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「辞書は必ず使え」という言葉を疑い、自分のやり方を選ぶ

ブログの記事としても書いているでしょうし、
レアジョブさんの「English Path」でも書かせていただきました。
試験対策をする上で、辞書はできる限り使わず、単語帳を辞書代わりに使おう、と。

 

vol.9:TOEICに出る「単語」をいかにして身につけるか-大学受験時から実践している勉強

vol.10:TOEICの頻出「単語」の勉強法でほんの少しだけ意識しておきたいこと –試験範囲を最大限利用する−

 

990点攻略_DUO

 

ぼくは単語帳を持つ学生にも同じように言うのですが、
この考え方と異なる先生はもちろんいらっしゃいます。

 

ここでは、この考えの良し悪しを議論したいのではなく、
どちらの意見も聞いた上で、自分でやり方を選んでほしい
と言わせていただきたいのです。

 

どちらの方法にもメリットとデメリットがあります。
それを知った上で、どのように単語帳と辞書を用いて、自分の学習を進めていくのか。
自分が納得した形で進めていくことが何よりも大切です。

 

もしも迷ったのであれば、そのアドバイスをくれた人たちに改めて相談してみるとよいでしょう。
常に自分のやり方や人が教えてくれたやり方には疑問を抱きながら、接していきたいものです。

単語帳アプリ「zuknow」の便利な機能で単語力アップ+MY単語カード公開!

 

 

以前、Twitterでちょろっと申し上げたのですが、
友だちと競いながら力をつける単語帳アプリ「zuknow」を
制作しているビズリーチさんにお邪魔してきました。

 

zuknow

 

そこでは、最近リリースされた『金フレ』のアプリを始め、いろいろと情報交換を。
その際に、便利な機能を聞いたため、ご紹介したいと思います。
PCやスマホで学習をしている方にとっては超絶便利な機能です。

 

★Google Chrome の拡張機能

・マウスで選択した単語をクリックすれば、zuknowに登録可能!
・登録した語句はGoogle翻訳してカードの裏面に自動登録!

 

★iOS のコピー機能

・ウェブサイトや他のアプリで語句をコピーした後でzuknowを開くと、それらの語句を簡単に暗記帳に追加可能!
・追加時に、カードの表面にはコピーした英語、裏面には自動的に翻訳されな日本語が自動登録!

 

そして、前から作成しようと思っていた単語カードを作成しました。

 

 

「Quick Response in ENGLISH」

speaking

 

単語を身につけるというよりはフレーズを身につけるためのものです。
非TOEICではありますが、TOEIC内で出てくるものもありますし、
会話で使える(ようになりたい)表現を集めています。

 

日々更新しておりますので、もしよろしければお使いくださいね。
作成した自分よりもすでに学習が進んでいる方がいて悔しい!笑

この単語帳で TOEIC 頻出の言い換えとして出る「類義語」を知る。

TOEICでは Part 3,4,7 を中心に「語句の言い換え」がなされることがあります。
「パラフレーズ」だなんて言われることもありますね。

 

この言い換えを瞬時に見抜くことができることがスコアアップの秘訣の一つなのですが、
言い換えられ方はさまざまなパターンあるため、すぐに身につけられるものではありません。
問題を通して「あー、こういう言い換え方をするのか」といまだに学ぶことがあるほどですから。
(よくよく考えてみれば、日本語でも同じ出来事を数通りの別の言い方で言えますよね。)

 

そんな中で、「単語同士の言い換え」を見抜けるようになることが第一歩です。
たとえば、purchase 〜(〜を購入する)は buy 〜 に言い換えられることがあります。

 

そこで、ぼくは学校の授業の中で「この単語とこの単語は結びつけておさえてね」という話をよくします。
授業ではすべてが頭の中に入っているかのように紹介するわけですが、残念ながら完璧超人ではありません…。
誰かから「これとこれが大体同じ意味だ」と言われればわかるのですが、
「これと同じ意味の単語は?」と問われるとすべてが出てくるわけではないのです。

 

そのため、授業の準備として「類義語」を調べるようにしています。
辞書を使用したり、さまざまな辞書を使用したりするのですが、
たくさんの「類義語」の紹介をし、かつ、TOEICという試験範囲を逸脱しない単語帳があります。

