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TOEIC(R) L&R 公開テスト開催の危機。コロナウイルスのせいだと諦めない方法

先日、日本の TOEIC 運営団体である IIBC から次の発表がありました。

公開テスト実施における新型コロナウイルス感染症対応について

リンク先の内容が変更になるかもしれませんので、 記事執筆時点(2020年2月24日)の情報を記載します。

新型コロナウイルス感染の拡大状況、および2月20日に厚生労働省から発表された「イベントの開催に関する国民の皆さまへのメッセージ」を踏まえ、現在、3月以降の公開テストについて実施の可否を検討しております。万一、中止となった場合は本サイトにてお知らせいたします。また、受験者の皆様にメールもしくは書面にてお知らせいたしますが、状況によっては試験直前になることがございます。公式サイトにて随時、最新の情報をご確認くださいますようお願いいたします。
<第248回TOEIC Listening & Reading公開テスト【2020年3月8日(日)】受験者の皆様へ> 現在、受験票の発送を保留しております。実施が確定した場合はすみやかに発送いたします。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。


直近の3月の公開テストの実施が危ぶまれている状況です。
ぼくも受験予定ですし、指導している方々のことを考えると気になります。
しかも、「3月以降」と書かれているため、今後開催が難しい可能性もあります。

受験や進級、昇級などで、TOEIC を使おうと考えていた人もいるでしょう。
おそらく「コロナのせいだ」とがっかりした人は多いに違いありません。
今回は、そういった方々に向けて、今できることを記しておきます。
と言っても、やるべきことはたった一つです。
英語の勉強を続けることです。

「開催しないだろうから勉強をやめる」という人がいるでしょう。
ここまで勉強を続けてきてやめるのは、かなりの損だと言えます。
大学受験まで猛勉強をして、その後は英語をやらないことで、
英語力をがくんと落とす大学生が非常に多くいます。
そのせいで、TOEIC のスコア取得のために英語をやり直すパターンですね。

少し例が異なるように思えるかもしれませんが、
せっかく培ってきた英語力を無駄にするのは非常にもったいないことです。

ただ、「TOEIC がないなら、勉強をしても意味ない」と反論する方もいるはず。
もしぼくがスコアを求める側の人間ならば、次のようなことを実施すると思います。

もはやこんな大会場でやることはなくなるのかも…

・模試(市販/外部が作成したもの)を実施する

本番のように正確な数値は計測できないものの、ある程度の実力を測ることはできます。
だからこそ、TOEIC の勉強は継続しておくほうがベターだと言えます。
(これはぼくの憶測ですので、実施されなかったとしても悪しからず)

他の可能性としては、別の試験を使う可能性も考えられます。
英検は二次試験のことについて言及しているだけで、今後の開催についてはわかりません。

英検二次試験 新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応について

TOEFL は中国本土での試験を中止にしていますが、他国についてはわかりません。

Test Cancellations in Mainland China Due to Coronavirus

TOEIC を指標にしている場所が別の試験を使うことは考えにくいですが、
まったく考えられない選択肢ではありません。
今から別の試験の対策をするのは現実的ではありませんが、
TOEIC を通じて英語力を維持・向上させておくことは大切です。

ということで、大変な状況ではありますが、
英語の勉強をやめることなく、突き進んでいきましょう。

英語への熱を絶やすことなく、走り続けましょう!

TOEIC の過去問『既出問題集2』を使ったセミナーの開催報告(満員御礼)

2020年2月1日。
気持ち良く晴れた日暮里にて、
長文を読む自分に慣れる!「TOEIC L&R Part 7 徹底攻略講座」を開催しました。
今回はそのレポートをさせていただきます。

 

 

過去問を分析!

韓国で2019年末に出版された『既出問題集2』を使って、
Part 7(54問)を徹底解説するというもの。

 

と言っても、ライブという特性を利用して、参加者から出た質問にリアルタイムでお答えしました。

 

内容としては、

  • Part 7 の復習方法
  • 単語の覚え方(本やアプリの使い方)

あたりが中心です。

正直、この内容だけでも1〜2時間は話す内容があるのですが、30分程度にとどめました。
(答えながらも新たな気づきがありましたので、ブログや note で改めて発信いたします)

 

そして、そこからは適宜休憩を入れながらの解説です!

  • 英文を前から理解する実況中継
  • 解答をする手順の実況中継
  • 頻出単語や類義語の解説
  • TOEIC らしいテーマやパラフレーズの解説

この辺りが中心となりました。
3時間では処理しきれないほどの情報量だったと自負しています。
参加条件を「リーディングスコア300以上」としているのは、
情報を処理しきれなくて嫌になる可能性があるからです。

主催者も参加者も疲労感たっぷりのセミナーとなりました。

 

切磋琢磨する環境!

