Category

Category Archive 英語のコツ

TOEIC の Part 7 対策は非常に面倒なものの、取り組まざるをえないとき

TOEIC SW が近いのですが、今週は月から木までTOEIC(LR)の授業漬けだったため、
なんだかんだで LR のことを考えることが多くなります。
中でも「Part 7 の対策がいやじゃあああ」という声を聞く機会が複数あったため、今日はそのお話。
man-67327_150
それなりの分量のある英語を読み、設問に答えるという Part 7。

 

正直に申し上げますと、「面倒」と感じて当たり前です。
「面倒に感じるだなんて不真面目」という考えは捨てましょうね。
かく言うぼくもそう感じていた時期がありました。

 

しかし、あるときから「Part 7 の対策って面白いかも」と思えたんですね。
複数の点で「面白い」「楽しい」「気持ちいい」と感じるポイントが見えるようになったのです。

 

  • 英文を正確に読める
  • 英文を速く読める
  • 問題の根拠がはっきりとわかる→解ける

 

英文を正確に読める
最初はどこがちょうどいい区切れ目かもわからない英文たちが、
少しずつまとまりを持って、見える(読める)ようになっていくのは気持ちいいです。

 

英文を速く読める
正確に読めることによって、返り読みをする必要などがなくなり、
英文を読み進めるスピードが上がっていきます。

 

問題の根拠がはっきりとわかる→解ける
Part 5,6 に比べて、Part 7 は解答の根拠が必ず本文内にあります。
ですから、それがビシッと見つけられたときの快感たるや…。
問題の正解に一喜一憂しすぎるのは考えものですが、
正解できたら素直に喜ぶ心も必要かなと最近思います。

 

もちろん、上記の点は単語の知識を身につけたり、文法のルールをおさえたり、
別の要素が絡んでくることはおわかりでしょう。
わからないことは地道につぶさなくてはなりませんので、すぐにできるようにはなりません。

 

ただ、Part 7 の問題はつまらない要素でしか構成されているものではなく、
楽しめるものにすることが、自分の力で可能になることをお伝えしたかったのです。

 

 

上記の点のどこかで、自分が「おもしろっ」と思えるポイントを探してみてください。
そのためには、
とりあえず英文だけ読む(=設問は解かない)
というのはオススメです。

 

問題を解く時間が不要になるため、より早い時間で終わりますし、負荷も減ります。
TOEIC に出やすい英文に触れているわけですから、れっきとした対策にもなります。
英文を読んでみて、問題を解ける余裕が出てきたら解けばいいのです。
いきなりすべてに取り組もうとせず、自分のできる範囲で挑戦していきましょう。

 

そうすれば、必ず Part 7 との距離は縮まっていきますから。

TOEICに出る語彙について思うこと。主に、ハイスコア所持者の話。

先日、第190回のTOEIC公開テストだったわけですが、
記憶が定かではないのですが、知らない単語に出会った気がします。
また、知らないとまでは言わないまでも、見たことはあるけれど…あれ?というレベルも。
business-1799_150
本番中にこういった語句に出会うと「ブログネタだ」だなんて思ってしまうのが悪い癖なのですが、
と同時に、「悔しい」という気持ちも生じます。「まだまだだなあ」という感じでしょうか。

 

ただ、これらとはまた別の気持ち、というか考えも浮かびました。

 

「本番に出てくる単語をすべて知らないと問題を解けないというわけではない」

 

TOEIC対策の学習をしていく上で、単語の習得は避けて通れません。
各Partに頻出の語句がありますし、Part 5の語彙問題のことを考えるとキリがありません。

 

そのため、語彙の習得率?はスコアが上がれば上がるほど失速していくと思います。
もちろん、TOEICという範囲内ですので、他の試験対策や素材に触れている方は別です。

 

そして、そこで習得した語彙が本番で出る可能性は高いとは決して言えません
もともと何が出るかわからないところに、数打ちゃ当たる…形で取り組んでいるわけですから。

 

ですから、ぼく個人の意見としては、スコアが高くなればなるほど、
語彙ばかり取り組んでいても「?」というスタンスを持っています。
語彙はあるに越したことはないのは確かなのですが、それよりも大事にしていることがあります。

 

知ってるものを確実に

 

