問の先読みなどの自分の解き方を固定しましょう。
それができてきたら、素材を使って、音読などのトレーニングを取り入れるといいです。
(早く新しいナレーターに対応した『公式問題集』が欲しいところですが…)

<Part 5>
全体的に難易度をならすと、「やや易」と言えると思います。

まず、文法問題について。
品詞問題や動詞の形を問うものなど、昔からの定番の問題だらけです。
他の種類の問題や Part 6, 7 に時間を回す必要があるでしょう。

次に、語彙問題についても、さほど難しいものはありませんでした。
印象に残っているのは equal (share) です。
カタカナとして一般になっている語が狙われるのはこれから増えるかもしれませんね。

今のレベルによりますが、TOEIC に慣れているのであれば、
『でる1000』で文法問題を極めて、『千本ノック』でトレンドをおさえると良さそうです。

<Part 6>
難易度は「やや易」です。
文法問題が多かった分、解きやすかったように思います。
話の流れがわかりやすいものが多く、文挿入問題も解きやすかったでしょう。

Part 6 は「全文を読む」スタイルで挑まないと、答えられない問題が数多く出てきます。
今回のように文法問題が多めの回に当たればラッキーですが、
そうでない回に当たった場合は時間が多く取られてしまいます。

上で文挿入問題は解きやすかったと書いたものの、それでも時間は取られます。
ぼくはどちらかというと苦手な問題の種類なのですが、『パート6特急』で鍛えた感はありますね。
本番よりは易しい問題が収録されているのですが、解く上での頭の動かし方を学んだ感じです。

<Part 7>
Part 7 を「難」としました。
表のような問題はなく、とにかく片っ端から読まないといけない分、
普段から英語を読んでいない方には辛い Part です。

試験直後に次のようなつぶやきをしたくらい。

拾い読みでは正解できる問題はないので、頭から全文読んでいく必要があります。
問題演習を多く行うというよりも、英語を素早く正確に読める力をつけることが大事でしょう。
ですから、日頃読む素材は「なんでもいい」という結論に至りました。
英語を読むことが普通になれば、TOEIC への慣れは後から付いてきます。
もちろん、普段触れる素材が TOEIC がベターですが、そうでなくてもいいと思います。

とにかく読む!

もし TOEIC の素材がいいということであれば、『読解特急5』がいいですね。
ダブルパッセージで嫌が応にも読まなくてはなりませんから。
(トリプルパッセージ編は出ないかな…)

リーディングセクションを通して、ぼくの時間配分は以下の通りです。

Part 5:6分
Part 6:7分
Part 7(SP):23分
Part 7(SP):11分
Part 7(TP):21分

トリプルパッセージは英文量が多くて苦戦した記憶があります…。疲れた。

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

Tommy さんこと大里秀介さんの『TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル』を入手しました。

 

 

先日、特急シリーズに新しい仲間が入るという記事を書きました。

 

TOEIC 学習に必須の「特急シリーズ」に新しい仲間が3冊。

 

書いたと思ったら、あっという間にその1冊が書店に並んでいましたね。
そう、それが Tommy さんの『パート6特急 新形式ドリル』です。

 

 

最寄りの書店に置いていなかったため、都心に出た際に買いましたとも。

 

 

つぶやきにも書いたのですが、試験直前に新しい問題に手を出すのはご法度なんです。
というのも、自信を無くす可能性があるから。
ですが、手に取っては早速取り組み始めたのは、

 

Tommy さんの渾身の一冊を試験前に受け止めたかったから

 

というのが本音です。
買った後、すぐに取り組み始めて、3分の1を終えたところですが、
ハイスコアの人でない限りは、急いで取り組む必要はないと思います。
今まで解いた Part 6 の問題で形式に慣れておきましょう

 

Part 6 は文挿入問題が厄介な問題に位置付けられると思っています。
非常にストレスが溜まりやすい問題なんですね。

 

解けそうで解けない。
挿入文の前後をしっかりと理解していないと解けない。

 

ですから、この本を今すぐに急いでやるべきは、

・相当 Part 6 に困っている
・TOEIC 対策でやることがない人

くらいではないでしょうか?