主催者として見ていて感じたのが、参加者の皆さんのパッションです。
「一つでも多く持ち帰ってやろう」という気合いが感じられて最高でした。
貴重な土日の長時間を TOEIC に割こうという人たちが集まる時点で、
このような環境になることはわかっていたのですが、それでも熱い時間だったと思います。

 

『公式問題集』を超えるのが『既出問題集』!

セミナー中にも言ったのですが、日本で出ている『公式問題集』は本番より簡単めです。
その点、『既出問題集』は難易度が高く、ぜひ解いてほしい問題ばかり。
ただ、独学では間違った解釈をしたり、不明点が出たりします。
そのため、今回のようなセミナーをヒントにすると良いかと考えています。

 

***

今回のセミナーで扱ったのは TEST 1 でしたので、TEST 2 以降も扱ってまいります
次は3月に開催予定ですので、ご興味のある方はブログや Twitter をチェックしてください!

【2/1(土)13:15@日暮里】長文を読む自分に慣れる!「TOEIC L&R Part 7 徹底攻略講座」《講師:TOEIC 学習歴13年・渡邉淳/ぽるぽる》

 

 

TOEIC の公開テストの日に次のようなつぶやきが飛び交います。
「TOEIC」で検索すると山ほど出てくるのです。

 

「Part 7 が終わらない」
「Part 7 が難しい」
「Part 7 の対策をどこから手をつけたらいいかがわからない」
「Part 7 の長文を早く読むコツを知りたい」
「Part 7 が終わらないのは単語を覚えてないからだ」

 

TOEIC を受験すると、誰もがぶつかる壁と言っても過言ではありません。
Part 7 という長文問題は読むのに時間がかかるし、答えの根拠も見つからないし。
ネガティブな側面を見つけようと思えばいくらでも見つかります。

 

ぼく自身、TOEIC と10年以上受験してきて、かつ、指導もし始めてから、
何の方針もなく勉強していても正解数が上がらないパートであると気付きました。

 

===
登壇者プロフィール

渡邉淳(わたなべ・あつし)

1984年、千葉県富津市生まれ。東京外国語大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。
留学なしでTOEIC990点満点、英検1級を取得。
教材制作会社を経て、現在、フリーランスの編集者・ライターをしながら、東京海洋大学で非常勤講師を務めている。
担当はTOEIC。自身の学習経験をもとにした授業を展開、TOEICの最新傾向を折り込んだ、学習者目線を忘れない指導に定評がある。
日本経済新聞や読売新聞、雑誌「PRESIDENT」、「東洋経済」、「日経WOMAN」、「日経トレンディ」での掲載実績もあり。
著書に『TOEIC(R) L&R TEST 戦略特急 スコア育成計画』(朝日新聞出版)や 『1日5分からはじめる! 英語学習手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著に『毎日の英単語』(朝日新聞出版)がある。
一方、porpor(ぽるぽる)という名前で、ブログやTwitterを中心に、講師としても、学習者としても、日々 TOEIC や英語学習に関する情報を発信している。

ブログ:
TOEIC 990点への道 -日本から出ずに満点-

Twitterアカウント:
@porpor35

Instagramアカウント
@atsu_nabe

YouTubeアカウント
===

 

「Part 7 をできるようにしたい」

 

もしこのように思う方がいらっしゃったら、ぼくの答えは単純なものです。

 

「水を毎日飲むように、毎日たくさん読む」

 

おそらく「これをやりたくてもできない」と反論したくなる方がいらっしゃるでしょう。
ぼくはアドバイスを次のように続けていきます。

 

「TOEIC の対策というと、解き方やテクニックに目が行きますが、それだけではスコアは頭打ちです。英語力そのものを伸ばす経験を積む必要があります」

 

試験対策であれば試験のために学習をすればいいと思うはずです。
しかし、英語力そのものという根本を考えなくてはならないのです。

 

そこで、今回、TOEIC の Part 7 を使って英語力そのものを伸ばす方法を伝授します。
解き方など細かなことは置いておいて、英語と向き合う方法をお持ち帰りください。

 

・スコアが伸び悩んでいる方
・Part 7 に苦手意識を持っている方
・Part 7 を得意パートに変えたい方
・TOEIC の素材を使って英語力を伸ばしたい方

 

1日で Part 7 に対する印象をガラッと変えましょう!

 

お申し込みはこちらのページからお願いします。

【日時】
2/1(土)13:00開場→13:15開始〜17:00終了

 

【場所】
日暮里駅から徒歩10分の教室

 

【料金】
4,000円(税込)

 

【対象】
TOEIC リーディングスコア300点以上

 

【定員】
8名(先着順)

 

【教材】
『TOEIC 既出問題集2 1000 READING』

*TEST 1 の Part 7 のみ、事前に解いてください。復習は不要です。
*基本的に書店には売っていません。
*サイトによって値段や到着時期が異なります。

Amazon

ハングルプラス書店

ちょいみらい

 

【講座内容】
(講義)
・速読力が欲しい人が心得て欲しい1つのこと
・読解力を上げる、地味だけど効くトレーニング
・54問徹底攻略解説

(ワーク)
・セルフ解説をしよう
・わかりにくい英文を精読・和訳タイム
・10パッセージタイムアタック
・質疑応答/ディスカッション

 

お申し込みはこちらのページからお願いします。

2020年の英語学習に関する新年の抱負と具体的な計画

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2019年はブログの頻度がどうも上がりきりませんでした。
『戦略特急』の発売に伴ってテンポが上がった感じです。


2019年の人気記事については以下のツイートからどうぞ!