正直、中途半端に知っている語彙ほど怖いものはありません。
確信が持てない分、迷いを多く生じさせますからね。
ぼくの言う「知っている」とは、単に意味だけではありません。

 

例えば、ensureとassure。
ハイスコアをお持ちの方々の中でも明確に使い分けられない方がいるかもしれません。
両方とも「〜を確約する」というような意味で覚えてしまっては、
いざというときに使い分けることができません。
「どのような使われ方をするのか」まで知っておく必要がありますね。

 

TOEICという試験の範囲内であれば、むやみやたらに語彙を増やすよりも、
頻出の語彙について、意味も使われ方も正確に知っておく必要があると感じています。

TOEICのPart 5の問題を復習する際に気をつけておきたい4つのこと

TOEICの問題集の中で一番数が多いのは、Part 5の問題集なのではないでしょうか。
皆さんの本棚はいかがですか?

文法特急

文法特急2

千本ノック!6

 

  • 1問がすぐに終わる
  • すぐに正解不正解が出る
  • 解説を読んで理解できたときが気持ちいい

 

おそらくこの辺りの理由があって、問題集を求める方が多いため、
自ずとそこを出版社がビジネスチャンスだと狙って出すことで増えていきます。

 

Part 5の問題集に取り組むことに何の問題もありません。
ただ、復習をする際に気をつけてほしいことがあります。

 

1.解説は問題(英文)の中で実感する

読んで理解して終わりでは弱いです。
同じ、あるいは類似の問題を解答できるようになることが大事ですから、
問題ベースで復習をする必要があります。
同じ流れで問題解答ができるかどうかを確認しましょう。

 

2.解説を読む時間を減らす=英文を読む時間を増やす

主に2周め以降の話と言えます。
解説を読んでいる時間に英語力は上がりません。

解説を読むと説明が美しいから何度も読みたくなる気持ちもわかりますが、
その気持ちはぐっとおさえてくださいね。

間違った問題は改めて確認する必要はありますが、
正解した問題はささっと読む、あるいは読まなくてよいでしょう。
その代わり、問題となっている英文に触れる時間を増やしましょう
どんどん解説が不要になっていく流れを作りたいものです。

 

3.正解に一喜一憂しない

正解不正解はあくまで確認ですから、その後、その英文から何を得るかが勝負です。
文法や語句が中心でしょうか。
もちろん、2度目以降に取り組むときも同様です。
正解率が上がっていて当然ですから、正解不正解ばかりに執着していてはもったいないです。

 

4.正解に至るプロセスを明らかにする

自分の記憶力で答えたのか、論理的に答えを導き出せたのか、どちらかです。
前者は以前に解いた記憶が残っていて正解できたパターン。
後者は問題内のてがかりや選択肢をもとに段階的に正解できたパターン。
ここをあやふやにしてしまうと、復習の効果が半減してしまうでしょう。

 

 

他にもあるのですが、大事なところはこの4つです。
もしどこか引っかかる部分があれば、復習の仕方に手を入れてみてください。
復習の「型」を作ることはとても大切なことですから。

「できたつもり」ばかりが積もってTOEICスコアが上がらない非効率な学習法

旬から乗り遅れた話題をひとつ。

ヒロ前田先生のメルマガ「【ダッシュで奪取】 TOEIC 133号 詳しい解説」が劇的に興味深かったですね。
※読まれていない方のために、最初に考えてほしいことをまとめます。

man-96599_150

 

  • 日本語の解説を読んで上がる力は?
  • 問題集を使って得たい成果は?
  • その成果を上げるためにすべきことは日本語と英語どっちに多く時間を割く?

 

 

前田先生はこの手の話はよくおっしゃっていて、
ぼくもその通りだと思って、いろいろなところで言うようにしています。

TOEICの本番は200問を解答することが求められます。
本番で「問題を解く」という行為を行うのだから、
練習でも「問題を解く」という考えは間違っていないでしょう。

ただ、その際にいくつか気をつけておきたいことがあります。
ぼくも常に気をつけながら学習をしていることです。
ご自分の学習に照らし合わせて考えてみましょう。

 

 

  • 出来不出来で一喜一憂する
  • 解説を読んでできた気になる
  • 「問題を解かない」学習がある

 

 