 

試験一週間前に取り組むのであれば、最初の1セット40問だけを繰り返すのが効果的でしょう。
120問すべてを消化しようとすると、確実に消化不良を起こしますから。

 

あとは、冒頭にある「パート6 攻略法」は読んでおくと本番では効果を発揮してくれるでしょう。
先に述べた、厄介な文挿入問題の解き方がすっきりすると思います。

 

いやはや、3分の1を解いた時点では、標準的な難易度の問題が並んでいます。
Part 6 は学びの宝庫ですから、これは定番の一冊になりそうですね。
120問を解き終えた際に、改めてブログの記事にしていきます。

 

TOEIC 学習に必須の「特急シリーズ」に新しい仲間が3冊。

 

 

Twitter をご覧の方はすべてお持ちの情報でしょう。
ぼくは最近、Twitter やら他の方のブログを見る機会が減ったため、出遅れました。

 

まずは、morite2 先生こと、森田鉄也先生のブログから。

 

出るぞPart 1・2特急改訂版

 

改訂というよりも追記という感じなのが残念ですが、4月に出る模様ですね。
確かに Part 2 は難化傾向にありますから、森田先生の珠玉の問題たちには挑戦してみたいです。

 

しかも、ブログ記事の最後にある通り、

 

これで4月にPart 3・4特急改訂版と一緒に発売できると思います(おそらく)

 

『Part 3, 4 特急』も4月に改訂版が出るとのことです。
こちらの情報はまだ仕入れていません。
新形式の問題がバンバンと取り入れられるのでしょう。

 

そして、新刊が一冊出るという衝撃的な情報が入ってきました。
しかも、新しい先生が書かれるとのこと。

 

 

Tommy さんがついに「特急シリーズ」の著者の仲間入りです!!
緻密な Tommy さんですから、鋭い分析が一冊に詰め込まれるであろうと思います。

 

ということで、
3月:パート6特急
4月:パート1・2特急改訂版/パート3・4特急改訂版
が発刊される予定です。

 

「特急シリーズ」コレクターとしては結局すべて買っては、分析をしてしまうでしょう。
実は数冊、取り組んでいない特急シリーズがあるので、それまでには終えておきたいです。
あと、地味にどんな装丁の色になるのかも個人的には楽しみです。

 

【告知】
2月から「人生を変える TOEIC スコアアップ塾」と題して、
プライベート(個人)レッスンをオンラインや対面で行い始めました。
もし「porpor を使い倒したい」という方はお気軽にお問い合わせからどうぞ。

人生を変える TOEIC スコアアップ塾「porpor 使い倒し TOEIC コース」

第217回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

 

 

【告知】
2月から天狼院書店にて、4期目となるゼミを開催いたします。
今回は730点を目標にし、2か月と期間を短縮して開講いたします。

 

【2月開講/東京・京都】TOEICスコア伸び悩みの壁を破る!「天狼院 TOEICゼミ」2ヶ月間の短期集中講座で、新年度ベストスコアでスタートを切ろう!《全国通信対応》

 

—–

本日、第217回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
今年最初の受験となりますが、いいスタートを切れたでしょうか?

 

さて、毎回のように、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

=====
●フォーム
?(解答用紙A面ピンク/QRコードでした)
Part 7 の言い換え問題で、同じ問題か判断できるかもしれません。

●所感
1:易/2:やや難/3:普通/4:普通/
5:普通/6:やや易/7:普通
=====

 

新形式になってからの公開テストを比べた形での所感です。
フォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承くださいませ。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>
「Part 1 は全問正解したい」という Part に変貌しています。
ETS(テスト作成団体)は「耳慣らしに使って」とメッセージを出しています。
Part 1 をミスするようだと、ハイスコアを狙うのは難しいでしょう。

昔から TOEIC を受験・対策をしていれば、聞き馴染みのある表現が並んでいました。
取りこぼしのないように、対策はしておきたいところです。
公式本や森田鉄也先生の『パート1・2特急』がマストですね。

 