 

 

さて、2020年が始まりましたが、皆さんは英語学習の目標は立てましたか?
2019年の自分を超えていく延長線は常にイメージしていたので、時間はかかりませんでした。
2020年の目標はこのような感じです。

 

 

☑️TOEIC 990点を5回獲得する

TOEIC 関連に戻ってきたのは、特急シリーズ著者という看板を背負ったからです。
990点満点は常に狙いながらも、どこかでミスを犯してしまうため、
2回に1回は取れるような英語力をつけていきます。

具体的には「問題演習」です。
リスニングは別のトレーニングでカバーできているため、
リーディングは実施の問題を解くことで、精度を高めていきます。
タイミング良く、韓国で「既出問題集」が発売されたので、
問題に目を通すことを兼ねて、演習していく予定です。

 

☑️TOEFL iBT 90 over

2019年4月の受験結果が散々なものでしたので、リベンジします。
2020年4月が勝負のタイミングだと決めているため、時間がありません。
目標の中で達成できるかどうかが微妙なところかなと考えています。

具体的には「単語」「リーディング」「リスニング」の三本柱です。
初受験の結果を何人かに伝えると、「リスニングとリーディングが低い」と言われます。
そこが伸ばしやすいセクションだと割り切って、対策をしていきます。

この本を徹底的にやり込む予定でいます。

リスニングはシャドーイングができるレベルまで聞き込み、
リーディングは精読をして理解度100%まで上げていくイメージです。

 

☑️ブログは週一、note は毎日更新
☑️お役立ちツイートを1日10回

英語学習にまつわる発信は続けていくという意味での抱負です。
ブログはトレーニング方法を中心に、がっつりとしたものをアップします。

note は学習記録など、日々の学習で気づいたことを記します。
以前は有料でないと読めないことが多かったのですが、
今はほぼ無料で読める形を取っています。
毎朝7-8時にアップしているので、朝のお供にぜひ。

*note「週刊TOEIC 990点パーフェクトスコアラー秘伝の書

Twitter はさらに些細なこともつぶやいていくので要チェックです。

どちらも「自分が学習する」ことで気づくことが多いため、
発信をするためにも、勉強を継続していきます。

 

以上、ぼくの2020年の抱負でした。
2019年よりも欲張ったかもしれませんが、例年通り控えめです。
元旦からモチベーションは日に日に落ちていくことはわかっているので、
控えめなところからスタートして、バッチリと達成していきます。

 

(追記)
発信というと、Instagram と YouTube も入ると気づきました。

 

Instagram

『戦略特急』のプロフィールに掲載したのですが、
Instagram も勉強垢としてぼちぼちと更新しています。
内容としては note に近いかもしれません。
一緒に勉強している感じを味わいたい方はこちらへどうぞ!

 

YouTube

編集が下手だとわかったので、ライブ配信をどんどんやっていきます。
10分を目処にやっているので、2倍速で見れば5分で終わります。
サクサク聞けるプチセミナーのような感じで行っていく予定です。

 

ということで、いろいろなところに出現するporporを今年もよろしくお願いします。
自分の英語力向上はもちろん、英語力を上げたい方を多方面から応援してまいります。

2019年を振り返る

 

 

今年の英語学習の棚卸し的な記事です。
書き記してきた記事とともに、振り返ってみます。

 

2019年一発目の記事はこちらです。

 

2019年の英語学習に関する新年の抱負と具体的な計画

 

新年は気合が入るから、次のような記事を書くんですよね。
1月1日はやる気が溢れているから、あまり多くの目標を立てすぎずに、
と書いていますが、「これでも多いな」というのが振り返っての印象です。
この記事の中にある4つの目標に対しての振り返りをします。

 

☑️TOEIC Speaking 180

<達成率:0%>

12月に受ける予定が受験できず、断念という残念な結果になりました。

 

☑️TOEFL iBT に挑戦する

<達成率:100%>

「挑戦する」という目標にしておいてよかったです。
学習記録やスコアについては次の記事があります。

 

2019年4月の TOEFL iBT を受験するまでの学習記録

2019年4月に TOEIC L&R 990点満点取得者が TOEFL iBT を受験した結果+分析

結果は納得のいかないものでしたが、新たな挑戦を定期的にする必要がありますね。
挑戦をすることで、新たな世界が見えてきた実感があるからです。

 