出来不出来で一喜一憂する
できたら嬉しいし、できなかったら悔しいのは人間誰しもそうでしょう。
感情をまったく抱くなと言いたいわけではなく、そこで終わりにせずに、
もっと踏み込みましょう、ということです。

「正確に理解して正解できたのか」
「不安な部分や勘の部分があっての正解/不正解なのか」
「もっと単純に正答にたどりつけないのか」

などなど…突っ込みどころは多くあります。
できない問題に目が向くのは当然の流れではありますが、できた問題も要注意です。
心の底からわかってできていないと、類似問題で間違える可能性がありますからね。
「できたつもり」が積もるポイントの一つというわけです。

 

 

解説を読んでできた気になる
ここはヒロ前田先生のメルマガで中心に説明がされていたところです。
解説を読んで理解すると、ものすごく爽快感がありませんか
セミナーなども同様のことが言えると思います。
語り口や切り口が明快だから、読んでいる(聞いている)とできた気になってしまいます。
これが「できたつもり」が積もるポイントの二つめです。

「できた気」になる感覚を得ただけで終わりにしてしまうと、再現性がないのです。
類似問題はもちろんのこと、同じ問題を間違える可能性が出てくるわけです。
そこで、得たものを体現すべく、問題や英語に触れる時間を増やさなくてはなりません
解説を読んでいる間やセミナーを聞いている間は英語力やTOEIC力は伸びませんよね。

ここで、話題のメルマガから一部引用をさせていただきます。

 

例えば、ある1問に対する解説が目の前にあるとしましょう。

試合本番で勝つように行動する人は、解説を読むのは0回か
1回だけだとボクは想像します。そして、その理解度に関係なく
その英文を読む回数は3回とか5回とか10回とか。

 

この考え方に心から同意します。
解説を読む時間をどんどんと減らして、その分英語に触れる時間を増やす方向に進みましょう。
何度も解説を読んでしまう問題があるならば、
その問題の解説を何度も読むという問題を解決する術を考える必要がありますね。
(わざとわかりにくい日本語にしました。)

 

「問題を解かない」学習がある
上の二点と少し角度が異なるお話です。
問題は英文の一部をテスティングポイントとして作成されています。
つまり、そこで問われていることは一部に過ぎないわけです。

しかし、その一部以外にも学びは多くあります。
Part 5 を例に取ると、空所で問われているところ以外で、別の問題で空所になりそうなところがあります。
また、Part 7 で使われている表現が Part 5 で問われることだってあります。

学びはいたるところに広がっているのです。
それにもかかわらず、「問題を解く」ことばかりにこだわって、
他に目を向けないのは非常にもったいないと思いませんか。
復習「できたつもり」が積もるポイントとなってしまうのではないでしょうか。

 

 

とまあ、偉そうに語っておりますが、このことに気づいたのはだいぶ後のことでした。
もし今学習に伸び悩んでいる方がいらっしゃったら、
この視点を取り入れると、変わる部分がある可能性がありますのでぜひ。

TOEICで満点/高得点を獲得できる人とできない人

990点攻略

 

 

今日は『でる模試 もっと 600問』TEST 3の復習の日です。
問題を改めて解きながら、解説で思考回路がずれていないかを確認しています。
もちろん、語句の確認も合わせて行い、ストックを増やしています。

 

それと、もう一つ同時に行っていることがあります。

 

 

HUMMERさんこと濱崎潤之輔さんの

 

全力特急

990点攻略

 

を読み返しながら、自分が解答する際に強く意識しなくてはならないことを、
自分の思考回路と照らし合わせながら、確認しているのです。
両方ともHUMMERさんの解法が丁寧に解説されているので、本当にありがたいです。
時間を置いて読んでみて、また新たな発見があります。

 

ということで、12日の第187回公開テストの日にはおさえておきたいことを備忘録として残しておきます。
個人差はあるでしょうけれども、ハイスコアを獲得できるかどうかの分かれ目の話だと思います。
その辺りにご興味がある方や狙っている方にとって、ご参考になればと。
(ぼくが勝手に格言風にしてお送りしますことをご了承ください。)

 

  • Part 2は呼吸を整えて、一連のリズムで行え!
  • Part 2は集中と脱力のメリハリをつけよ!
  • Part 3,4の設問は、瞬時に簡単な日本語にせよ!
  • Part 3,4の設問は、読む回数を増やして頭に残せ!
  • Part 7は、文章も問題も選択肢もすべて読むことから逃げるな!
  • Part 7の文章は、該当セットが終わるまで、すべての内容を短気記憶として保持するつもりで読め!
  • Part 7の解答の該当箇所はピンポイントで示せ!