<Part 2>
全体としては「やや難」としました。
前半は WH 語を聞き取れていれば答えられる問題があるのですが、
後半に進むにつれて、答えがピンと来にくいものが見られました。

こういった「ピンと来にくい応答」は自分なりにまとめておいて、
何度も聞いたり、音読をしたりして自分に馴染ませたいものですね。

 

<Part 3, 4>
まずは、新形式についてまとめておきます。

・3人の会話…1問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

3人の会話は1セットしか収録されていませんでした。
設問に固有名詞(=人の名前)が入っていたがために、怪しく感じた記憶があります。
3人で会話はなされますが、過度に恐れる必要はないように感じてきています。
最初に出てくる2人の関係性をいかに理解するかがポイントになるでしょう。
そこに1人が加わってくるイメージを持てれば、一気に解きやすくなりますね。

図表問題と意図問題は一つの Part 内で合計5問とバランスを取っています。
難易度の調整でしょうが、3人の会話はそこに加味されていません。

図表問題は解きやすいもので、複雑なものではありません。
どちらの Part も『公式問題集』に出てくるような、分かりやすいものでした。
地図が出ると難易度が上がるかな、という印象を受けました。

意図問題は、ぼくのフォームでは Part 4 で2つ連続で出題されていました。
明らかに難易度を上げるための仕掛けだと考えています。
というのも、意図問題は答えるのに時間がかかるからです。

「折れない」「時間をかけない」ことで答え続けられるかも試されているでしょう。
意図問題の出どころによって、次以降を聞き逃す可能性が出てきますね。
時間をかけずに直感でスパッと選んでおくトレーニングをしないといけません。
(あとは、選択肢を先に読んで、絞り込みを行うことも有効かと最近感じています。)

新形式は意図問題のみ難易度が上がりますが、それ以外は慣れればこっちのもんです。
あとは、今までの形式のものをしっかりと解ける(聞ける)力をつけることが重要でしょう。

 

<Part 5>
極端に簡単だとか難しいとかいう問題はありませんでした。

まず、文法問題について。
品詞問題の数は数えていませんが、いつも通り8問程度でしょうか。
この問題数でいくぞと固めてきたのかな、という印象を持っています。
他には、動詞の形を問うなど、昔からの定番の問題だらけです。

次に、語彙問題については、普通から少し難しい印象を受けました。
ただ、消去法をうまく使うことができれば、適切なものを選びやすいかと思います。

今まで通りに、文法をゆるぎなく、語彙は地道に、やっていくことが大切ですね。
『でる1000問』や『文法 特急』、『単語 特急』あたりは軽くこなしておきたいところです。



 

<Part 6>
難易度は「やや易」としました。
厄介と言われる文挿入問題が易しかったですから。
他の問題は文法問題も語彙問題も普通の難易度でした。
この Part でリーディングセクションの難易度を調整している気がします。

Part 6 は「拾い読みで解ける」問題が減りましたので、頭から全文読んでいかなくてはなりません。
文挿入問題は文脈を追えていないといけませんし、
語彙問題が多めだと、一部を読むだけでは解けません。
そのため、Part 6 で拾い読みをする癖は避けましょう。

 

<Part 7>
ここ最近はずっと「やや難」「難」としていた Part 7 を「普通」としました。
今回は、分量的に多かったとは言えないからです。

特に、シングルパッセージの分量が少なく、
明らかに「早く解き終えて、複数の文章問題に行け」というメッセージでしたね。

新形式の文挿入問題は2問、書き手の意図を問う問題は2問だったと思います。
前回、チャットの問題が難しかったのですが、今回はシンプルでしたね。
会話が少しくだけると内容が取れないというのは致命的だと感じています。

「量が多いから注意しろ」と言われて、今まで大量にトレーニングを積んできた人にとっては、
いくらか楽に感じる文章や問題だったのではと思います。
普段から「量にビビって修行する」くらいがちょうどいいのかもしれません。

———

 

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

私個人の話は(どーでもいいでしょうけれど)別の記事で書きます。

(追伸)
神崎正哉先生の受験記念振り返りラジオはこちらから。
Happy TOEIC

2016年に発売された TOEIC 本の中で、役立ったベスト3の発表です

 