☑️ブログと note は週一で更新

<達成率:70%>

週一で更新できた週とできなかった週がありますが、
まとまった分量の発信はできたように思います。

アウトプットをしないといけないと追い込まれると、
インプットのアンテナが敏感になる実家があります。

ブログはきっちりとしたものを投稿したいという考えがあるため、
思いついたままに書き連ねるものは note に投稿しています。
今や、note は26日連続で投稿しており、欠かせない居場所です。

 

渡邉淳/ぽるぽるの note アカウント

 

☑️お役立ちツイートを1日10回

<達成率:50%>

おそらくツイートは平均1日5回くらいでしょう。
「お役立ち」かどうかは皆さんのご判断にお任せしますが、
英語学習という軸で発信はできたように思います。

 

 

この他のトピックとしては

 

☑️YouTube チャンネルの本格稼動

YouTube では動画を何本かアップしていたのですが、上半期に複数本アップしました。
下半期には「金曜のお昼」にライブ配信を何本か行っております。
できる限りサクッと見られるように作っておりますので、
2倍速で見ていただけるとコスパがいいかと思います。

 

渡邉淳/ぽるぽるの YouTube アカウント

 

☑️『TOEIC L&R TEST 戦略特急 スコア育成計画』の発刊

これが一番大きいトピックでしょう。
10周年で300万部超えのベストセラーシリーズに仲間入りできたのですから。

 

 

『TOEIC L&R TEST 戦略特急』を世に出したい3つの理由

『TOEIC(R) L&R TEST 戦略特急 スコア育成計画』を効果的に使う3つの約束

 

かなりの時間をかけて作り、たくさんの想いを込めたので、
2020年に本格的に広めていきたいと考えております。

 

発信は TOEIC がメインですが、勉強は BEYOND TOEIC という一年でした。
これは今後も続くとは思いますが、引き続き遊びに来ていただけますと幸いです。

 

良いお年をお迎えください。

TOEIC の復習法のバイブル『戦略特急 スコア育成計画』の使い倒し塾

 

TOEIC の問題集はいろいろと持っているけれど、
「スコアアップにつながらない」とお悩みの方へ。

ぼくの『戦略特急』と共に「正しい復習」方法について学びませんか?
正しい方向を知れば、かけた時間だけ、スコアアップがついてきます。

 

先日、自著『戦略特急』の発刊記念イベントを行いました。
お花が届いたり、予定より広々とした場所で開催できたり、
我ながら「もってるな」と感じた一日です。

 

 

イベントの内容としては、

・本の制作秘話
・Part 7 問題演習
・宝探しのシェア
・質疑応答

といった感じです。

 

30名ほどの熱心な学習者の方々に囲まれて、
『戦略特急』という本を通じて出会えたことをうれしく思います。
オンラインよりオフラインのほうが熱が伝わりやすいので、
直に熱を伝えるべく、2020年はイベントやセミナーを月一で開催していく予定です。

 

ということで、2020年の第一弾はこちら。

 

 

【1/15(水)19:30~ STYLE for Biz】TOEIC対策スペシャルワンデー講座
〜『TOEIC L&R TEST 戦略特急スコア育成計画』著者渡邉淳が教えるスコアUP秘伝のタレとは〜

 

ページからの抜粋ですが、以下のようなことをやろうと考えています。
あくまで予定で変更の可能性はあります。

 

contents
・Part 2 を舐めずに解こう!
・正しい復習の極意「スルメ理論」とは?
・効果的なディクテーションをしよう!
・要約リテンションという技を身につけよう!
・スクリプトありシャドーイングを実践しよう!
・Read & Look Up で負荷をかけよう!
・アクティングをペアでやってみよう!
・Part 7(1セット)で「腕試し」をしよう!
・復習の楽しみは「宝探し」にあり!
・自分だけの宝をシェアしよう!
・難しい英文を「精読」しよう!
・タイムプレッシャーをかけて読もう!
・2カ月間で解くのは「200問×2セット」に集中しよう!

 

前回の発刊記念イベントでは、本の中にない問題を使用したのですが、
今回は『戦略特急』をフル活用する予定でおります。
というのも、発刊記念イベントで「まだ読み終わらない」という人がいたから。

 

そこで、本の内容をなぞりながら、正しい復習についてお伝えして、
問題演習や復習をその場で一緒にやってしまおう、という算段です。

 

復習方法については、本の中で詳しく説明したのですが、
「話を聞いてしっくりきた」という方も多数いらっしゃったので、
「読む前に聞いてしまいたい」という方はぜひお越しください。

 

今回も「質疑応答」の時間は設けますので、
全員のお悩み解決ができればと思っております。

 

会場でお会いできることを楽しみにしております!

 

【1/15(水)19:30~ STYLE for Biz】TOEIC対策スペシャルワンデー講座
〜『TOEIC L&R TEST 戦略特急スコア育成計画』著者渡邉淳が教えるスコアUP秘伝のタレとは〜

第246回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

第246回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。

テストが終わった後は解放感があります。
ただ、目標スコアがある方々はここで気を抜かずに、
次のテストまでの作戦を立て直すと良いですね。
その際にはこの本がオススメです。スコア育成計画を作りましょう。
(いきなり宣伝を入れ込んでごめんなさい!)