 

それがこれ。

単語特急

単語特急2

3までありますが、1をメインにして、適宜、2も使用しています。
単に意味だけではなく、語法(使い方)まで示されていますので、
改めて目を通してみると、発見がまだまだありますね。

 

『単語特急』は手持ちのTOEIC本の中では最も繰り返した本のうちの一冊ですが、
それはあくまで「問題」だけだったようです。まだまだやり込む余地が残っています。
学生たちの頭に語彙のネットワークを作るとともに、ぼくの頭の中のネットワークも強化していきます。

 


頻出単語が凝縮された「単語帳」を効率的に使う方法を追い求めてみた #EnglishPath

レアジョブさんが運営する「English Path」の連載記事のご紹介でございます。
記念すべき10本めの記事となりますが、引き続き「単語」のお話です。

 

単語特急_付箋

 

vol.10:TOEICの頻出「単語」の勉強法でほんの少しだけ意識しておきたいこと –試験範囲を最大限利用する−

 

これは以前、とあるセミナーでお話したことを凝縮した記事となります。

 

「(電子)辞書は使わない」
「具体的な単語帳の使い方は○○だ」
「語句は○度めで覚える」

 

などなど、英語に触れている方が避けては通れない、語句について考えるキッカケになれば幸いです。

 

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(参考)
vol.1:効果的な英語学習を始めるにあたって準備しておきたいこと

vol.2:TOEICがくれた、楽しみと苦しみの意味

vol.3:TOEICのリスニングスコアを満点にするまでに具体的に行った4つのこと

vol.4:短いけれど侮れない! TOEIC Part 1の復習における3つのツボ

vol.5:TOEICを英会話力アップに活かす、Part 2の復習法はこれだ!

vol.6:TOEIC Part 3,4 はリーディング力も問われている?

vol.7:TOEIC Part 3,4 の60問分の音声を最後に聞いたのはいつ?

vol.8:TOEICのリスニング練習に飽きてしまった人に朗報! リスニングの習慣化を狙える、おすすめの海外ニュースサイト(動画)

vol.9:TOEICに出る「単語」をいかにして身につけるか-大学受験時から実践している勉強
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TOEICの単語帳と言えば『金フレ』…がついに「zuknow」アプリに!

活用しようと思いながら、なかなか使えていない英語学習関連アプリに

 

zuknow

zuknow

というものがあります。

 

 

簡単に言うと「ソーシャル単語帳アプリ」です。
他の学習者とつながりながら、力を高めていくというもの。
自分で単語帳を作れたり、他の方の単語帳を使えたりする優れものです。
(近々、とあるコンテンツで自作の単語帳を公開しようと思っています。)

 

 

そんなzuknowから嬉しいニュースが飛び込んできました。

 

 

[zuknow版]金のフレーズ公開記念キャンペーンのお知らせ

出る単

 

 

TEX加藤先生の名著である『出る単特急 金のフレーズ』が、zuknowのコンテンツになるとのこと。
『金フレ』ユーザーはもちろんのこと、そうでない方もこれを機会に『金フレ』の威力を実感してみては?

Part 5 に出る難しい語彙問題の攻略に向けて、英検1・準1級の対策本に取り組む…ことはしません!

難しいと言われる語彙問題は10回に1回くらいの出題では?

我々が難しいというのは TOEIC 本から逸脱した範囲であるということも忘れずに。

 

 

そう言われたときに衝撃が走りました。
ここ最近、話題にしている TOEIC Part 5 の語彙問題について、
とある TOEIC 満点保持者にぶつけたときに返ってきた答えが冒頭の言葉です。

 

先日の公開テストに出題されたような難しい語句を知るために、
どのように対応すべきか迷っているぼくは、次の質問もぶつけてみました。
自分の仮説とともに。

 

難しい語句は英検1級や準1級に出題されるようなものですが、そこをカバーするために、単語帳などの対策本に取り組むのはどうでしょう?ただ、TOEIC の語彙問題の正答数アップにおいては、非効率だと思っていますが。

 

でる順パス単_1級

その方の答えは次のようなものでした。

 

同感です。効率が悪いと思います。時間と割に合わないでしょう。

 