 

ブログがご無沙汰になっておりますが、もう早いもので、2016年も終わりです。
今年最後の記事となりますので、まとめ的な記事を書こうと思います。

 

タイトル通り、今年発売されて、今年使用した TOEIC 本の中で、

 

「これはお世話になった」
「これは来年も使いたい」

 

という本をランキング形式でご紹介したいと思います。

 

 

最近のぼくの動向をご覧の方はおわかりでしょうけれど、
それほど TOEIC、TOEIC づいていません。
というか、今年はさほど TOEIC 本を購入していないことに気づきました。
なので、吟味してからの購入となっておりますので、ご参考になるかと。
(今回、「公式」本を除きます。)

 

 

まずは第3位から。

 

BEST 3
TOEICテスト 新形式だけ でる200問

2016年はテストが新形式になるということで大騒ぎになりましたが、
そこを集中的に手助けしてくれる一冊となりました。
この本のおかげで、新形式に対して、どのように臨めばいいかがよくわかりますね。
それに加えて、HUMMERさんとTommyさんの熱いトークでモチベーションもアップしますから、
この本を避けて、新形式に臨むのはもったいないことかなと思います。

 

 

BEST 2
TOEIC LISTENING AND READING TEST 千本ノック!
新形式対策 難問・ひっかけ・トリック問題編

2016年12月に発売され、ぼくは年末ギリギリに慌てて解いた一冊です。
ですが、ギリギリのところでランクインです。
「かゆいところに手が届く」ものばかりですね。
語彙問題を中心に、難しい問題が多く収録されています。

レベル的に読者を選ぶ一冊ではありますが、
900点以上を目指す方は必携の一冊だと言えます。

 

 

さて、栄えある1位は……

 

BEST 1
TOEIC TEST 単語 特急 新形式対策

今でもほぼ毎日取り組んでいる一冊です。
英文から選択肢、解説まで、取りこぼしをしたくない単語たちが並んでいます。
TOEIC に出そうな Part 5 の英文が100文収録されています。
ダウンロードできる音声とともに、100文を自分の中に取り込めば、
本番の30問はだいぶやりやすく感じることを保証します。

 

 

以上、2015年の TOEIC 本(独断と偏見の)ランキングでした。
それでは、みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

ぼくが行った新形式「990点」取得に効果があった/なかった TOEIC 対策

 

2016年5月から TOEIC が新形式になることで、入念な TOEIC 対策をしてきました。

『TOEIC テスト 公式問題集』。
『TOEIC 公式ガイド』(韓国)。
『TOEIC TEST 模試特急 新形式対策』。
『TOEIC テスト 新形式だけ でる200問』。
『TOEIC テスト 新形式 完全攻略模試』
『TOEIC TEST 公式実戦書』(韓国/TEST 3 のみ)。

TOEIC_公式問題集_新形式

 

TOEIC_韓国_公式ガイド

 

TOEIC_新_完全攻略模試

特急_模試特急_新形式対策

TOEIC_新_新形式だけ

 

もちろん、旧『単語特急』や『読解特急5』など、既存の対策本も使いました。
そのおかげか、新形式の初回で990点を取得することができました

 

ところが、

そこから低空飛行の状態が続いています。
960点まで落ち込んだスコアも10月の公開テストで985点まで戻ってきました。

 

ここまで戻ったのは、TOEIC 対策の量を増やしたから、と思われるかもしれません。
実は、10月の TOEIC 前は TOEIC 対策らしいことはさほど行っていませんでした。
強いて挙げるならば『単語 特急 新形式対策』を1日1周する程度です。
あとは、好きなように英語に触れるようにしただけです。

 

そこで、ぼくはとある仮説にぶち当たりました。

 

「9月の TOEIC までに行った TOEIC 対策はさほど効果がなかった」

 

というのも、スコアが落ちる一方だったからです。
やり方を頻繁に変えていたのであれば、効果がないと判断するのは難しいです。
しかし、ぼくが行ったのは、今まで効果が出た方法だと判断しているものです。
それで結果が出ていないということは、あまり効果的ではないと考えられますよね。
そこで、行っていたことを振り返って、効果があったこととなかったことに振り分けてみます。