 

 

さて、まずはフォームと簡単な所感です。

 

=====
●フォーム
*試験終了時刻は15:02です
*Part 1 の1枚目は「首にスカーフを巻いている男性」
*Part 7 の言い換え問題は critical / impact / handle です

●所感(『公式 L&R 問題集 5』TEST 1 を基準に)
1:普通/2:やや難/3:やや難/4:普通/
5:やや難/6:普通/7:難
=====

 

 

今回もフォームが複数あることが確認されております。
ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承ください。
同じ試験を受けた人を見つけるためには、
Part 1 の写真や Part 7 の言い換えを覚えてくるのがコツです。

 

試験自体の難易度は「普通」レベルの部類に入るフォームだと判断しています。
「簡単」とおっしゃる方もいますが、難易度は主観なので難しいところです。
どれも参考程度に聞き流すことをオススメします。
ぼく自身も戸惑ったことがあるので、さらっと見て「ふーん」で済ませています。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>

写真に対して描写するポイントはわかりやすく、ひねった表現も出ませんでした。
強いて言うならば、「スカーフが巻かれている男性」の表現が一番難しかったですね。

現在進行形で描写されるのがスタンダードで、
たまに受動態の進行形が入ってくる感じです。
消去法を使いながら、全問正解を目指しましょう。

 

<Part 2>

Part 2 はひねくれた返答で有名ですが、えぐいものはなかったです。
少し間接的な返答は当たり前になってきたという印象もあります。

Part 1 と同様、消去法で進んでいくのが正攻法だと考えましょう。
逃げでもなんでもないと心得るべし、です。

とは言え、一人目の発言を聞いて理解していないと始まりません。
そのため、先ほどご紹介した『戦略特急』では次のようなことを書いています。

 

 解き方は人それぞれですが、ぼくのオススメは一人目の発言を日本語で圧縮することです。圧縮と聞いてもピンときにくいかもしれませんが、おおまかで短い日本語訳を作るとイメージしていただくといいでしょう。こうすることによって、Part 2 での取りこぼしがぐんと減りました。

 

ディクテーション(聞いて書き取ること)もオススメしているのですが、
まずはここから始めると、Part 2 の正答率が上がり、自信になると思います。

 

<Part 3, 4>

前回の公開テストでは次のように書きました。

 

「聞こえてきた単語が入った選択肢を選ぶ」問題がどんどん減っています

 

今回、この視点で見ると、選びやすい問題が多かったように感じます。
ただ、ぼくが受けたフォームは Part 3 の最初の問題が長くて驚きました。

 

#TOEIC の Part 3 の初っ端が「話が終わらねえ」という長さでした!どんどん読まれると圧倒されます。そこに答えの根拠が潜んでいるかもしれないからです。でも、先読みをしていれば、正解にたどり着くことはできます。先読み、すごすぎる。

結論:先読みを余裕でできるレベルを目指そう!

 

先読みのトレーニングは音声がなくてもできるため、
「これで完璧」と思えるくらいやり込むことをオススメします。

 

<Part 5>

文法問題と語彙問題に分けてご説明します。

 

・文法問題
品詞問題や動詞の形、前置詞vs接続詞など定番の問題だらけです。
前回は見た目で引っ掛ける品詞問題など、難しいものもありましたが、
今回は取り立てて難しいものはなかった気がします。

文法問題については次の note に全力をこめてまとめています。
「こういうことを知りたい」などご要望があれば、アップデートいたします。

TOEIC の Part 5 で文法問題を間違えないための5冊とその使い方

 

・語彙問題
今回は明らかに難しいものがありました。
commend や summon が並ぶという、挑戦的な選択肢でした。

毎回ではないのですが、たまに英検一級レベルの単語が並ぶことがあります。
満点を狙わない方は「無視」でいきましょう。
考えるだけ時間の無駄なので、他の問題に時間を割くのが吉です。

一方、満点を狙う方は「運が悪かった」と考えるのが一つ。
もう一つは TOEIC を超えた英語に触れること。
commend は TOEIC の範囲内だとは思いますが、
その範囲は徐々に大きくなっている気がします。

かといって、英検一級や TOEFL の単語帳をやるのは遠回りです。
『公式問題集』などの模試に出てくる単語をすべて覚える、
のようなやり方が地道で、確かな道かもしれませんね。

 

<Part 6>

文章量は「普通」で、厄介な文挿入問題も「普通」でした。
4問中1問しか文法問題が出ないので、時間がかかります。

「文挿入問題をどうしたら?」という相談をよく受けますが、
対策としては後回しでいいと思っています。
選択肢を見て、本文と照合して…というのは難しいし、時間がかかるからです。
そこで、Part 7 が読めるようになるくらいまで、放置でいいと考えています。
Part 7 でできた余裕を、文挿入問題に回すイメージで良いのでは、と。