英検1級や準1級の単語帳などの対策本に興味がないと言ったら嘘になりますが、
ぼくが追いかけているのは、難しい語彙問題を攻略する方法です。

 

そのため、ぼくは難しい語彙問題に対して、次のような結論を出しました。
あわせて、今まで語彙力アップに役立った本(以下で紹介)は徹底する必要があると感じました。

 

  • 英検1級や準1級の対策本はやらない
  • 公式に制作された本に出てくる語句はすべておさえる
  • 『単語特急 1〜3』『語彙・熟語・コロケーション 1000問ドリル』に出てくる語句はすべておさえる
  • 『BEYOND 990』『990点攻略』『全問正解する 990点攻略』の Part 5 の語彙問題はすべておさえる

 

このあたりでしょうか。
「おさえる」というのは単純に意味がわかるだけではなく、
語彙の使い方までわかっているという状態を目指します。
今まで使用してきた教材に抜けがないようにしながら、
自分の知っている語彙の知識をしっかりとしたものにしたいと思います。

 

あとは、何よりも語彙問題で1問ミスをしたとしても、
Part 5 の残りの問題や Part 6, 7 で間違いを犯さない力をつけることが大切ですね。
最後の1問を追いかけて他が疎かになってしまっては元も子もないですから。

 

次の公開テストでどのような語彙に出会うか楽しみです!

 

 

【告知】
※すでに数人の方から問い合わせを受けているのですが、申込開始後、改めて告知いたします。



英会話力を高める最強の単語帳『DUO 3.0』の使い方

先日、ブログに次のようなコメントをいただきました。

 

『DUO 3.0』をある程度語彙力のある方がどのような使い方をされているのか

 

ブログではあまりご紹介をしていませんが、『DUO 3.0』にはほぼ毎日取り組んでいます。

DUO

新しい語彙を身につける目的ではなく、

知っている語彙をアウトプットできるようにする

ことを目的として取り組んでいます。

 

使用し始めたきっかけは、英語キュレーターのセレンさんと行った
単語力について考えるイベントがきっかけです。
その際にはセレンさんには「『DUO 3.0』の使い倒し方」をお話いただきました。
お話を聞くにあたって、その本を読んでいないのはまずかろう、と思いまして。

 

そのため、セレンさんのお話を参考にしながらの取り組み方となっています。
以下、簡単にご説明いたしますので、ご参考になればと思います。

 

=====
(1周め)
全英文をひたすら読み進めていく
→知らない単語のみ簡単に目を通す
→意味がすっとわからない英文のみ、日本語訳に目を通す

 

(2周め)
全英文を読みながら、以下の条件を満たす英文に「fre(quent)」マークを記す
○アウトプットできるようにしたい表現が含まれている
○今後、使えそうな英文である

 

(3周め以降)
「fre」マークのついた英文を音読する
※やりかた…発言の状況や感情をイメージしながら、ひとつの英文を1分間集中(POD)+英文を見ずに
※繰り返し行い、最終的には暗唱できるようになることが目標。

それ以外の英文は1度音読する

各単語の発音とアクセントで間違えて覚えていたものはチェックする
例.アクセントのあるところに「’」を記す

 

(その他)
空き時間で単語説明欄にざっと目を通し、知らない内容があればチェックする
例.反意語、

基本概念(【●●】)の説明は必ずチェックする
→語句のコアイメージをとらえて、汎用性をもたせるため。

音声は「復習用」を用い、英文を見ずに聞き取れるか試す
→聞き取れなかったものは英文との照らし合わせ、声にも出す。
=====

 

セレンさんもおっしゃっていましたし、ぼくも前からの信条?ではありますが、
「単語対単語」で覚えることは一切していません
実際に使う場面で単語オンリーで使われることはありませんからね。
必ず「文」「フレーズ」単位で自分の頭に放り込んでいきます

 

情報量がかなり多い単語帳となっているため、
一気に、一回ですべてを吸収しようとするのは辛いです。
何度も何度も目を通して、口に出してなじませていくとよいと思います。

 

そして、

「自分」という軸(基準)をもって、語句に対する親密度の距離を変える

ことが何より大事なことだと思っています。
すべての語句に対して、同じだけの時間と熱をそそぐ必要はないということです。

 