 

<効果的だと思う>

・韓国の模試「HACKERS」TEST 1, 2 を通しで解いた
・『公式実戦書』TEST 4, 5 を通しで解いた
・『問題集1』TEST 1 を解いた
・『単語 特急 新形式対策』を1日1周、ほぼ一気に解いた
・『単語特急2』『文法特急2』『900点特急Ⅱ』を、ほぼ一気に1周解いた
・1.25倍速で、Part 3, 4 のスクリプトをオーバーラッピングした

 

<効果的でないと思う>

・1.0-1.25倍速で、Part 3, 4 のスクリプトを目で追った
・『単語特急2』『文法特急2』『900点特急Ⅱ』を1周トライを数日した
・『公式問題集』『公式実戦書』『読解特急5』の Part 7 の文章を読み直した

 

これは単純な基準で分けています。
一見、どちらも同じ TOEIC 対策のように見えますよね。
でも、ぼくの中ではしっかりと線引きをされています。

 

「自分にとって負荷がかかっているか?」

 

この基準です。

 

やはり新しい問題を解いたり、まとまった量の問題を解いたりすることは負荷がかかります
100-200問を処理するには、未だに頭にも体にもキツイものがありますね。

 

一方、同じ問題を漫然とやり直すだけでは負荷がかかりませんでした
スクリプトを目で追うのは、リーディングの練習になったかもしれませんが、負荷と言うほどではないです。
Part 5 の同じ問題をたまにちょろっとやるだけでは、頭が疲れずに勉強を終えてしまいます。
Part 7 の文章は内容を覚えているために、英文を理解したつもりで勉強を終えてしまいます。

 

「今まで効果を出してきた」

 

過去に固執していたがあまり、楽な学習に走ってしまっていたというわけです。
念のためにお伝えしておくと、効果的でないと言った方法はハイレベルまで役立つ方法です。
しかし、「990点満点を連続で取得する」という目標に対しては、
負荷がかかっていないという結論なんですね。

 

私はすこし無理せよという主義である。人間背伸びしない間は飛躍的な成長は望めない。

 

松本道弘先生の『私はこうして英語を学んだ』にある言葉です。
ぼくの中でずっと引っかかっていた言葉でもあります。

 

「今やっていることが自分にとって負荷になっているだろうか?」

 

TOEIC の素材を使おうが使わまいが、負荷をかけることはできます。
ぼくは「TIME」や YouTube 動画を活用して、負荷をかけることにしました。

 

TOEIC 対策をする上で、自分にとって負荷になっているかは大事な目線だと思います。
この記事をお読みになった皆さんもご自身の学習を振り返ってはいかがでしょうか。

 





新形式 TOEIC 対策の定番模試!『TOEIC テスト 新形式 完全攻略模試』

 

2016年5月26日の新形式 TOEIC 公開テストに向けての準備は進んでいますか?
ぼくは『公式問題集』を日本版と韓国版に目を通し、研究をしているところです。

 

「当面は、公式以外に手を出さない」

 

こう決めていたぼくだったのですが、実際に問題を解いて気持ちが変わりました。

 

「このままでは、満点奪取が危うい」

 

と感じたのです。
そこで手に取った、非公式の一冊目が今回ご紹介する本です。

 

『TOEIC テスト 新形式 完全攻略模試』
(大里秀介著/Gakken)

TOEIC_新_完全攻略模試

 

皆さんご存知であろうブロガーの Tommy さんの3作目。
Tommy さんのブログやセミナーなどの活動を見る限り、
新形式への熱意や研究は並々ならぬものではないだろうと感じての購入です。

ぼくが「いいなあ」と感じたのは次の通りです。

 

*デザインが素敵!
表紙からレイアウト、そして別冊のデザインがいいですね。
持っていてテンションが上がります。
復習を何度もしたくなる一冊になっていますね。
所有欲をそそられるのは意外に大事なポイントです。

 