 

<Part 7>

毎回申し上げていますが、Part 7 は「難」がデフォルトです。
読ませる量が多いのが大変です。

そして、いつもながらの自戒の念を込めたツイートがこちらです。

普段から読んでいないと、長文を目の前にしたときにビビりますからね。
これから受験する皆さんも気を引き締めてまいりましょう。

 

===

 

いつもはここでリーディングセクションの時間配分をお伝えしているのですが、
腕時計を忘れてしまったため、時間がわかりません。
かなり焦りながら解きました(笑)。
多分、試験終了10分くらい前に終わったと思います。

今、問題研究のために毎回受験をしているのですが、
同時に990点満点を出すことも意識しているので、
なかなか両立させるのが難しいと思っている今日この頃です。
その辺の心境はこちらの note をご覧ください。

 

「悔しさ」を行動に変えるためのはじめの一歩

 

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

 

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

TOEIC Part 3,4 でリスニングした内容を忘れないためのトレーニング

 

TOEIC のリスニングセクションで山場となる Part 3, 4。
問題数が多いのもありますが、聞かなくてはならない英語の量が多いため、
かなり多くの受験生が苦戦するパートだと言えるでしょう。

 

Part 3, 4 について、相談される悩みの一つがこれです。

 

「英語がどんどん流れてくるので、内容を覚えられない」

 

これに簡潔に答えようとすると、

 

「リスニング力を高めてください」

 

となりますが、我ながらあまりにも冷たい
もう少し掘り下げて考えたいと思います。

 

もし TOEIC の Part 3, 4 のような内容を日本語(母語)で40秒程度聞いたら、
内容を覚えていられないことはない、と思いませんか?
なぜなら、日本語であれば高い理解度で聞くことができるからです。

 

以前、記事で書いた Part 7 の話と関連するところがあります。

 

「TOEIC Part 7 が頭に残らない」人が取るべき3つの対策

 

ぼく自身、TOEIC のリスニングで495点満点を取得することはできますが、
リスニングに少しでも集中できないと、聞き逃すことがあります
何回受験しても、英語力が高くなっても、なかなか難しいのが TOEIC。

 

どうしたら Part 3, 4 の内容を覚えていられるのか。
トレーニング方法を考え抜きました。

 

そこで出会ったのがこの記事です。
少し長い記事ですが、TOEIC 受験生であれば、
読んで損のない内容であること間違いなしです。

 

「TOEICを1mmもナメてないから」 濵﨑潤之輔が語る、990点を取り続けられる理由【著者インタビュー】

 

今も TOEIC の素材に触れているという話の中で、
リスニングの勉強法を次のように述べています。

 

もちろん問題を解く練習も本来は必要ですけど、練習をしなくても実際解けるので、まあ必要ないかなと思っています。

Part 3、4は設問文を聞いて答えが思い浮かべばOKです

 

見た瞬間に「これだ」と思いました。
ということで、結論です。
TOEIC Part 3,4 のリスニングした内容を忘れないためのトレーニングとは、

 

音声だけを聞いて答えを思い浮かべる

 

というもの。

 

 

英語の記憶力が高まる

実際にやってみて思うのは、やっぱり難しい、ということ。
TOEIC は聞きながら答えのヒントとなるキーワードを拾って聞けばいいのですが、
この勉強法を実践しようとすると、完璧に理解しないといけません。
トレーニングは辛いのですが、これを実践することで、
英語の記憶力は間違いなく高まっていくと感じています。

 

素材は聞き馴染みのあるものを選ぶ

扱う素材はすでに何度も聞いているものが望ましいです。
理解度がふわふわした状態のものを聞いても、なんとなく聞いて、
「このやり方では無理だ」と諦めて終わってしまうでしょうから。

 

音声の速度は1.0倍速で聞く

記事の中では1.75-2.0倍とありますが、それは達人になってからでいいです。
個人的な感覚では900点くらいでも、せいぜい1.5倍速でいいと感じています。
900点に到達するくらいまでは、1.0倍速、つまり、速度を変えずに聞きましょう。
「音声だけを聞いて答えを思い浮かべる」トレーニング自体が負荷が高いですから。

 

スピーキング力を高めたいなら、答えを言ってみる

これはぼくが実践していることなのですが、
音声を聞いて答えを「思い浮かべる」だけではなく、
「実際に言ってみる」ことまでしています。
これは瞬時に英語が出てくる瞬発力を鍛えるためです。
TOEIC のスコアが取得できればOKな方は無視してください。

 

ということで、英語の記憶力を高める結論としては、
聞き馴染みのあるリスニング音声を聞いて、答えを思い浮かべる
というものでございました。

 

この方法は負荷が高いですが、数日続けるだけで慣れてきます。
一方で、気を抜くと、聞き流しという無駄な時間になります。
参考にしていただき、スコアアップにつながれば幸いです。

 

TOEIC の復習法のバイブル『戦略特急 スコア育成計画』発刊記念イベント開催決定

お待たせしました。
先行告知をしたイベントのお知らせです。

 

 

TOEIC の対策に関する情報は巷に溢れています。
ネット上にある記事やつぶやき。
書店にある本。

 

その中の情報の一つに
「テスト作成団体が出す『公式問題集』をやり尽くそう」
というものがあります。

 

これはとても有効な方法ですし、ぼく自身も役に立った実感があります。
しかし、気になる点があることにお気づきになったでしょうか?

