今回の記事は長いです。しかも、まだ言い足りなく、まとまらないです。
お時間のあるときにどうぞ。笑
さて、TOEIC学習者ならば、ご存知の方も多いだろうHBKさんが、
大変興味深い記事を書かれていました。ぜひご一読ください。
特に、ハイスコア層の方はお読みいただくといいと思います。
https://twitter.com/HeadbuttK/status/382854766851653634
注目すべきは、HBKさんは
「TOEICでスコアを伸ばしたいなら(特に900点以上の方)、初見の模試をどんどん解きましょう」
というスタンスを取っていること。
この主張の中で重要なポイントは以下の点だと思います。
・模試を解き終えて、自分なりに納得したら次へ移る
・同じ問題を繰り返し復習することは、英語力はついても、TOEIC解答力は養えない
・TOEIC公開テストでは、200問全てが同じ問題が出る事はない
・初見の問題で学んだ教訓を積み上げていく
・ただいたずらに量をこなせばいいわけではない
これらのポイントについて、ぼくの意見も交えながら、ちょっと考えてみましょう。
上にご紹介した順番とは前後しますが、ご了承ください。
・模試を解き終えて、自分なりに納得したら次へ移る
ここは見逃してはいけないポイントです。
解答解説をちゃんと読んではいないとは言え、自分で考え、解釈し、納得するプロセスがあります。
これは最後のポイントにも関係すると思うのですが、決して「解いて終わり」というものではないですね。
一度は納得する作業を経ることは、程度(深さ)の差はあれど、誰しも必要です。
そのポイントを一度で習得できれば一番なのですが、正直、個人差があると思います。
ここを確実に習得するために、ハイスコア層の方でも繰り返しの復習が必要だと思うのですが、
そこで、次のポイントが重要になってくるわけですね。
・初見の問題で学んだ教訓を積み上げていく
復習を、初見の問題に触れる形で補う、というご意見です。
確かにそうだと思う一方、間違えたものと同じポイントが問われる問題に出会えるかはわかりません。
当然、クオリティの高い問題であれば、出会える確率は高まると思いますが、
出会わなければ、習得したかったポイントは積み残しのままとなります。
そして、あわせて、もう一つのポイントが関わってきます。
・同じ問題を繰り返し復習することは、英語力はついても、TOEIC解答力は養えない
「行き過ぎた復習にはリスクが伴う」という、絶妙な言葉で語られていましたが、
まさにその通りで、繰り返しの復習は主に、英語力を底上げするものだと私も思います。
自分の復習を振り返っても、解答力を上げるというよりは、英語力を上げることが主です。
ただ、同じ問題を繰り返すことで、解答力が養えないというわけではありません。
(もちろん、HBKさんも「解答力が養えない」とは書いていません。)
特定の問題が解けるようになることで、同じパターンの問題が解けるように、
その問題から解答力を上げるエッセンスなるものを吸収すればいいわけです。
「このパターンが来たら、こう解く」みたいなものだったり、その思考回路を自動化したり。
(問題を抽象化して見ないといけないのですが、この話はまた別の機会に。)
・TOEIC公開テストでは、200問全てが同じ問題が出る事はない
これはおっしゃる通りで、復習をした問題が出てくるとは限りませんし、
今までに見たことのない問題が出ることだってあります。
そういった問題への対応力は、初見の問題を数多くこなすことで鍛えられるでしょう。
ただ、ここにも注意が必要で、前に書いた「積み残し」に、
練習時ではなく、本番で出会ったときがもったいない気がします。
基本的に、模試として出題される問題は、本番を想定して作成されていますので、
あやふやな理解のものを放置しておかないほうがいいと思っています。
・ただいたずらに量をこなせばいいわけではない
またの機会に譲るとおっしゃっていたこの部分も重要ですね。
ぼくの一番聞きたい部分でありました。笑
次の記事を待ちたいところではありますが、模試に限らず、この点は深く同意です。
量をこなす方向性(=明確な目的)が大切になるのではないでしょうか。
量を考える際に、対で考える必要があるのは質です。
ぼくは復習を繰り返すことが、模試を解いたことの質を高めると考えており、
一番最初のポイントの中で取り上げた「納得」したことを身につけた上で、
次に向かったほうがよいのではと思うわけです。
今回は、HBKさんの記事を読んで、「このようなところにも注意しよう」という点を書きました。
HBKさんは上記のことをもちろん考えられての、あの記事だとは思いますが、
自分の模試に対する考えをまとめる意味もあり、書いてみました。
ぼくの考えを要約すると、
「基本は、復習を何度か行おう。たまに新しい問題にチャレンジしよう」
という感じですね。(今回の記事だけでは伝わりにくいかもしれないですが。)
最後に。
この記事は900点以上を目指す方に書かれたものだということです。
まだそこまで達成することができていない方は、
同じ模試を繰り返して復習することが大切になってきます。
英語力が足りないのか、解答力が足りないのか。
ここは、スコアにかかわらず、自分で分析をしていかなくてはいけないでしょうね。
地道に自分と向き合っていきましょう。
最後の最後に。
「え?結局、何回復習すればいいのか知りたいって?」
答えは単純。
自分が納得するまで、です。
1回でも3回でも10回でも。数は決まっていません。
人それぞれ。
最後に、HBKさんの記事を読んだ後につぶやいた内容を掲載しておきます。
結局、自分なりの「型」を作ったもん勝ちではないでしょうか。
自分で決めるんです。
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多分、「模試をどう活用するか」というテーマで討論を開催したら、
答えは出ないと思いますが、人それぞれで結構面白いと思います。
どなたかラジオなどでやりませんか?
★英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
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