*問題のクオリティーが高い!
期待を裏切らない問題でございました。
例えば、本番だと Part 7 の文章と正解の選択肢の距離感が絶妙にあるのですが、
その距離感をいくつかの問題で感じとることができます。

今までの TOEIC で出たことのある問題に類似したものがあったり、
『公式問題集』のテイストを出している問題があったりと総じて満足しています。
素材自体も何度も噛み締めたいなと思わせるものになっていました。

 

ちなみに、ぼくの出来は以下の通りです。
『公式問題集』よりリスニングはやや難しく、リーディングは同じくらいという感想です。
結果も『公式問題集』に近いので、クオリティーが担保されている証拠のひとつかもしれません。

 


Listening:90/100(1.25倍速)
Part 1:6/6
Part 2:23/25
Part 3:35/39
Part 4:26/30

Reading:95/100
Part 5:29/30(9分)
Part 6:15/16(7分)
Part 7:52/54(SP27分/DP11分/TP14分)

 

*得点別の勉強法にヒントがあり!
600点、730点、900点以上を目指す人のための勉強法がそれぞれ掲載されています。
この得点をくぐり抜けてきた Tommy さんだからこその説得力がありますね。

また、Tommy さんの情熱がにじみ出ているのが購入者特典です。

https://webgk.gakken.jp/tommy/

書籍の模試を使用した「15日完成のTommy流特訓プログラム」や
Part 2 の質問文と正解選択肢をくっつけた音声、
そして、リーディングセクションの音声まであります。
使わないわけにはいきません。
何度も問題や素材を使い倒すにはうってつけの特典ですね。

 

そうそう、ついでと言っては何ですが、こちらのノートを購入しました。

TOEIC_マークシート

 

普段、マークシートで問題を解いた後で、気づいた点をノートにまとめています。
それが一気にできるし、バラバラにならないのは大きなメリットです。
また、勘ボックスがついているのも何気にありがたいですね。

さすが Tommy さん、と思わず唸ってしまう一冊(いや、二冊)でした。
どちらもおすすめです。

 

追記
今回の本は「虎本」と呼ばれていますが、個人的には「赤本」が大好きです。

・「赤本」レビュー:「復習の型」を作れ!『3週間で攻略 TOEICテスト 900点!』
・「黒本」レビュー:男なら黙って黒ラベル!『TOEICテスト 一発逆転730点!』

『TOEICテストで目標点数を出したあと、ビジネスで活躍するための英語勉強法』は早めに読んでおくべし。

TOEIC が5月に新形式に変更されることで、業界は今までと違った盛り上がりを見せています。
新形式に対応した本も出る中、次の一冊が出ましたね。

 

 

中村澄子先生とTommyさんの本であれば、読まないわけにはいきません。
お二人にはとってもお世話になっていますので。

 

詳細の感想は後日アップしますが、一言だけ。

 

早めに読んでおくべし!

 

というのも、タイトルや帯のコピーからわかる通り、「TOEIC からの卒業」がテーマです。
これを聞くと「自分は TOEIC をずっとやっていくし」と思い、読まないかもしれません。

でも、そういう方もぜひ読んでいただきたいんですね。
「TOEIC との関係性」を考えさせられる一冊だからです。

 

今後、自分は TOEIC とどう付き合っていけばいいのか。

 

これからの学習の方向性がはっきりすると思います。
そして、参考になる学習方法を見つけられると思います。

 

中身がずっしりとした本ですが、一読の価値ありです。

男なら黙って黒ラベル!『TOEICテスト 一発逆転730点!』

730点を取得して、私の人生を変わりました。
この本は、あなたの人生を変えるお手伝いをするために書きました。

 

TOEICテスト一発逆転730点

だいぶ前に取り組み終えていたのですが、ようやくご紹介できます。
Tommyさんこと大里さんの新刊です!