 

「どうやってやり尽くせばいいのか?」

 

これをしっかりと説明しているものはありませんでした。
しかし、この疑問に対して、はっきりとした答えを出すことができました。
と言っても、学習者として TOEIC 対策を10年以上続けながら、
編集者やライターなど、さまざまな経験をしたおかげです。

 

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登壇者プロフィール

渡邉淳(わたなべ・あつし)
 1984年、千葉県富津市生まれ。東京外国語大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。
 留学なしでTOEIC990点満点、英検1級を取得。
 教材制作会社を経て、現在、フリーランスの編集者・ライターをしながら、東京海洋大学で非常勤講師を務めている。
 担当はTOEIC。自身の学習経験をもとにした授業を展開、TOEICの最新傾向を折り込んだ、学習者目線を忘れない指導に定評がある。
 日本経済新聞や読売新聞、雑誌「PRESIDENT」、「東洋経済」、「日経WOMAN」、「日経トレンディ」での掲載実績もあり。
 著書に『TOEIC(R) L&R TEST 戦略特急 スコア育成計画』(朝日新聞出版)や 『1日5分からはじめる! 英語学習手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著に『毎日の英単語』(朝日新聞出版)がある。
 一方、porpor(ぽるぽる)という名前で、ブログやTwitterを中心に、講師としても、学習者としても、日々 TOEIC や英語学習に関する情報を発信している。

 

ブログ:TOEIC 990点への道 -日本から出ずに満点-

Twitterアカウント:@porpor35

Instagramアカウント:@atsu_nabe

YouTubeアカウント
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もともとはただの学習者でしたが、経験を積み重ねたことで、
「TOEIC のスコアアップのプロ」と呼ばれるほどになりました。

 

東京海洋大学での講義では、
400→600点というスコアアップをした学生が多くいます。
学生によっては、最短で二ヶ月です。

 

天狼院書店という場所で行ったゼミでは、
900点台に到達した方はもちろん、990点満点を取得した方もいたほどです。
それだけに、アドバイスは的確だったと言えるでしょう。

 

先に出した「どうやってやり尽くせばいいのか?」という疑問に対する答えを、
『TOEIC(R) L&R TEST 戦略特急 スコア育成計画』という一冊にまとめています。

 

 

今回は、この本の内容を中心に、発刊記念イベントを行います。

 

・スコアが伸び悩んでいる方
・英語に苦手意識を持っている方
・得意パートを増やしたい方
・TOEIC の素材を使って英語力を伸ばしたい方

 

90分で TOEIC に対する印象をガラッと変えましょう!

 

内容:

・TOEIC というゲームの「主人公」になりきろう
・「記録」をする場所を作ろう
・Part 1 の「正しい復習」を体験しよう
・Part 6 の「正しい復習」を体験しよう
・Part 7 で見つけた「宝探し」をシェアしよう
・2020年の「スコア育成計画達成シート」を作ろう
・自分の『戦略特急』の使い方をシェアしよう
・質疑応答(10分)
*当日は、『戦略特急』に掲載されていない素材を使用します

 

日時:
12/16(月)19:30-21:00(19:00開場/21:30完全撤収)

 

場所:
渋谷某所の会議室

価格:
・書籍あり(必ずご持参ください):1,000円
・書籍なし(会場では買えません):2,000円
・学割:1000円引き

 

申込URL:
https://senryakutokkyu.peatix.com/view

 

第245回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

第245回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。

 

ぼくの感想を見る前にみなさんにお願いです。
5分くらいで終わります。

 

受験した自分の感想やできたこと、反省を書き留めてください。
試験を受けた直後だからこそ気づくことはたくさんあります。

 

「学習内容は適切だったか?」
「学習量は十分だったか?」
「なぜできたか?」
「なぜできなかったか?」

 

頭の中でモヤモヤとしていることを言語化することは大切です。
ぼくはブログに加えて、Twitterで試験直後に書きまくることで、
頭の中が整理される感覚があります。

 

休憩する前にちょっとだけ時間を確保すると、
今後の学習に好影響を及ぼすので、積極的にぜひ!