 

以上です。
挙げた内容をいかに体得できているかによって、スコアは変わってくることでしょう。
皆さんも試験時に意識しておきたいことは、ブログでも携帯でもノートでも何でも書き留めておくとよいですよ。
試験の前に振り返りやすいですからね。ぼくは今回の試験で、試験前にこれを見てから臨むことにします。

 

今日のBGM。試験に向けて高まります!

TOEIC問題集に出てきた語句のオリジナル習得法

今日は『でる模試 もっと 600問』TEST 2の復習の日です。
ここ最近の記事で『でる模試 もっと 600問』は難しめ、と書いています。
問題の難易度が高めということもありますが、出てくる語句のレベルも高めです。

数年TOEICの学習をしてきて、公開テストでは知らない語句はほぼありませんが、
『でる模試 600問』『でる模試 もっと 600問』には平気で出てきます。さすが韓流です。

それらをスルー、つまり覚えなくても公開テストでは問題ない…と思いきや、
公開テストで出題される語句のレベルも少しずつ上がってきていますので、
先取りをするという意味でも、できる限り覚えていきたいところですよね。

 

そこでポイントとなるのが

「覚えかた」

です。

 

皆さんはどのような方法で覚えていますか?

 

ぼくは英語と日本語の一対一対応では覚えることができないため、
次の2冊の覚えかたを参考にしています。

 

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

毎日の英単語

です。

 

この二冊に共通していることは

  • 実際に使われるフレーズで覚える
  • 人間の覚えやすい7語(プラスマイナス2語)で覚える

というもの。

 

そのため、どのPartであっても、知らない語句が出てきたら、

  • フレーズ単位で抜き出す
  • フレーズは7語くらいにおさえる

という決まりでストックをしています。

 

例えば、次のような感じ。

a consummate professional
be sued for malpractice

下線を引いた語句を中心に、うまくフレーズにまとまるようにしています。
「形容詞+名詞」「動詞+目的語」のかたまりでまとめることが多い気がします。

 

ちなみに、日本語はつけていません。
このフレーズを見て、パッと出てこないならば、改めて調べて、
声に出して、記憶に改めて残すような流れですね。

 

…と偉そうに言っていますが、この試みを始めたのはつい最近のことです。

 

以前は「覚えていなくても何とかなる」と考えていたのですが、
「覚えているに越したことはない」という考えに変わり、できる限り語句を増やすようにしています。
(もちろん公開テストの傾向をにらんでのことでもあります。)

問題集に出てくる語句をどんどんと覚えていきたい方は参考にしてみてください。
先にご紹介した本の「はじめに」や内容を見てみると、さらにイメージしやすいはずです!

 