 

『TOEICテスト 一発逆転730点!』(大里秀介著/KADOKAWA)

 

まずは、本書の内容を引用してご紹介します。

 

本書では、TOEIC 模擬試験として200問のオリジナル問題(別冊『730点必勝模試』)を解き、そして復習しながら TOEIC のセンスを3週間で磨き、単に解くだけではなく、問題の全てを用いて、本番への解答力・英語力を身につけます。

 

こちらのプログラムは土日を含まない15日で完成させるものです。
大里さんの前著『3週間で攻略 TOEICテスト900点!』に構成は似ていますが、
タイトルにある「730点」を狙った、素晴らしい作りになっています。

 

★本書でしか見られない戦略と戦術

冒頭に
「知ったら秘密にしたくなる 730点突破のための戦略と戦術、パート別攻略法」
というものがあります。
これだけ聞くと、他の本にも掲載されていそうな内容ですが、そんなことはありません。

 

「730点を取ることとは?」
「730点を取るために自力で正答すればいい数は?」
といった、類書では見られないことがコンパクトにまとまっています。
これだけでも一見の価値があると感じましたね。ぼくはニヤニヤしながら読んでしまいました。
実にTommyさんらしい、論理的な、気持ちのいい内容だと思います。

 

 

★スコアアップに効く「ハイブリッド式学習法」

本書に付随している模試200問は普通の模試ではありません。
半分が600点レベルの方が易しく感じる「ベーシック問題」、
もう半分が600点レベルの方が骨のあると感じる「ハイブリッド問題」が掲載されています。
Tommyさんは前者を「速く」、後者を「考えて」解くことのできるよう、
日々の課題がプログラム化されているというわけです。

 

「ベーシック問題」は基本的に毎日取り組み、
「ハイブリッド問題」は少しずつ取り組むスタイルですので、
かなりの英語力と解答力が、否が応でも身につくでしょう。
600点レベルの方には初めは苦しいかもしれませんが、
乗り越えた先にはレベルアップとスコアアップが確実に待っています。

 

 

★本番で頻出の高品質な問題

実際に取り組んでみて、絶妙なレベル感と配分で作られていると感じました。
そして、本番で似たような問題に出会えること間違いなしです。
(6月や7月の試験ですでに体験済みです。)

 

 

★試験に役立つ/気合いの入る言葉たち

「Tommyの金言」「書き下ろしコラム」といった、Tommyさんの言葉が散りばめられています。
本番の試験や日々の学習に役立つことが多いため、ぜひ参考にしてみてください!
「こういう考え方だから、ここまでの実績が出せているんだ」と思わされることは間違いありません。

 

 

前作の問題が難しくて手が出なかった方はぜひこちらを。
1つの模試をやり込む方法と730点を獲得するために正解しておきたい問題がわかります。


第192回TOEIC公開テスト一週間前から当日までの学習計画 @porpor35

やってまいりました、TOEIC公開テスト一週間前の学習計画、大公開。
誰が見ているのか、誰が期待しているのか、まったくわからない記事でございます。

 

学習計画表

 

そうであるにもかかわらず残し続けているのは、自分への備忘録です。
取り組んだ結果、本番でどのような成果をもたらすかを後々確認するため。
いつも通り、当日からの逆算で計算していきます。

 

 

テーマとしては、

  • 200問全問正解を常に狙う意識の醸成
  • アウトプットを意識した復習

です。

 

前者はぼくにとって当然のように見えますが、普段以上に意識をして狙って行きます。
後者は8月にTOEICのSWが控えているため、そこを見据えた学習というわけです。
ここ最近のTOEICの直前学習はTOEIC以外の素材にも触れていましたが、
今回は意識的に増やしていくこととします。

 

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7/27(日)当日:
『公式問題集 Vol.5』TEST 1…数問
7/26(土):
『公式問題集 Vol.5』TEST 2
7/25(金):
『新TOEIC テスト 990点攻略』Final Test
7/24(木):
『新TOEIC テスト 990点攻略』Training, Practice Test
7/23(水):
『新TOEIC テスト 990点攻略』Training, Practice Test
7/22(火):
韓国の『公式問題集 Vol.5』TEST 1(後半)
7/21(月):
『TOEICテスト 一発逆転730点!』
7/20(日):
韓国の『公式問題集 Vol.5』TEST 1(前半)
7/19(土):
『TOEICテスト 一発逆転730点!』
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