 

さて、思うところを徒然なるままに書きますね。

 

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●フォーム
*試験終了時刻は15:01です
*Part 1 の1枚目は「二人の女性をカメラで撮影する女性」
*Part 1 の2枚目は「中庭の中央にあるパラソル」
*Part 7 の言い換え問題は nature / ticket です

●所感(『公式 L&R 問題集 5』TEST 1 を基準に)
1:普通/2:やや難/3:やや難/4:普通/
5:普通/6:普通/7:難
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今回もフォームが複数ありますので、
ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承ください。
同じ試験を受けた人を見つけるためには、
Part 1 の写真や Part 7 の言い換えを覚えてくるのがコツです。

 

試験自体の難易度は「やや難」レベルの部類に入るフォームだと判断しています。
試験後にも Twitter でつぶやきましたが、
『公式問題集』の難易度はまったく当てになりません。
もしこの記事を ETS さんや IIBC さんが見ていたら、
「いい加減に、本番と同レベルの問題を発売せよ」と言いたいです。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>

写真に対して描写するポイントはわかりやすいのですが、
使われている語句や表現が難しかった印象を受けます。
その点、「普通」としましたが、やや難しいと言えるかもしれません。

とはいえ、すべての選択肢が難しいわけではないので、
消去法を使いながら、全問正解を目指したいパートです。

swipe とはスマホの用語として聞くくらいで、TOEIC では珍しく聞こえました。

 

 

<Part 2>

Part 2 の返答としてシンプルであったとしても、
オーストラリア人女性ナレーターが厄介ですね。
TOEIC 的には早口だからです。

あとは、記事では表しにくいですが、少しひねくれた返答もありました。
パッと反応しにくい返答と言い換えてもいいかもしれません。
この手の問題への対策は2パターンあると考えています。

 

・会話のパターンを体に叩き込むべし

自著の『戦略特急』で次のようにオススメしています。

 

 話の内容と場面を理解することによって、英会話の一場面を自分の頭にストックしようとする意識が大切です。
自然な会話をパターン化して、どんどんとストックしていきましょう。

 

一人目の発言と返答を切り取って、記憶すると考えるといいですね。
同じパターンが出る可能性があるため、その対策と考えてください。

 

・消去法でしのぐべし

「パッと聞くと正解かがわからない」ものがひねくれた返答と言われます。
それ以外の選択肢は的外れなものが多いので、
消去法をうまく使う癖をつけたいところです。

 

 

<Part 3, 4>

「聞こえてきた単語が入った選択肢を選ぶ」問題がどんどん減っています。
そのため、難易度は上がってきている印象を受けています。
本文と選択肢が言い換えられていることに気づく力を、
英語力の一つとして考えるのは妥当なので、
この後も難しくなっていく傾向になるでしょう。

 

 

<番外編:TOEIC予報>

Twitter でこんなことをしてみたら、2つ的中しました。
心の中でニヤリとしてしまったのはここだけの話です。

 

 

 

<Part 5>

文法問題と語彙問題に分けてご説明します。

 

・文法問題

品詞問題や動詞の形、前置詞vs接続詞など定番の問題だらけです。

 

文法問題と言えば『でる1000』が挙げられますが、
あそこまで分厚い本を使わずとも、正答率を上げることはできます。
TOEIC に出る文法項目を整理し、素早く使えるようにするという目的を忘れずに。
次の note で厳選の5冊とその使い方をご紹介しております。

 

TOEIC の Part 5 で文法問題を間違えないための5冊とその使い方

 

・語彙問題

さほど難しいものはありませんが、意外なところを突いてくるのが公開テストです。
売れている単語帳に載っている単語の派生語あたりを狙ってきている印象。

 

この手の問題に答えられるようにするには、
単語帳に載っている単語は「正確に」覚えていることがポイントです。
そこが揺らがなければ、派生語であっても正解として選べますから。

 

 

<Part 6>

文章量は「普通」で、厄介な文挿入問題も「普通」でした。
4問中1問しか文法問題が出ないので、面倒なパートであることは変わりないですね。

 

『戦略特急』にも書きましたが、Part 5 の対策の延長線上で取り組んでいくのが有効です。
文法問題や語彙問題への慣れとしては Part 5 を使用し、
文挿入問題や読解スピードの向上は Part 7 を使用しましょう。

 

 

<Part 7>

Part 7 は「難」がデフォルトですね。
読ませる量が多いのが大変です。

 

ぼくが受けたフォームの中では、

・SP の article(記事)
・DP の2セット

あたりは「読ませるなあ」と結構苦しかったです。
Twitter でも自戒の念を込めて、次のようなことを書きました。

 

 

普段から読んでいないと、長文を目の前にしたときにビビりますからね。
これから受験する皆さんも気を引き締めてまいりましょう。

 

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リーディングセクションを通して、ぼくの時間配分は以下の通りです。
「早く終えよう」という焦りはなく、一つずつ丁寧にやっていった結果ですね。

 

Part 5:6分
Part 6:8分
Part 7(SP):23分
Part 7(DP):10分
Part 7(TP):20分

 

ここ最近はスピーキング特化の学習で不安だったのですが、
TOEIC は(スコアは置いておいて)対応できそうで良かったです。
あとは日々のリスニングや読書を増やして、精度を上げていくのみ。

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これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。