英語の「直感」の正体と鍛え方について全力で考えてみた

昨日、「このPart 5の問題、あなたならどちらを選ぶ?」という記事の最後で、
英語の「直感」とは何か、という問題提起をしました。

その記事で出した例は「スケジュールの前に」という意味で、
scheduleの前にbeforeが入るのかahead ofが入るのか、というもの。

まずは、問題解答をする流れから確認していきたいのですが、
問題の正解の出し方は大きく分けて次の2通りだと思うのです。

  • 持っている知識で選ぶ
  • 勘で選ぶ

前者と後者は意識の差で大きな違いがありますよね。
今回、考えてみたいのは後者についてです。

この「勘」ですが、精度には個人差が確実にあります。
その差とは「勘」で選択する場合にも2通りあるからだと思います。

  • 当てずっぽう、鉛筆転がす、どれにしようかな、で決める
  • なんとなくこちらだと思う

これら2通りにも差はありますね。
話題にしたいのは、もちろん後者。確率論の話をしたいわけではないです。

TOEICのPart 5のような問題で、「なんかこちらの気がする」という感じがするとき。
なぜこのような感覚に襲われるのか考えてみます。

前の記事でこの感覚を「直感」と言いましたが、次の言葉のほうがしっくり来ます。

直感=語感

おそらく「なんとなく」の気持ちが生じる理由は、「語感」を持っているからです。

「この言葉とこの言葉のつながりがしっくりくる」
「この言い回しを聞いたことがある」

「なんとなく」を掘り下げていくと、上のような感覚を抱くのではないでしょうか。
もちろんこの感覚が正しいか間違いかはわかりません。

ただ、この感覚は鋭くなればなるほど、嬉しくないですか?
ある意味、考えずに正解が出るような感覚ですから。

そこで、「直感=語感」という内容を元に、「語感」を鋭くする方法を考えてみましょう。
例えば、「コピー機が故障中です」という意味で、最後に空所があったとします。

The copy machine is out of ——-.

これを見て「order」と即答できる方は「語感」があると思うんです。
一方、「out of orderって聞いたことがある気がする」という方も「語感」があると思っています。

両者に存在するのは、
その「語感」を意識的に取り出せるかどうか
という差でしかないです。

では、この差が生じるのはなぜでしょうか?

答えは

だと考えています。
ここで言う out of order という形にどれだけ触れているかどうか、ということです。

人は、ある物事に繰り返し触れることによって、
それが潜在意識に刷り込まれていきます。
(科学的に正しいかわかりませんが、多分そうですよね。)
image (2)

手書き。氷山の一角の絵が水面から出ている絵です、一応。

つまり、今回であれば、その英語に何度触れているかがポイントです。
 

「なんだよ、結局、何度も繰り返せってことか」

とお思いの方がいらっしゃるでしょう。

 

そうと言えばそうなのですが(笑)、触れ方にも2通りあると思っています。
ここが今回の結論で、「直感=語感」の鍛え方になります。

  • 意識的に触れる
  • 無意識に触れる

前者は単語帳や自分で調べた語句などで触れる形でしょう。
長文の語注もそうですね。
要は、自分で意識的に取り出して、覚えるということですね。

後者は主に英語を使う中で触れる形でしょう。
長文の中だったり、リスニングの中だったり。
わざわざ取り出して触れるものではありません。
自分の知っている語句はスルーというか、普通に理解して終わりですよね。

ぼくはどんな素材であれ、意識的に触れようという目線で見る癖があります。
無意識で触れているものも、あえて意識的に触れるというわけです。
先ほどの英文 The copy machine is out of order. もすんなり理解できるわけですが、
「あ、out of order という形が使われている」という感じですね。

意識と無意識の反復横跳び

が自分の英語の「直感=語感」を鍛えてくれていると信じています。

前者にせよ、後者にせよ、どちらかの方法で量をこなしていくことが
「直感=語感」を鍛える方法だと思います。
小難しく書いておいて「それかよ」って感じですみません(苦笑)。

TOEICスコアの1つめの基準は「600点」

今更ながら、少し前の「週刊 東洋経済」を読んでいました。
特集のテーマは「英語は7割でイケル!」というものです。

グローバルビジネスを乗り切るには「7割英語」で十分、
という主旨で、

「完璧主義を目指さずに7割で十分」

「あとは実地でどんどん使っていこう」

という感じです。

その中に、TOEICのスコアも取り上げられていますね。

TOEICは600点以上を目標に

というものでした。
記事から少し引用をさせていただくと、

600点をクリアできる文法や語彙力が身に付けば、「そこから会話力はぐんと伸びる」

と書かれています。
この内容を読んで、「確かになあ」と思いました。
600点を超えるためには、英語の基礎ができていないと到達できないですよね。

ぼくは大学受験時代に文法や語彙の地盤を身につけ、
そこにTOEICで出題されるビジネス語彙や言い回しをプラスしていったことで、
初回の受験で700点以上を取得することができました。

逆に言えば、文法や語彙の基本ができていないからこそ、「600点に到達できない」と言うことができます。
TOEICにはさまざまなテクニックがありますが、それ以前に身につけるべきことがあるはずです。

そのため、もしスコアを単純に「英語力+TOEIC力」というもので測るとして、
600点を乗り越える上で、TOEIC力に頼りすぎてしまうと、どこかで頭打ちになってしまうと考えています。

現在のスコアにかかわらず、どこか伸び悩みを感じている方は、
文法や語彙といった基礎がどこまでしっかりしているかを確認してはいかがでしょうか?