しばらく繰り返しながら、少しずつ改良をしていきます。
もしご覧いただき、気になるところがあればお気軽にコメントくださいませー。

 

この本に取り組めば取り組むほど、早くから出会っておきたかったなと思います。
もちろん、セレンさんの取り組み方とセットで。


TEX加藤先生『TOEIC 出る単特急 金のフレーズ』の効きどころ(使い方研究)

 

いまや TOEIC の単語集と言えば、この一冊でしょう。

 

出る単

 

ぼくはここで正直に告白します。

 

「名著『金フレ』を2〜3周しかしていませんでした」

 

と。

 

なぜあまり周回を重ねていなかったかというと、
取り上げられている単語のほとんどを初見の時点で知っていたからです。
もちろん、これは長い間、TOEIC対策をしてきたからです。
言い換えると、「見たことある=本番で出たことある」単語だらけだったことは衝撃的でした……。

 

以前、ブログでレビューの記事を書きましたが、
間違いなくスコアアップにつながる一冊ではあります。
しかも、かなりのスコア帯までカバーしてくれています。
ただ、「990を目指す」という目標を達する上では何度もやりこむ必要がない、と判断しました。

 

ところが、TOEICで点数を取るだけではなく、
「英語をアウトプットできるようにしたい」という目標において、
この本は「必須」となる、と改めて読み返したときに思ったのです。

 

というのも、レビュー記事にも書いたように、
「見ればわかる」単語から「口から出せる」単語へバージョンアップさせてくれる
構成となっています。

 

ぼくは『金フレ』を棚にしまった時に次のように思っていたのです。

「次にやりこむときは990を獲った後、アウトプットに目を向ける時だ」

と。
ということで、アウトプットに目を向け出した今、
改めて棚から引っ張り出して、付箋を貼りまくって、「口から出せる」単語を増やしているところです。
ここ数日『金フレ』を使用しているのですが、そこで気づいたことをいくつかご紹介します。

 

1.日本語→英語へのアウトプットにも使える。

やっぱり「見ればわかる」単語は多いんです。
逆に言えば、それどまりの単語が多いということです。
TOEIC L&R は Speaking も Writing もありませんから、
そういった単語の覚え方で問題ないのですよね。
それでいて、(よくも悪くも)990までたどりつけてしまうのです。

ですが、「990を獲れば英語の運用に困らない」というのは幻想です。
それをぼくが自身を持って証明してしまっています。苦笑
そこで、その壁を越える手助けをしてくれる一冊になるでしょう。
本書の構成通りに、「日本語から英語にできるか」を問い続ければ。

 

2.日→英で1000個簡単にアウトプットできれば、TOEIC スコアは相当高まる(高い)

一通り扱われているフレーズを見て改めて思ったのは、TOEIC で出るフレーズばかりだからこそ、
それらをスラスラ言えるようにすれば、「TOEIC L&R のスコアアップは確実だ」ということです。

フレーズ単位(まとまり)で理解できると、
当然、一語一語理解するより理解スピードが速くなりますよね。

単語と日本語訳の一対一で覚えるのではなく、フレーズ丸ごとをいただいてしまいましょう
試験中は「英語→日本語」の流れで考えると思いますが、
その逆である「日本語→英語」ができれば、試験はだいぶ楽です。

 

3.インプットにもアウトプットにも激烈に役立つ一冊=マスト

今まで書いてきた通り、スコアアップやアウトプット力アップにつながる一冊です。
これをやらずに TOEIC 学習を終えてしまうのはもったいないと思うわけです。

twitterで晒した私の付箋の数に触発されてご購入された方がいらっしゃいましたが、
皆様もこの機会にぜひどうぞ。

 

(おまけ)
『金フレ』で単語力をつけたい方へ、オススメの使い方をご提案。
一日10個などチマチマやらずに、最低100個、あるいはそれ以上を一気にまわしてください
「まわす」というのは、ひたすら穴埋めを進めていくというものです。
間違ったりわからなかったりしたら、答えの単語と意味を確認したらすぐに次へ。

 

それで何度も何度も塗り足していくとよいと思います。
この前のTBRでも単語の覚え方の話題が出ましたが、 覚えるなら一気に進めることです。