ぼくの知人の中に、ハイスコアを取っていたものの、壁にぶつかっていたときに、
英文を丁寧に読む(=精読)練習を行ったことで、その壁を一気にぶち破った方がいます。

どこが弱点なのかは、本人にしかわからないことですが、
背伸びばかりしすぎずに、もう少し足元を見てみることをオススメします。

 

 

★Facebookページ(非公開)
・TOEIC990点パーフェクトスコアラーが選ぶ本気で使える英語本使い倒し塾
https://www.facebook.com/groups/544731978944836/

★NAVERまとめ
・英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

・英文法を体で覚えて、話せる基礎をつくる4冊
http://matome.naver.jp/odai/2138263438820100501

★twitter まとめ
・TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?
http://togetter.com/li/321683

・英文の暗唱って結局どうやってやるの?
http://togetter.com/li/370989

・英語の音読には2種類ある?
http://togetter.com/li/511655

・「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法
http://togetter.com/li/566056

・「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの
http://togetter.com/li/567174

・英語雑誌TIMEとノンネイティブの日本人がうまくつきあう方法
http://togetter.com/li/589622

・インターネットを使った国内最強英語学習法_講演まとめ
http://togetter.com/li/592571

★Ustream番組
・ぼくらの英語サミット〜この際とことん英語を語ってみよう〜
http://www.ustream.tv/recorded/29600091

英文法の勉強効率を上げる鍵となるのは「自動化」という考え方

天狼院書店で行う、
TOEIC990点パーフェクトスコアラーが教える本気で使える英語本使い倒し塾《英語のバイエル初級編》
の資料を作るために、かなりの時間を費やしてしまいました!

というのも、資料作成をしながら、
自分のやり方を振り返るのが楽しくなってしまったからです。

image (3)

 

「日本語と英語の語順の違いを意識するのが苦労したな」

「感情と状況をセットにする音読は効果的だったな」

「この方法は万人受けしないかも」

 

などなど、参加者の顔を思い浮かべながら作成をしていると、熱がどうしても込もってしまうんですね。
ご参加いただいた方に、最高に満足していただくための努力は惜しみません。

 

さて、この記事では、イベントでのテーマとなることをお伝えしたいと思います。
そのテーマとは「文法のとらえ方」です。
準備をするにあたり、今までの大西泰斗先生の著作や講演会の資料を引っ張り出して、
自身の経験も含めて総動員させて、イベントでは、ぼくなりの解釈を伝えていきます。

 

今回、書店で取り上げる「使い倒す」教材は『英語のバイエル [初級]』です。

 

ぼくはこの他の大西泰斗先生の著作を使っています。
「初級」を通った方は絶対にこちらも通るべき道だと思います。

 

『一億人の英文法』に出てくる例文をモノにしたいならば、
この一冊で例文を耳から仕入れたいですよね。

 

どれを使うにせよ、方法論は同じです。
英文法を学ぶ上で大事なこととして、落ち着くところは一つなんです。

文法のルールを自動化せよ!

イベントの内容に直結しますが、少しネタバレをさせてください。

英文法のルールを自分のモノにするためには、
英語のパターンを潜在意識まで落とし込む必要があります。
英文法のルールをいちいち考えながら、話したり書いたりしては、時間がかかって仕方ありません。
もはや自動的と言えるほどに無意識の状態でルールを使えるところを目指したい、というわけです。

 

この話は、前に作成した「NAVER まとめ」が参考になると思います。

 

 英会話基礎力づくりに効果的なおすすめ英文法本

 

文法は、入り口は理屈から入って、頭で理解していくものでしょう。
そこから「話す」レベルの反応速度に高めていくためには、体で覚えていく必要があるのだと思います。

ぼくは大学受験の頃まで、理屈として理解するところに留まっていました。
それで、いざ「話す」場面になって固まった経験が何度もあります。
その場面を振り返ってみると、英文を作れるにもかかわらず、です。

その場という即興で英文を作れなかったのは、「話す」練習が明らかに足りなかったからです。
そこから、ぼくの英語学習は徐々に変わっていったように思います。
とにかく「話す」スピードまで、自分の英語を出す速度を高めることを意識しました。

また、これによって、読み聞きするときの反応速度も上がったことが、学習意欲を上げてくれました。
例えば、TOEIC の Part 5 の英文に目を通したときの滑らかさが違うのです。
今まで理屈っぽく理解していたものが、直感的に自分に入ってくるのです。

これは楽しくて仕方がなくなります。

 

ですから、今はひたすら

言いたい英文を素早く口から出す

ことに注力しています。

 

文法のルールを使ってじっくり英文を考えるのではなく、直感的に口を動かす。

 

皆さんも「話す」ところを目指すのであれば、
文法を自動的に扱えるほどに、内在化していかなくてはなりません。

そのために、『英語のバイエル [初級]』はレベルを問わず、効果的な一冊だと思います。
「英文が簡単すぎるじゃないか」と思われるでしょう。
ですが、そのくらいのレベルの英文が難なく出てくるのはまた別の話です。
ガンガンと音読をしていきましょう。

 

そうすれば、道は必ず開けてきます。

 

★Facebookページ(非公開)
TOEIC990点パーフェクトスコアラーが選ぶ本気で使える英語本使い倒し塾

★NAVERまとめ
英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言

英会話基礎力づくりに効果的なおすすめ英文法本

★twitter まとめ
TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?

英文の暗唱って結局どうやってやるの?

英語の音読には2種類ある?

「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法

 

学習内容を見直すときに問いかけたい1つの質問

カフェでお仕事をしていたときの話です。
ぼくの真向かいに座った方は『TOEIC リスニングBOX』を使用して勉強されていました。
(さまざまな書籍に目を通していると、レイアウトから書籍がわかることってありますよね。)
その方は音声を聞きながら、スクリプトの文字を目で追っているようです。

そこで1つ疑問が浮かんだんですね。

 

「どんな目的で学習をされているのだろう?」

 

同じ教材を手にしても、使い方はさまざまです。
問題集であれば、1周目は解くことで共通しているとは思いますが、
2周目以降は人によって異なってくるはずです。

自分なりに学習内容を決めて取り組むわけですが、
その学習が自分のどんな能力を高めているか意識していますか?

例えば、Part 3,4 の暗唱を学習に取り入れているとします。
では、なぜその学習を行っているのでしょうか

「Part 3,4 の話の展開パターンを覚えたい」
「Part 3,4 に出てくる表現を体に染み込ませたい」
「音読によってリスニング力を高めたい」
などなど。

ここを深く考えずに、なんとなく行っているともったいない気がします。
と同時に、これは定期的に自分に問いかけたいことだと思っています。

皆さんが現在取り組まれている学習内容すべてにおいて、
「どんな目的で学習していますか?」という質問に答えられるでしょうか。
このブログをご覧になった方はぜひ考えるキッカケにしてみてください。

 

 

英語のバイエル_初級

【告知】
天狼院書店で12月にイベントを2回実施いたします。

イベント概要はFacebookページに書いてありますので、よければご覧ください。
正月ボケを防ぐのにもってこいの内容をご用意いたします。笑

TOEIC990点パーフェクトスコアラーが教える本気で使える英語本使い倒し塾《英語のバイエル初級編》

https://www.facebook.com/events/1449689911925323/

 

 

 

★Facebookページ(非公開)
・TOEIC990点パーフェクトスコアラーが選ぶ本気で使える英語本使い倒し塾
https://www.facebook.com/groups/544731978944836/

★NAVERまとめ
・英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

・英文法を体で覚えて、話せる基礎をつくる4冊
http://matome.naver.jp/odai/2138263438820100501

★twitter まとめ
・TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?
http://togetter.com/li/321683

・英文の暗唱って結局どうやってやるの?
http://togetter.com/li/370989

・英語の音読には2種類ある?
http://togetter.com/li/511655

・「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法
http://togetter.com/li/566056

・「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの
http://togetter.com/li/567174

・英語雑誌TIMEとノンネイティブの日本人がうまくつきあう方法
http://togetter.com/li/589622

・インターネットを使った国内最強英語学習法_講演まとめ
http://togetter.com/li/592571

★Ustream番組
・ぼくらの英語サミット〜この際とことん英語を語ってみよう〜
http://www.ustream.tv/recorded/29600091